※この作品はR-18です。

TS症候群 女体化日記 ⭐︎TS読み切り詰め合わせ⭐︎   作:みなぽん

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中原千夜 (なかはら ちや)旧名 中原中也
通常
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ヌード
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TS症候群 定期検診とTS交流サイトで友達作り。後輩TS室生犀星君の恋。

中原 中也(現在は千夜)はその日、上機嫌だった。明日は南海病院のTS外来の定期検診があるからだ。

より正確に言えば与謝野 晶子医師に会えるからである。

まるでデート前日に控えた少女のようにあれこれとコーデに頭を悩ませた。

「千夜ちゃん、せっかくだからこの間、買った夏物のワンピを見てもらったら」と母はいった。

彼女に見せるのにまぁまぁ順当な服装と言うところだろうか。

 

与謝野晶子からもらった彼女の本「TSで悩める君たちへ 50のアドバイス〜君死にたもうことなかれ〜」医と心の地平社刊は彼(彼女)にとってバイブルといってよかった。彼は何気なくページをめくった。

 

第六章 性転換から一ヶ月後の君へ

性転換から1ヵ月、めくるめく変化の中で新しい自分を少しずつ実感できている時期ではないだろうか。女性として扱われることに驚きを感じたり、男性と接する中で怖さを感じる経験もしているはずだ。そしてその中で君たちの頭の中で1つの命題が浮かび上がっていると思う。「自分は果たして男なのだろうか女なのだろうか」驚くべき事に性転換をして1ヵ月で50%の患者が恋愛対象の変化があったと答えている。つまりかつて自分も男性でありながら男性に恋するようになるのだ。もちろん女性同士と言う形にはなるが前の彼女と交際を続ける患者もいる。また、ホモセクシャルの関係からTSで相方が女性化し異性同士のカップルになっても継続した事例もあり、愛情とは「肉体関係ではなくその個人の精神を互いに包容しあえるかにある」と言えるだろう。いわば精神の交わりプラトニックラブがあれば肉体の壁は乗り越えていけるということだ。

私は肉体的機能の女性化を第1フラグとするならば、自分とは男なのか女なのかが精神的に納得のいく瞬間を第2フラグとしている。そして自らが男なのか女なのかを定めた上で第3フラグは言うまでもなく交際や結婚、出産となる。ことにTS病に罹患した思春期の若者は自分探しと同時に性的な意味での自分探しを同時にすることになるのだ。

私はそうした悩める若者たちのためにTS交流サイト「エンジェルリンク」(TSエンジェル)で検索をオープンしている。この病気を経験した先達たちの体験や自分探しの悩みがこれからTSの道を歩んでいく者達の参考になると考えたからだ。

 

全く以てこの本はいつもながら的確なアドバイスだ。彼(彼女)は早速交流サイトにアクセスした。

TSの社会人たちの寄付とボランティアで管理されているらしい。

最初はTSで結婚から出産という話題に目を見張ったが、サイトの中ではありふれたことであった。

そして多くの場合、出産後はメンタリティーは完全に女性化しており滞りなく母親としての役割を果たせているようだ。

また、悩みとしては近い関係の友人からレイプされたと言う話題が多かった。千夜の脳裏に小林秀雄、ヒデの姿が真っ先に浮かんだ。しかし心優しいあの友人がそんなことをするとはとても思えなかった。

 

そしてTSフレンドのコーナーでは同じ南海大学病院でホッシーというハンドルネームの高校1年生の子を見つけた。

ためしにメッセージを送ると偶然にも明日が受診日であると言う。

千夜は受診後ラウンジでのお茶に誘った。目印は緑色のブックカバーの本とした。相手が興味があるなら自分を訪ねてくるだろう。

様々な期待を膨らませて、翌日の朝がやってきた。

そして緊張感とともに与謝野晶子先生の診察室を訪ねる。

「あら、中原中也くんじゃない?今は千夜ちゃんね、すごく可愛くなってメイクも板についてきたね」

看護師の岩井志麻子が笑顔で迎える。

 

