「はっ、はっ……!」
息を殺し、身を潜め、それでいて置いて行かれぬよう、私は前を行く二人を全力をもって尾行する。
二番隊隊長であり隠密機動総司令であるこの私でも気を抜けば見失いそうなほど軽やかな身のこなしで前を行くのは、美しい黒い髪にすらりとした肢体、同性である私ですら色香を覚えるほど妖艶な褐色の肌と女性的な豊満な体をした女性。私の敬愛する四楓院夜一様。隠密機動の先達としてこうして背後からその身のこなしを伺うだけで惚れ惚れとしてしまう。
そして、その夜一様と並び、それ以上に優雅な身のこなしで流魂街の方面へと駆ける男性。あの雄々しく妖しい魅力を持つお方こそが、我々護廷十三隊の総隊長殿だ。
お二人は人知れず瀞霊廷を抜け出し、流魂街の方へと向かう。お二人ほどの思慮深い方が、この有事において誰にも告げずに向かう先とは何か。悪いこととは思いながらも私はこうして尾行していた。無論これは護廷十三隊を、ひいては尸魂界を思っての行動であり、決して敬愛するお二人がお忍びで会っていたことへの胸のざわつきとは関係のないことだ。
(夜一様……、総隊長殿と一体何処へ、何をされるのですか……)
お二人のことを考えると胸がざわつき、息が苦しくなる。だが、この尾行はそれとは何の関係もない。………そう、関係ない。
(っ!!お二人の動きが止まった…!近い……!)
私以外の者では付いていくことすらできぬであろうお二人の歩術に改めて感嘆の意を抱き、木陰に身を潜めて気配を探る。お二人はともに足を止め、目的地へとたどり着いた。
(この先は身を隠す木陰や岩がない……。お二人ほどの達人、慎重にいかなくては……)
慎重に、霊圧を気配を探り、自らの息は殺して先を伺う。
たどり着いた場所は流魂街でも外れにある静かな原野地帯のようだ。開けた場所故に気づかれぬようそっと木々の間から姿を現し、大丈夫であることを確認して一気に駆ける。どうやらお二人は何かの建造物の中へと入ったようだ。距離を詰めるとお二人が入ったと思われる建物がかすかに見える。郊外にぽつんと一軒だけ存在するなんとも怪しげな建物だ。
「………何だ…此れは……」
距離を詰め、はっきりと視界に収めるようになって私は唖然とした。お二人が入られた建物の入り口には、地面から巨大な腕が生えて旗を握り締めた理解に苦しむ彫像?とも何とも言えぬおぞましい芸術作品が飾られており、はっきり言ってこんな建物に出入りしたくない。まず間違いなくこの建物が郊外にあるのもこんなもののせいだろう。
「………本当に夜一様達はこのような建物に……?」
敬愛するお二人がこのようなおぞましい場所を訪ねたというだけでも信じたくないが、どうやら現実らしい。観念して後を追うことにする。
「………見張りは…いないようだな……」
気持ちを切り替え、霊圧を探り索敵をする。先ほど建物に入っていったお二人以外の痕跡は出入り口付近には見られない。最大限まで気を張り詰め、中へと入る。
「……下か……。地下にも空間があるらしい…」
人の気配のない建物内を探り、地下へと続く階段を見つける。お二人の霊圧の痕跡は下へと続いている。瀞霊廷から離れた郊外の地下室で何をされているのか。そして、お二人がお忍びで会われた理由は何なのか。答えを求め、地下へと降りる。
(くっ、……霊圧が重い……っ、これは、総隊長殿の……?地下にいるのはこの霊圧を隠すためか……?いったい、この先で何を……?)
音を立てず、階段を一段降りる度、霊圧が重く肌に張り付き息苦しい。敵意のない圧ではありながらも濃厚で、頭に霞がかかるかのようだ。飲まれぬよう自らを律して歩みを進める。
霊圧源に近づくほどに汗が額に浮かび体の奥が熱くなる。
階段を降りると廊下があり、その先には引き戸が一つあった。総隊長の圧は扉の向こうから伝わってくる。
「……っ!あれ……か……っ、く、ふぅ……っ」
「……ぁ、……!うぁ……っ!」
「かすかに…戸の向こうから…、声が……っ?」
火照る体を引きずり、音を立てぬよう静かに戸の傍まで近づく。一歩近づくたび、先ほどまでとは比べ物にならないほどの霊圧の海に飲まれ、体温が上がり、下腹部が疼く。
これほどまでに霊圧を奔流させ、いったいお二人は何を行われているのか。ようやく和解できた夜一様と、我々護廷十三隊の総隊長殿を疑うわけではないが、皆目見当がつかない。
「いったい……、んっ…!なに…、を……っ」
床に腰を下ろし、戸の横の壁に重くなった体を預け、そっと戸の隙間から中を覗き見る。
「っ……!?」
「くぅ、あぁぁぁぁっ!!あぁうっ、あんっ!きゃあんっ……!」
「くくっ…、きゃあ、とは乙女のような可愛らしい声をあげるの、空鶴?」
「う、うる…せぇ……!あんっ♪ そ、こぉ……っ、あんっ♥」
(な……!?なんだ……これは……!?)
