また、前回のあとがきに、甘々の話にしますと書きましたが…。予定以上に話が…。
詳細は、あとがきに書きます。
続きをどうぞ
よく晴れた大海原。空と海の境目が分からない。そこに、天城達はいた。波は穏やかで、心地好い風が吹き抜ける。
「…なかなか来ないな」
腕組みしたビスマルクが、静かに言う。
「天城、本当にここで間違いないのか?」
「ええ、ここで間違いありません」
エンタープライズの問いに、天城は小さく頷く。しかし、周囲を見渡しても、何も見えない。今、ここにいるメンバーは、天城、ビスマルク、エンタープライズ。能代、伊勢、高雄、夕立にラフィー。綾波とエセックス、ダンケルクとジャン・バール。ヨークタウンにメイド隊の三人。チェイサー、フォーミダブル、ジュリオ・チェザーレ、アドミラル・ヒッパーだ。残りの4名は、猛海のお世話と警護の為にいない。
「天城さん、来ました」
ダンケルクが声を上げ、その方へと指差す。指された方から、水飛沫を上げ、こちらに近付く人影達。面々は少し驚きの表情。
「お待ちしておりました」
「いや、申し訳ない。思いの外、準備に時間が掛かってしまって」
天城は、柔らかく微笑んだ。そして、ゆっくりと視線を面々に向け。
「紹介します。今日、援護してくださる皆様です」
「三笠だ。宜しく頼む」
「日向だ。姉さん、久しぶり」
日向が、伊勢に手を振った。手を振られた伊勢は、反応出来ない。
「ティルピッツ…」
「ビスマルク姉さん…」
ビスマルクとティルピッツは無言で見つめ合う。そして。
「シリアスにダイドー。貴女方まで」
「お久しぶりです。メイド長」
「今日は宜しくお願いいたします」
二人は優雅に礼をした。
「天城、これはどういう事だ?」
「どう?とは」
「……」
エンタープライズの表情が困惑している。それは、ここにいるメンバーも同じ。天城は一度目蓋を閉じると、ゆっくりと開き。
「もうすぐ、侵略者達と接触します。今日は、その討伐に私達は来ています」
「それは解っている。そうではなく…」
ビスマルクの言葉を、天城は手で制止した。
「私達は、今まで猛海様と一緒に、侵略者と戦って来ました。でも、今はいません。しかし、猛海様不在でも、私達は戦えます」
「なら」
「…私は、他の戦艦の方々と連携した方が良いと思ったんです」
その言葉に、エンタープライズ達は息を呑む。
「それに、猛海様の事ですから、必ず戦場に戻る筈。なら、私達に出来る事は、あらゆる事を想定した実践、経験が必要不可欠だと」
「…ああ、天城が言いたい事は分かった」
額に手を当て、溜め息混じりにエンタープライズが言う。エンタープライズだけではない。ここにいるメンバーが同じ様に、溜め息をついた。
「確かに、猛海様ならあり得ますね。天城さんの行動は、正解だと思います」
ベルファストが微笑みながら言った。
「皆さん、来ました!」
ダンケルクが声を上げる。一斉にそちらに視線を向ける面々。まだ、遠くに見えるが、侵略者達だ。
「…報告より、数が多いようだが」
「恐らく、こちらの動きを察知したのかも知れません」
「まぁ、何とかなるだろ。みんな優秀だからな」
侵略者の軍勢が、射程内に入る。
「それでは、皆さん。作戦通りにお願いします」
天城の言葉に、みんなが頷く。そして、双方の砲台が轟いた。
一方、その頃
猛海の部屋では、ちょっとした攻防。猛海を押し倒し、馬乗りになるオイゲン。妖艶に微笑み、猛海の上着に手を掛ける。オイゲンの腕を掴む猛海。
「何をするつもりだ?」
「何をって、服を脱がしてるのよ」
「…服くらい、自分で脱げる。それに、ここで脱いだら、風呂場まで寒いだろ」
オイゲンを押し退け、猛海は上体を起こす。不服そうな表情のオイゲン。立ち上がろうとする猛海を、愛宕とザラが両方から支えた。猛海の視線が泳ぐ。リットリオが素早く反応した。猛海の前に、松葉づえを準備する。