そしてその奥にねずみ色の椅子に腰掛けた与謝野晶子先生がいた。相変わらず日本人形のような美しさ、

知性を秘めた吸い込まれるような瞳。美と英知の結晶がそこに座っていると千夜は思った。

「与謝野晶子先生、先生の本、俺いつも読んでます。毎日、先生のことを思い出してます。」

「千夜ちゃん、、また一段と綺麗になったね。学校の友達は優しくしてくれているかい?」

彼女の瞳が千夜を見つめた。

「ええクラスメイトはみんな俺によくしてくれます。ちょっと意地悪されたこともありますけど、、、」

彼(彼女)が憂いを秘めた表情で俯く。竹久夢二にされたことが思い出されて涙がこぼれた。

 

「うーんちょっとカウンセリングが必要かな、岩井君ちょっと席をはずしてもらっていいかな。千夜ちゃんそこのベットに横になって、、」与謝野晶子に促されて彼(彼女)はちょこんとベッドに座った。

「おいで千夜、悲しい事やつらい事、いっぱい我慢してきたんだよね」

彼女が両手で千夜を抱きしめた。ふっくらとした胸の柔らかさ、アルコール消毒液と落ち着いた香水の香り。

安息感に包まれてうっとりする千夜の髪を与謝野晶子は優しく撫でた。

「ううっ先生、俺、俺、、同級生の泉にディスられておっさん達に痴漢されて、、この間は、、先輩連中に、、拉致られて、、美術室で犯されて、、うううっ、俺なんも悪い事してないっす、なんでTSなんです。なんで俺だけが、、先生、先生 ひっくえぐえぐ」

 

「あーあ、鼻水まで垂らして美人が台無しにだよ、ほら、ティッシュ、あははは可愛いな、。妹ができたみたいだ、お姉ちゃんはいつでも味方だよ、遠慮なくいっぱい泣いて、いいんだからね、よしよし」

与謝野晶子は優しく背中を撫でた、撫でられるほどに嗚咽が漏れたが涙と一緒に心に秘めていた悩みが一つ一つ溶けていくようでもあった。

「先生そろそろ次の患者さんたちが待ってます。」扉をノックして岩井志麻子が与謝野晶子につげた。

「可愛いプリンセスとつかの間の逢瀬だな、今度来る時は笑顔を見せてね。千夜ちゃん」

「与謝野先生、、」目を閉じて桜色の唇を差し出す千夜、与謝野晶子は甘いディープキスで答えた。

そしてうっとりしたひとときの後、彼女は医師の顔を取り戻した。

 

「血液検査の結果だけどホルモンバランスも正常、さっき抱きしめた感じでも、体の女性化はほぼ定着したみたいだね。なかなかのナイスプロポーションだ。ところで月経がそろそろくると思うんだけどどうだい?」

「ああ、女性化講習でいってたやつですね。一応、俺、ナプキンが持ち歩いています。まだ来ないけど、、。あれって痛いんですか」

中原千夜は少し不安そうな表情をした。

「あはははは、月経の痛みはね個人差があるから、正直何とも言えないなぁ。鎮痛剤は持ってるよね。あとこの貼るホカロンも持っていくといいよ、下腹部に貼ると少しは痛みが和らぐ、、、でもこの痛みもまた女性であると言う事なんだ。命を生み出す力を体の中に持っているそれはすごいことだと思わないかい?それを維持していくための痛みだからね、ともあれ体験してみることだ。そして大概の事は何回か繰り返すうちに習慣になる、そのうち苦でもなくなるさ。」

 

診察時間を大幅にオーバーして彼の診察は終わった。退院後たまっていた様々な思いが春の日差しに溶ける雪のように氷解していた。与謝野晶子との逢瀬、次は1ヵ月後。彼(彼女)は愛おしさを自分の心の奥にしまいこんだ。

