※この作品はR-18です。

カーんスト99なら強いよね?   作:チョロォーク

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俺って、主人公なんじゃね?

「ふっ……ふふ」

 

家の角で気持ち悪い声が響く。

 

「……成り上がりパターン入りましたわ♪」

 

ケイゴは、めっちゃニヤける。

 

「……あれだろ? 俺だけだろ? これ……へへ♪」

 

……ニヤニヤが止まらねー♪

 

「……女神様……ありがとうございます」

 

ケイゴは、カードを両手で挟みながら拝む。

 

「……俺が成り上がり主人公になれるとは……ディフフ♪」

 

俺は、小説を読むのが好きだ……あれよ……ファンタジーや異世界系のが一番良くて、その中でも成り上がりの主人公が出る小説が好きなのだ……俺が最初から無双なんて無理だろ?……今実際、ロッパーに負けまくってるし……

 

「……でも……成り上がった後は、好きくない……」

 

成り上がるまでが好きで……成り上がった後は、俺とかけ離れてるため……だって俺だぜ?

 

「……でも……それに俺がなるかもしれない……なら良し!」

 

……俺は自己中なのさ!

 

「……魔導士は……杖なしだと弱いんだよな……」

 

俺は、解体室での受付嬢ちゃんとの話を思い出す。

 

「……成り上がりしたら……惚れられたりして……」

 

 

……私の……受付がオススメです……よ?

 

「…………」

 

えへへ♪

 

ケイゴは、ブスキモさ増した笑みをする。

 

「……でも……俺だもんなぁ……はぁ……」

 

ケイゴは、自分の体を見る。

 

「……イケメンだったらそうなるんだろ?」

 

……受付嬢ちゃんは、ブレイクがいるし……

 

「…………」

 

……門番ちゃんも……レンさんがいる……

 

「…………」

 

……成り上がりって……ヒロインいないと……燃えないな……はぁ……

 

「……よっこいしょっと……」

 

ケイゴは、その場を立つ。

 

「……杖が必要だな……冒険に出る前に準備だ……」

 

俺は、成り上がりしたいけど……恩返し出来れば良いかなぁ……偽善者だよなぁ……

 

ケイゴは、嬉しさを自ら底辺に持って行き、杖を手に入れに歩き出した。

 

 

 

「……武器屋ってどこだろう……」

 

ケイゴは、ぶらぶらとライトセルを歩く。

 

「……この剣って……配布にしては、高そうな剣だよなぁ……」

 

ケイゴは、歩きながら、自分の剣を見る。

 

「……最初って大体……銅の剣じゃ無いのか?」

 

ケイゴの腰についている剣は、銅の剣ではなく。鉄っぽい材質でできていて、持ち手もなかなかの細かい細工がしてありタダで貸すには……

 

……おかし過ぎるものだった。

 

「…………」

 

……使わなくなったら、返せと言われてたよなぁ……確か……

 

「……まだまだ使わせてもらいますか……てか……まだ使えても無いしなぁ……」

 

……ロッパーの持っていた瓶に傷つけただけだしなぁ……

 

「……武器屋って……どこだろう……」

 

……適当に歩いても見つかるわけないよな……

 

ケイゴは、結局……迷っていた。

 

「……小説の主人公達って……何故ああも簡単にいろいろ進めるのだろうか……補正ずり〜」

 

……そう思わん? え? ……俺だけっすか?

 

「……誰かに聞くしかないよなぁ……コミュ障なのに……」

 

……はぁ……スマホあればなぁ……

 

ケイゴは、いつも右ポケットに入れていたスマホを恋しく思いながら、聞ける人を探す。

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