ジャン・バールが眠ってから数分後。猛海は、ジャン・バールを抱き締めた状態で、モニターを確認中。
「…あらま、彼女寝ちゃった?」
そう言いながら、小野がモニターの覗き込んだ。猛海は小野を一瞥。
「ああ…」
体勢を立て直し、返答する猛海。小野の視線が、ジャン・バールに向けられた。
「…見るな」
近くにあった上着を、ジャン・バールの頭に被せる。それを見て、小野がニヤニヤと笑う。
「独占欲ですか?」
「…うるせぇよ。戻って来たなら仕事しろよ」
「へいへい、すみませんね」
それだけ言い合うと、二人はモニターに視線を戻す。モニターには、今までの戦闘データや武具の設計図。試作品のデータが数値化され、表示されていた。
「今日の模擬戦のデータが、これか?」
小野が一つのモニターを指差す。
「ああ」
「う〜ん、問題は無さそうだけど」
「性能には問題ないけど、もう少し軽量化出来ないか?長期戦になると、重くてスタミナ持ちそうにない」
「あれでも結構軽い物にしてんだよ?」
「分かってる。でも、まだ改善出来るだろ?」
「…うへぇ〜、猛海君。鬼だね、俺を殺す気かい?」
呆れた表情で小野が言う。猛海は横目で小野を見た。
「小野先生なら、出来ますよね!」
「…うぐぅ…、わ…分かった。頑張ってみますよ」
小野は肩を落としながらそう言った。小野の返答を聞いて、猛海はジャン・バールを抱き上げ、立ち上がる。
「おいおい、大丈夫か?寝室に連れて行くなら、俺が手伝うぞ」
「いや、いい……あ、じゃあ一つ頼める?」
「おう、何だ?」
「ドア、開けてくれるか?」
「えっ?それは良いけど。それだけで良いのか?」
小野の問いに、猛海は頷く。義足の左脚を上手く動かし、体重移動もスムーズに行う猛海。小野はその後ろ姿を、感心しながら見つめた。
「猛海は、本当。凄いよな」
「何だよ。気持ち悪」
「いやさ、普通。そんなボロボロになったら、最前戦に行こうとか思わないだろう?」
「まぁ、普通はそうだろうな。俺は普通じゃないから」
言って、廊下に出る二人。小野の整備室から五十メートル程離れた場所に、猛海の部屋がある。
「確かに、猛海は普通じゃないよな」
「小野先生、喧嘩売ってる?」
「いや、褒めてるんだよ。俺だったら絶対逃げてる」
小野が真顔で言う。猛海は、小野に横目で見た。
「…正直、ほんの少しだけ辞めたいなって思う事はある。…でもさ。みんなを見てたら、やっぱり守りたいって」
猛海の視線は、ジャン・バールに向けられる。
「次、もしかしたら死ぬかもって脳裏を掠めても、それでも彼女達を守りたいんだよ」
猛海の言葉を、小野は黙って聞いていた。そして、猛海の頭を軽く手の平で叩く。そのまま無言で猛海の部屋の前にたどり着いた。小野がドアを開ける。
「小野先生、助かったよ」
「おう、これくらいお安い御用だ。んじゃ、また明日な」
小野はそう言って去って行く。猛海は、しばらく小野の背中を見つめ、ゆっくりと部屋の中に入っていった。ベッドの横まで行き、ジャン・バールを優しく下ろす。ジャン・バールは起きない。猛海はドアを閉めると、ジャン・バールの横に座り、添い寝する。
(…そう言えば、ジャン・バールの寝顔、初めて見た)
ジャン・バールの前髪に触れながらそう思う猛海。安心し切ったジャン・バールの寝顔。
「…ぅ…ん」
声を上げながら、ジャン・バールの手が何かを探す。猛海はその手に触れた。すると、ジャン・バールが猛海の身体に抱き付き、顔を猛海の胸に擦り付けた。
(なんか、猫みたいだ)
ジャン・バールの頭を少し持ち上げ、腕枕をする猛海。
「…ふ…ぁ」
可愛らしい声を上げながら、さらに密着してくるジャン・バール。小さな笑みを見せた、猛海の下半身が疼き出す。