戸の向こうでは、黒い髪を後ろで束ねた裸の女性に総隊長殿が覆いかぶさり、首筋を舐め、胸を握り潰し、性器に指を這わせて絡み合っていた。
押し倒された女性の脇では、夜一様が一糸まとわぬ美しい姿で肌を晒し、総隊長殿に組み敷かれる女性をからかっていた。
「あうっ……!?くっ、あぁぁ……っ♥ やめ……っ、ろぉ……!おかしく、っなるぅ……!あぁんっ!」
「やめろという割には、嬉しそうに声を上げるではないか?まさかお主がここまで色に染まって乱れる姿を見る日が来るとはの♪ んっ……♪」
「お、覚えてろよ……っ、くっ、あんっ♪ ふぁぁ……っ♥」
「んっ……、綺麗だよ、空鶴……。是非とも君を私だけの物にしたい……ん、む…」
「~~っ!耳元で、んっ、囁くなぁ……!」
(総隊長殿に求められて、あんなにも乱れて……っ、ん…!夜一様も、じ、自慰を……!)
押し倒され、乱れる女性は夜一様すらも上回る大きさの乳房を総隊長に揉まれ、股間を愛撫されて喘いでいる。気の強そうな口調も色に染まり、甘い音色を響かせる。
絡み合うお二人の傍で夜一様は自ら性器に指を添わせ、自ら胸を揉んで妖艶に声を上げる。
押し倒された女性も負けじと
「こんなに、大きくしやがって……っ、ん……♥」
「ふふ、お主を犯したくてたまらぬようじゃぞ?女として冥利に尽きるな?」
(そ、総隊長殿の……性器……っ、大きい……)
押し倒された女性は、胸と股間を愛撫されながら、愛おしそうに手を往復させて総隊長殿の男根を撫でる。血管が浮かび、反り返った男性器が手の中で脈を打ち、見ているこちらまで飲み込んでくる。体の火照りが限界を迎え、股間を覆う布が汗ではない、粘りのある汁で濡れる。
「ん……、硬ぇ……、俺の手の中でドクドクと暴れてやがる……」
「こうして対峙しておるだけで子宮が疼き、たまらぬじゃろう?お主の右腕もこのマラに奉仕するために与えてもらったのじゃから喜んでおるぞ、空鶴よ」
「……おう。強い男に仕えるってのもいいもんだな……、あん……♥」
「ああ、気持ちいいよ、空鶴……」
(そうだ……、あの女性……、たしか愛染が裏切った時に兕丹坊とともに駆け付けた……志波家の……)
「ん……、あん……♥」
空鶴と呼ばれたどこかで見覚えのある女性の姿にようやく合点がいく。夜一様のご友人の志波家の者だ。髪を束ねていた手拭いがなく気づくのに時間がかかった。
(それに、あの時は確か隻腕だったはずだ……。総隊長殿の性器を撫でているあの右手はどう見ても義手の類ではない……)
互いの性器を触り合う総隊長殿と志波空鶴、そしてその横で自慰にふける夜一様の淫靡な宴を、私は我を忘れ食い入るように見つめる。いつの間にか私は袴の中に手を入れ、股を触って自らを慰めていた。
(夜一様の、あられもないお姿……っ)
ぐちゅっ、じゅぷっ
「あぁんっ!あ、あぁ……っ、深い……、あぁんっ♥」
「ふっ……、総隊長の指を奥まで咥えて、ずいぶんといやらしいっ、んっ…♥」
(っ、総隊長殿の指が、性器を掻き回して…っ!雄々しい男根に奉仕をしてっ、く、うぅん…!)
