※この作品はR-18です。

指揮官と少女達の絆   作:氷野心雫

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彼女達は興味津々

猛海が1階の浴場に向かった後、エンタープライズ達は居間で寛いでいた。畳部屋では、綾波とラフィーがお絵描きを始め、伊勢は相変わらず居眠りしている。テーブルに6人分のお茶を用意する天城。傷の痛みがあっても表情や行動に出さない6人だが、猛海に触れられた傷を擦りながら座る。

「……さて、これからどうしたものか」

「…そうですね」

急な休みを与えられ、戸惑う6人。今まで、沢山の指揮官を護衛してきた彼女達。怪我の度合い等関係無く、指揮官を護衛してきた。それは、彼女達の中で当たり前の事で日常、そして、存在意義。

「…やはり、猛海は今までの指揮官達とは違うな」

「……」

無言になる6人。ほぼ同時に溜め息をつく。

「休みを与えられた以上、私達は何も出来ない」

「……休みはどう過ごせば良いのでしょう」

ぽつりと溢す天城に、他の5人が再び溜め息をついた。私的な理由で休日等、取った事が皆無の6人は、休日の過ごし方を知らない。しばらく、無言でお茶を啜る6人だったが、何やら1階が騒がしい。怪訝な表情になる。女性の声が、1階から2階へと続く階段に移り、そして、居間の前まで来た。