(うぉ、ヤベェ…、超萌え〜)
いつもどこか冷めた表情で、あまり感情を表に出さないジャン・バール。そのジャン・バールが見せる姿に、猛海の内心は悶絶していた。下半身の疼きは小さく、まだ自制は出来るが、いつまで待つか分からない。
「…猛…海ぃ」
ジャン・バールの口から出てくる自分の名前。猛海は反射的にジャン・バールの唇を塞いだ。ジャン・バールの身体が反応する。頑なに閉じられた唇に、猛海は何度も触れ、舌先で突く。
「…んん…ぁ」
ジャン・バールの目蓋が開いた。次の瞬間、思い切り目を見開き、抵抗をみせる。猛海は覆い被さり、動きを封じた。抵抗していたジャン・バールは、すぐに大人しくなる。本人も気付かない内に、身体は素直に受け入れ始め、猛海のキスに応えた。猛海の舌が、ジャン・バールの口腔に潜り込み、ジャン・バールの舌を絡め取る。ぎこちない動きで、ジャン・バールの舌も動く。猛海は一度、唇を離す。頬を染め、蕩けた表情で猛海を見つめるジャン・バール。無言で見つめ合い、再び唇が重なる。猛海の手が、ジャン・バールの胸に触れると、小さく反応する。服の上から何度も撫でる猛海。
「…ふ…ぅ……はぁ…ぁ」
甘い声を上げ、猛海にキスをねだるジャン・バール。猛海は服の中に手を入れ、ジャン・バールの乳房を直に触る。両手で揉みしだくと、ジャン・バールの身体が小刻みに反応。尖端を摘み上げると、ジャン・バールの声が上がった。
「…猛海…もっと触れて」
懇願する様に、ジャン・バールが猛海を強く抱き締める。ジャン・バールの腕を解き、猛海はジャン・バールの服を全て剥ぎ取った。産まれたままの姿にされ、恥ずかしさで身体を震わす。その度に、色白の肌にお椀より少し大きい乳房が揺れる。その乳房の尖端は桜色。ジャン・バールが両手で乳房を隠す。それを無言で退け、撫でる様に触れる猛海。
「綺麗だ」
「…そ⁉︎…そんな…恥ずかしい事」
頬を真っ赤に染め、ジャン・バールは狼狽えた。
「恥ずかしい事じゃない。とても綺麗だよ」
猛海の指が尖端を摘み、捏ねる。
「はぁ…あ、あ…ぁ…やめ」
ジャン・バールの反応を見ながら、猛海の舌が乳房を舐め始める。
「…あ…あぁ、やぁ…んん…」
乳房に吸い付き、舌で尖端を転がす。ジャン・バールの両手は、猛海の頭を掴んだ。無意識に腰を揺らし始めるジャン・バール。それを確認して、猛海の指がジャン・バールの割れ目を擦り始める。クチュクチュとイヤらしい音を奏で、ジャン・バールの羞恥心を煽った。
「やだぁ、猛海。恥ずかしい…」
「なら、やめる?ジャン・バールが嫌なら、俺は無理にしたくない」
そう言って、猛海はジャン・バールから身体を退かす。
「……ぃ」
「ん?」
「猛海、ズルいぞ」
「ズルいって」
「天城達とはしてただろ?何故、オレにしない」
「ジャン・バール、何か勘違いしてないか?俺はしたくて、そういう事をしてない。みんなの気持ちを尊重してるだけだ。だってさ、俺が欲に身を任せて、こういう行為を強要させるのはおかしいだろ?」
猛海の言葉に、ジャン・バールは無言で聞いている。
「それにさ、身体だけ繋がっても虚しいだけだろ?俺は心さえ繋がっていれば満足だから」
「…じゃあ何でこんな事」
ジャン・バールの問いに、猛海は一瞬硬直、頬を染めながら視線を逸らす。
「……いゃあ、ジャン・バールが可愛い過ぎて」
「…か、可愛い⁉︎…オレが⁉︎…」
猛海の言葉に、ジャン・バールの声が上擦る。
「兎に角、ジャン・バールが望まない事はしないから」
猛海はジャン・バールに服を差し出す。しかし、ジャン・バールはそれを払い除けた。
「…違う…こんな事…を、いやでも…」
