※この作品はR-18です。

司令官「え?人類見つかったの?......ふーん。」   作:九折

1 / 6
以前投稿してたやつ未完だろ?って?
うん。でもまたいろんなの思いつくしねぇ。
あの続きも書いたんですけど(今んとこ数万文字)完結する前に違うの作りたくなったから数ヶ月手つけてない。続けるかもしれないし続けないかもしれない。
開き直っちゃえば、ネット小説なんだから金もらってないし続ける義務はなーい。
好きなものを好きな時に作るのがモットーよ私。

後設定とか名前とかみんな好きなゲームでも一字一句言える?僕言えないから間違ってたり違う名前になってても察してくれ。


序章:導入

バンカー内は慌ただしく、普段の静謐さはなかった。

アンドロイド達にとって慌てることはまずないと言っていいだろう。情報は高速化され、共有され、並列化されていく。

そんなアンドロイド達の総代、司令官も眉間に手を合わせ考え事にふけっていた。

それは10分前に遡る。

 

 

「司令官、至急報告したいことがあります!」

 

最上位緊急通信がバンカーの情報統合室の巨大モニターに9Sの顔とともに映し出される。本来の通信は9Sからオペレーターへと伝達され、オペレーターが司令官に伝える形である。

しかし今回使われた最上級緊急通信は統合室のモニター直結である。

 

「どうした!?」

 

司令官はこのコマンドを使われたことに状況の芳しくなさをすぐに察知する。

モニターに映し出された9Sはカメラをアップから全体を写すように変え、2Bも一緒に写した。2Bと9Sはどこかの施設にいるのか、暗い映像だったがその映像には2人の間に培養液のような液体が入ったカプセルが存在し、中には人型の物体があった。

司令官はとっさに、登録外のアンドロイドかと思ったが、すぐに別の考えに至った。

 

「それは………、なんだ?」

「はい、それが僕とポッドで解析したみた結果、生命体。しかも機械生命体ではなくタンパク質で構成されている肉の体を持っていることがわかりました!」

 

9Sの報告内容が何を表しているのか多くのオペレーターにはわからなかったが、その報告の声がだんだんと喜色の方向へ変わっていくことから、すばらしい成果なのかもしれないと思われた。

9Sの報告でコマンダーは2秒ほどフリーズした。

 

「そ………、それはまさか。」

「はい!」

 

モニターの9Sは画期的な発見をしたという表情で嬉々とした発言した。

 

「そうです!人類は生きていました!!」

 

 

 

 

 

 

これが約10分前の出来事である。

バンカーの喧騒はまさにこの重大な案件によるものだった。

司令官はすぐさま受け入れ態勢をバンカー内に作るようオペレーターとバンカー内にいる手の空いているアンドロイドに指令をだす。最優先事項として。

アンドロイドは呼吸という概念を持っているが、ある程度大気の成分が異なる場所にいても対応できるように作られている。

よってバンカー内の空気成分は地球のそれとは違う。また自動精製工場(物資がある限り、設計図さえあればなんでも作ってしまうバンカー内の工場)を使用し、急ピッチで宇宙船を建造する。

というのもアンドロイドは宇宙空間でも活動できるが、人間はそうはいかない。耐圧、耐寒、耐熱、対放射線、etc

とにかく全ての緊急事態に備えられるように作らねばならぬほどに人間の体は弱く、そして貴重だ。

 

司令官は、熟考していたていた。

なぜ絶滅したはずの人類がここにいるのか?

なぜ保管されている形なのか?

なぜ今まで無事だったのか?

