「ここは………どこ?」
俺は、いつの間にか、知らない空間に来ていた。
確か俺はいつものように、左手でスッキリしたあと自分家で眠ったはず…
すると…
「あの〜」
と、どこからか女性の声がした。
「はい!ってどこにいるんですか?」
声はするのに、どこにもいない
「あれ〜見えないですか? 私、前にいるんですが…
じゃあ、これならどうですか?」
いきなり目の前に、美女がいた!
「え?! あっ! 見えました………って、なぜなにもないところから!?」
美女が
「フフフ♪ びっくりさせてしまいましか? ケイゴさんはまだ死んでまもないので、目が慣れてないからかもしれません」
「あはは、そうでしたか、死んでまもないからしかたありませんよね〜」
いや〜かわいいな……この人、言っている事と見た目もなんかお茶目なところとかさ、ぐっとくるよ♪
「…………」
「………ん? 死んだ? 誰がです?」
「ケイゴさんですよ?」
「っえっっえーー!? 俺って死んだんですか? だって俺、今あなたと話してるし、元気ですよ!」
「それは、ここが生と死の狭間の空間……わかりやすく言えば、川ですよ」
「さんず? 確か……そんな、でも…じゃあ自分が死んだ理由は、なんなんでしょうか?」
「肺炎ですね。肺炎つらかったはずなのに、ずっと放置した結果ここに来てしまったんです。」
「えっ? あれ肺炎? 風邪かと思ってたのに……」
「ケイゴさんは、あまり病気にかからなかったですもんね。病院にちゃんと行ってれば、死ななかったと思いますよ?」
はぁ〜俺死んだんだ……まだ読みたい小説あったのになぁ……もう読めないのかよ……
でも待てよ? この美女が言ってることが、本当かどうか、わからんぞ? そうだよ…そうだ! 嘘言ってる可能性が、まだあるじゃん!!
「ケイゴさん……足フェチですよね?
昨日の、お楽しみしていた本のタイトルを、言いましょうか?」
ガチだーこれガチやーって事は……
「私は女神ですよ」
女神実際してたんね
だから、こんな綺麗なのか〜そうかそうか
「…………」
ふーこれは、夢か? 夢オチか? ん? そうなんだろ?
あぁ〜あー早く起きねーかな〜俺!
「すぐ信じるのは普通、無理なものですが、信じてください……話が進まないのでお願いします」
そう、これは夢だから……今は楽しもうぜ
「で……俺は、なぜここに呼ばれたんですか? 女神様」
「それで今はいいでしょう……それはですね、あなたには異世界に行ってもらいたいんです。」
「異世界って……小説とかに出る、あの異世界ですか!?」
「そうですよ? あの異世界に」
お、ああ、うおーまじか! 夢にまでみた異世界……
って、これ夢や……
「そうですか、でも、なぜ異世界に?」
「その異世界では、魔王がいまして……その魔王を倒していただきたいのです」
テンプレですね、俺、勇者か……この俺が、デブでブスの俺がか……でも、勇者って……カッコいいよなーもしかしたらモテるかも知れんなぁ♪
彼女いない歴……年齢20年とうとう卒業生となれるやもしれん!
「あっ、でもケイゴさんは勇者じゃないですよ?」
「えっ? 勇者でしょ? 魔王を倒すのって!」
「まぁそうなんですけど、その世界にはもう勇者いるんですよ」
「勇者いるの!? ならなんで俺が? 俺……いらないじゃないですか!」
「勇者が必ずしも勝てるとは限りません。
勇者は、強いですよ? その世界に1つしかない聖剣を使えますし、その体は頑丈で負けるほうが難しいくらい。
ですが……魔王も強いんです。その世界の魔王は受け継がれていくんです。」
「受け継がれる?」
「はい、魔王は自分が取得したスキルや魔法を次の世代に受け継ぐ」
おいおい! なんだそのチート! 世代を重ねるごとに魔王は強くなっていくってことかよ!
「そういうことです」
それって勝てなくない?