そして、病院のラウンジに向かう。コーヒーを注文して緑色のブックカバーの本をテーブルの上に置いた。

ホッシーとはどんな子だろうか?もしかしたらが体の大きな相撲体型のTSかもしれない、、。彼(彼女)は想像を膨らませて1人微笑んだ。

すると小柄な少女がこちらにトコトコと向かってきた。お盆の上にはクリームソーダ。

凹凸のない体、ほっそりとした足。見ようによっては小学生の女の子にも見える。おかっぱの髪と眼鏡が彼女をさらに幼く見せている。そしてその子は彼(彼女)のブックカバーに目を留めて声をかけてきた。

 

「チヤさんですか?」彼女のハンドルネームをよんだ。

「ホッシー?」

「はいそうです。チヤ先輩。中原中也先輩と言ったほうがいいですか。」彼女は突然に千夜の本名を言った。

「どうして俺のこと知ってるの?」彼(彼女)は少しドギマギした。

「僕も浅西の生徒なんですよ先輩。先輩は有名人だからすぐわかりました。僕は 室生犀星、阿佐ヶ谷西高校の1年生です。

名前は元から女の子っぽいので変えませんでした。ホッシーと呼んでください。」彼女は小首をかしげてクスリと笑った。

ウサギとかリスとか小動物系の愛らしさ、千夜は無性に彼女を抱きしめたくなった。

 

ホッシーは退院してすでに4ヶ月だと言う。

「TSではホッシーが先輩だな、よろしくなホッシーパイセン!」

「あははは、チヤ先輩は愉快な人なんですね、空手部だから怖い人かと思ってましたよ」

「ところでホッシー?あの、その、生理って痛いのか?」彼(彼女)は恐る恐る訪ねた。

「チヤ先輩、、知らなかったんですか?ものすごい激痛ですよ。ある瞬間から割れ目から血があふれてくるんです。もう布団とかシーツ真っ赤っ赤ですよ。そして風呂場でパンティーをぬぐと、真っ赤な血と黒い血がねえ、正体不明のゲル状のものと一緒にべったりくっついてるんです。最初に見た時は死ぬかと思いましたよ。」

 

「おい、それマジかよ、、女の子ってハンパねえなぁ」

「あはははは、冗談ですよ。ちょっとほんとだけど僕はそんなに痛くなかったです。怪我の出血とは違いますからね生理現象です。安心して大丈夫ですよ。」どうやらこの小動物ちゃんはいたずら好きのようだ。

「でもさあ、女の子になった途端に周りの連中の反応変わるよな、ホッシー?お前の友達はどうだよ」

「そうですね、僕はTSになる前からちょっとクラスのマスコット枠というか小動物というか、そんな感じでしたからね。あんまり違和感はないですね。

それに僕は胸が小さいからみんな違和感が少ないんだと思いますよ。

千夜先輩みたいに、むしろもう少し胸が欲しいなって思ってます。

これから成長するとは思うんですけどね。どうせなら可愛い女の子になりたいじゃないですか」

「ホッシーは積極的だね。」千夜は感心した。

 

「僕、故郷に好きな男の子がいたんですよ。親友でした、でもふられちゃいました。ヤバイ奴ですよね僕、中学3年生の時に告って、、それを周りにばらされて、中学にいられなくなったんです。でもうち、父と母が離婚してて、東京に親父が居るもんだから、こっちにでできたんです。親父はちょっとDVとかあるんだけど、、母さんのいる長野にはもういられなくて、、親父と2人で暮らし始めたら、次は高校でTS症候群、、、なるならもっと早くなってればよかったのに、えへへへへ、間が悪い、、かっこ悪いですよね僕。」

 

そういうと彼は小さく詩を吟じた

 

ふるさとは遠きにありて思ふもの そして悲しくうたふもの

よしや うらぶれて異土の乞食となるとても 帰るところにあるまじや

ひとり都のゆふぐれに ふるさとおもひ涙ぐむ

そのこころもて 遠きみやこにかへらばや 遠きみやこにかへらばや

 

「ホッシー、俺も詩は大好きだけどきれいな詩だね。でも、親友ってそんなひどい奴だったのか」

「実際は僕が告白をして、翌日クラスのLINEにそのことが暴露されてて、そのまま逃げるように長野を後にしたから、、彼がそれをしたかどうかわからないんです。実は告白の返事も聞いてない。でもどうせ結果わかってるから、、」彼女はうつむいた