「総隊長……、ん……♪ ちゅっ♥」
(ああ……、夜一様と総隊長が口づけを……、あん♥)
戸の向こうでは三人が互いの体を求めて淫靡な水音を立て、舌を、性器を慰め合う。
快楽を貪り合う姿を私は自分に置き換え、妄想にふけり自慰をする。総隊長に女性器を掻き回され、男根を手で愛撫し、夜一様と接吻を交わす。想像するだけで甘美なまぐわりを目にし、秘所も、そこを撫でる指もグチョグチョになる。愛液が音を立て、気づかれてしまうかもしれないのに指が止まらない。戸の隙間から見える世界を一分も見逃さぬよう食い入るように覗き込む。
「んく…、ぴちゃ、くちゅっ♥ ん…、はぁ……♪ 情熱的な口吸いじゃ……♥ 腰が抜けそうじゃ……♪」
「ん……、夜一……」
「こんなにも儂を骨抜きにして……、責任を取ってもらわねばな、ふふ…」
「あん…、また、手の中で震えやがった……♥」
「ああ、空鶴の手、素晴らしいよ……。この大きい胸も、整った顔も、すべてが愛おしい…」
「ん……、俺の手に、ドロドロの汁がかかってるぜ?このスケベ汁で汚すために右手をくれたのか?」
「二人とも、体の準備はできたようじゃの。空鶴、心の準備はできたか?」
「………ああ。やってくれ、総隊長。あんたのこのガチガチに勃起したチンポで、俺の腹ん中、精子でいっぱいになるまで犯してあんたの女にしてくれ」
(っ……!!)
夜一様の口を吸い、空鶴の手で扱かれた総隊長の肉棒は雄々しく最大まで膨らみ、濡れた亀頭が灯りでテカる。
総隊長の指が性器から抜かれ、志波空鶴は自ら脚を大きく広げて股を晒して総隊長を誘う。
雌汁を滴らせ、雄々しく反り返った男性器を受け入れる用意のできた女性器がヒクつき蠢く。
性器を広げる志波空鶴の貌は依然見た雄々しさは影を潜め、頬を赤らめて待ちわびる男を求める雌の表情に染まっている。総隊長殿は微笑みを浮かべてゆっくりと体を重ねる。
知識としては知っていても初めて見る男女のまぐわり、それも男の方は敬愛するお方のものを目の前に、私はもう我を忘れて食い入るように凝視し、下着どころか袴まで濡らすほど洪水を起こしている股に指を入れて膣肉に指を立てる。
「っ!く、あぁ……っ、入って……!うぁっ」
「空鶴……。一思いにいくよ……」
「あ、あぁっ、う、んっ…!あ、熱いっ、熱いのが入っ…て、あぐっ…!」
(あ、あぁ……っ、総隊長殿の太いのが、女性器に入って…っ、うぅん……っ、あん)
グチュ、グチュッ
「はっ…、はぁっ、んっ……!く、うぅん……っ♥」
声を押し殺そうとしても膣内を掻き回す指は止まってくれず、愛液を泡立たせて私を感じさせる。
「あ…!くっ、うっ、あぁぁぁんっ!!」
ぐちゅんっ♥
「は、あひぃ……っ、硬いのが奥にぃ……っ、あんっ♥」
じゅっぷ、ぐちゅ♥ ぐ、ちゅんっ♥
「う、あはぁぁぁ♪ あっ♪ あん……♪」
総隊長のモノが最奥まで突き入れられ、屈服した雌の嬌声が地下室に響き渡る。総隊長は挿入されただけで達した女の腰を持ち、ゆっくりと腰を揺すって肉棒を注挿する。
蕩けた膣穴を膨れ上がった男性器が往復して擦りあげ、男根を包む愛液が鈍い音を立てて泡立つ。
総隊長の太い怒張で突かれ、犯される雌の声が絶えず響き、与えられる快楽の大きさを見ている私にも伝える。総隊長に求められた貌は色に蕩け満たされて悦びに染まっている。
私は、濡れた女性器を何度も往復されて啼く姿に自分を重ね、自分の指を総隊長の性器と夢想して出し入れする。総隊長の力強い体に脚を絡めて抱き着き、膣奥から伝わる甘い快楽に身を委ねる。粘り気を増して溢れる愛液が卑猥な音を立てて男性器を包み込み、口は間抜けに半開きになって舌を出し、荒い息を吐いて雄を求める。
二人の交尾を間近に眺める夜一様も私と同じで、抱かれる姿に自分を重ねて自ら胸を持ち上げて充血した乳首を摘まみ、白く濁った蜜の溢れる秘裂をほじり色に染まる声を上げる。
ぱんっ!ぱんっ!ぱんっ!ぱんっ!
