※この作品はR-18です。

果てない空   作:サイバーエタニティー

1 / 1
貴方は私にとって遠い存在だった…まるで空のよう…いや、「流星」のように。


果てしなく遠い空

「私は氷川紗夜。

花咲川女子学園の2年生。ちなみにB組よ。

誕生日は3月20日。

血液型はAB型…」

 

 

 

「カーット!」

 

 

「はぁ…?」

 

「紗夜…硬いって。もっと表現力豊かに自己紹介しなきゃ!」

 

 

「…どうしてよ…」

 

 

「どうしてって…これうちの学区の高校生徒全員に見られるんだからな?もっと捻らないとそんな人だと思われるよ?」

 

 

「別に構わないわよ。だいたいそんなに言うなら貴方がやってみたらどうなの?」

 

 

「いや…俺は別に…紹介する必要ないしな。」

 

 

「ほら!やっぱり出来ないんじゃない!勝手なこと言わないでよね。」

 

 

「む…わかったよ。やりゃいいんだろ?やりゃ。」

 

 

「えぇ。」

 

こうして私の彼氏(?)の国定流星の自己紹介ビデオの撮影が始まった。

 

そもそもなんで自己紹介ビデオなんか作成しているかと言うと…2週間前くらいに遡るわね。

 

 

 

 

 

 

--

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「氷川紗夜君。君に直々に頼みたい依頼なんだがね?」

 

 

「はい。なんでしょうか?」

 

 

「今度この学区の高校生を集めてクイズ大会を開催しようと思ってね。」

 

 

「は…はぁ…」

 

このようにうちの校長先生は訳の分からないことをいつも言う。

だから私はこの人が少しだけ苦手だ。

 

 

「そこでだ。学院2位の知能を持つ君に是非とも実行委員長をお願いしたくてね。出来るかな?」

 

 

「学院2位」

 

その言葉が私の心を少し抉った。

 

だから私は少し苛立ちながら言った。

 

 

「なぜ私に?学院1位の彼にお願いすればいいじゃないですか。」

「いや…実はお願いしたんだがね…絶対にやりたくないと断られてしまってね…頼めるかな?」

 

 

まったく仕方がない。本当にあのめんどくさがり屋な性格だけは治して欲しいものだ。

 

 

本当はやりたくはないが、断るのも面倒なため私は受けた。

 

「はい。是非ともやらせてください!」

 

 

「ありがとう!それでなんだがね?最初に自己紹介ビデオを作成してくれ。」

 

 

「はぁ…何故わざわざそんなものを?」

 

 

「ほら、みんな紗夜君のことを知らないじゃないか?何も知らない人が実行委員長をしているとなると不安だろう?」

 

「はぁ…」

 

 

「だから…頼むよ?」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

で、今に至るのよ。

 

 

学院1位の知能を持つ国定流星は極度のめんどくさがり屋。

 

 

なんにでも効率を重視している。

 

 

だから私とは気があった。

 

 

だから私は…彼について行くことにしたのよ。

 

 

 

 

 

 

 

「撮るわよ!3…2…1…」

 

 

「あー…国定流星ですよん。クラスは2年B組。特技は…寝ることじゃないですかね?そういった感じでお願いしまー…」

 

 

「カット!ちょっと…私より酷いじゃない!」

 

 

「うっせ。だいたいこういうの苦手なんだよ。」

 

 

「まったく…」

 

 

その時、扉が開いた。

 

 

それが…すべてのはじまり。

 

 

 

 

「国定くん…ちょっといい?」

  1. 目次
  2. 小説情報
  3. 縦書き
  4. しおりを挟む
  5. お気に入り登録
  6. 評価
  7. 感想
  8. ここすき
  9. 誤字
  10. 閲覧設定
▲ページの一番上に飛ぶ  X(Twitter)で読了報告
感想を書く ※感想一覧 ※ログインせずに感想を書き込みたい場合はこちら
内容
0文字 10~5000文字
感想を書き込む前に 感想を投稿する際のガイドライン に違反していないか確認して下さい。
※展開予想はネタ潰しになるだけですので、感想欄ではご遠慮ください。

評価する
点
※参考:評価数の上限
評価する前に 評価する際のガイドライン に違反していないか確認して下さい。