「もしかしたらその友達はお前の告白オッケーだったかもしれないじゃんか?お前可愛いし」

「仮にあの時オッケーだったら、今はアウトですよ。だって僕、女の子になっちゃったんだから」

彼女の思考は完全に迷路にはまっているようだ

 

「なあホッシー、俺の好きな本にこんなに一説があるんだけど」と千夜は与謝野晶子からもらった彼女の本「TSで悩める君たちへ 50のアドバイス〜君死にたもうことなかれ〜」医と心の地平社刊のページを見せた。

「ホモセクシャルの関係からTSで相方が女性化し異性同士のカップルになっても継続した事例もあり、愛情とは「肉体関係ではなくその個人の精神を互いに包容しあえるかにある」と言えるだろう。いわば精神の交わりプラトニックラブがあれば肉体の壁は乗り越えていけるということだ。」

「なあホッシー、お前とその親友との間に精神の絆、プラトニックラブはなかったのかよ?」

「萩原朔太郎、、朔太郎、、、僕たちの間にはそれがあったの?、、僕にはわからない」

彼女瞳から涙が溢れた。

千夜の心におせっかいな心がむくむくと湧いてきた。

 

「今は11時、、、長野までは、、200キロちょいかな、、」スマホのグーグルマップで時間はかる千夜

「おい!ホッシー、これから俺のバイクで長野までいこうか?」

「え!突然、そんな」

「まだ泣いてしまうくらい未練があるなら、直接本人に聞いてバッサリふられたっていいだろ、相手の懐に飛び込むのが武道の基本だぜ」こうして強引に彼女をバイクに乗せた。

バイクはフォルツァ250CC、ビックスクーターだ。長距離のツーリングをするバイクでもないが長野まで200キロ、今から出発すれば2時半ぐらいには着くはずだ。

 

そして2人は中央自動車道をひた走った、目的地は長野県諏訪市、緑の山々を越えて2人の女の子がタンデムで高速道路を走っていく。

時速100キロ越え、2人のスカートがバタバタとめくれた。かわいいお尻が時折見えた。

赤髪の美少女とロリ体型のおかっぱの女の子、周囲のドライバーの目を 楽しませた事は言うまでもない。

そんなエロい暴走の果てに長野県諏訪市についた。

ドライブインでおやきを食べて、彼らは萩原 朔太郎の家に向かった。

諏訪湖を望む庭付きの一軒家、小さな頃から朔太郎と一緒に遊んだ家だ犀星の瞳が潤んだ。

しかし別離から1年、彼は朔太郎の家のインターホンが押せずにいた。

 

萩原朔太郎は家で読書をしていた。最近は友人関係も乏しく、1人で家にいることが多かったのだ。

何気なく窓の外を見ると赤い髪の美少女とおかっぱ髪の可愛らしい少女が門の前でこちらを見上げていた。

ことに黒髪の少女のほうはかつての親友だった室生犀星の面影があった。

朔太郎の心が激しく高鳴った。男の子とは思えない愛くるしい表情の友人に彼は恋心を抱いていた。

親友と言う濃密な関係の中に混ざる甘い愛情の芽生え、そして彼はそれが犀星に伝わることをひた隠しにしていた。そのことが露見すればこの何事にも変えがたい関係が崩れてしまうと思ったからだ。

 

しかし、犀星の方から告白された。彼は朔太郎の返事を聞くこともなく、その場を顔を真っ赤にしてかけ去ってしまった。彼の魂は歓喜に満ち震えた。明日であったらば、ぎゅっと抱きしめて自分の溢れる想いを伝えよう。たとえ男同士であっても2人なら乗り越えていけるはずだ。そう心に誓って朝を迎えた。

しかし、クラスの何者かの目撃者がその関係を無残に引き裂いた。LINEに書き込まれたクラスメートの心無い中傷。室生犀星を変態と罵り、ホモと蔑んだ。朔太郎への同情のメッセージもあった。日頃おとなしい室生犀星は格好のいじめの標的だったのだ。