「あっ♥ あんっ、やぁっ……!あぁぁっ……!熱いぃ……っ、熱い霊圧が俺の腹の中で渦巻いてっ、く、うぅん……♪」
「あっ♪ ふぁっ、あぁん……♪ いい声じゃ、空鶴……っ、うぅんっ…!強い雄に堕とされる雌の本性が溢れ出てっ、儂までっ、感じる……っ」
「ああ……、良い…、空鶴の中……っ、トロトロで熱くて、んっ、包み込んでくる……っ」
「あぁぁぁっ!!やらっ…!またぁ膨らんでぇっ、くぅっ、あひっ♪ あぁぁぁんっ!!」
「くぅっ……!霊圧がっ、さらに暴れて……っ!くふっ…♪」
「はぁっ…!はぁっ…!」
濃度が濃く、重く、熱い霊圧がさらに暴れて地下を満たし、私のことも飲み込んで狂わせる。総隊長の圧に包まれ、彼のことしか考えられず、狂った獣のように自慰を続けて乱れる。頭の奥で火花が奔り、視界が白む。
「出すよ、空鶴」
「あひっ、あぁっ!きてっ、きてくれっ、くぅっ…!俺をぉ、くぅっ、染め上げてっ、あ、あ、あぁんっ!」
………ドクンッ………
「ひぅっ……!?」
プシュッ
「あっ……!くっ、うぅぅぅんんっ……♥」
霊圧が一瞬の静寂の後にかつてないほどに大きく脈を打ち、絶頂した雌の嬌声が響き渡る。霊圧の奔流に中てられ、共鳴するように私も絶頂させられ、膣液が飛沫を上げて床に水たまりを作る。
「はっ、はぁっ、はぁっ……!」
総隊長に全身を撫でまわされたかのように、包みこむ霊圧が体を昂らせ、意識が飛ぶほどに感じてしまう。体中から汗が吹き出し、脱力感に襲われる。
「ぅ……あ……ふぁ……♪」
「はぁ、はぁ、まったく…儂までイかせおって……、んっ…♪ 空鶴め、生娘のように幸せそうに気を失いおって……、こんないい男と引き合わせた儂に感謝せい…、……さて…」
総隊長と最奥で繋がり合った志波空鶴は脱力し、本当に幸せそうな顔で放心している。その顔と、先ほどの霊圧の脈動で、経験のない私でも精を注いでいただいたのだと理解する。
(総隊長の……精液……っ)
いまだ硬い怒張で栓をされた膣内に総隊長の精が注ぎ込まれたと思うと切なくなる。
部屋の中では私と同じように霊圧に中てられて達した夜一様が腰を上げ、美しい姿態を惜しげもなく晒す。
汗ばんだ汗が玉のように浮かぶ褐色の肌は滑らかで美しく、ツンと乳首の勃った乳房は大きく、それでいて乳房は美しい丸みを帯びている。自ら慰められていた秘所からは白く濁った愛液がスラリとした美しい太ももまで伝って垂れている。性的な魅力に満ちた夜一様の淫靡なお姿に喉が鳴り新たに情欲が芽生え、喉が鳴る。
(夜一様の女性器……)
「…いつまでも覗き見ておる、素直になれぬ生娘に仕置きをせねばならんのぉ」
「っ!?」
「のぉ?砕蜂」
「!!」
夜一様の美しい双眸が覗き見る私を捉える。夜一様のお姿が一瞬で消えたかと思うと、私の背後から声がする。何が起きたか理解もできないまま、息が止まる。
(よ、夜一様に、総隊長に…見られた…、はしたない姿を…!のぞき見して自慰にふける浅ましい姿を……!)
