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猛海と小野の研究所で、生活を始める初日の朝。いつもの生活リズムを送る為、天城とメイド隊の三人、能代が、食堂で朝食を作っていた。初めて、広いキッチンでの調理。調理器具や調味料の位置が違って、多少の混乱が起こるのかと思いきや。その広いキッチンの一角で、五人はスムーズに調理している。理由は、簡単だった。整備場で生活していた時の家電品、家具。生活全ての荷物を、運び込んでいたからだ。そして、五人のいる場所には、その時使用していた冷蔵庫、電子レンジ、他。調理器具、調味料が置かれている。五人の手際はとても良く、次々と朝食作りが進んでいく。能代が、周囲を見渡した。
「天城さん、ヨークタウンさんは?」
「猛海様の所です」
能代の問いに、そう答える天城。能代は、一瞬、手を止めた。本来、朝食作りは、ヨークタウンを含めた六人でしている。
「……」
「…心配しなくても、大丈夫ですよ」
微笑む天城。能代は、目を見開いた。何故なら、天城の表情が、妖艶だったから。それだけで、能代は気付いてしまった。戸惑いながら、視線をメイド隊の三人に向けると、天城と同じ表情。視線を、手元に戻し、顔を真っ赤に染め、能代は黙々と手を動かしたのだった。
猛海の部屋の前で、ヨークタウンは深呼吸する。意を決して、扉をノック。ガチャリと鍵が解除され、部屋から顔を覗かせたのは、エンタープライズ。
「ああ、ヨークタウン姉さん。お早う」
「…エンタープライズ」
「猛海を起こしに来たのか?」
エンタープライズの問いに、ヨークタウンは無言で頷く。
「猛海なら、ベッドで寝てるけど」
「…それじゃ、また後で来るわ」
「いや、姉さん。悪いけど、猛海の事お願い出来るかな?ビスマルクも寝てるから。起きたら、猛海と一緒に来るように伝えて」
そう言って、ヨークタウンを部屋の中に招き入れる。エンタープライズの横に、モナークとロシアが身支度を整えていた。ベッドには、エンタープライズが言ったように、猛海とビスマルクが寝ている。ヨークタウンの表情は、少し困惑。
「それじゃ、ヨークタウン姉さん。あとは宜しく」
エンタープライズ達三人は、部屋を出ていく。残されたヨークタウンは、ゆっくりとベッドの側まで行き、猛海を見つめた。気持ち良さそうに眠る猛海。その横で、ビスマルクもスヤスヤと寝息を立てている。ヨークタウンが、猛海の髪に手を伸ばす。触れる直前、猛海の左手が、ヨークタウンの手を掴んだ。ビクッと身体を震わせるヨークタウン。ゆっくりと目蓋を開け、猛海がヨークタウンに視線を向けた。
「…もう朝か」
「……はい」
ヨークタウンの手を掴んだまま、猛海は身体を起こす。
「ヨークタウンが、起こしに来たんだ?」
「…天城さん達が、私に行くようにって」
「ふ~ん、そう」
猛海は、掴んだ手を引く。ヨークタウンは、バランスを崩しながら、猛海に抱き着いた。
「キス、したいな」
そう言って、猛海は微笑む。頬を染めるヨークタウン。ゆっくりと唇を近付け、猛海の唇と密着させた。
「…んん!?」
優しいキスが一変。激しく貪られるヨークタウンの唇。抵抗する間もなく、ヨークタウンはベッドに押し倒された。
「…猛海様」
「ヨークタウン」
瞳を潤ませたヨークタウン。猛海は、ヨークタウンの服に手を掛け、脱がしていく。あっという間に、下着姿になったヨークタウン。一度、ヨークタウンの唇にキスをする猛海。ヨークタウンが、猛海の身体を抱き締めた。ヨークタウンの鼓動が聞こえる。
「ヨークタウン、良いか?」
猛海の問いに、ヨークタウンは無言で頷く。猛海の手が、ショーツの中に入り、ヨークタウンの割れ目に触れる。すでに、湿っている秘所。猛海は何度もクリを捏ねて、時折、秘所の中に入っていく。何度も何度も繰り返されると、ヨークタウンの腰が揺れ、悩ましげな表情に変わる。
「…猛海様…。もっと」
「ん?刺激が欲しい?」
猛海の問いに、無言で見つめるヨークタウン。猛海は、素早く下に下りると、ヨークタウンの割れ目に舌を這わせた。指でクリを捏ね、舌が割れ目を這い、中に入る。ヨークタウンの腰がビクッビクッと反応した。