「ありがとう」
「感謝される程の事でもないよ」
松葉づえを掴む猛海。少しバランスを崩し、リットリオが前から支えた。必然的に猛海の顔には、リットリオの胸が触れる。リットリオから放たれる甘い香り。猛海は、軽く目眩を覚えた。
(…ちょっとヤバい)
リットリオの心地好い体温と香りに、猛海の肉棒が反応する。それに愛宕が気付いた。猛海の背後に回り込み、服の上から肉棒を撫で上げる。
「猛海様」
「…ば、バカ。触るな」
「でも、猛海様のココ、大きくなってますよ」
イヤらしい手付きで、肉棒を刺激する。猛海がバランスを崩す。
「愛宕、止めろ」
リットリオが一喝。怒られた愛宕は、不満顔。無言でオイゲンの横に座る。
「君達は何を考えているんだ」
猛海を支えたまま、リットリオが言う。
「…いや、リットリオ。良いんだ。この二人はいつもこんな感じだから」
「っえ!?いつも?」
「ああ、気にしないでくれ」
猛海の言葉に、リットリオは愕然とした表情。猛海の横に立っていたザラも目を見開き、驚いている。ゆっくりと体勢を立て直す猛海。リットリオは、無意識に猛海の下半身に視線を向ける。視界に入ったのは、猛海の下半身が膨らんでいるという事。徐にそこを触る。猛海の身体がびくりと反応した。
「…こ…これ…は、もしかして」
「あんまり、じろじろ見るな」
リットリオが、猛海の下半身を凝視。猛海は、身体をずらし、ゆっくりと歩き出した。その後を、ザラとリットリオも付いて行く。勿論、オイゲンと愛宕も一緒だ。五人は、整備場の中に作られた風呂場に入る。
「…1人で入れるから、ついて来るなよ」
そう言うと、脱衣室で猛海は服を脱ぎ始める。無言で見つめる四人の視線。上着はすぐに脱ぐ事は出来た。しかし、ズボンがなかなか下ろせない。リットリオは椅子を猛海の前に置く。
「……」
無言でその椅子に座る猛海。ようやく全裸になり、大事な部分をタオルで隠す。
「悪いんだけど、出て行ってくれないか」
「どうして?」
「…恥ずかしいんだよ」
顔を少し染め、猛海が言う。その恥じらう姿に、オイゲンと愛宕が悶絶した。
「…なんて可愛いの」
二人は、着ている服を素早く脱ぎ、猛海に抱き付く。リットリオとザラが見ていてもお構いなしだ。
「さぁ、猛海様。私達が隅々まで、身体を洗いますわ」
「自分で洗える!バカ、どこ触って」
二人に揉みくちゃにされながら、猛海は浴室へ。脱衣室に残されたリットリオとザラ。
「…あれは、どういう事だ?」
「さぁ、でも……ふふ、何だか楽しそう。リットリオ、私も行ってくるわ」
「っえ?行くって、ザラ」
リットリオの言葉も聞かず、ザラは服を脱ぎ、全裸になると、そのまま浴室へ。一人残されたリットリオ。静かに腕組みし、目蓋を閉じる。『ギンッ』と効果音が聞こえそうな程見開くと。
「よし!私も入ろう!」
言うのが早いか、脱ぐのが早いか。そそくさと服を脱ぎ捨て、浴室に向かった。
豊満な乳房が八つ、猛海の前で揺れている。猛海は小さく溜め息をついた。何故、溜め息をついたかというと。
「猛海の身体を洗うのは、私よ」
「オイゲンさん、勝手に決めないで。私だって洗いたい」
「…いや、そもそも君達は、指揮官に馴れ馴れしい」
「私はどっちでも良いわ。みんなで洗えば良いんじゃないの?」
口論している四人。四人に挟まれ、彼女達が落ち着くのを待つ。しかし、収まる気配はない。猛海は、再び溜め息をつくと、湯船に浸かった。
「っあ、猛海様。私も」
愛宕の言葉に、他の三人も『私も』と湯船に浸かった。ここの湯船は、大人が十人くらい入っても、まだ余裕の広さはある。整備場を生活拠点にする際、猛海が重要視したのが、部屋数とお風呂だ。理由は簡単。猛海の側にいる彼女達が、不便にならないようにと、猛海なりに考えた結果である。未だ、キューブのままの彼女達が、実体化しても、窮屈にならないように、先を見越しているのもあるが。