「下着どころか、袴まで使い物にならぬほど濡らしおって……、総隊長に抱かれる空鶴がそんなに羨ましかったか?」
「ぁ……、い、いつ…から……」
「ん?そうじゃのぉ……、儂らが瀞霊廷を発ったあたりから…、つまり最初からじゃ」
「……も」
「ん?」
「も、申し訳ありませんっ!!勝手に後をつけたばかりか、このような浅ましいところを……!!申し訳ありません!!申し訳……っ、申し訳ありません……」
お二人は最初から私の浅慮な行動など気づかれていた。そう突きつけられ、背筋が凍る。
そして、そんなこと露知らずにこのような下品な姿を敬愛するお二人にずっとお見せしてしまっていたかと思うと恥辱と自己嫌悪で絶望の底へと突き落とされる。私は床に頭をつけ、ただただ泣きながら何の価値もない謝罪の言葉を述べるしかできなかった。
「…………はぁ…、相変わらず早合点の多い奴じゃ、面を上げよ」
「………え?」
軽蔑されるとばかり思っていた私に夜一様は呆れた声で頭を上げるよう仰せられる。顔を上げると夜一様は呆れた顔で私の顔を覗き込み、顎を指で摘まみ上げる。
「ぁ……」
「今さら儂らがお前を拒むと思うたか?お主を泳がせたのは、他でもない、貴様を……」
クチュ……♥
「ふぁっ…!?」
くちゅっ、ぐちゅっ
「くっ、ひぁっ…!お、おやめをっ……あんっ♥」
「ふふ、こうして素直にさせるためじゃ。こんなに糸を引かせて、この助平が」
夜一様の手が袴の間から入り込んで私の股を撫でる。夜一様は私の目の前で股間から拭った私の愛液が指の間で糸を引く様を見せつけ、笑う。
白く濁り、糸を引くほどに濃い膣汁を垂らすはしたなさを突きつけられ、羞恥で顔が赤らむ。
「この汁はなんじゃ?その餓えた雌の躰、どうして欲しい」
「はぁっ、お、お願いです……っ、もう、おやめを……っ、もう、耐えられなく……っ」
「耐えなくてよい。これまで抱え込んだ欲情を解き放て」
夜一様が耳元で甘く囁き、委ねてしまいたくなる心地よい声音で私を惑わす。
「……え……?」
気が付けば、私は一瞬で総隊長の目の前に捧げられていた。
いつの間にか男性器を膣穴から抜いた総隊長が微笑を浮かべて私に迫り覆いかぶさってくる。
「ぁ……」
「夜一の言う通りだよ。さあ砕蜂……」
「………はい」
「さあ、素直になれ。お主の求めた男が目の前におるのだ」
総隊長の吸い込まれそうなほど深い眼差しで見つめられ、優しく囁かれ、抑えていた思いが溢れ出る。
「………抱いて……ください……、総隊長と、あなたと一つになりたいです……」
口が勝手に動き、私の欲望をさらけ出す。総隊長は何も言わず優しく微笑み、私の衣服に手をかけて脱がせる。
「あ……」
隊長羽織が脱がされて床に落ちる。腋と背中の大きく露出した装束が露わとなり、総隊長はさらに帯をほどき、胸元を緩めて手を入れる。
「あ……ん……♥」
総隊長の手が私の小ぶりな胸を覆い、優しく捏ねる。触れられた乳房から甘い快感が昇り、声が漏れてしまう。
くち……っ
「ひぅ……!あ、あんっ…!」
「夜一の言う通り、こんなにグショグショだ。ずいぶんと我慢をさせてしまったね、砕蜂」
ちゅ、ちゅく……くちっ…♥
「ふぁっ、あぁっ…!あんっ…♥ ひぁ…っ」
袴の間からお手が入り込み、私の股を愛撫してはしたない水音を奏でる。逞しく大きい手で胸を股をまさぐられて声を押さえられない。はしたなく声を上げてされるがままに撫でまわされる。
「はっ……、はぁっ……!」
「これだけ濡れていれば、遠慮はいらないね」
「はぁっ、あっ……♥」
はだけた衣服を完全に脱がされ、それを敷物に仰向けに寝かされる。裸を晒す私の脚を総隊長は広げさせ、雄々しく反り返る男根を見せつける。
見ているだけで圧倒される雄の魅力に溢れるお姿に、溜息が溢れ、下腹部の疼きが強くなる。
「砕蜂」
「………はっ」
「私のモノを受け入れ、私の女になってくれ」