「…んん…あ…あぁ」
ヨークタウンの可愛い声。猛海の肉棒は、ギンギンに反り上がる。
「ヨークタウン、もう入れ良いか?」
「…はい、猛海様の。私も欲しいです」
顔を真っ赤に染めながら、ヨークタウンが言う。猛海は割れ目に肉棒を宛がうと、一気にヨークタウンの中を貫いた。ヨークタウンの呼吸が止まる。
「……はぁ…はぁ」
少しずつ、ヨークタウンの呼吸が戻り、猛海はヨークタウンにキスをする。中が猛海の肉棒に馴染むのを待ち、ゆっくりと腰を打ち付け始めた猛海。
「…あ…んん……あぁ」
次第に甘い声を上げるヨークタウン。猛海の肉棒が、その声に反応して、固さを増していく。器用に腰を打ち付ける猛海。時折、ヨークタウンの子宮にグリグリと肉棒を押し当てる。その度に、ヨークタウンの中がうねった。
「ヨークタウン。気持ち良いか?」
猛海の問いに、何度も頷くヨークタウン。猛海は、腰を強く打ち付ける。
「あぁ…ん」
満足そうに微笑む猛海。何度もヨークタウンの中を突き上げる。ヨークタウンが、猛海の唇を塞いだ。それに答えるように、猛海の舌がヨークタウンの舌を絡めとる。猛海は、キスをしたまま、腰を動かす。唇の隙間から、ヨークタウンの可愛い声が溢れた。ヨークタウンの中を、圧を掛けながら突き上げる。次第に痙攣を始めるヨークタウンの中。それを感じとり、猛海は大きく突き上げた。
「…あああぁ」
「…うっ!」
ヨークタウンの締め付けに、猛海も堪らず中に射精した。無意識に結合を深め、子宮にグリグリと肉棒を押し付ける。ヨークタウンの恍惚とした表情。猛海が再びキスをする。乱れた呼吸が少しずつ整い、二人は見つめ合う。
「ヨークタウン」
「…はい」
「可愛い」
猛海の言葉に、ヨークタウンの顔が真っ赤に染まる。
「…猛海、ヨークタウン。私の存在を忘れてない?」
重なり合う二人の横で、横になったまま、ビスマルクが見ていた。
「ビスマルク、お早う。起きてたんだ」
「…ああ」
「……い…いつから」
ヨークタウンの問いに、ビスマルクは少し気まずそうに。
「…えっと、最初から」
「う…、恥ずかしい」
ヨークタウンは、両手で顔を隠す。その間、猛海は身体を退かし、ベッドに腰掛ける。
「腹減った。そろそろ行くか」
猛海の言葉に、恥ずかしがっていたヨークタウンも、気まずそうにしていたビスマルクも頷く。二人は手早く服を着ると、猛海に服を着せて食堂に向かった。
朝食を終えた面々。今いるのは、研究所の一角にある大きなプールにいた。水面に立っているのは猛海一人。戦闘で無くなった左足には、義足が装着されている。右手は、杖を改良した義手を装着。
「猛海、準備は良いか?」
「ああ、いつでもいい」
小野の合図で、プールの水面が大きく上下する。猛海は上下する水面に、苦戦していた。上手くバランスが取れず、何度も転ける。それでも、弱音を上げることはない。何度も立ち上がり、義足と義手に慣れようと必至だ。
「…猛海様は、今までこの様な事をしていたのですね」
「ああ、そうだ。私達はずっとその手伝いをしていた」
天城の言葉に、モナークが言う。その他の面々も、ただ固唾を飲んで見守る。しばらく見ていると、後ろから騒いで近付いてくる男達。
「…お前達は」
「よう、久しぶりだな。リットリオ」
そこにいたのは、以前のリットリオ達の指揮官達。面々の表情が曇る。猛海はまだ気付いていない。
「おい、あそこにいるの。水瀬じゃないか?」
「っあ、本当だ。見ろよ」
何度も転け、立ち上がる猛海を指差し、ゲラゲラ笑う男達。天城達の表情が変化する。
「…猛海様を侮辱しないで」
天城の気持ちは、他のメンバーも同じだ。
「侮辱しないで。だって」
男が、天城に近付く。気持ち悪い笑みを見せ、天城の髪に触れようと手を伸ばした。
「……俺の大切な娘達を傷付けるな」
天城を庇うように、男の腕を掴み、怒気を含んだ声で、猛海が立つ。
「…水瀬」
苦虫を噛み潰した様な表情で、男が猛海を睨んだ。
「猛海様」
天城に視線を向ける。