「…そう言えば、リットリオ達は、元は違う指揮官についてたんだよな」
「…ああ、そうだね」
猛海の問いに、頷くリットリオ。
「どうして、ここにいるんだ?」
「……そうか、指揮官はずっと病院にいたから、知らないのは無理はないね」
猛海が退院してから、リットリオ達と生活を始めて、まだ一週間しか経過していない。その間、話す機会が無かった訳ではないが、猛海のリハビリが思った以上に大変で、猛海自身に余裕が無かった。故に、彼女達が『何故』ここにいるのか知らない。リットリオは、猛海に視線を向けると、その経緯を話した。
「…そうか、そんな事が」
話を聞き、猛海は小さく言う。
「召喚したのは、指揮官だが。私達は、君に惹かれたんだ。その『魂の輝き』に。あれだけの戦艦を惹き付けて、尚且、維持させられるだけの『輝き』に」
真っ直ぐ見つめるリットリオとザラ。猛海も真剣な表情になる。
「『魂の輝き』だけじゃないわ。猛海は格好いいもの」
「それに、とても素敵で。とても可愛い」
猛海の身体に触れながら、オイゲンと愛宕が言う。その手付きはイヤらしい。猛海に触れながら、徐々に呼吸が荒くなる二人。オイゲンが、猛海の首筋に舌を這わせる。愛宕も自分の乳房を、猛海の左手に押し当てた。
「…君達は何を」
顔を赤く染めたリットリオが狼狽える。
「何って、猛海と愛を深めているのよ」
妖艶に微笑み、オイゲンは言う。愛宕が猛海の唇を塞いだ。リットリオとザラの目の前で、オイゲンと愛宕が猛海にキスをする。
「…ちょっと、二人共。俺は、身体を洗いたいんだ」
「なら、私達が隅々まで洗いますから」
「今は、猛海が欲しいの」
「ちょ…ちょっと、待て!」
狼狽える猛海。勢い良く立ち上がる。座ったままの四人の前に、少し立ち上がった猛海の肉棒が視界に入った。オイゲンがすかさず、パクリと咥える。その刺激に、猛海は前屈みになった。オイゲンの頭が前後し、片手は、陰嚢を優しく揉む。猛海は、オイゲンを押し退ける。
「…ちょっと、マジで止めろ。オイゲン」
「嫌よ、ずっと猛海とエッチ出来なかったんだもの。もう我慢出来る訳ないでしょ」
「そうですよ。私達は、猛海様に愛されたいんです」
愛宕は猛海の背中を舐め上げた。この状況に、リットリオとザラは、唖然と見つめる。
「リットリオとザラもいるだから、自重しろ!」
焦った声で言うも、二人は聞くつもりはないようだ。
「…ああ!もう分かった!前みたいに、色々出来ないから、文句は言うなよ!」
「それでも嬉しい」
二人は満足そうな表情。三人は、湯船から出ると、何度もキスをする。猛海の指が、二人の割れ目に触れた。お湯ではない、ヌルヌルとした感触。
「……準備万端じゃないか」
オイゲンの中を解しながら、猛海はそう呟く。オイゲンを俯せで寝かせると、後ろから圧を掛ける様に中に突き入れた。オイゲンの身体に力が入る。
「…ああ!……深…ぃ」
猛海の片足がない分、体重がオイゲンの奥をより一層押し広げ、今まで以上に、子宮を刺激する。そして、ゆっくりと突き上げた。腰を早く動かす事が出来ない猛海は、何度も同じ場所を突き上げる。オイゲンのうなじに舌を這わせ、耳朶を食む。
「…やぁ……ん…ああ、気持ち…ぃ」
右手がない腕で、バランスを取りながら、左手で乳首を摘まむ。オイゲンの身体が戦慄いた。
「…っあ、ダメ…ぃ…ちゃう」
何度も深く、同じ場所を突かれ、オイゲンは絶頂した。中が蠢き、ビクビクと痙攣。恍惚とした表情で、ぐったりとその場で休む。すぐさま、愛宕が猛海の唇を貪った。猛海もそれに答える。乳房も揉みしだき、尖端を摘まむ。
「…はぁ…はぁ」
愛宕の呼吸が荒くなり、猛海に抱き付く。猛海は、愛宕を押し倒した。愛宕の左足を持ち上げ、オイゲンと同じ様に、体重を掛け愛宕の中を何度も深く突き上げる。
