noside
「はぁ、全くとんでもない爺さんね」
「ごめんなさい、私達があの人を止められてればマイは...」
「しょうがないよ、もう候補も山ほど見つけてきてたんでしょ?安心しな、二人育てるのも三人育てるのも一緒だよ。それにあの子は明久と違ってしっかりしてるしさ」
明久とマイを連れてリンは吉井家に来ていた。マイは葉月家から勘当されることになりその後の世話をリンの親友である明久の母に頼みに来たのであった。
「本当にごめんなさい、解決するのにどれくらい時間がかかるか分からないのにあの子から明久君まで離れさせるのは、どうしても出来ないの...」
マイは祖父により政略結婚の道具にされそうになっていたが勘当されたことによりそれから逃れる事が出来た。しかしそれは両親と離れて暮らさなければならないという事であった
「あんなばかにそこまで惚れてくれてるんだ、ありがたい位だよ」
「すぅ......すぅ......」
来るまでに話を聞かされたマイは泣きつかれ寝ていた。優しく見守ってくれた母、厳しく不器用ながらも深い愛を注いでくれた父。その二人と離れなければならないという現実に打ちのめされてしまっていた
「マイ...」
明久はそんなマイの手を握りながら横で寝ていた
ガチャ
「...明久くん、ちょっといい?」
リンは扉を開けると小さい声で明久を呼んだ
「あ、はい...マイ、すぐ戻るからね」
明久はベッドから離れるとリビングに向かった
「明久、マイちゃんは今日から家の子だから。わかった?」
「わかった...ねえ、マイのお母さん」
「どうしたの?」
「もうマイは、二人に会えないの?」
「...ううん、何年かかるか分からないけど絶対またあの子に会いに来るから。明久くん、あの子をお願い。寂しがりで甘えん坊だから苦労するだろうけど」
「大丈夫です!マイは...僕が守ります!」
「...明久とマイ、何があったんだ?」
「二人とも休むなんて...兄さま、帰ったら連絡とりましょう」
その2日後、明久とマイは学校を休んでいた。二人とも家庭の事情で今週一杯休むと教師から説明されたもののラグナ達はひどく心配していた
「そうだな...いや、やっぱり今する。ちょっと電話かけてくるわ」
「いってらっしゃい」
「ノエル姉、マイ達大丈夫かなぁ」
「大丈夫だと思いたいけど...心配だね」
「よいしょ、完成!どう、久しぶりのパエリア作り!」
「うん、楽しかった!明久凄いよね、料理こんなに出来て」
「大したことないよ、今日はマイが手伝ってくれたからね。それにマイだって料理上手じゃないか」
二人は家で料理をしていた。明久の両親は仕事に出掛けていておらず二人には家から出ないように言いつけていた
「はぁ、おいしかったー!お腹いっぱい!」
料理を食べ終えた二人はソファーに並んで座る
「うん、凄いおいしかった!ねえ、明久はどうして料理しはじめたの?」
マイはふと疑問を感じ明久に聞く
「え?あー、えー、うーんと...」
「?」
明久は非常に歯切れが悪くなりマイは不思議に思った
「...あのさ、前マイにご飯つくったことあったよね?」
「私の誕生日の時の?うん、覚えてるよ。嬉しかったなぁあれ」
「あのとき、美味しいって言ってくれた時の笑顔が、忘れられなくて...」
「そ、そうなんだ...」
二人は顔を赤くして黙り込んでしまう
プルルルル!
