※この作品はR-18です。

カーんスト99なら強いよね?   作:チョロォーク

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草の選別は…クサクサ進む

「…………」

 

……独り言……言いまくってたんですが……聞かれたよね……なんか……今朝と同じく……

 

……脚があったら挟まれたい!!

 

「……お邪魔でしたか?」

 

受付嬢ちゃんは、手を前で組みながら言う……あれよ、腹のところで指を絡めるやつ……それすると……

 

……ぉぅ……上位はやばいな!

 

「……い、いえ……全然……大丈夫ですよ?」

 

ど、どうしよう……なぜ受付嬢ちゃんがここに?

 

「……そうですか……終わりそうですか?」

 

………全然? 終わりそうに見えますかね? これ……

 

「……ま、まだかかりそうです……すいません……」

 

受付嬢ちゃんは、気合いを入れたような顔になると……

 

「……あの〜……私も手伝いましょうか?」

 

「…………え?……良いんですか?」

 

何!! えぇ? これはどう言うことですかね! 手伝ってくれるって言ってますけど?

 

……今朝……俺は……あなたにひどいことをしたんですよ?……勘違いして……邪魔を……

 

「……はい、私は慣れてるので……任せてください!」

 

そう言うと、受付嬢ちゃんは、腕まくりをして……俺の対面にしゃがむ……ちょっと遠いいけど……

 

「……あ……でも……無理して手伝わなくてもいいですから……」

 

「……なら……これを終わらせられるんですか? ケイゴさん一人で……字も読めないのに」

 

そう言う受付嬢ちゃんは、本を取り、それを顔の横に持っていくと、こっちをじっと見てくる。

 

……うぅ……そう言えば字が書けないの知られてたなぁ……それに……さっきの確実に聞かれてる……

 

ケイゴは顔を下に背けながら……

 

「………お、お願いします」

 

そう言うしか無かった……

 

 

 

 

「……それは、そっちに……違います、その隣です」

 

「……こっちに、これがこうか……」

 

俺は、受付嬢ちゃんに指示を受けながら草を分けていく……

 

「…………これは? なんでしょうか?」

 

「……それは、毒ソウネですね……薬ソウネと似てるので……見分けは難しいですね……」

 

「……毒ソウネですか……捨てますか?」

 

「……いや、それはそれで使えるので分けといてください……」

 

受付嬢ちゃん……マジカッコいい……そのね? まず……慣れてるのよ……手に取る前にはそれがなんなのか分かってるのか……ポイポイ分けてくんよ〜……

 

次にね? ここにある草の種類を……全部把握してるみたい……暗記してるんだよぉ……凄すぎね?

 

俺じゃあ無理だわ……記憶力の無さなら凄いよ?

 

……だって俺だぜ?

 

「……ケイゴさん? ボーとしてないで下さい……終わりませんよ?」

 

「……あっ、はい! すいません!」

 

受付嬢ちゃんは、作業を止めずに言う……仕事できる女性って美しいなぁ……

 

「……ケイゴさん?」

 

「はい? 何でしょうか?」

 

受付嬢ちゃんは、顔をこちらに向け、そう聞いて来た……

 

「……職業は、何にされたんですか?」

 

「…………」

 

おう……そういえば言おうとして……はぁ……

 

「……えっと……魔導士にしました……」

 

「……そうですか……魔導士に……」

 

受付嬢ちゃんは、俺の持ち物の方を見て……俺を上から下に見る……え?

 

「……ケイゴさんには知ってるかわからないんですが……魔導士とはどう言うものか知ってますか?」

 

受付嬢ちゃんは、視線を俺の顔に戻し真剣な眼差しで見る。

 

「……魔法を使う人……ですか?」

 

「はい、その通りです……ですが……魔法は魔導士にならなくても使えますよ?」

 

受付嬢ちゃんは、そう言うと、手を出す。

 

[ ヒカルン ]

 

そう唱えると、手からピョンっと白いフワフワの玉が出る……こ、これは!