「んん…やぁ」
腰の動きはゆっくり、同じ場所をねっとりと。浴室に響く、愛宕の喘ぎ声。愛宕の唇を塞ぎ、乳房を揉みしだく。指の腹で、尖端を擦り、キュッと摘まんだ。
「…あぁ…やぁ…ぃ…くぅ」
猛海の唇を貪りながら、愛宕が身体を震わせ、絶頂した。愛宕の中から、肉棒を引き抜き、そのまま座り込む猛海。射精出来ずに、血管が浮き出るほど反り上がった肉棒。リットリオとザラは、顔をさらに真っ赤に染めた。体力が少し回復し、オイゲンが猛海に近付く。向き合う形で、オイゲンは股がると、肉棒を中へと誘った。グチュグチュと結合する音。しっかりと奥まで入れ、腰を揺らし出し、時折、舌を絡め合いキスをする。
「…んん…猛海、イけそう?」
「…ああ」
腰を打ち付け、強弱をつけるオイゲン。猛海の表情が、快楽で歪む。左手が、オイゲンの腰を掴む。右側は、器用に腕を腰に押し付けると、オイゲンの動きに合わせて上下させた。オイゲンの中が蠢いた。次の瞬間、オイゲンの中に白濁の液を流し込む。
「…はぁ…はぁ」
繋がったまま、荒い呼吸で互いの唇を貪る。二人の目に、リットリオとザラは映っていない。
「オイゲン、もう良いか?」
「…ん、仕方ないわね。我慢するわ」
そう言って、猛海から身体を退かすオイゲン。その横で、愛宕が上体を起こす。猛海は、愛宕にキスをした。
「愛宕は?」
「…私も、猛海様の愛を感じたので、今日は大丈夫です」
そう言いながらも、少しだけ残念そうな愛宕。猛海は徐に愛宕の頭を撫でた。リットリオとザラの目の前で、繰り広げられた衝撃の光景。猛海は、二人がいたことを思い出した。
「……悪いな、びっくりさせたろ?」
「…ぃ…え、そんな事は…」
気まずい雰囲気。猛海は、溜め息をついた。
「さぁ、猛海。身体を洗いましょ」
先程まで、妖艶な表情だったオイゲンが、ボディソープを泡立て始めていた。二人は気付く。いつものオイゲンの表情に、戻っている事を。勿論、愛宕もいつもの表情に戻っている。その後、猛海の身体を洗い、四人も身体を洗ったのだった。
その日の夕方、天城達が帰ってくる。猛海は、居間で寛いでいた。
「…お帰り、みんな怪我はないか?」
猛海の問いに、みんな顔を見合せ、天城を見た。天城は、ジャン・バールとダンケルクに視線を送る。
「申し訳ありません。少し負傷しました」
そう言って、二人が猛海の前に立つ。猛海の眉間にシワが寄る。以前、猛海の寝室として使っていた部屋に、猛海が移動。
「二人共、ちょっとこっちに」
猛海の言葉に、無言で従う二人。そのまま部屋に入っていった。残された面々。天城がエンタープライズとビスマルクを見る。
「良いんですか?三人も怪我してるでしょ」
能代が天城に言う。天城は無言で、首を横に振った。
「…天城、エンタープライズとビスマルク、部屋に来て」
部屋から、猛海が言う。ドキリとする三人、その場で動けない。
「三人共、部屋に入って」
少し怒気が含まれている。三人は、無言で部屋に入っていった。部屋の中では、猛海の声が聞こえるが、内容は分からない。居間に残された面々は、ただ静かに、猛海達が出てくるのを待つだけ。しばらくして、猛海達が部屋から、出てきた。少し苛立っている猛海の表情。
「…今日は、お疲れ様。みんな、ゆっくり休んでくれ」
それだけ言うと、平屋に向かう猛海。重苦しかった部屋の空気が軽くなる。
「…オイゲン、部屋で何があったんだい?」
リットリオが、オイゲンに問う。オイゲンは、小さく溜め息をつきながら。
「身体検査よ」
「身体検査?」
「怪我の箇所を、猛海が確認してるの」
「…それで、どうして、指揮官は怒っていた?」
再び溜め息をつくオイゲン。
「天城、エンタープライズ、ビスマルクの三人が、最初に聞かれた時、黙っていたからよ」