「……はい」
ぐちゅっ
「くぁ……っ」
逞しく勃起した男根が私の股を押し広げ、中へと入り込んでくる。膣肉と男根とが擦れる度に頭に閃光が迸り、心地よい霊圧に体が包まれていく。
「力を抜け、砕蜂…、すぐに天にも昇る幸福を賜れる」
「ひぐっ!はっ、はぁっ、くぅぅぅんっ!」
硬く熱い塊が腹を捲りあげ、満たしていく。意識が遠のき、ただただ快楽が私を満たしていく。
(あぁっ!!くぅっ、総隊長とっ、一つに……!あ、あひっ)
怒張がゆっくりと躾けるように入り込んで、膣奥を目指す。禍福の疼きは限界まで昂り気が狂いそうだ。
ぐちゅっ……んっ♥
「はひっ……!?ぁ……あぁぁぁっ………♥」
男根の先が子宮の入り口に触れ、粘膜が擦れ合い激しく快感を産む。その瞬間に今までの私が書き換えられていくのが分かる。
このお方と一番深いところで繋がれて、女として真に大事な使命に目覚める。
……ぐちゅっ、じゅぷっ、じゅぷっ♥
「ふぁっ♥ あ、あんっ!あんっ!あぁぁっ…!!」
「ああ……、狭く、でも蕩けて気持ちがいい…」
「あぁぁっ♥ 総隊長ぉぉっ♥ あはぁぁぁっ♪」
ぱんっ、ぱんっ、ぱんっ
腰が叩き付けられ、尻たぶが音を立て、膣奥に衝撃が走る。疲れる度、声が押し出されて至上の幸福が私を襲う。
自慰で走ることのできない本当の性交の快楽が何度も何度も刻みつけられ、浅ましい獣のように嬌声が上がり続ける。
膨らんだ亀頭が腹の肉を掻き擦れながら膣奥で潰れ、先走りで濡れた肉と雌汁で滴る膣肉とが押し付け合う。
「ひぁっ、あぁ!!気持ちいいっ!!あんっ!もっと、乱暴に突いてくださいっ♥ あひっ……♪」
(総隊長っ、総隊長っ、総隊長っ、総隊長!!!!)
男根が奥に届き熱い霊圧が私の体内を渦巻く。快楽に身も心も屈し、この方にすべてを委ねてしまう。
恋焦がれたこの方のつがいとして交われることに悦びを感じてしまう。
(そうっ、ずっと好いておりましたっ!!初めてお会いした時からっ、あんっ♥ 夜一様に初めてお会いした時と同じ、一目見ただけですべてを差し出したくなる、神との会合に等しいあの悦びを!抱いておりましたっ、くぅん……!!)
じゅぷんっ、じゅぷんっ♥
「ん……♥ 砕蜂よ、儂も忘れてもらっては困るぞ?」
「ああああっ、夜一様ぁ!!んむっ!?んっ……、ちゅ……、んくっ♥」
犯され、喘ぐ私の口を夜一様は柔らかな唇でふさぎ、舌を絡めて唾液を垂らす。夜一様の手が私の胸を捏ね、充血した乳首を摘まむ。
敬愛するお二人に愛され、感じさせられ、魂魄が悦びに震える。
「んっ……、れろっ、ちゅぅ……、ぴちゃっ♪ ふ、ふふ……、さあ、仕上げじゃ。精を膣奥で受け入れるがいい」
「はぁっ♥ はいっ!!あぁっ!!膨らんでっ…!あんっ!来てくださいっ!!」
「出すよ、砕蜂……っ、く、あぁ……!」
びゅくっ、びゅるるる…!びゅっ、どぷっ♥
「あぁぁぁぁぁぁぁあっっっっっ!!!!」
腹の奥に熱い霊子と精液が注ぎ込まれ、私の中を満たしていく。男根が中で震え、私を何度も絶頂させ、このお方の物なのだと刻み込まれる。
「ぁ……、総……たい、ちょ……、夜一……さ…ま……、愛して、おります……、ふぁ…♪」
体の中で暴れる精と霊圧を心地よく感じ、私は愛するお二人に抱かれ、夢見心地に気を失った。
――――――
―――
「ふ……ぁ……♥」
「まったく、幸せそうに眠りおって…。手のかかる娘じゃ、ん……♥ は、む……っ」
総隊長に精を注がれ、身も心も文字通り染め上げられて放心する可愛い元部下を脇目に、儂は跪き、女の雌汁と精子で濡れたチンポに舌を這わせる。
生臭く濃厚な性臭に独特の味が広がり、儂の中の雌をいやがおうにも震わせて、舐めるだけで感じてしまう。
儂にマラを舐めさせ、奉仕をさせる本人は嬉しそうにその姿を眺め、儂の髪を優しく撫でる。
「ふふ、こういうのはどうじゃ?は、む……んくっ……じゅるっ」
