※この作品はR-18です。

カーんスト99なら強いよね?   作:チョロォーク

59 / 80
騒がしいギルド

「…………」

 

……パラ魔ちゃんのせいで、怒られちゃったよ……はぁ……

 

「…………」

 

……門番ちゃん……怖かったぜ……

 

「……結局……隠してたのに知られちゃったな……」

 

……まぁ……大丈夫さ……プライドなどマイナスなんだからさ……

 

「……それに、生きているからこその恥だろ? 死んだら思えない感情だ……負けようがそれは、次の機会にロッパーにぶつけてやるさ……

 

…….なんかカッコいいこと言ってね? 俺……♪」

 

……名言だな……ふへへ♪

 

ケイゴは、気持ち悪い笑みを浮かべ、1人寂しい夜の道を進む。

 

「……まだ暗くなったばっかなのに……人通り少ないなぁ……」

 

……いつもならもっと多いと思ったんだけど……

 

ケイゴは、ボロい教会を曲がりギルドについた。

 

 

 

「……めっちゃ人いるやん……」

 

ギルド内は、冒険者がたくさんいた……おいおいどうなってんだよ……

 

「……ふむ……ダーシャラ族が現れたらしい」

 

「……えっ?!」

 

声がした方に振り返ると、漆黒鎧さんがいた……いつのまに……

 

「……ダーシャラ族……ってなんですか?」

 

「……お前、ダーシャラ族を知らないのか?」

 

漆黒鎧さんは、驚いたように言う。

 

「……す、すいません……」

 

……知ってたら逆にすごくね? 俺異世界人っす

 

「……ダーシャラ族を知らないとは……無知にも程があるぞ? では、軽く説明してやろう……」

 

「……ありがとうございます」

 

「……ふむ……ダーシャラ族は、人と同じ見た目の種族だが……我々人間とは……別の生き物だと考えなくてはならない……」

 

「……別の生き物……」

 

「……そうだ、ダーシャラ族は……

 

……人を襲う……モンスターの様な種族だ」

 

漆黒鎧さんは、真剣な声を発する。

 

「……人の見た目をした……モンスターですか?」

 

「……そうだ……」

 

「…………」

 

……それって見分けられなくね? じゃあ……このギルド内にもダーシャラ族がいるかもしれないってこと?

 

「……ダーシャラ族は、人とダーシャラ族を見分けられるらしいが……

 

……我々人間は……無理だ……だから今こうなっているんだ……わかったかい? ……ケイゴ君」

 

「……あ、はい……人間側は、不利って訳ですね……」

 

「……ふむ……そう言うことだ」

 

「…………」

 

……おいおい! それどうすんだよ! 俺が見分けられる訳ないし……泥人形に負ける俺が襲われたら……やばいやばい! ……てか……漆黒鎧さんに名前教えたっけ? 今は、どうでもいいけどさ……

 

「……それに……ダーシャラ族は……強い

 

……子供でも、人間の大人と同じくらいの力を持つ……大人はそれ以上って訳だ……」

 

「……子供で……大人の力と同等……」

 

……俺は、普通の男の子にもマウント取られてボコボコにやられてたのに……大人って……勝てなくね?

 

「……それは、別に大したことではないがな……戦いは力が全てではないのだから……だが……ダーシャラ族が一番やっかいで困る能力を持っていることで、強者の冒険者でも苦戦を強いられる……」

 

「…………」

 

さらっと……言うなぁ〜この人は……俺には大したことですけど?

 

「……ダーシャラ族は、疲れないし、怯まない……それだけではない……

 

……状態異常にかからないんだ……」

 

「……えぇ? そ、そんなことって……」

 

……疲れないって……ありえないだろ……それに……状態異常……パラパラとかも効かないってことかよ! チートやん!

 

……なんで俺以外の人がチート持ってんだよ! 普通……異世界転移した俺が与えられるもんじゃないの?

 

……カンストしてもらったんだけどね……俺弱いじゃん……なぜ弱いか、誰か教えてくれ〜

 

「……ケイゴ君も気をつけたまえ……襲われたら……C級以下の人は、逃げるのも難しいだろう……」

 

「……はい……気をつけます……」

 

……どうやって? 無理でしょ! 俺は、まだ……

 

……冒険者すらなってないんだよ?

 

「……ちなみに私はB級以上だから……気を付けとけばなんと言うことでもないんだよ……ふ〜む」

 

漆黒鎧さんは、そう言いながら腕を組む。

 

「……は、はぁ〜そうですか……」

 

……この人……自慢してきたよ……君は危険だが、自分は大丈夫だって言う自慢だろ? 俺に自慢してどうするんだ……正直一番このギルドで弱いぞ? 俺は……だって俺だぜ?

 

「……では、私は見回りをしてくるよ……君は大人しくしているといい……では、また」

 

「……あ、はい……また」

 

漆黒鎧さんは、二階に上がっていった……えっ? 見回りは?

 

 

 

「……おい! ダーシャラ族が出たって本当なのか!」

 

「……この中にいやしないだろうな!」

 

「……私は違うわ! 本当よ!」

 

「……誰か情報はないのか!」

 

ギルド内は、たくさんの冒険者たちが怒鳴り合うように、混雑していた。

 

「…………」

 

……やばいな……どうすんだよこれ……

 

「……受付嬢ちゃんは……いない……どこいったんだ?」

 

ケイゴは、二階に上がる階段に登り、受付を見るが、受付嬢ちゃんが居なかった。

 

「……解体室に居たりして……」

 

ケイゴは、混み合った人たちの間をなんとか通り解体室に入った。

 

  1. 目次
  2. 小説情報
  3. 縦書き
  4. しおりを挟む
  5. お気に入り登録
  6. 評価
  7. 感想
  8. ここすき
  9. 誤字
  10. 閲覧設定
▲ページの一番上に飛ぶ  X(Twitter)で読了報告
感想を書く ※感想一覧 ※ログインせずに感想を書き込みたい場合はこちら
内容
0文字 10~5000文字
感想を書き込む前に 感想を投稿する際のガイドライン に違反していないか確認して下さい。
※展開予想はネタ潰しになるだけですので、感想欄ではご遠慮ください。