 

そして彼の友人は彼の前を去った。電話は着信拒否、家族に聞いても行方を教えてもらえなかった。

萩原朔太郎は書き込みをしたクラスメイト四人全員に報復をした。何度も喧嘩を挑んで全員を不登校にまで追い込んだ。そして荒んだ行動から彼自身もクラスから孤立した。

彼はたまらず1階に駆け下りて裸足のまま外に出た。室生犀星に似た女の子はビクッと小動物のように震えて、逃げ出した。琵琶湖の湖畔に沿って彼女が逃げる。

萩原朔太郎は自分の足にたくさんの切り傷を作りながら彼女を追った。そして湖の岸辺に彼女を追い詰めた。

「ごめん朔太郎、僕、君に迷惑をかけたすぐにいなくなるから許して、、許して、、」彼女が顔を覆って泣いた。

「室生犀星、、会いたかった、、お前、詩が好きだったよね、、俺の詩、、聞いてくれよ、そして俺のこと許してもらえるならその顔を上げて俺に顔を見せてくれ。」

 

こころをばなににたとへん こころはあぢさゐの花

ももいろに咲く日はあれど うすむらさきの思ひ出ばかりはせんなくて。

 

こころはまた夕闇の園生のふきあげ 音なき音のあゆむひびきに

こころはひとつによりて悲しめども かなしめどもあるかひなしや

 

ああこのこころをばなににたとへん。こころは二人の旅びと

されど道づれのたえて物言ふことなければ わがこころはいつもかくさびしきなり。

 

「俺の心の道連れ、それは室生犀星、、お前だけだ!愛してる。萩原朔太郎はお前を愛してる!お前がいなければ生きていけないんだ大切なお前をあの日守れなかった、お前を悲しませた、、俺は罰せられるべき男だ、たとえ男同士であっても愛するものを守れなかったのだから。でも、許してくれるなら、俺と付き合ってくれ、お前が何者であっても俺が幸せにする!室生犀星お前の心はまだここにあるのか?あの日の告白はまだお前の心の中にあるのか答えてくれ」

 

室生犀星は顔を上げて萩原朔太郎を見た。

朔太郎が思わず息をのんだそこには室生犀星の姿をした愛くるしい少女がいたからだ。

彼は親友の室生犀星が女になる事を想像して自慰をしたことがある。

彼女の唇を奪いながら彼女の可憐な花園に深々とペニスを挿入して自らの情熱の猛りを思いのままに射精することを思い果てたことがある。

今、彼の目の前にはその想像以上の美少女がいた。

座敷わらしのような無邪気でおとなしそうな表情、それでいていつも楽しいことを探しているようなくるくる回る愛らしい瞳。

桜色の小さな唇、触れれば折れてしまいそうな小さな肩が小刻みに震えていた。そしてその彼女が拳をぎゅっと握りしめて勇気を振り絞って荻原朔太郎の求愛に詩で答えた。

 

わたしは何を得ることであらう わたしは必らず愛を得るであらう

その白いむねをつかんで わたしは永い間語るであらう

どんなに永い間寂しかつたといふことを しづかに物語り感動するであらう

 

2人の間の別離の日々が瞬時に氷解した。互いに駆け寄って強く強く抱きしめあった。

そして諏訪湖の湖畔で2人、仲睦まじく語り合った。夕焼けに寄り添う2人の影。

それを遠くで眺めながら、千夜はバイクに跨った。今から帰れば、夕食時には家に帰れるだろう。

バイクにまたがると下腹部に痛みを感じた。パンティの中がジュンと濡れた感じがする。

彼は恐る恐るパンティーの中に手を入れた。指先にラズベリージャムのようなねっとりとした鮮血

「なんじゃこりゃーーーーー!」諏訪湖の湖畔で千夜は叫んだ。月からの使者は彼にもやってきたのだ。

 

