ヘスティアから逃げたベルは、興奮が冷めないままホームを出たため、外で処理をするわけにもいかず、結果未だに勃起が収まらないままだった。
不幸なのか幸いなのか、若さ故の持続力と、下着を履いた時点から大きいままなので、上向きに固定することでぱっと見では異常がないようになっているものの、勃起したまま街中を全力疾走。変態と言われてもしょうがない事をベルはしている。
「あっ!ベルさん!」
「!!!シ、シルさん!」
こちらに気づいて手を振りながら声をかけるのは、いつもダンジョンに潜る際にお弁当をくれる酒場『豊穣の女主人』の店員。銀髪と可愛らしい笑顔が特徴のヒューマン、シル・フローヴァ。
「おはようございます、ベルさん。今日はとっても急いでますね?」
「す、す、すいませんシルさん!お弁当ありがとうございます!それじゃ!」
「……待って、ベルさん!」
行ってきます!と言う前にシルに呼び止められる。できればシルに変態だと思われたくないのでなるたけ早くここから立ち去りたいのだが、流石に無視するわけにはいかない。
「ど、どうしました?」
「……ベルさん。何か隠してませんか?」
そう、彼女は異常に勘が鋭い。ベルが嘘をつけない性格なのもあるが、彼女相手に隠し事は通用しない。だが本当のことを正直に言うわけにもいかず、無様な抵抗を繰り広げることになる。
「な、何かってなんですか?」
「……特別何かあるわけじゃないですけど、何か……」
「(良かった)何も無いですって!」
「本当ですか?」
「本当です!」
苦しい抵抗ではあるが、しかし決定的な証拠があるわけではなく。なんとか切り抜けられそう、と言うところで彼女の顔が訝しげなものから真面目なものへと変わる。
「……ベルさん。無理してませんか?例えば、体調が悪いとか。……私、他人のために行動できるベルさんのこと、好きですけど……それでもやっぱり、心配なんです」
「シルさん……」
なんということだ。僕がくだらない隠し事をしたばかりに、ここまで心配させてしまうとは。
でも、
だからこちらも、出来るだけ真面目な顔で。シルさんが安心できるような声色で。精一杯返事をする。
「……シルさん。大丈夫です。本当に、なんでも無いんです。シルさんが心配するようなことじゃ、決して。約束します」
「ベルさん……………………あ♡」
「え?」
シルさんの顔が真面目なものから、今度は急にいたずらをしかける子供のようなものにかわった。
何故だろう。直前、
「……ふふ♡ベルさん♡
「あ、あの、シル、さん?」
「ベルさん、どうぞこちらに♡お時間は取らせませんから♡」
「シ、シルさん!?あの!?シルさーん!」
言いながら、手をとって路地裏へと連れ込まれる。
そう、彼女相手に隠し事は通用しないのだ。
***
シルの手によって下着ごとズボンを下ろされると、一度衣服に引っかかったあとボロンッと弾き出されるように、大きく硬い男根が姿をあらわす。
「……わっ、すごい。ベルさんの……おっきぃ♡」
「……シルさん、ダメです」
「ふー♡」
「ひゃぅっ」
先程限界といってもいいところを我慢してそこからまだ射精していないソレは、息を吹きかけただけでもビクンと大きく跳ねる程敏感になっていた。
シルは、ベルの耳元に口を近づけながら、右手でそっと優しく指を這わせて徐々に握っていった。そしてそのまま、優しく
「……何がダメ、なんですか?……こんなに大きくしたまま……街中を走り回って私のところまで来て……ベルさんの方がよっぽど、イケナイことしてるんじゃないですか……?」
「んっ……ふっ……それは……くっ」
「それに…………ベルさんが本気で抵抗したら……私なんて絶対敵わないのに……こんな路地裏までついてきたってことは…………期待、してたんじゃないんですか?」
「……ふっ……ふっ……ふっ……ふっ」
シルの言葉責めと手扱きによって、ベルの頭の中は気持ちいいやら情けないやら、パニックになっていく。やがて、目に涙が浮かびそうになったころに今までの優しい手の動きとは一転。激しく、搾りとるように強く上下に動き始めた。
