※この作品はR-18です。

カーんスト99なら強いよね?   作:チョロォーク

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俺は無力だ

「…………」

 

このまま消えて無くなりたい……

 

「…………」

 

……お腹すいた……門番ちゃんの手料理食べたい

 

「…………」

 

消えて無くなりたいと言いながら俺は……生を渇望するんだな……

 

「…………」

 

泥人形を回復させなきゃ良かった……

 

「…………」

 

一撃で決めるぜ〜と言いながら一撃で決められる……だって俺だぜ?

 

「…………」

 

あの泥人形……ひん死だったよね……なのに……

 

「…………」

 

俺がしたように水かけてくるって……相当怒ってたんだな……同じことされるとは思わねーよ……

 

「…………」

 

よくある小説なら……勝てたはずなのに……俺には主人公補正が無いんだな……主人公じゃ無いしな……他に勇者いるし

 

「…………」

 

ヒロインいないし……まず俺を好きになってくれる人居るわけないけどな……

 

「…………」

 

門番ちゃんがヒロインだったら死んでもいいや…

 

「…………」

 

彼氏いるけど……ね?

 

「…………」

 

虐待されてた子……大丈夫かなぁ? 心配だなぁ……

 

「…………」

 

タプ稼ぎたかった……

 

「…………」

 

宿の予約してみたかった……

 

「…………」

 

イケメンやろうの門番さんに見返したかったのに……笑われちゃうなぁ〜

 

「…………」

 

あんたそこでなにしてるのよ……

 

「……え?」

 

……ちゃんとします……お願いします

 

「……えぇ?」

 

「…………」

 

「……門番ちゃん……に……恩返しな…きゃ……虐待から……守らなきゃ……」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「あははは♪」

 

「……この声は……」

 

俺が目を開けると……夢の少女が遠くで遊んでいた

 

「……こんな時まで俺は妄想するのか……」

 

いつの間にかあの白い世界に来ていた

 

「レッちゃ〜ん……ミッちゃ〜ん、どこに隠れてるのかなぁ〜?」

 

……かくれんぼかな?

 

「あっ!♪……レッちゃん♪ みーけ♪」

 

レッちゃん見たかったようだな……

 

「……ミッちゃ〜ん」

 

あの子大人と子供の中間くらいなのに……幼い感じがする……

 

「……ミッちゃんは〜……ここ! いない……」

 

ミッちゃんうまく隠れてるようだ……

 

「……見せかけてここ! いたー♪」

 

おいおいフェイントだったのかよ……参りました

 

「後は……ルーちゃんだけ〜♪」

 

へー他にも居たんだ……ルーちゃんね

 

「……誰か……」

 

ん? どうしたんだろ……

 

「……誰か私を見つけてくれたらいいのに……」

 

「はっ!!」

 

俺は目を覚ました

 

「……何だったんだ……夢なのか?」

 

「……彼女は……」

 

「……俺にはまだやることがあるみたいだな……君は……夢の君を……見つけてあげたい……」

 

「その為にも……生きなきゃ……妄想癖が、生きる糧になるなんてなぁ……へへ♪」

 

俺は立つ

 

パンッ! パンッ!

 

身体中の泥を払う

 

「……俺は……弱い」

 

ケイゴはぐちゃぐちゃな顔を歪ませニヤける

 

「……勝てないのは今まで通り……でも……異世界に来たんだ……なら……やれる事をするまでだ……負けて当然……そう……それは……」

 

「……だって俺だぜ?」

 

俺は歩く……来た道も分からないままに……歩く

 

 

 

 

 

 

 

ケイゴが歩き出した後……木の陰から誰かが顔を出しケイゴについて行った……

 

その手に……空の瓶を持って……

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