「あ、ちょっと出てくるね」
「うん」
ガチャ
「はい、もしもし」
『お、明久か!?』
電話の主はラグナだった
「ラグナ!?今学校だよね!?どうしたの?」
『おまえやマイが休みって聞いて心配してかけてんだよ!全く、元気そうじゃねえか。心配かけさせんな』
ほっとしたようにラグナはいう
「まあ、元気っちゃ元気、なのかな...」
「明久、ラグナからなの?」
「あ、うん。心配してかけてきたんだって」
『ん?マイもいるのか?』
「あー、うん。ごめん、事情はまた今度説明させて?」
『...わかった、とりあえず病気とかじゃないならそれでいい。ちゃんと話聞かせろよ?』
「ありがとう...」
昔から兄のように思っていたラグナの言葉に明久は感謝する
「...どうしよう」
「ん?」
「ノエル達は大丈夫だと思うけど皆からは絶対何か言われるよね...それで今回の事が知られたら...」
学校には既に今回の件の説明がいっているが、小学生の子供などはただの好奇心で何があったか聞いてくる者もいる。ラグナ達のように純粋に心配しているものもいるが
「大丈夫だって!僕がいるから!...マイ?」
「もしそれで明久が私の事を嫌いになったら?やだ、そんなのやだ!」
「マイ?どうしたのマイ!?」
マイは突然怯え錯乱しはじめた
「明久が離れていくなんていやだ!なんで!?なんで大切な人が離れていくの!?お父様もお母様も!」
「マイ!」
sideマイ
どうして?なんで?私が何をしたの?もうそんな考えが頭を埋め尽くしていた。その時体が暖かくなりふと気付けば...
「マイ...」
明久が私を抱きしめていた
「僕は何処にも行かない、君を置いていかない。約束するよ」
「明久...」
チュ、チュ
私の突然のキスを驚きながらも受け入れてくれた明久。今度は向こうからしてくれたその時
「...マイ」
チュル、ペロ
明久が突然舌を入れてきた。前どこかできいた大人がするようなキス。恐る恐る私も舌を絡ませると次第にいいようのない感覚が押し寄せてきた。
「ん、ん...ぷは。明久、もっと...もっと!」
「うん、マイ...」
息継ぎのために一度離れるも私はまた彼に求める。先ほどまで心を満たしていた恐怖が嘘のように消えていく。その代わりに暖かいもので満たされていく
「明久...お願いがあるんだけど...」
「どうしたの?」
「...こっち来て」
私は明久の手を引き寝室に連れていく
「???」
以前お父様達が夜中にしていた行為。保険の授業で習った...
「ねえ、明久」
「う、うん」
バサ
「え?」
「大人がする愛しあい方、知ってる?」
「ま、まあ一応は。て、なんで服を...」
「明久、私を...」
私は服を脱いでいき...裸になった
「愛してくれませんか?」
「ま、マイ!?」
私は、明久と恋人になりたい
「だ、さ、流石にだめだよ!ぼくら、まだ子供...」
「それでも!...それでも、したいの。明久は、したくない?」
「...そりゃ、してみたいけど。女の子は凄く痛いって聞いたから...マイを傷つけたくないし」
「そんなの我慢出来る」
「う」
逃げ道を塞いでいく
「後悔、しない?」
「そんなのしないよ」
だって好きな人と愛しあえるんだよ、そんなのするわけがない
「うぁ!ああ!んん!」
ベッドで寝転がっている私をだきよせあそこに指を入れたり、先っぽの膨らんでいる部分を弄ったりしている明久。その行為の気持ちよさに私は声を抑えきれない
「はぁ、はぁ...」
「マイ、気持ちいい?」
「うん...おっぱいも舐めて」
「ゴク...マイのおっぱい...あむ! 」
「ひゃん!」
(マイのおっぱい、もちもちして柔らかくて美味しい...)
明久、赤ちゃんみたいにおっぱい吸ってる...なんかすごく可愛い...
グチュグチュ、チュル
「うぁ、あ、あ!」
気持ちよさと明久が好きだという感情が波のように押し寄せてくるけど、それと同時にもし彼がいなくなったらという不安もふっとわいてくる
ギュ
それを感じ取ったのか明久が抱きしめてくる
「マイ、大丈夫だよ。僕は何処にも行かない。君のそばにいるから」
「あきひさ...ん!」
ビク!ビクン!
まるで電流でも流れたような感覚がやってきた。これが、イクッてことなの?