なぜこのタイミングで見つかったのか。

謎は続くばかりだがなんにせよ実物をバンカーに持ってきて保管するしかない。幸いカプセルは移動することが可能なようで、ヨルハ部隊が所持している資源で継続稼働できるようだった。

 

 

 

 

 

 

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

 

 

 

 

 

 

ありえないことだと9Sは思った。

人類の発見は栄光である。

月にいるはずの人類は地球にはいない。しかしもし地球に人類が取り残されていて、その1人を自分たちが発見できたのなら最大の功績だ。

情報収集を主とする9Sにはまるで不思議な箱のように、とにかく新鮮なものだった。アンドロイドとは違う見た目、形、色、カプセルを維持するために使われているシステム、言語、全てにおいて新鮮で興奮した。

自身の相棒でもある2Bも普段は感情を見せることを抑えているにも関わらず少し浮き足立っているように見えた。

 

「9S、落ち着いて。ジタバタしても宇宙船が来るにはまだ数時間かかる。」

「そっそうですよね。でっも!2Bもなんだか落ち着きないですよ!」

「そっそう?」

 

2Bにとって、人類はいわゆる神のようなものだった。

信仰対象とでもいうべきか。

命令を遂行することを是とし、完遂することを至上目標に置いている2Bは司令官の司令官のような存在に驚きを隠せなかった。

正直みたことがないのでこれが人類かどうかわからないというのもあるが、相棒の9Sが今までにみたこともないほど喜んでいたのでそういう意味でも微笑ましく嬉しかった。

カプセルに目を向ける。

体の至る所にあるチューブや電極、服はきておらず全裸ではあるが胸の高さほどまで電子機器でびっしりと埋め尽くされており下半身は見えない。

 

「9S、この後はどうなると思う?」

「ふぇ?ん“ん”!………そうですね。おそらくバンカーでカプセルが安全なのかどうかを確認することになるでしょう。開けてすぐ死にましたでは目も当てられませんし。」

 

確かにカプセルが未知の技術なら慎重に行動するべきだと思う。

 

「そして並行して月に連絡を入れるでしょうね。なんせ地球上にはいないとされる人類の発見ですから月に避難している方々も大慌ててでしょう。」

「もしかすると、人類が月からバンカーにくることもある?」

「ええ!あり得ると思います。確認と受け取りもあるでしょうし、もしかするとバンカーごと月に移動という可能性もあります。」

 

9Sの想定に人類に会ってみたいという欲求がわかないわけでもなかった2Bは少しだけ楽しみだった。

まだ見ぬ未知がこの星にはあるのだと知った。

 

 

しばらくして、バンカーから宇宙船が送られて、宇宙船にカプセルを運び込む。パスカルにはまた今度任務を遂行することを伝え、アクセスポイントに向かう。

宇宙船は急ピッチで作られたので、カプセルを運ぶ機能しかなく2人はいつも通りAPでデータ転送で移動した。

 

 

 

 

 

 

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

 

 

 

 

 

 

2Bがバンカーの自室で目覚めると、普段の服で起きた。

いつもの黒い夜は舞台戦闘服とは違い、少しだけ白のラインが入っておりデザイン性が高い。また、ベッドから起き上がると少しだけ感覚に以上があり、1、2歩よろめいた。

 

(なんだろう?何か異常が?)

 

2Bはすぐにネットワーク接続を切断し、内部チェックをし始めるが、いつもよりデータ容量が多いだけで異常は見当たらなかった。

何かが欠けている、のではなく情報が多すぎるのだと結論づけた。

もしかすると義体をアップデートされたのかもしれない。

発見された人類のことも含め9Sと合流して情報統合室に向かった。

 

 

 

統合室に入ると司令官は珍しく椅子に腰をかけていた。

情報統合室は未だ慌ただしく、21Oや6Oなども2Bたちに目を向けることもなく忙しそうにしていた。

 

「2人とも、まず座ってくれ。」

 

本来は机や椅子は存在しないのだが、通常時はしまわれているだけで無機質な椅子と机が地面から出てくる。

2人は言われるがまま座る。

しかし9Sが座ったところで一旦体をびくりとさせた後、ゆっくりと腰を下ろした。

 

「さて、まずは2B9S。2人とも今回の発見大儀だと思っている。先ほど月面基地に連絡を入れた。返信はまだ来ないが人類にとっても大きな発見だろう。」

 

