「じゃあな、ハザマ!娘を頼むぞ!」
「ハザマくん、マコトの事お願いね?」
「はい、お任せください」
「なにやってんのさ!別にここからそこまで遠くないっていうのに!」
あたしは七谷マコト。今日からこの飄々とした男の子、結城ハザマと一緒に住むんだけど...もう父ちゃんたちってば。完全に嫁にやる!って感じののりじゃん。...まあ将来的にはってなに考えてんのあたし!
「さて、では行きますか。我々の我が家へ」
「お、お邪魔します?」
「おやおや、今日からはただいまでしょ?」
「いや、遊びには何度も来たけどさぁ。改めて一緒に住むって考えるとちょっと照れ臭いじゃん?ただいまって」
「そういうもんですか?ふぅ、しかし来週から私たちも高校生ですか。早いもんですねえ」
「そうだよねぇ、君と会ってもう6年たつわけだよね」
あたしがハザマと会ったのはあたしが転校してきた小学三年生の時。あたしはいわゆるオタクで小さい頃からそっちの趣味に走りがちでいわゆるぼっちだった。
『ねえ七谷さん!もしかしてそのアニメ好きなんですか!?』
とある日好きなアニメのキャラがプリントされたシャツを着て学校に行くとテンションマックスの状態でi love eggと書かれたシャツを着た男の子、まあハザマなんだけどね。彼が話しかけてきた。
『うん、そうだけど...もしかして結城くんも?』
『そうなんですよ!いやー、面白いですよねあれ!』
それがきっかけであたし達は友達になった。ハザマはいわゆるクラスの人気者の立ち位置で勉強、運動何でもできる奴だったからオタク趣味を公言していてもあたしとは違い友達は多かったほうらしい
『ねえハザマくん!そんな子ほっといて私たちとあそばない?』
おまけにイケメンだったから女子たちは彼に気に入られようとしょっちゅう彼にアタックしていた。だけど...
『すみません、僕七谷さんと遊ぶ約束してるので』
そんな風に冷たくあしらうもんだから女子達からしたらあたしの事は面白くないよね。おかげでイジメ騒ぎまで起きる始末。だけどハザマはハザマでその事態を納めようとよりとんでもない事をしでかした
『...』
ガバ!
『んむ!?』
なんと皆の目の前で私にキスをしてきたの!まだその時は付き合ってた訳じゃなかったけど嫌な気はしなかった...どころか正直嬉しかった。実はあたしも彼の事は好きになっていたわけだし。
『マコトさんに手を出したら...わかりますよね?』
どっかの少女マンガと似たようなセリフを言ったハザマにみんな圧倒されていた。いつのまにか名前呼びになってたし。それの後にちゃんと告白されて付き合う事になったわけだけどまあ色々問題にはなったよね。流石にキスはまずかったのかお互いの両親が呼び出されて。今にして思えばあの頃だったのかも。
『全く、お前は何をやっているんだ!あんなゴミみたいなガキを相手に!』
『...あんたには関係ないじゃないですか』
彼と両親の仲が悪くなったのは。
それが決定的になったのは中学に入ってノエルやラグナくん達と会って少ししてからだったなぁ。突然彼は家を追い出されてしまった。その時に知ったけど彼はいいとこの坊っちゃんだったらしい。高校卒業までの援助はあるけど彼は実質勘当されてしまった
『やっほー!遊びにきたよ!』
『おお、マコトさん!どうぞ上がって下さい!』
彼はそれからそこそこ大きな家に独り暮らしをするようになった。私はそれを不憫に思い度々家に遊びに行くようになった。
『よっしゃー!』
『なぁ!また負けましたー!』
まあオタクのあたしたちが揃えばやることといったら一緒にマンガ読んだりアニメみたりゲームしたり。
『ふっふっふ!このマコトさんに勝とうなんて10年早いのだ!』
『そのゲス顔止めてくれません?イラッとするんですよね』
まあでもそんな何気ない日々がとても楽しかった。そんなあるひ彼が隠し忘れたエロ本を見つけてしまい...
『えっと...これはですね...』
『触ってみる?』
『...え?い、いいんですか?』
『うん...優しくしてくれるなら』
彼氏だし少しくらいいいよねと思って胸を触らせたらもうそこからは流石中学生。お互いにそういうことに興味津々だったからそのまま行くとこまでいってしまい...