三人に視線を向けると、暗い表情だった。リットリオは、オイゲンに視線を向ける。
「猛海はね。私達が傷付くのを嫌うの」
「しかし、我々は戦艦。ただの兵器に過ぎない」
その言葉に、オイゲンは首を横に振る。
「猛海にとって、私達は兵器じゃない。女性として、いつも見てるわ」
オイゲンの言葉に、リットリオの表情が変わる。リットリオの横で聞いていたザラも同様だ。それは、驚きの表情。
「それで、ああいった事をしているのか?」
リットリオは、お風呂場での情事を言っている。
「違うわ。私達は、異性として猛海を愛してるの。猛海も私達を愛してる。貴女達から見たら、異様に見えるんだろうけど。私達は、ただの『指揮官と戦艦』っていう関係じゃないわ」
オイゲンは、天城達を見つめる。
「…フム、なるほど。面白い」
リットリオはポツリと言う。
「今までの指揮官とは、かなり違いますね」
「ああ」
リットリオとザラは、天城達をゆっくりと見渡した。
夜、猛海は一人、平屋で寛いでいた。しかし、その表情は苦悶。
(…早く、新しい武具を作る必要があるのに…)
自分の身体を見下ろす。特に気になったのは、付け根から無くなった左足。
(義足、作る方が先か)
小さく溜め息をつく。渡り廊下から、数人の足音。ノックの音が聞こえ。
「猛海様」
そう言って、入って来たのは、天城。そして、リットリオとザラ。珍しい組み合わせ。
「どうした?」
猛海の問いに、リットリオが近付く。そして、猛海の頬に触れた。怪訝な表情になる猛海。
「…指揮官。指揮官にとって、我々は何だ?」
「……はぁ?女性だろ?」
何でこんな質問をするのか『分からない』といった表情。少し思案して。
「リットリオが言いたいのは、何となく理解した。エンタープライズやビスマルクが、最初に俺の所に来た時も、似たような話をしたからな」
リットリオの腕を掴み、リットリオとザラを見る。
「ここにいる娘達は、俺にとって『愛する大切な人達』だ」
「…我々もか」
「他の指揮官じゃなく、俺を選んだんだろ?なら、お前達も、俺の『大切な人』だ」
その言葉で、ザラの頬が真っ赤に染まった。リットリオの頬も少し赤い。猛海に掴まれた腕を、反対の手で優しく触れた。無言で猛海を見つめる。
「用はそれだけか?」
「…ぁ…あ」
猛海の言葉に、我に帰るリットリオ。掴んでいた手を離す。猛海は、優しく微笑み。
「今日は、休め」
リットリオとザラの頭を軽く撫でながら言う。惚ける二人。
「…どうした?」
猛海が、二人の顔を覗き込む。急に覗き込まれ、二人は真っ赤に顔を染めた。無言で立ち上がり、そそくさと部屋を出ていく。急に、天城と二人きりになる。
「……」
無言のまま、部屋の出入り口で、天城は立ち尽くす。猛海は、一度天城を一瞥。小さく溜め息をつく。
「天城、いつまでそこにいるつもりだ?」
「…申し訳、ございません」
振る声。猛海は、振り返った。天城の瞳から溢れる一筋の涙。
「天城、おいで」
バランスを崩しながら、猛海は立ち上がる。天城は駆け寄った。猛海は、天城を優しく抱き締める。
「天城、俺が怒ってるって、思ったのか?」
「…はい」
小さく頷く天城。猛海は、天城の頭を撫でた。
「正直、少し怒っている。けど、それよりも。今、みんなの事を守れないのが悔しい。だから、もし怪我をしたら、ちゃんと言って。俺の事を、大切だと思っているなら」
言って、天城の頬を撫でた。天城の涙が止まる。猛海の唇が、天城の唇と重なった。
「…ちょっと座らせて」
猛海が腰を下ろす。天城は、支えながら、一緒にその場に座った。猛海の手が、着物の上から天城の乳房に触れる。
「猛海様、もう大丈夫なんですか?」
「ああ、天城達が出掛けている間、オイゲンと愛宕に喰われたし」
それを聞いて、天城がフフッと笑う。
「二人はやっぱり、我慢出来なかったんですね」