9Sは照れ臭そうに頭をかいた。

 

「早速だが我々はやることが山済みだ。もう報告してしまった以上、あのカプセルの中の人類は丁重に扱い、どんな緊急時にも対応できるようにせねばならない。」

「従って今もなお解析は進んでいる。」

「質問よろしいですか?」

「いいだろう。」

「僕がバンカーに転送されてから異様に動きづらいような。体に違和感がありますし、情報取得量も多い。」

「ああそれについてだが、人類を発見したことによって我々にも変化が必要になった。いわば人類により近くならなければならない。というのも、バンカーの酸素濃度は地球のそれとは違う。人類がバンカーの中でも自由に過ごすことができるようにバンカー内もアンドロイドも改造していかなければならないということだ。」

「つまりアップグレードしたと?」

 

2Bは自身が強くなったのかもしれないということに少しだけ喜びを得た。

 

「ああ、直接的な戦闘面で強化を行ったわけではないのだが、戦闘面でも向上する見込みはある。例えば感覚の鋭敏化。これは戦闘面において空気の振動で敵の位置を素早く把握することができるし、耐水は今まで水に触れることができなかったのを改善した。」

 

2Bはまだ見ぬ戦闘面の強化に喜んだが9Sは少しだけ否定的だった。

 

「しかし感覚の鋭敏化は戦闘中の負傷で怯んでしまう可能性が上がるのでは?しかも僕の股間部にあるものはいったい?」

 

ああ、と司令官は2人の前に資料をだす。

 

「これは基本的に秘匿されていた資料だが、人類が発見されて解禁されることとなった。ここまで詳しくはないが一応ネットワークにも上がっている。」

 

2人に差し出された古びた紙の資料には生物の生態と構造などが細かく描かれていた。

 

「人類には男性と女性がいる。その二種が交配することによって子孫が生まれるわけだ。今回発見された人類は男性型で生殖器も当然男性器だった。

そして、人類のあらゆるデータを採取しなければならない私たちは、彼が可能な範囲で実験を行っていかなければならない。

9Sが先ほどから動きづらそうにしているのも、アップグレードされた機体に取り付けられた擬似男性器だ。」

 

淡々と説明される2人。いかに情報収集が得意な9Sでも別枠すぎて聞き入るだけだ。2Bもよくわかっていない様子でとりあえず何をすればいいのだろうかと指令を待っていた。

 

「あくまで早めにアップグレードした義体で任務をしてもらい、慣れてもらうことが目的だ。これからもし仮に彼が目覚めることがあった場合、感覚の共有、すなわち理解こそが最難関であるからだ。

人類は私たちアンドロイドのように並列化することはできない。実体験を言葉や行動で表すことでしかコミュニーケーションは取れない。人類と近しい感覚を持つことで幸福度を高める狙いだ。」

 

9Sはある程度理にかなっている理論に納得した。

過去の男性は男性器を持っていても違和感なく生活していたということでいずれ慣れるだろうと思う。

 

 

 

しばらく、休憩も兼ねてその場で資料を読み込むように司令官は2Bと9Sに伝えると、呼び出しがかかったように席を外した。

 

「2Bは新しい義体、どうですか?」

「違和感は………まだある。でも、いずれ慣れるとは思う。ただ強いていうなら今まであまり感じていなかったが私も色々と服がきつかったり、すれて痛かったりはする。」

「そうなんですね………もしかするとこれからは2Bのスキャンも僕の役目ではなく同じ女性型になるかもしれないですね。」

「それは………できれば指令がない限り9Sに継続して欲しいと思ってる。そのほうが……安心?する。」

「そっそうですか!?良かった!」

 

2Bはうまく伝えられなかったが9Sが喜んでいたのでよしとする。別にスキャンは誰でもいい。でもせっかくなら相棒にしてもらったほうが融通もきくし、不調にも気付きやすい。

 

 

 

司令官が何やら慌ただしく足早に戻ってくると、付き添いのオペレーターに隔離モードを発動させて下がらせる。

すぐに透明な壁が床から伸びてきて四角い部屋を作り出した。

 