「……なんて、冗談ですよベルさん。ホームにはヘスティア様がいますし、ベルさんが私を傷つけて振りほどくなんてこと絶対にできませんよね。ごめんなさい、ちょっと調子に乗りました♡」
「シ、シルさん!んっ、わかりましたから、手を止めてください!うぐっ、シルさん!?」
「でもやっぱり、私に頼って欲しかったなぁって思います。こういうのって、近所のお姉さんにどうにかしてもらったりするじゃないですか。……実は私、ベルさんよりちょっとだけお姉さんなんですよ?」
「シルさん!?」
「……敏感すぎてちょっと辛そうですね。……んむ……んむ、れぅ……」
「っあ、はっ、あっ」
ベルの反応を見て何を思ったのか、彼女は手を動かしたまま唾液を垂らした。ベルの先走りとシルの唾液が混ざり合い、ぐちゅぐちゅといやらしい音を立てながら快感が増していく。
「……ね、ベルさん……私、こういうことするの……初めてなんです……♡上手にできてますか?……気持ち良いですか?……ベルさん♡」
……この
「……立っていられませんか……?大丈夫、私につかまってください……ふふ♡どこに触れてもいいんですよ……♡」
「ベルさんの耳……とっても美味しそう……♡ん、ちゅ、はぁ……れる……はぁ♡」
「
ラストスパートだと言わんばかりに、彼女の手の動きは更に激しくなっていく。ぐちぐちぬちぬちと先走りが濃く泡立って、細い指と手のひらに強く擦られながら陰茎がビクビクと跳ねる。
「っぐ、シルさん!でるっ!」
「はむっ」
「えっ!シルさ……!!!!!!ぐっ!!!!!」
「ん〜〜〜〜♡♡♡♡♡♡む〜〜〜〜♡♡♡♡♡」
射精する直前、彼女はペニスの先端を咥えた。当然、噴出する精液は彼女の口内を暴れ犯す。上目遣いで見つめる目は明らかに涙を湛え、それでも最後の一滴まで吸い尽くさんと手で搾り、口で吸う。
「はぁっ、はぁっ、シルさん、なんで……」
「ふっ♡ふっ♡……ん、ぐ、ごく、ん。ごく」
「シルさん!?」
そして、口いっぱいに溜まった白濁液を少しずつ飲み込む。涙目で、少しずつ一生懸命、自分の射精した精液を飲み込むシルの姿を見ると、思いっきり射精して満足したはずの愚息が再び反応していく。
「ん。はぁ……口にする前に、おちんちんにキスしちゃいました♡」
「お、おちん……!!な、なんで飲んだりなんか……」
「酔ったお客さんが前に言ってたんです。男の人は飲むと喜ぶって。まぁその人はリューに叩き出されてましたけど……ベルさんはどうですか?ほら、あー♡」
そう言いながらシルは小さい口をできるだけ大きく開けて見せる。口の中は綺麗で、それは全て残さず飲み込んだことの証明。おまけに目を閉じて口を開ける彼女は、とても情欲を刺激する。
「そ、それは……その、とても、あの……エッチで、気持ち良かったですけど……でも」
「……ふふふ。正直ですね、ベルさん。大丈夫ですよ、ちょっと喉に引っかかる感じがしたけど…………ベルさんの、美味しかったですから♡」
嗚呼、なんて淫猥なのだろう。まるで淫魔だ。このままではまた、シてもらうことになってしまう。ここにいるのはとても危険だ、というか冷静に考えてみたらここ路地裏だ。デジャヴを感じるが急いで衣服を正す。
「あっ、もう行くんですか?」
「すっ、すみません。リリとヴェルフが待っているのでっ!」
仲間のことをダシに使ったようになってしまったが、これ以上ここにいては遅れてしまうのも事実なので積極的に使わせてもらう。
「じゃ、じゃあ」
「行ってらっしゃい♡ベルさん、また……しましょうね♡」
「は、はひ!?」
「今度はちゃんと、口にキス……させてくださいね……?」
「〜〜〜〜〜〜〜!!!」
声にならない叫びをあげながらベルは逃げ走り去って行く。どうせまた明日お弁当を持っていくため、豊穣の女主人に来ることになるのだが。
***
「……ふふ♡からかいすぎちゃったかな?」
「アーニャとクロエに気づかれないうちに口と手を洗わないとね。…………本当はもっと、余韻に浸ってたいんだけど……」
次回はソーマファミリアのサポーター予定。