※この作品はR-18です。

RIDER TIMEフューリー   作:あまぞん特撮系物書き

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プロローグ

ーーー志藤邸 客間ーーー

ソファも壁も、テーブルも。

全てが“白”で統一されたこの部屋に黒い執事服姿の長身のイケメンがタブレットを携えて入ってきた。

 

 

 

『今作を読みに来てくださった皆様、おはようございます』

そう言ってその男性はこちらにお辞儀をした。

 

『私は、この屋敷の坊っちゃんに仕えるSS。まあ、要するにボディーガードですね。 名は“篠原順一郎”と申します』

『お気軽に“順ちゃん”とでもお呼びください』

篠原はニコッと笑う。

 

 

 

 

 

『おや? どうなさいましたアキラ様』

篠原は右斜め前を見て言った。

 

 

『何々? 自己紹介は良いから、さっさと今作の説明をしろ......?』

右斜め前に耳を傾けながら呟く。

 

 

『ふふっ...。 承知いたしました』

篠原は微笑みながら右斜め前を向いてお辞儀した。

 

 

 

 

再びこちらを見た篠原は微笑みながらこう言う。

『では、改めまして今作のご紹介をさせて頂きたいと思います』

 

 

『“罪の炎で不死の獣を焼き尽くす”......生きるも罪、殺すも罪、今回はそんな罪深き罪人達の希望と絶望の物語。“仮面ライダーフューリー”をご紹介致します』

 

 

 

 

 

 

篠原は手に持っているタブレットを起動させる。

 

『時は2017年。

謎の生命体、ディアーボルスによる人間捕食の進む地球。

 

人類は武力により必死に抵抗を試みるが、人類の作った武器はディアーボルスに傷1つ付ける事は出来なかった。

 

だが、中途半端な反撃は逆にディアーボルス達の怒りを買い、人類捕食には拍車が掛かるばかり。

 

 

 

 

そこで政府はDNA研究の権威、志藤政義が率いる。対ディアーボルス討伐部隊“エデン”を設立。

 

全人類にDNA検査が義務付けられ、ディアーボルスと判明した者は人間の捕食,殺害経験の有無に関わらず粛清。ライダーベルトの有資格者ならば人種,犯罪歴の有無に関わらず“戦士”として要人扱いされる世の中となる。

 

未来への希望は、憤怒や嫉妬...、“七つの大罪”を背負いし、懲役年数は3桁が当たり前。7人の日本人凶悪犯罪者に託された。

 

 

 

 

ディアーボルスの楽園を作ろうと暗躍する〝来栖日向子,シオン親子”に敢然と立ち上がったのは、七つの大罪を背負いしライダーの中で最も最強と唱われる戦士・仮面ライダーフューリーであった・・・』

 

 

 

 

 

『...では、ここからは登場人物のご紹介を致しましょう』

 

篠原はタブレットの液晶画面を右へスライドし、次のベージをめくる。

 

 

 

1つの動画を再生した。

 

 

『まず、仮面ライダーフューリーに変身する主人公の鳴瀧カイト。殺人(冤罪)の罪で懲役150年の実刑判決を受ける』

『背負いし罪は“憤怒”』

 

『性格は主体性がなく優柔不断。だが、その反面正義感も強く自己犠牲も厭わない』

 

 

『...こんな性格なのに、本当に最強のライダーなのですかね』

篠原は鼻で笑った。

 

 

 

 

すると、右斜め前から弓が飛んできた。

篠原はすかさずそれを避ける。

 

『...冗談ですよ。 アキラ様、どうか怒らないで下さいませ』

篠原は呆れた様子で言った。

 

 

 

 

 

次のベージをめくり。また動画を再生した。

 

『次に、仮面ライダースペルビアに変身する愛しの我が主、乱獅子アキラ。頭脳明晰,容姿端麗、おまけに御曹司。ありとあらゆる武術,柔術を兼ね備え、戦闘センスはメンバー屈指』

 

『世の女性達からすれば喉から手が出るほどにほしい“超高・物・件”』

 

『背負いし罪は“傲慢”』

 

 

 

『...ですが、“美しい薔薇には棘がある”と言います。 性格は自身に仇なす者は誰であろうと容赦はしない。超鬼畜。だが、揺るぎない信念と優れたカリスマ性。そして、漂う魔性さは老若男女問わず惑わせる...』

 

 

 

 

『....私も、惑わされた1人かもしれませんね』

篠原は悲しげな表情で呟いた。

 

 

 

 

篠原はハッとした。

『...私とした事が』

そして、咳払いをする。

 

 

 

『 ...お忘れください』

篠原はこちらに微笑んだ。

 

 

 

 

 

ーーーーーー

 

 

『“ナヨナヨ男子”に“鬼畜な美丈夫”......』

 

『一見、相性が悪そうな2人ですが数々の歴戦を共に潜り抜け、2人は友人に......、いいえ、友人以上の関係に』

篠原はそう言ってまた液晶画面をスライドする。

 

 

 

そして、動画を再生すると急に液晶画面にモザイクがかかり、“自主規制”の文字が表れる。

『おや?』

 

 

篠原はそれを解除してみる。

『これは......!?』

篠原はわざとらしく驚いた表情をした。

 

 

 

 

 

 

ライダーキック

右斜め前からそんな機械音声が聴こえた。

ライオンを纏ったようなライダーが篠原に向かって飛んでくる。

 

 

篠原はキックをもろに背中に食らい、倒れる。

 

辺りはそのライダーのライダーキックの余波で一面銀世界となり、ライダーはその場に着地。

 

 

『...!?』

そのライダーはタブレットを見るなり足で思いきり踏みつけて壊した。

 

『...付き合ってられんな。俺は部屋に帰る』

そう言ってそのライダーは部屋を出ていった。

 

 

 

 

 

 

しばらくすると篠原は起き上がり、背中を擦る。

『いてて...。全く、クレイジーな主だ』

篠原は溜め息をついた。

 

 

 

 

 

 

 

 

『では、気を取り直して今回のRIDER TIMEフューリー、別名“龍と獅子は夢に溺れる編”全3話』

 

『乞うご期待ください』

篠原は笑顔で言った。

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