「リットリオとザラが見ていても、お構い無しだった」
「…それで、リットリオさんとザラさんの様子が、少し変だったんですね」
会話をしながらも、猛海の手は止まらない。着物の帯を解き、天城を脱がしていく。
「天城も、そろそろ限界だったんだろ?たまに、呼吸荒かったし」
「…猛海様は、お見通しですね…んん…」
乳房を揉み、尖端を摘まむ猛海。天城の首筋を舐め上げた。
「ずっとみんなを見てるからな。天城とベルファストとは長い時間一緒にいるから。特に」
耳朶を食む。天城が、猛海の上着に手を掛ける。黙って猛海は脱がされた。
「それに、他のメンバーもそろそろ限界だろ?エンタープライズとビスマルクは、隠してるようだけど、全然隠せてない」
指が、天城の中をかき混ぜる。次第に呼吸が荒くなる天城。天城を押し倒し、ボクサーパンツを脱ぎ捨て、猛海の肉棒が、天城の割れ目に宛がわれる。しっかりと濡れている秘所。天城は、両足を広げ、猛海を受け入れる準備万端。
「前みたいに、出来ないけど」
「猛海様を感じられるのなら」
グチュリと天城の中に入る肉棒。天城の身体が、戦慄いた。
「…はぁ…ん…」
久々の刺激に、天城の中が蠢く。天城に覆い被さり、唇を塞ぐと、ゆっくりと腰を打ち付ける。体重を掛け、深く抉った。天城の腕が、猛海の背中に回る。急に、猛海は天城の身体を起こした。
「天城、自分で動いてみて」
「…っえ?」
「天城が、気持ちいいって感じる所、教えて」
猛海に言われて、戸惑いながらも、天城はユルユルと腰を揺らす。天城の中で、子宮と肉棒の尖端がディープキスをした。子宮と尖端が擦れるのが、気持ちいいらしい。甘い声を上げながら、猛海に抱き付く天城。猛海の目の前に、天城の乳房が揺れている。猛海は乳房を揉み、反対側の乳房を舐め回し、尖端を甘噛みした。
「…ああ…んん…はぁ」
天城の腰がイヤらしく揺れる。猛海の指が、天城のクリを弄り、指の腹で捏ねた。
「…やぁ…ぃ…イちゃ…ぅ」
涙目になりながら、天城が鳴いた。身体をビクビクと痙攣させ、絶頂する天城。猛海の肉棒を、愛しいそうに、キュッと締め付けた。猛海が再び天城を押し倒す。天城の腰をしっかり掴み、抱き締めたまま、小刻みに腰を打ち付ける。
「…ああ!…待ってぇ…まだ、イっ…」
体重が乗っている分、突き上げが深い。片手と片足だけでバランスを取り、猛海は器用に責め立てた。元々鍛えていた為、体力はある猛海。天城はガクガクと揺さぶられ、成すがまま。次の瞬間、白濁の液を流し込む。
「…はぁ…はぁ」
「天城、気持ち良かったか?」
猛海の問いに、声が出せない天城。荒い呼吸で、頷くだけ。天城の横に、猛海も横に寝転ぶ。互いを抱き締め合い、キスを繰り返す。
「…猛海様」
「何だ?」
「明日は、エンタープライズさんとビスマルクさん。それと、ダンケルクさん、ジャン・バールさんが、猛海様のお世話しますからね」
「分かった」
天城の言葉に、猛海は頷く。二人は、そのまま布団に入り、眠りについたのだった。
まえがきにも書きましたが、予定の内容より、かなりの変更がありまして。
何故か?
理由はですね。新たに猛海の『大切な人』が増えた。と言うのが、理由です。出てくる人物が増えると、その分。その娘達の言動や心情というものが、表れて、猛海との関係性や、他の娘達との絡みが必要と思ったのが要因です。
自分にもっと文章力があれば、まだスマートな内容になるのでしょうが、何分。素人に毛が生えているか、生えていないかのレベルなので、自分の作品を読んでくれる皆様には、大変申し訳ない気持ちです。
さらに、次の投稿も未定です。今回も全く時間が無くて、3日掛けて書きました。所々、読みづらい箇所があると思います。本当にごめんなさい。日数を掛けても、なるべく投稿したいと思いますので、最後までお付き合い頂けると幸いです。