「2B、9S今しがた朗報で、カプセルの中にいた人類が正常に目覚めたらしい。どうやら我々が何かしたからというよりは別の要因によるもののようだが。」

 

朗報に9Sは再び興奮するが隔離モードで話が始まったことから任務がくるのかもしれないと踵を返す。

 

「さて早速だが任務だ。2Bと9Sには今まで通り現地調査をしてもらいつつ、新しい義体で性交渉をしてもらいたい。」

「性……交渉?ネゴシエーションか何かでしょうか?」

「いや、先ほどの資料の60ページ目から書かれていることを実践してもらえばいい。私も詳しくは知らないが、早急にデータを収集しなければならない。」

「了解です。」

「了解しました。」

「幸いデータを収集するための第三者を用意する必要はない。擬態のアップグレードで、行為後に自動的にデータは転送される。また、すでに現地の義体は新しいものに換装された。」

 

2Bと9Sは任務遂行をいつも通り是とし、統合室を後にした。

 

 

 

 

司令官は1人白い部屋に残り、物思いに耽る。

 

(人類は絶滅した。しかし仮になんらかの方法であらゆる生体データをかき集められれば、月面の人類の情報とも組み合わせて、人類の再建もできるかもしれない。)

(なんにせよ人類が復活すれば私もこの呪いのような嘘をつく必要は無くなってくる。)

(やはり少し違和感があるな。この義体は。まだ全体の2%しか行き渡っていないが随時増やしていこう。資源も有り余っている。)

(人類の生体データをかき集める………ということは、ほかの生物との差も見つけなければならない。多くの生物での実験も考えられる。)

(彼が目覚めたのは朗報であるが、仕事が増える意味ではタイミングが悪い。機械生命体も活性化している。なんにせよ彼が会話できる状態なのか、生体データを収集する助けを許可してくれるのかにも変わってくる。)

 

指揮官は組んでいた足を解いて、己の股間にぴっちりと張り付いたレオタードをめくる。そこには真っ白な肌につるつるの恥丘があり、布をずらすことによって背筋に電流が走ったような感覚を覚える。

 

(これが本当にアップグレードなのだろうか?)

(あらかじめ『完全義体』のデータがアーカイブの極秘ファイルにあった。)

(これも予期していたことなのか、シナリオ通りなのか。)

 

司令官はゆっくりとレオタードを直して隔離モードを解除し、何事もなかったかのように職務に戻った。

 




次からノーマル2B×9Sが始まるよ。でも前作知ってるなら僕が好きなのご存知でしょう?ぐふふふ
まぁ最近ね。エロCG作ってたし、色々大変でして書いてる余裕なんて本当はないのよ。でもね。わかるだろ?
テスト前には部屋の片付けしたくなるってさ⭐︎

なんか文句あったらコメントにどうぞー。僕は煽り耐性0です。

許容範囲教えてください(意見は反映されるとは限りません。)もし詳細やこのアンケに関して何か意見があればコメントかメッセージいただけると幸いです。

  • 男(ショタとか)がいじめられる描写 あり
  • 男(ショタとか)がいじめられる描写 なし
  • 排泄(大)とかの描写 あり
  • 排泄(大)とかの描写 なし
  • マニアックなとこどこまでもついてきますぜ
  1. 目次
  2. 小説情報
  3. 縦書き
  4. しおりを挟む
  5. お気に入り登録
  6. 評価
  7. 感想
  8. ここすき
  9. 誤字
  10. よみあげ
  11. 閲覧設定
▲ページの一番上に飛ぶ  X(Twitter)で読了報告
感想を書く ※感想一覧 ※ログインせずに感想を書き込みたい場合はこちら
内容
0文字 10~5000文字
感想を書き込む前に 感想を投稿する際のガイドライン に違反していないか確認して下さい。
※展開予想はネタ潰しになるだけですので、感想欄ではご遠慮ください。