中央高速のドライブインの途中でホッシーからは実家に泊まるから大丈夫とメッセージがあった。

おそらく彼女は今日は別なところで寝るだろう。

室生犀星と萩原朔太郎の2人の空気から千夜はそれを感じとっていた。強い精神の交わりはそれ自体が磁石のように肉体を結びつけるものだ。

 

久しぶりに帰った実家、母は暖かく犀星を迎えてくれた。

久しぶりに母のつくった温かい夕食を食べ、清潔な風呂場で湯に浸かる。

居心地の良い我が家。酒瓶とコンビニ袋が転がる父のアパートとは大違いだ。

母の鏡台を借りて念入りにメイクを整えた。

母が後から彼女の髪をといてくれた。

「フフフ、夜遅くにどこに行くのかしら、今日だけは大目に見てあげるけど。犀星ちゃんの恋する王子様は誰かしら?もしかしたら朔太郎くん。彼はイケメンで素敵よね」

「母さん(//∇//)あっちいってて」

夜9時、彼女は母にこっそり家を出た。向かった先は彼らの卒業した中学の天文実習室、かつて彼らの部室だったところだ

 

いつもの植木鉢の下に実習室の鍵は入っていた。

大きな望遠鏡に天窓、4畳半ほどの畳がしいてある。

その畳の上で室生犀星と萩原朔太郎は向かいあった。

どちらからともなくお互いの唇を求めた。強く抱き合いながら深く舌を絡めた。互いに抱き合う腕が相手の体を強く求めるようにまさぐりあった。朔太郎の体、成長期の彼は以前よりも背丈は伸びて胸板も厚くなっていた。頼もしい男の体だ。そしてむしろ驚愕が大きかったのが朔太郎の方だった。まるでケーキでも抱いているような柔らかい感触と甘い匂い。壊れてしまいそうな儚さと愛らしさ

ジーパンの下が痛いくらいに勃起した。

 

「あはははは、朔太郎が僕で勃起してる」室生犀星が小悪魔のように笑った。

「だってしょうがないだろ、大好きな子を抱きしめているんだから。」

朔太郎は豪快にジーパンを脱いでそそり立つペニスを見せつけた。

「うわぁ、大きい、朔太郎のおちんちんってそんなに大きかったっけ?」

目を見張る犀星、そのびっくりした様子がかわいかった。

「遠慮なく握ってみろよ、犀星のせいでこうなったんだぜ」

彼の小さな手にいきり立ったペニスを握らせた。

朔太郎の心がぞくぞくとした。犀星の小さな手にペニスを握らせることは彼の長年の願望だった。

しかし彼女のリアクションは彼の想定の斜め上を突き抜けていた。

 

「フフフ、夢にまで見た朔太郎のおちんちん。」

犀星はそういうと愛おしそうに朔太郎のペニスに頬ずりをして、ペニスにキスをした

そして桜色の小さな唇で彼のペニスを口の中に含んだ。

あったかい口の中に彼の怒張したペニスは優しく包まれた。ジュルジュルと隠微な音をたてて、犀星の小さな口が彼のペニスをしゃぶった。そして頭を上下させて彼のペニスをとろけるような快感に追い込んでいく。

「んんんんじゅぷ、じゅぷ、、んくんく TS女でごめんね、でも僕、一生懸命尽くすから、

朔太郎の女にして」

小柄な少女が自分の股間に顔を埋めてペニスをしゃぶっている。

 

「あああ、犀星好きだあ!犀星!おおお射精るぅうううう!」

朔太郎は不覚にも彼女の口の中に無許可で中出ししてしまった。

「んんんんくぅ、ケホ、ケホ、、ひどいよ朔太郎、中に出す時は一言いってね。突然射精するから僕、、朔太郎の、、全部、、飲めなかったじゃないか、ケホ、、」涙目でにらんだ彼女がまたかわいい。

「ねえ犀星、犀星の裸を見せてよ、、」

「僕の裸はツルペタで魅力ないよ、、でも朔太郎だから見せてあげる」

朔太郎はゴクリと生唾を飲み込んだ。

 

「まだ僕は貧弱な体だからあんまり期待しないでね、でも男の子じゃなくなった僕でも朔太郎は好きなの?

