「…………」
俺は……迷ってようやく門に来た……道順の看板誰か立ててくれないかな?
「…………」
門には鎧姿の後ろ姿が見える……門番さんだな
「…………俺は再戦にいくぜ……ブレイクに負けたとかじゃないから……門番さんもイケメンだからってわけじゃないからな……俺は怒ってるんだから」
ブレイクには何も言えなかったが……門番さんは言えそうな気がする……多少な?
だって……門番ちゃんが認めた相手だから……悪いやつじゃないんだろうし……
「……おはようございます」
門番さんが振り返る……なん、だと……
……この時間じゃ、ないんじゃ……門番ちゃんだった
「……え? おはよ……ケイゴじゃない……おはよう……今日も泥人形を倒しにいくの?」
「……えっと……そ、そうです……」
どどど、どうしよう……やばい……避けられたら……いや避けられてたけど……
「……どうしたのよ……体調でも悪いの?」
「……全然大丈夫です! 」
「……そう、なら良かった……ローブ着れてよかったわ、フードは外したら? 少し怪しいわよ?」
門番ちゃんが微笑む。
……そんな優しくしないで……心の中ではそんなこと思ってないのは知ってるんだから……そんな顔しないでよ……可愛いよぉ……
「……俺はこれでいいですから……もう行きますので……門番を……が、頑張ってください」
「ありがとう……ケイゴも頑張ってね」
門番ちゃんは少し悲しそうな顔をしていたような気がする。
「……はい……では……」
俺は歩き出した……が、俺の道の前に門番ちゃんが出てきた。
「……ケイゴ!」
「えっ?」
門番ちゃんがなんか覚悟を決めた様な顔をして言う。
「……帰ってきたら私にカードを見せて……レン君が見たら……ほら? ね? 悪いやつじゃないんだけど……私に職業を見せにきて……」
門番ちゃんが脚をモジモジしながら言う。
「…………」
……え? どう言うこと? 何が起きてるの? 訳わかんないんだけど……門番ちゃんは俺の職業を見た時……嫌がってたのに……なぜ?
そのモジモジかわいい……
てか門番さんって、レンって言うの? 初めて知ったよ……いや! そんなこと関係ないよ!! 今はもっと考えることがあるだろ!?
門番ちゃんは……俺の職業を知ってるよな? 見てなかった……な訳ないよな……
「……ケイゴ? や、やっぱりそういうのは男同士の方が良いのかしら?」
門番ちゃんが申し訳なさそうにモジモジする。
「……えっと……出来れば……レンさんには知られたくないです……」
絶対あいつ馬鹿にすんじゃん! ゲラゲラ笑ってバカにすんじゃん!
「そ、そうなのね……もしかしたら、お節介かもしれないかと思ってて……
……レン君に代わってもらってよかった……」
「いや! そんなことは無いです! ありがとうございます!」
俺は出来るだけはっきりと答えた……最後なにか言った?
「……じゃあ……そろそろレン君来るから……頑張ってね?」
「……あっはい……では」
俺は森に向かい歩き出す。
……やはり門番ちゃんは優しいなぁ……彼氏が来るから去れとも言われたけどさ……はぁ〜……
そう言いながらもケイゴはフードを外し……
ニヤける。
「……門番ちゃんは気にしない訳でもないけど……今まで通り接してくれるらしい……それがわかっただけでも頑張れる!」
俺は朝見た夢が正夢になる事がなく安心した。
「……後は……君を……」
はぃ……ちゃんとします……
俺はニヤけ顔を普通に戻す。
「……タプを稼ぐ!」
方位マッフを取り出しその矢印の指す方に進んだ。