いやらしく性交の痕にまみれている肉棒を口いっぱいに頬張り、口を窄めて吸ってやると、残っていた精子が舌の上に乗る。濃厚な性臭と臭いが儂をさらに昂らせる。気づけば儂は性欲のまま頭を振ってチンポにむしゃぶりつく。
「んっ♪ んむ、んくっ……、じゅぷっ、じゅる…っ」
(あぁ……♥ 口の中でまた膨らんで脈打っておる……。まだまだ女が、雌が欲しくてたまらぬか、このオチンポは……♪)
愛液と精液にまみれた肉棒を窄めた唇で綺麗に拭ってやる。唇で吸い付きながら舌を絡めてのフェラチオ奉仕に興じてやるとオチンポは口の中で膨らみ、女を求めて大きく変貌をする。
脈動を口内で感じる度、女を自らのものにしようとする強い欲望と雄々しさを感じ、自分の中の雌が疼き、首を垂れるのがわかる。
「んむ……ちゅっ、ちゅぅぅぅ……っ、はぁ……♪ こんなにもギンギンに膨らませおって……空鶴に砕蜂を手籠めにしてまだ足りぬのか、んっ……♪」
鈴口より溢れる先走りを唇で拭い取って口を離せば、唾液で濡れた肉竿に力強い血管を浮かばせ亀頭を膨らませる怒張が現れて儂を圧倒する。
女を墜とす雄の象徴を前にして、儂は発情しきった体を起こし、仁王立ちになって股間を広げて見せつける。
「ん…、見よ…このはしたない雌穴を……、目の前で二発も他の女とのまぐわりを見せられて、もう我慢できんぞ…? ん……あっ、くぅん……っ」
儂は濡れほそぼった股に腫れ上がった怒張をあてがうように自ら跨り、総隊長の手を取って胸を触らせる。総隊長の手が乳房に埋まる。柔肌に指が食い込んで胸の形を変え、淡い快感が上ってくる。
胸を掴む手が動き、儂の胸を捏ねて愛撫する。たわわに実った胸が揺れ、充血した乳首が摘ままれる。心地よい刺激に声が漏れ、啼いてしまう。
くちゅ……♥
「あぁっ…♪ 硬いモノが儂の股をこじ開けてっ…、く…!あぁぁっ♥」
唾液と先走りで濡れた亀頭と、滴る愛液で濡れた女性器とが擦れて快感を産み腰が落ちる。膨らんだ肉棒を膣穴がずぶずぶと飲み込んでいき、儂らの体が一つに重なる。膣道とチンポが擦れ合うたび、自慰とは比べ物にならぬ快感が儂を襲い、雌に堕としていく。
「あぁっ、これじゃっ♪ 儂を貫いて屈服させたオチンポっ、あぁっ!きゃっ」
「夜一のこと、たっぷりと犯してあげるよ」
「くぁっ……!腰が押さえられてっ、くひっ♪ あぁんっ♥ 入っていくっ、あ、あぁぁっ♪」
じゅぷんっ
「~~~~っ♥ あぁぁぁぁ~~~っ!!チンポぉっ♪」
じゅぷっ、じゅぷっ、じゅぷっ
穴でゆっくりとチンポを飲み込んでいる儂の腰を総隊長は押さえつけ、無垢な笑顔を浮かべて無理やり奥までハメる。奥までチンポが突っ込まれ、膣奥と亀頭とが触れ合って儂を狂わせる。
硬く大きい怒張が下からズンズンと何度も突き上げてきて儂を犯す。腹の底から女の声が出て、何度も何度も激しく喘がされる。儂も求めるがままに腰を振って気持ちの良い個所を探る。互いに腰を振り、性器を奥まで押しつけ貪り合う。
「はっ、はんっ♪ そうっ、たいちょっ♪ んむっ、れろっ」
チンポに跨り腰を振りながら、唇を押し当てて舌を絡める。唾液が絡まり合い、上の口も下の口も卑猥な水音を奏でる。
総隊長の背に手を回して抱き着き、胸板で胸が潰れる。体が密着して擦れ合ってなお足りず目の前の男を求めてしまう。
膣肉を捲りあげるほどに腫れ上がった肉棒とともに、性欲とともに膨らむ霊圧が儂を飲み込み、実力の差を刻み込みながら儂を発情させる。
「んっ♥ あむっ、ちゅっ、あぁっ……!またっ、膨らんでぇ……っ♥」
「イクよ、夜一。子宮を満たしてあげる」
「あぁっ!!くはっ、よいっ…!精液っ、出してぇ♥ 儂のオマンコにっ、あんっ♥ 総隊長の精液っ、遠慮なく注ぎ込めぇ!あ、あぁ、あぁぁぁぁぁっっ」
(総隊長の精……っ、精子注がれたいっ……!あぁっ!膨らんでっ)
じゅぷんっ
「くひっ!」
ドプンッ……!ドクッ……ドクンッ……!