ブツブツと呟くジャン・バール。猛海の唇を強引に塞ぎ、自分の方に引き寄せる。勢い余って、ベッドに倒れ込む二人。ジャン・バールの腕は、猛海の首に絡む。
「ジャン・バール?」
「……」
猛海の問いに、無言のジャン・バール。不貞腐れた表情で猛海を睨む。
「…ジャン」
「正直恥ずかしいし。素直に言葉にするのはオレらしくもないが。猛海、オレはお前を求めている。だから、猛海もオレを求めろ」
照れ臭そうにそう言うジャン・バール。それを見て、猛海はクスリと笑う。
「…何で笑う」
「いや、ジャン・バールって。天邪鬼なのかな?って」
「……五月蝿ぃ」
プイっと、顔を逸らすジャン・バール。
「確認するけど、本当に良いんだな?」
「…しつこい。オレは嘘が嫌いだ。さっきの言葉に嘘偽りはない」
猛海は唇をジャン・バールに寄せた。それに応えるように、ジャン・バールが唇を重ねる。先程までぎこちなかったジャン・バールの舌が、猛海の舌に絡め貪る。猛海の指が割れ目をゆっくりと擦る。どんどん溢れてくる愛液。猛海は指をジャン・バールの中に入れた。ヌルヌルと愛液が指を濡らし、時折締め付ける。猛海は指を二本に増やし、中を大きくかき混ぜ、ヒダを擦った。
「…んん……ん」
猛海の指の動きに合わせて、ユラユラと揺れるジャン・バールの腰。猛海が性急にズボンを下ろし、肉棒を引き出す。猛海の肉棒を初めて目の当たりにして、ジャン・バールが生唾を飲み込んだ。ドス黒く血管が浮き出た猛海の肉棒が、天を仰いでいる。
「ジャン・バール」
「…そんなモノがオレの中に…入るのか…」
「引き返すなら今だぞ?」
猛海は不敵に笑う。ジャン・バールが頭を横に振る。何度か深呼吸をして、小さく頷く。猛海は、肉棒を割れ目に擦り付ける。そして、グジュという音を立てながら、ジャン・バールの中に挿入し始めた。苦痛に歪むジャン・バールの顔。指が、猛海の腕に食い込む。猛海の肉棒は、ゆっくりと圧し進めていく。途中、狭い所があった。猛海は一度挿入を止めると一気に貫く。そして、猛海の腰がジャン・バールの肌と密着した。肉棒を子宮にグリグリと押し付け、馴染ませていく。
「…ほら、ジャン・バール。俺のが子宮に密着してるの…分かる?」
脚をプルプルと振るわせ、涙目のジャン・バール。浅い呼吸を繰り返す。猛海は、額を汗で滲ませたジャン・バールの首筋にキスをする。指は乳房を揉みしだき、尖端を摘む。
「…あ…ん、…待っ…」
ジャン・バールの中がキュッと締まった。
「もう…少し…あぁ…はぁ……待」
ジャン・バールは言葉が続かない。猛海は身体を密着させたまま、何度もジャン・バールの首筋に舌を這わせ、尖端を摘み捏ねる。その度に、ジャン・バールの子宮が切なくなり、腰が少しずつ揺れ始めた。猛海は身体を密着させたまま、器用に腰を動かし始める。クチュクチュとイヤらしい音が部屋に響く。
「んん…あぁ……やぁ…」
苦痛に歪んでいたジャン・バールの表情が、悩ましげな表情に変化していき、段々と猛海の腰の動きが大きくなっていく。部屋に響き渡る身体をぶつける乾いた音。ジャン・バールの声が甘くなる。唇を重ね合い、お互いを求め合う。猛海が上半身を起こした。ジャン・バールの腰をしっかり掴み、激しくぶつけ始める。猛海の腰の動きに合わせて、ジャン・バールの身体が揺れた。
「もうそろそろイクぞ」
「…きて…」
猛海の肉棒が一際大きくなる。ジャン・バールの中が大きく脈打った。
「…くっ!」
勢い良く子宮に向かって放たれる精液。猛海はグリグリと結合を深めた。ドクドクと肉棒が脈打つ。猛海がジャン・バールの上に覆い被さる。猛海の脈動を感じながら、ジャン・バールは猛海を抱き締めた。荒い呼吸で見つめ合う二人。自然と唇が重なり合う。