「さっさと来い。拙者の手を煩わせるな」

「…いゃ、だから」

声の主は、猛海と女性。居間の扉が勢い良く開く。唖然とする面々。居間に入ってきたのは、二人の女性とボクサーパンツ姿の猛海。

「おぉ!?これはエンタープライズ殿、それに天城、ベルファスト、ビスマルク殿達も」

垂れ耳の美女が明るく声を掛ける。

「…高雄さん、それに愛宕さん」

驚きの表情で天城が声を掛ける。エンタープライズ達も二人の事を知っているようだった。

「二人共、久しぶりだな」

「…元気そうで何よりだ」

「あら、天城さん達はお怪我をされてるようですね」

「ああ、つい先程まで侵略者達とな」

もう一人の獣耳の美女が話す。それに答えるビスマルク。女性達の会話は弾む。

「それで?いつこちらに?」

キュラソーが問う。その問いに、二人は何故か照れていた。

「…いゃ、お恥ずかしい。実は綾波とラフィー四人で援護に向かう予定だったんだが」

「思いの外、召喚に時間が掛かってしまって、出遅れたの。それに」

「ああ、二人共方向音痴だったか」

「……面目ない」

高雄と愛宕が申し訳無さそうに話す。クスクスと笑う面々。畳部屋から、のそのそと伊勢が出てくる。

「……お!?高雄じゃん、久しぶりだな!」

「伊勢殿!」

伊勢と高雄は顔を見合わせると、がっちりと手を組んだ。その勢いのまま、腕相撲が始まり、伊勢が勝つ。

「おっしゃ!今回はあたしの勝ち!」

「…くっ!負けた…」

その状況を猛海は呆然と見ていたが、軽く咳払い。

「…盛り上がってる所、悪いんだが」

「……」

「俺、行って良いか?風呂に入りたい」

その言葉で、先程まで笑顔だった高雄が猛海に詰め寄る。そして。

「エンタープライズ殿、覗き魔を連れてきた」

真剣に言う高雄。高雄の言葉に、その場にいた面々は盛大な溜め息をつく。

「…高雄さん、それ本気で言っていますか?」

「…何が?」

天城の問いに、キョトンとする高雄。天城は椅子から立ち上がり、猛海の側に立つ。

「高雄さん、この方が私達の指揮官様です」

「……」

沈黙する高雄。その後ろでは愛宕が微笑んでいる。

「高雄、やっぱり気付いていなかったのね」

「…はっ!?おま…愛宕、知っていたのか!?」

「当たり前じゃない。キューブの時からずっと側にいたしでしょ?」

「……」

「まぁ、大方予想はつくが」

呆れ顔のエンタープライズ達。高雄は顔を真っ赤に染め、猛海の目の前で土下座した。

「…大変、申し訳ありませんでした!拙者、どうお詫びをすれば」

「いやいや、俺は気にしてないから」

「いいえ、そういう訳には」

床に額を擦り付け、表情は窺えないが、声は少し震えている。急に高雄は身体を起こし、短刀を出すと自らの腹に当てた。

「指揮官殿に対する無礼、死んでお詫びします」

「…だから、待て待て!」

猛海は素早い動きで、短刀を奪い取った。手の平を切り、血が出ている猛海。その様子を震えるように高雄は見つめた。

「高雄だっけ?さっきも言ったけど、俺は気にしてないから、お前も気にするな」

「…しかし」

「良いな?」

「……はぃ、指揮官殿の命に従います」

ようやく大人しくなり、猛海は溜め息を一つ。天城が猛海の手に触れた。

「…猛海様、お風呂ご一緒します」

「…いゃいや、これくらい支障はないし、それに天城も怪我しているだろ?」

天城が身体を寄せる。みんなに見えない位置に動き、ボクサーパンツの上から、猛海の肉棒を撫で上げた。生唾を飲み込む猛海。天城は上目遣いに微笑んだ。

「でしたら、流し合いっこしましょ」

「私達もご一緒します」

ベルファストとキュラソーが反応。素早く立ち上がり、猛海に近付く。

「……分かった」

「なら、私もご一緒しても宜しいですか?」

「…えっ?」

愛宕の言葉に、猛海が目を丸くする。

「愛宕で良いんだよな?」

「はい」

「さっき入ってたろ?」

「私も入り直そうと思っていましたので」

笑顔を崩さない愛宕。感情が読めない。猛海は何か言おうとするが、言葉が出ない。

「さあ、行きましょ」

猛海の腕を引き、天城達は居間を出ていった。

 

 

 

 

それから三時間が経過。艶々の肌で色気駄々漏れの天城達四人。それに対して、少しくたびれている猛海が居間に戻ってくる。エンタープライズ達は何とも言えない表情。

「とても良い湯でしたわ」

愛宕が微笑む。天城達も満足そうに微笑んだ。一方の猛海は、小さく溜め息をつくと。

「俺、ちょっと出掛けてくる」

「どちらまで?」

「小野先生の所、武具の整備」

「……分かりました。お気を付けて」

「暗くなる前に戻ってくるから」

猛海の言葉に、その場にいた面々は、複雑な表情。猛海がいなくなると、もう何度目か分からない溜め息をついた。

「それにしても、猛海様素敵でしたわ」

「そうですね。愛宕さんにも優しくされた猛海様、素敵です」

何の前触れもなく、天城と愛宕が話し出す。

「……愛宕さん、本当に初めてですか?」

「初めてですよ」

ベルファストの問いに、愛宕は頷く。

「初めてにしては激しかったようですけど」

「うふふ、私より天城さんと猛海様の交わりの方がとても凄かったですよ」

キュラソーの言葉に、愛宕が微笑み天城を見る。愛宕の視線で天城が顔を真っ赤に染めた。

「天城さん、あんな風に啼くんですね。とても可愛らしかったです」

「もう、愛宕さん。あまりからかわないで下さい」

少し不貞腐れた天城。四人の会話に、エンタープライズ達は口をパクパクしている。

「どうされました?」

愛宕がエンタープライズ達に問う。問われた方のエンタープライズ達は、頬を染めて、小さく咳払い。

「…え…と、その」

「……天城達は、その猛海と」

しどろもどろになるエンタープライズとビスマルク。頭から蒸気が見えそうだ。

「エンタープライズさん達は、まだ『猛海様に抱かれていない』という事ですか?」

愛宕の発言に、無言の二人。カーリューも無言で視線を反らす。

「エンタープライズさん、猛海様の事好きですよね?ビスマルクさん、カーリューさんも」

「…勿論だ」

「…ぅむ」

「……はぃ」

恥ずかしさから、歯切れの悪い返答。

「でしたら、何を躊躇しているのですか?」

「…いゃ、心の準備が」

「……右に同じく」

「私も同じく」

「その…初めては痛いと聞くし」

エンタープライズの言葉に、愛宕は小さく溜め息をつく。

「私も痛かったですよ」

「…えっ?そんな感じには見えませんでしたよ」

「猛海様、とても優しくしてくれましたから、思ったより痛くなかったんです」

ベルファストの言葉に、愛宕は答えた。

「痛みより猛海様に抱いてもらえる嬉しさの方が強くて、あまり痛みを感じなかったから」

「それなら分かります。私もそうでした」

愛宕の発言に、キュラソーが賛同した。四人は同じ気持ちだったのが嬉しく、微笑み合う。

「どうしましょう」

「……?」

愛宕の言葉に、女性6人の視線が集まる。

「猛海様の事を考えたら、身体が疼いて」

顔を真っ赤に染め、身体を震わせる愛宕。その様子を見て、天城達3人も同じようになり、それをエンタープライズ達3人は、顔だけでなく、全身真っ赤に染めながら見つめるしかなかった。




気付く人は気付いていると思う。自分が天城推しだという事に。ちなみに、大体出てくる彼女達は、自分の嫁が大半です。


追記、お風呂場での濡れ場、書こうか悩み中。書いた方が宜しいですかね?誰か意見をお願いします。
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