「心配するな」
そう言って、男達に視線を戻す。猛海を睨み付ける男達。そこに、小野がやって来た。
「お前ら、また問題を起こすつもりか?」
「…小野先生?またって」
小野は、猛海に男達の事を話した。話を聞いて、猛海の目付きが変化。
「へぇ…、そっか。お前らが」
「水瀬だけ良い思いして、ムカついてたんだよ!」
「だから?何?それで彼女達を傷付けて良いのかよ」
猛海の目から、怒りが見えた。
「所詮、兵器だろ?それに水瀬。お前だって、そんな身体になって、使い物にならないだろ?」
「なんなら、俺達がまたコイツらの指揮官になっても良いんだぜ?」
ニヤニヤと気持ち悪い笑みを見せる男達。
「…猛海をバカにするな!」
ジャン・バールが砲台を展開、男達に向けた。小さな悲鳴を上げ、後退る男達。
「ジャン・バール、落ち着け。俺なら大丈夫だ」
猛海が微笑む。そして、男達に向き直った。
「俺が使い物にならない?なら、試してみるか?今から」
そう言って、視線を巨大プールに向ける。
「…良いぜ。ただし、お前一人で俺達と勝負しろ」
「……ゲス野郎が!」
ジャン・バールが言う。その他の面々も、怒りに震えていた。
「分かった。構わない」
「…猛海!?」
「んじゃ、決まりだな」
それだけ言うと、男達は向かい側の方に向かう。気持ち悪い笑みを浮かべて。猛海を囲む面々。
「猛海!?」
「何だ?」
「何だじゃない!?猛海一人で、数人相手なんて」
エンタープライズが、抗議の声を上げる。
「心配するな。俺は負けないよ」
「どうして」
「…だって、みんなをあんな風に言われて、俺が許せると思うか?」
みんなの視線が、猛海に集中。猛海の目の色が変わる。それ以上は、みんな何も言えなかった。猛海は、プールに向かう。すでに、男達は準備万端で待っていた。小野の横を通り過ぎる直前。
「…あとで話、良いですね?」
小野を一瞥する猛海。小野の背筋が凍り付いた。猛海の迫力に、無意識に頷く小野。無表情で猛海がプールの水面に立つ。
「とりあえず素手で。猛海も良いか?」
「義足だけOKにしてくれれば問題ない」
小野の言葉に、男達も猛海も頷く。
「…始め!」
開始の合図で、男達がバラける。みんな、猛海の左側に動いた。なるべく、猛海の死角から狙う作戦のようだ。猛海の方は、ただその場に立っているだけ。そして、男達一斉に攻撃を仕掛けた。悲鳴を上げる面々。猛海が動く。左から来た一人を掴み、勢いを利用して、そのまま投げ捨てる。休む間もなく、次に来た一人の腕を掴み、反転しながら、右膝で男の顔を蹴る。男の身体がそのまま倒れた。猛海も水面に倒れ、ゆっくりと立ち上がる。猛海の鬼気迫る表情。男達が怯む。
「…ほら、来いよ。俺を倒すんだろ?」
「……」
「どうした?俺は片目も、手足も片方無いぞ」
「クソッ!」
リーダー格の男が猛海を殴る。しかし、猛海は全く動じない。逆に、リーダー格の男の頭に、頭突きを見舞った。他の男達は、すでに戦意喪失状態。
「お前らに、彼女達は任せられねぇよ。覚悟がないからな」
「…覚悟…」
猛海は男達を見渡す。
「まぁ、お前らが彼女達を兵器認識してる間は、任せるつもりも、許すつもりもないけどな」
それだけ言うと、プールから出る。メンバーが集まり、猛海を再び囲む。額から少しだけ血が滲む。ベルファストが持っていたハンカチで拭う。
「猛海」
「猛海様」
各々が猛海に声を掛ける。猛海が微笑むと、エンタープライズ達が、次々と頭を撫でた。
「…ちょっと恥ずかしい」
何故か照れる猛海。それを見て笑う面々。小野が、申し訳なさそうに近付いてきた。一瞬で表情が変わる猛海。その目付きに、ビクッと身体を震わせた。
「……えっと」
「さて、それじゃ。食堂に移動しようか。小野先生も良いですね?」
黒いオーラを纏い、微笑む猛海。小野は冷や汗を掻きながら、頷くだけだった。
お知らせ
前々から告知しておりました『放っておいて下さい』を、アップしております。もし…、もし興味が有りましたら、読んで頂けると幸いです。
又、内容につきましては、完全自己満足作品になっておりますので、予めご了承下さい。