こんな中途半端なTS女で嫌じゃない?」犀星はいった

「俺が好きな性別は男でも女でもない。俺の好きな性別は犀星!それが全てだ」

朔太郎が真面目な顔で変なことを言った。

天窓から降り注ぐ青白い月明かりの下で、彼女が白いワンピースを脱ぐ、ブラジャーとパンティーも純白だ、、その姿は美しい花嫁のようでもありはかない雪の妖精のようでもあった。そして彼女の愛らしい小ぶりな乳房が現れた。ほっそりとした腰に小さなお尻がプリンと魅惑的な膨らみをしめしている。そしてぴったり閉じた彼女の割れ目が見える。彼の小さかったペニスはもうそこにはない。かつて男性であった形跡はかけらも残されていなかった。そして、体全体もすっかり女性化し。丸みを帯びている。

 

「あん、朔太郎、ガン見しすぎだって!僕、まだ成長期だから、これからおっぱいとかもちゃんと大きくなるから、今はつまらないからだかもしれないけど。僕、朔太郎が興奮してくれるようなセクシーな女の子になるから、、、(//∇//)」照れる犀星。

「かわいい!かわいすぎる。俺、理性、保てそうにない、、やべぇ!」股間を押さえて震える朔太郎。さっき射精したばかりなのにギンギンのペニスがそこにあった。

「フフフ、朔太郎になら食べられてもいいよ、僕を残さず食べてね」

犀星は覚悟を決めた。女の体になって男に抱かれるんだと言う事は彼自身も想像していなかったことだ。彼の大きな体、自分の小さな体が受け止めることができるだろうか、不安もあったが、朔太郎を喜ばせる為なら自分の体など壊れてもいいと思った。

 

「犀星、。優しくするよ、俺の犀星、、」彼は優しく唇を奪うと彼女の未熟な乳房を優しく愛撫した。さわさわと撫でるように指で可愛がった後は少し勃起してきた乳首を口に含んで優しく擦った。そして彼女の脇の下から腰のくびれ、お尻までを丹念に舌で愛撫し彼女の細くて長い足を優しく開いて、。彼女の花園を見た。ぴったり閉じてたワレメを優しく花びらを開くように開いて彼女の中を見た。

薄桃色の美しい花弁が彼女の中にあった。そして小さな愛くるしい穴がピクピクと震えていた。そして花の上には小さなつぼみが少し硬く凝っていた。「これが犀星のおまんこ、、可愛い」「あああ、見ないで朔太郎、僕、はずかしいよ」

 

彼は彼女の腰を抱いてまんぐり返しの態勢で貪るようにクンニした。

彼女の両足がぴんと伸びてプルプルと震えた。

「ああああ、朔太郎、僕、濡らしちゃって恥ずかしい、エッチな子だって嫌いにならないで、、朔太郎、、好き、、あああん」

よく知った友人の声はいつの間にか少し高めの女性の声になっている。友人は彼の名を呼びながら必死に腰を震わせている。

犀星の割れ目から蜜が淫らに溢れ出てくる。彼女が静止する声も無視して、激しく彼女のおまんこにむしゃぶりついて、小さな穴に舌をねじ込む。まるで舌で性行為するように彼女の花園の中で舌を犯した。

「あああああ、僕、女の子になっちゃう、きちゃう、ああああ、。いく、イク、朔太郎に、、恥ずかしいところ見られながら

ああああ、、いっちゃう、いぐぅううううう、いくぅうう、ああ、ああ、あ、あ、あ、、」

彼は自分の口で彼女の花園とディープキスをしたのだ。彼女は小さな花園を痙攣させて自ら腰を振り激しく絶頂した。

彼女の両眼から歓喜の涙があふれた。彼女の小さな体がぐったりと倒れ伏した。

 