 

「これは、光の初級魔法で……暗いとこで使う魔法です」

 

それは……パラ魔ちゃんや門番ちゃんが使っていた魔法だ……

 

「…………す、凄い……」

 

「……誰でも使える魔法ですよ? ケイゴさんだって使えますよ?」

 

「……本当ですか? 自分でも?」

 

「ええ、出来るはずです……」

 

「マジっすか……」

 

「……でも……私は、そう言うことを聞いてるわけじゃないんですよ?」

 

「……え?」

 

受付嬢ちゃんは、俺をじっと見て、俺の荷物の中にある剣を指差す。

 

「……ケイゴさんは、魔導士になったのなら……ある装備を忘れてませんか?」

 

「…………ある装備……魔導士……

 

………杖!」

 

「……そうです!」

 

受付嬢ちゃんは、剣を指していた指を俺に向けそう言う。

 

「魔法は別に杖が無くても使えます……ですが、魔導士というのは、その魔法はすごく強力で、強い魔導士になると、ドラゴンを単独で倒せると言われるくらい強くなるんです」

 

受付嬢ちゃんは、凄くウキウキしたような、楽しそうに話す……可愛い

 

「……しかし、魔導士にはある弱点があります……何だと思いますか?」

 

「……え、えっと……」

 

魔導士は……よくゲームでは、防御力が低いとか……呪文が長いとかだよな……

 

「呪文の詠唱が長い……とかですか?」

 

「……それは、あるかもしれませんね……でも、違いますね……魔導士の弱点は……

 

杖なしだと、魔法の威力や効果が半減するというものです……」

 

「……杖なしだと……弱くなるってことか……」

 

「そういうことです……でも……ケイゴさんには、その杖がありませんよね?

 

……どういうことですか?」

 

受付嬢ちゃんは、さっきまでの楽しそうに話す姿から、覇気を纏ったように真剣になった……ぉぅ……

 

「……ええっと、それは……そのぉ〜……」

 

俺は、受付嬢ちゃんの目から流れるように下を向く……やばい……どうしよう……これ

 

「……嘘……ついてますよね? ……ケイゴさん?」

 

うう……これは……バレたよなぁ……最後の「ケイゴさん?」の言い方が……確信してている言い方だもんな……

 

「……すみません……魔導士ではないです……」

 

「……はぁ〜……やっぱりそうなんですね……何故、嘘ついたんですか?」

 

「……それは……」

 

……嘘バレちった……逃げ道がどこにもない……家畜小屋の中の豚だよ……あれは騙し通せんよぉ……

 

「職業を……見せてもらえませんか? もしかしたら……何か、お教えできるかもしれませんし……」

 

受付嬢ちゃんは、首を少し傾げて、心配してるような顔で言う……ぬぉぉぉ……その聞き方は……くぉぉぉ……見せたくないよぉ……

 

「……スタスオン……」

 

ケイゴは、いつもの出し方をして、受付嬢ちゃんに渡す……しょうがないじゃん……あれはずりゅい!

 

「……ありがとうございます……では……拝見します」

 

受付嬢ちゃんは、カードを見る。

 

「…………」

 

「…………」

 

受付嬢ちゃんは、目をこすった……職業を見てるよなあれ……

 

「……え、ええっと……」

 

受付嬢ちゃんは、しゃがんでいたんだけど……スカートを正した……もう終わったよ……この時間も……

 

「……職業を見せたがらない理由が、わかりました……そう言うことでしたか……」

 

受付嬢ちゃんは、俺にカードを渡す。

 

「……この事を、知ってる人はいるんですか?」

 

「……えっと…….トラリスの人が……」

 

後……門番ちゃん……言わなくてもいいよね……

 

「そうですか……ならこれからは……私の受付に来てもらえますか?」

 

受付嬢ちゃんは、そう言った。

 

 

……ふへ? こ、これはどう言う展開ですかね……

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