※この作品はR-18です。

ベル君が女の子にセクハラされまくるだけの話   作:葵α

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思いついたから書きました。ネタバレになってしまうのですが、今回は本番はありません。


聖火の主神

 これは、本来よりちょっとだけ、女性陣のベルくんに対するスキンシップが過剰なだけの話——。

 

 

 ***

 

 

「んん……」

 

 朝。いつも通り目を覚ましたベルは、いつも通り自分の懐へと潜り込んでいる神様に「んんんんんんん!!?!???!??!?」訂正。いつもと違うところがあった。

 寝ぼけ眼を一瞬で覚まさせる衝撃。確かに、普段胸を押し付けられていることを自覚しただけでも縮み上がる程ウブなベルではあるが、仮にこれが歴戦の男であっても冷静な判断を下すのは不可能だろう。

 

 

 

 

 

 なんと、未だ眠っているヘスティアの右手が、下着の中を直接弄(まさぐ)っていたのだから。

 

 

 

「ひっ、かっ神様っ、んっ、神様ダメっ、ダメです!」

「ん〜?……んふふ〜?べるくん〜」

「神様!あっちょっ、お、起きてください!」

 

 ベルが呼びかけている間も弄る手は止まらない。寝ているはずなのに中指から小指を器用に使ってベルの陰嚢(いんのう)を、残りの二本で寝起きのため屹立(きつりつ)する陰茎(いんけい)を刺激し続ける。

 寝ている神(ひと)に自身の『男としての命』をしっかり掴まれている緊張感と、やわやわと揉まれながらギュッと強く挟まれるという、えらく器用な彼女の細い手指が生む快感によって、「朝だから」なんかじゃ言い訳できないほど、陰茎は硬く大きくなっていく。

 

「ふっ、んっ、か、神様!お願いします!起きてください!」

「ん〜ん〜ん〜!!!」

「うぇっ!?神様!?」

 

 ベルが刺激に耐えつつ、どうにかヘスティアを起こそうと呼びかけると、ヘスティアはうるさいぞ、と。まだ起きないぞ、と主張しながら身じろぎする。しかしその行動は更にベルをピンチに追い込んだ。

 

「み、見えてます神様!神様!?」

「ん〜〜〜〜!」

 

 激しい運動をしたら溢れてもおかしくない程、布面積の小さいその服から、大きな胸がはみ出る。気づいたらベル自身のシャツも胸のあたりまでめくれ上がっていたので、大きく柔らかい彼女の胸は、直接腹へと押し付けられることになった。当然、健全な少年であるベルの興奮は更に増すことになる。

 

「はっ、あっ、こ、こんな柔らか、じゃなくって!」

「ん〜?……んっ!」

「あっ♡」

 

 そしてトドメだ!と言わんばかりに、今まで焦らすように陰茎の根元と陰嚢を責め続けていた指が、最も敏感な亀頭へと移動する。

 自分のものとは思えない声が出たベルは、しかし射精だけはなんとか我慢した。先走り汁が次から次へと出てきて、手淫の気持ち良さはどんどん増していくが、敬愛する主神をなんとしてでも汚さないように。そして、

 

「ぐっ、うぁぁああああああああ!」

「んがっ!」

 

 彼女を起こすことを諦めたベルは、レベル二の全力を持って、上(・)下(・)入(・)れ(・)替(・)わ(・)る(・)。

 それによって手からは逃れることに成功。しかし、最後の誘惑が彼に襲いかかることになる。

 ベルがいなくなったことによりソファに落ちたヘスティアは、腰を突き出すような体勢になり、ヘスティアの上に、後ろに回るのが精一杯だったベルと後背位のような形になる。

 おまけに、股間の布は先程の身じろぎでずれていたのか、ヘスティアの秘部は丸見えで、当然ベルの男根は大きくなったままである。

 

「はっ……はっ……」

「…………すー…………すー…………」

 

 正直、ベルは限界だった。はじめて受けるレベルの快感を、今までで最大の勃起を、ギリギリ、なんとかギリギリ耐えることができたのはひとえに、彼女が、汚してはいけない、敬愛する主神だから。

 しかし今、ベルが少し腰を前に進めるだけで、挿入る。

 

「……ぐっ、……はっ……はぁっ……」

 

 自分以外の誰かに勃起したモノを触られたのでさえはじめてだったのだから当然、ベルには性交の経験などない。

 だから今、ベルを悩ませているのは雄としての本能。バキバキに勃ったイチモツを、目の前の肉壺に押し挿れ、ぱんぱんと腰を打ち付けて、膣内をぐちゃぐちゃにかき混ぜる。そうすると最高に気持ちよく吐精できると、雄としての本能が言っている。

 

「……っはぁー、っはぁー……っはぁー……」

「……すー、すー、すー」

 

 頭の中の善性が、寝ている女性を襲うなんてと言えば。

 悪性は、据え膳食わぬは男の恥じゃと囁く。

 神様を裏切ることになるぞ、と言えば。

 

で(・)も(・)、(・)き(・)っ(・)と(・)神(・)様(・)な(・)ら(・)許(・)し(・)て(・)く(・)れ(・)る(・)。

 

「……ふっ、ふっ」

 

 ごくり。音を立てて唾を飲み込む。

 結論は出た、出てしまった。頭の準備は完了した。

 最後は心の準備だ。きっと一秒もせずに完了する。

 

 

 

 だから、その瞬間。待ちきれないぞと言わんばかりにヘスティアのお尻が近づいてきたことで。

 心の準備ができる前に、粘膜同士が触れ合ってしまったことで。

 ベルは正気を取り戻す。

 

 

 

「ひっ、あっあっあ、あ、あ、あ、す、す、すいませんでしたぁぁぁぁぁぁぁぁあああああ!!!!」

 

 正気を取り戻したベルの行動は速かった。ヘスティアから急いで飛び退くと、勃起したまま下着を履き直し、そのままの勢いで出かける支度を始める。

 

「い、いってきまああぁぁぁぁぁぁす!!!」

 

 再びレベル二冒険者としての全力を用いて支度を全て終えると、目を合わせられないのか姿を見ず、言葉だけを残してホームをダッシュで出て行った…………。

 

 ***

 

「……ぐぅうう。あと、もーちょっとだったのに!本当にあとほんのちょっとだったのに!」

 

 なお、ベルが去った後の部屋からは、悔しそうな声がしばらく続いていた。

 

「起きてるのがバレてもいいからもっとおもいっきり動くべきだったか!もー!ベルくんのヘタレー!」




次回は酒場のヒューマン予定。
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