「ごめん犀星、俺はお前が欲しくてたまらない」そういう朔太郎に犀星はコクンとうなずいた。

そして両手を上に掲げて彼を迎え入れた。

絶頂したばかりの彼女の両手を握って男らしく彼は犀星を組みしいた。

そして彼女のほっそりとした足の間にがっちりとした腰を入れて彼の太い肉棒を彼女に挿入した。

「あああ、朔太郎の、、大きい、、、入ってくる、、僕の中に、、あああ」

ワレメを押し開いてメリメリとペニスが入っていく。彼女のワレメから蜜が滴り絡みつく。

そして彼はゆっくりとピストンした。彼女は小さな体の全身で男を受け止めた。おそらくは処女喪失の激痛が走っている事だろう。

彼女の割れ目からひとすじの血が流れている。

 

「大丈夫か犀星?ここでやめようか?」と戸惑う朔太郎。

「あああくぅうう、ここまできてためらうなよ。朔太郎、ガンガンやっちゃいなよ、痛てて、、僕の中の男の子をぶっ壊して、朔太郎の女の子にしてよ。朔太郎の彼女にしてよ。僕は君の肉槍で串刺しにされて生まれ変わるんだ」

ピストンを止めようとする彼を押し留めて彼女は自分から足を絡めてピストンの再会を促した。

細い足を絡めてピストンを受け入れる。

「あああ、犀星の中すごく気持ちいいよ。俺、大好きな子のおまんこの中におちんちん入れてるんだ。うれしいよ、うれしいよ、お前のおまんこの中すごく気持ちいい。俺のちんぽお前のマンコの中で溶けそう。気持ち良すぎて!こんなの初めてだよ!お前の中に出していいよね!一生大事にするから!いつか俺の子供産んでよ。犀星!2人で結婚して幸せになろうよ!好きだ 好きだぁーーーー!」

 

彼は激しく彼女の唇を奪いながら彼女のおまんこの奥に大量の精液を解き放った。

腰が抜けるような快感、精嚢の中にある全てを彼女の膣の中にに注ぎ込んだかのようだった。

「あああああ、朔太郎のでてる、僕の体の中に朔太郎にが入ってくる。僕、、男の子だったのに中出しされて身も心も女の子になっちゃった。朔太郎、。好き、いつもそばにいて僕を離さないで、、あああ、、いいく、いくーーーーーーー!」

激しい精液の奔流に打たれて彼女は腰をビクビクと震わせながら絶頂した。

お互いの性器を結合したままで2人は裸で抱き合った。夜の冷気にお互いのぬくもりが心地良い。

もう時間はとっくに夜中を過ぎていた。夜明け前にはそれぞれの家に帰らなければならないだろう

2人はもう一度強く口づけを交わすと天体観測室を出た。

空には満天の星と月明かり、2人は家路を歩きながら夏の夜空で再会した織姫と彦星のように

互いの手を強く握りあっていた。

 

エピローグ

「それじゃホッシー!あっちでも元気でやれよ」新宿駅のホームで中原千夜は室生犀星を見送っていた。

彼女は諏訪に帰ることに決めたのだ。荻原朔太郎と同じ高校に通う予定だ。

「千夜先輩、先輩のおかげで、僕、彼に打ち明けることができました。今、すごく幸せです。ぜひ長野に来た時は声をかけてくださいね。朔太郎と一緒に歓迎します。あと、これ俺の自作の詩です。先輩に贈ります。」

はじけるような笑顔を残して彼女は列車に乗った。あずさ2号がゆっくりと走り出す。

千夜は走り去る列車を眺めていた。

あの列車は彼女をまっすぐに萩原朔太郎の元につれていくだろう。諏訪駅のホーム犀星を待つ朔太郎の姿が浮かんだ。

果たして自分に室生犀星のような未来がやってくるのだろうか、千夜にはまだわからなかった。

彼女は新宿駅のホームで室生犀星からもらった便箋を開いた。

 

自分は愛のあるところを目ざして行くだらう

悩まされ駆り立てられても

やはりその永久を指して進むだらう

愛と土とを踏むことは喜しい 愛あるところに

昨日のごとく正しく私は歩むだらう。

 

千夜先輩も頑張ってください  室生犀星

 

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