『ふぅ...ってて』
『だ、大丈夫ですか?』
『ああ、大丈夫大丈夫!...ねえ、もっかいしない?』
恋人として進展できて今では良かったと思ってる。...同じ頃に最悪なこともあったけど。
『よう、お前ハザマちゃんの彼女なんだって?どうだ、あんなやつやめて俺の女になれよ』
『はぁ?無理だし。それに、ハザマが家追い出されたのあんたのせいなんでしょどうせ』
ハザマの兄が私にちょっかいを出してきた。あいつはハザマよりも優秀だと言われているみたいだけど性格は最悪。おまけに暴力沙汰をしょっちゅう起こしていたけど問題になる前に親に握り潰してもらってたらしい
『てめえ、生意気言ってんじゃねえぞこのブスが!』
ゲシ!
『がは!』
『ふん、転がってろくそ女』
『誰の彼女がくそですって?』
そこからはもう酷いものだった。お互いぼこぼこになっても喧嘩を続けて。蹴りが結構ヤバい具合に入って動けなかった私はなんとか連絡をとりラグナくんたちに助けにきてもらった。流石に分が悪いと感じたのかあいつには逃げられたけど。
「おーい、マコトさん?」
「え?あ、ごめんなに?」
やばい、ぼーっとしてた
「いえ、どうかしたのかと思って。大丈夫そうですね」
「うん、大丈夫」
「......」
グイ!ボフ
「え?」
気がつけば私はベッドに押し倒されていた
「何かありました?」
「...何にもないよ」
「どうせ、嫌なことでも思い出しちゃったんでしょ?」
本当に人の考えてること読み取っちゃうよね、こいつは
「まあね。だったらさ、こんなことしてるんだから」
彼の手をとり胸のところに持っていく。
「君のことしか考えられなくなるようにさせてよ」
「あぅ、はっ、はぁ。なんか、今日特に、激しくない?」
「そりゃ、あんな風に、誘われれば、激しくしますよ、遠慮なんて、しませんからね?」
四つん這いになってる私のあそこを抉るように彼は激しく叩きつけてくる。
ギュム
「そ、それにあなた、さっきから突く度に、締め付けてきてますよ?」
「だ、だって...」
「だって...なんです?」
「...言わせんな、ばか!」
「やっぱり、かわいいひとですね貴方は」
「...なにいってんのさ」
ガシ
「ってちょ!」
急に太ももの辺りを捕まれ驚いてしまいベッドに顔を埋めてしまった
「なにすんのいきなり!」
「いえいえ、ただ」
「?」
「一回、イキましょうか?」
「あ、ちょ、それ、ま...」
ズブン!
「かは!」
動けなくなってたところに一気に貫かれあっという間にいかされてしまった私は一瞬息が出来なくなってしまった。
「はぁ...はぁ...」
やばい、これ、完全にスイッチはいってる。
グイ
「ま、まって...」
ズブ!
「うぁん!」
その一突きで私はまたイってしまう
「本当に、かわいいですね。」
「はぁ、はぁ、あんた、本当に、どSだよね」
「ふふ...まだまだこれからですよ」
イッたばかりで敏感になってるところを攻め立てる。彼はこのやり方が本当に好きだ。
「じゃあ、もう一回」
ズブ!ドビュ!
「!!」
もう、ダメ...
「で?なにか言うことは?」
「すみません、調子に乗りすぎました」
「ほんとだよ!もう夜になってるし!全くもう!」
している途中であたしは完全に気絶してしまい目が覚めると目の前の男に抱き締められていた。呑気に「あ、起きました?」なんていうもんだからとりあえず一発ぶちこんでやった
「はぁ。もう今日はコンビニのお弁当でいい?何の準備もしてなかったし」
「ほんとすみません 」
「...まあ、たまにならあれもいいけど」
「ほら、さっさといくよ!」
「はいはい、今行きますって!」
夕食の買い物に夜道を歩く二人。そんな二人を建物の屋根から見つめる影があった。
「マコト=ナナヤ...お前の穢れなき魂はその者を変えるまでに至ったか...」
まるで侍のような喋り方をしたその人物は全身真っ白な鎧に身を包んでいた
「...未だに悪心を抱きつづけるのはどうやら貴様だけのようだな...」
そう呟くと彼はハザマの実家がある方に向き直る
「......テルミ!」
ラストに出てきた人物、いったい何メンなんだ!
と白々しいことを書いてみますが彼も本編登場予定です。
果たしてi love eggの元ネタがわかる方はどれくらいいるのやら