「はぁ、はぁ、明久...私...」
あそこをさわってみるとびしょ濡れになっていた。お漏らしでもしたみたいで恥ずかしくなってくる
「マイ、大丈夫?」
「うん...あ」
ふとみると明久のが凄く大きくなっていた。この間お風呂に入るときにもここまで大きくはなかったはず
「あ、こ、これはあの...ごめん、声出してる時のマイが可愛いって思ったら...」
ドキ
可愛いと言われて嬉しくなり私は明久に抱きついた
「明久...私、もう大丈夫だよ?ほら、君も...」
「マイ...うん」
私は明久に入れるように促す。私だけ気持ちよくはなりたくない。明久と、一緒に...
「じゃあ、入れるよ?痛かったら言ってね?」
「うん」
(絶対言わない!)
もし言ったら彼は絶対やめてしまう
ズプ、ズプ
「あぅ...」
入ってくる、明久のが...
「マイ...」
ズプ...ブチ!
「ぐぅ!」
私の体を内側から引き裂くような痛みが襲い、暖かいものが流れる感覚がした。血が出てるん、だよね。女は初めてした時沢山血が出るって聞いて事がある。
「マイ!」
「明久、お願い、やめないで。痛いまま、終わりたくないから...キス、して」
「...うん」
キスをしながら明久はゆっくりと腰を動かす
「ん、ん...」
キスのおかげかあれほどの痛みが嘘だったように消えていく。それどころかどんどん気持ちよくなっていく
「はぁ、はぁ、明久ぁ、大好き、大好きだよ、明久!」
「僕も大好きだよ、マイ!」
明久が好きだという感情が、抑えきれない...こんな幸せな気持ちになれるんだ
「ま、マイ...ぼく、もう...出そう」
嬉しい...明久も気持ちよくなってくれてる、私の体で...
「明久、そのまま、だしていいよ」
「え!?でも、赤ちゃん出来ちゃうんじゃ...」
「大丈夫、だよ...私、その...生理まだだから」
「でも...」
「お願い、明久...」
「...わかった。う、もう!」
ビュルル!
「んん! あぅ!」
あ、出てる...私の、中で...
「「どうしよう...」」
私達は二人揃って青ざめていた。何故なら...
「明久のベッド、血まみれに...ごめんなさい!」
「い、いいよ!気にしないで!問題は...」
「「ばれたらどうしよう!」」
流石にこんな血まみれの状態を明久の両親に見られたらまずい。明久と私が殴りあいなんてまずしないだろうとは思い。そうなると...
「急いで洗おう!」
「う、うん!」
「はぁ!?」
「ふ、二人とも、大人になっちゃったんだね...」
「凄い」
「いいなぁー」
「まさか、親御さんたちにばれてないだろうな?」
「ばれてたら僕は今頃おじいちゃんの所にいってるよ...」
「あ、あはは...」
あれから一週間。私達は再び登校していた。クラスの子達は普通に心配してくれただけでよかった。ノエル達にはラグナからの電話の件もあったから全部説明した。...私達が恋人になったことも。ただバレてないかどうかはわからない。何故かというと初めてしたあの日の夕食が突然焼き肉を食べに行こうという話になり妙に明久のお母さんがレバーを勧めてきた。もしかすると...
「まあ、おめでとさん。これからも仲良くしろよ?」
「兄さん、おっさん臭いよその言い方」
「うっせえよジン!」
「ねえ、マイ。これあげる」
「え?これって...」
帰り道、明久が袋に包まれたなにかをくれた。開けてみると...
「黄色いリボン...可愛い」
「ちょっと早めだけど、プレゼント。着けていい?」
「うん、お願い」
「よいしょ...はい、できたよ!」
「どう?」
「うん、似合ってる!」
「...ありがと!」
チュ
「わ!」
私は頬に軽くキスをした
「とりあえずのお返し!...また後で、ね?ほら、早く帰ろ!」
「あ、待ってよマイ!」
私の名前は夏目マイ、吉井明久の彼女です!