「…猛海、夕食の時間だぞ」
ドアをノックすると同時に、部屋の中に入ってくる人物。猛海は、射精の余韻が残ったまま身体を起こし振り返る。部屋に入って来た人物と目が合う。猛海の視界には、リットリオとザラが映っている。二人は硬直状態。見られた猛海は慌てる事もなく、ジャン・バールの中から肉棒を引き抜く。まだ猛海の肉棒は硬さを維持していた。猛海とジャン・バールの愛液で濡れている肉棒。二人は頬を染めながらも、身体を震わせている。ジャン・バールがゆっくりと身体を起こし、二人の存在に気付いた。二人も猛海が抱いていた相手がジャン・バールだと気付く。互いの視線が絡み合う。
「…どうした?」
気まずさなど感じていない猛海が、リットリオとザラに声を掛ける。二人はしばらく立ち尽くし、混乱している脳を落ち着かせようと互いを見つめた。だが、とうしても猛海とジャン・バールに視線が向かう。
「…ジャン・バール…その…話が…」
混乱しながも、リットリオが口を開いた。ザラも何か言いたそうに、口をパクパクと動かしているが、声が出ない。ジャン・バールも顔を真っ赤にして視線を逸らす。
「あっ、悪いな。服を着るからちょっと待ってくれ」
猛海が服を掴みジャン・バールに渡した。猛海自身もボクサーパンツを履く。まだ固く反り上がった肉棒。パンツの中でも存在感を見せ付けていた。ジャン・バールがチラリと猛海の下半身に視線を送る。
「…猛海」
「ん?何だ?」
「その…ソレ」
ジャン・バールは言葉を呑み込み、下半身を指差す。ジャン・バールが言いたい事に猛海は気付いた。
「ん?ああ…大丈夫だ」
「でも…」
「心配するな」
いつも複数人も相手している猛海。基本、一回で済むはずも無い。本当なら、あと数回くらいしないと収まらないのだが、そんな事は言えない。ジャン・バールが徐に、パンツ越しから肉棒に触れた。ビクッと大きく反応する肉棒。
「…ジャン・バール、止めろ」
猛海がジャン・バールの手を掴む。
「猛海、本当は我慢してないか?」
言いながら、パンツを引き下ろすジャン・バール。勢い良く出てくる肉棒。ジャン・バールの手が、肉棒を直に触れ撫でる。ジャン・バールはリットリオとザラに視線を向けた。ジャン・バールが猛海の下半身に跨る。
「リットリオ、ザラ。猛海に対する気持ちが本当なら、素直に求めろ」
ジャン・バールの言葉に、二人は生唾を飲み込む。二人から視線を猛海に戻し、自ら肉棒を割れ目に宛てがう。
「猛海、オレはお前と一つになれて嬉しいよ。これからもずっとお前の側にいたい」
そう言って、肉棒を中に誘った。猛海は驚いた表情を見せたが、優しく微笑みジャン・バールの中を突き上げた。リットリオとザラの目の前で、二人が求め合う。時折、猛海が視線を二人に向けた。真っ赤な顔で呆然と立ち尽くしていた二人は、徐々に猛海に近付く。
「…わ…私も…猛海が…好きだ。だから…」
「猛海が好き…私も貴方の側にいたい。だから…」
二人の告白に、猛海は柔らかい笑みで頷いた。そして、長い夜が始まる。
「リットリオとザラ、猛海を呼びに行ったまま戻らないな」
食堂でエンタープライズが言う。
「…ジャン・バールも、姿が見当たらない」
ビスマルクも口を開いた。天城はニコリと微笑み。
「三人なら、猛海様の所ですよ」
その言葉に、その言葉の意味を理解している全員が『ああ、そういう事か』と同時に頷いた。
新しいスマホに買い替えました。しかも、初iPhone。使い方がイマイチ分かんない…。でも、何とか使いこなせ始めた今日この頃。
今、次話に向けて書き書きしてます。なるべく早めにアップ出来るとエエなぁ〜