「くっ、あぁぁぁぁっ!!よいっ……!くぅっ、はぁぁんっ♥」
膣奥に総隊長の怒張が勢いよく突き入れられ、膨れ上がったチンポから濃厚で重い精液と霊圧が注がれ、儂の体と心を塗りつぶしていく。
子宮を熱い精子が泳ぎ、袋いっぱいに満たしていき、女をわがものにしようというオスの欲情に満ちた霊圧が体の中から儂を屈服させる。熱い滾りに満たされる儂の体は悦び、縋りつくように抱き着き、一滴残さずに精を膣で搾り取る。
「く……ぁ……っ♥ イク…っ!はぁぁぁっ♪」
腹の中でビュルビュルと濁った精が絶えず注ぎ込まれ、満たしてくれる。
儂はこの快感が忘れられず総隊長に何度も精をすがり、ついにはこの方の欲を満たすために空鶴と会わせ、ついてきた砕蜂もあえて巻き込んだ。もともとあやつは総隊長に惚れこんでおったから、容易く事は運んだ。
総隊長は忠実な配下を得て、二人は真に愛する男に巡り合い、儂はこの方に抱いていただける。誰も損せぬ最高の形に落ち着いた。
「……っ!はぁっ、はぁっ、ん……♥ まだ…硬いの……、ん……♪ 女を犯し足りぬなら、いくらでも付き合うぞ?……あ、ん……♪」
長い射精が終わるが、総隊長のイチモツはまだまだ硬く、儂の中に突き刺さって栓をしている。子宮に精を閉じ込める雄々しい感触に陶酔し、抱き着いて汗ばむ乳房を押し付ける。
腰砕けになったのを堪えて笑みを浮かべる儂を総隊長は優しく微笑み返して抱きしめてくれる。
「ん……♥ こうして触れ合うだけで心地よい……、本当に罪なお方じゃ……」
「ありがとう、夜一……、気持ちよかったよ」
「ふふ、当然じゃろう?しかし、まだまだ満たされぬか?」
「ああ、もっとだ。もっと、もっと、皆を愛したい」
総隊長は珍しく、正直な胸の内を吐露する。人のよさそうな仮面に隠した上辺ではない、本心からの欲を明かす。
「夜一も、空鶴も、砕蜂も、隊の皆も、私の女になってほしい。一生私と添い遂げ、この滾りを受け止めるんだ」
「………願ってもない。もはや儂の身も、心も、友も、部下も、あなた様のもの。あなたの思うが儘に貪り、組み敷き、女とするがいい。……そのためなら、儂らはいくらでも力を貸すぞ。のう?」
さらに女を求める総隊長の思いを聞き、儂はその願いに賛同する。そして儂は総隊長の背中越しに同意を求める。
「ん……、もちろんです。この身、総隊長殿と、夜一様のために」
「さらに女を求めるたぁ、ずいぶんと欲深い奴だ。気に入ったぜ、俺のことも愛してくれるなら、手ぇ貸してやるぜ」
「空鶴、砕蜂」
総隊長の背後では犯された二人がよろよろと力なく立ち上がり、股から濁った半固形の精を溢れさせながらも笑みを浮かべ、総隊長への忠義を誓う。
二人は総隊長に擦り寄り、体を押し付け、唇を重ねる。
その後、儂らは理性も無くして交尾へと没頭し、その魂に総隊長の痕跡を刻み込んでいただいた。
その後、総隊長は十三隊の隊長格へと食指を伸ばし、体を重ねて関係を築いていった。抱かれた女は例外なく皆、この方に絶対の忠誠を誓い、またその霊圧を飛躍的に伸ばしていく。
何も知らぬ男どもをしり目に、総隊長と女たちは愛染を退けるだけの力を着実に蓄えていく。
そして儂は総隊長のことを砕蜂に任せ、現世にてあの方が活動する土台を着実に築いていった。
規則性なく展開の思いついた作品から執筆するので進展がまばらかもしれません。
なかなかアイディアが思いつかないので活動報告でいただいた案を参考にさせていただいています。
今回の話も、砕蜂が見たいというご意見をいただいたので書くことができました。ありがとうございます。