※この作品はR-18です。

カーんスト99なら強いよね?   作:チョロォーク

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解体室は…いつも通り

「……あ、いた……」

 

解体室に入った俺は、受付嬢ちゃんを見つけた。

 

「……でも……なぜだ……」

 

俺が目にしたのは……受付嬢ちゃんは、草の選別をしていた……今、ダー…….なんとかの出現でやばいのに……

 

「…………」

 

受付嬢ちゃんは、凄い速さで選別を終わらしていく……俺と一緒の時より早いじゃん……

 

俺は、受付嬢ちゃんに接近していく……

 

「……この部位は……あっ! 違う……他のは……うん♪ これは、メモしなきゃ……」

 

受付嬢ちゃんは、作業を止めて、メモる……何をしているんだ?

 

「…………」

 

……これは、邪魔しちゃいけないよな……なんか忙しそうだし……

 

俺は、解体室の受付嬢ちゃんの逆の隅に移動した。

 

「……ダーなんとかは気にしないのかな……受付嬢ちゃん……」

 

……俺も、選別するか……ダーは、あったらどうせ助かんねーし……今は、生きるために選別だ!

 

「……まずは、よっこいしょ……これを……」

 

ケイゴは、草がパンパンに入ったバッグを下ろしてから、中身を全部出した。

 

「……まずは、魔力ソウネを選別する……」

 

俺は、魔力ソウネをゆっくりだが、受付嬢ちゃんとした時を思い出しながら分けていく……すげ〜もう一袋終わらせてるよ……

 

ケイゴは、魔力ソウネを分けながら、受付嬢ちゃんの方を見た。

 

「……あまり速く動くと……わ〜お♪ 肩こるだろうな〜」

 

受付嬢ちゃんは、前かがみで雑草と思われるものを掻き集めていた。

 

「…………」

 

……やべ〜……俺の杖に魔力が溜まってきた……

 

「……ん? 杖……あっ! 杖が無い! 置いてきちゃったのかよ……まじか……20銅タプ……それに……門番ちゃんと買い物したって記念でもあるのに……はぁ……明日行って見るか……無いかもしれないけど……」

 

ケイゴは、ポジションを整えながら言う。

 

「……ケイゴさん?」

 

「……うわ! えっ!」

 

ケイゴは、呼ばれた方を驚いた表情で向くと、受付嬢ちゃんが立っていた。

 

「あっ、すいません……驚かせちゃって……」

 

受付嬢ちゃんは、微笑みながら言う……その顔で謝られても……ゆるさない! 事をゆるしゃない♪

 

「……いや、全然大丈夫です……」

 

「……今……魔力ソウネの選別してるんですね……私も手伝いましょうか?」

 

受付嬢ちゃんは、その場にしゃがみ首を少し傾げ言う。

 

「……あ、でも……まだ沢山残ってますよ?」

 

俺は、受付嬢ちゃんが選別していた方にある山積みの袋を指差して言う……正直手伝ってもらいたいけど……悪いし……

 

「……大丈夫ですよ? あれは、私のなので」

 

「……え? ……あれ全部ですか?」

 

「はい! 私が冒険者にクエストを出して取ってきてもらったんです」

 

受付嬢ちゃんは、頬や額に泥を付けた状態で嬉しそうに言う……汗を拭ったのかな……

 

「……取ってきてもらったんですか?」

 

「……そうです……結構な出費になりましたが……」

 

受付嬢ちゃんは、残念そうに言う。

 

「……なぜそんな事を?」

 

「……それは……まだ内緒です♪」

 

受付嬢ちゃんは、薬ソウネか毒ソウネどちらかわからないけどそれを取ると顔の横に持ってくると可愛らしい笑顔をした……今日なんか機嫌いいのか? ……さっきからずっと嬉しそうに話すし……

 

……可愛さ倍増してね?

 

「……それより早く終わらせましょう……私も手伝うので……」

 

そう言うと、テキパキと始めてしまった……俺まだ許可してないっすよ?……まぁ……良いですけどね♪

 

「……ケイゴさん?」

 

「……はい? 何でしょうか……」

 

受付嬢ちゃんは、俺の方に、薬ソウネと毒ソウネどちらかわかんない二本を見せてきた……

 

「……どっちが薬ソウネか分かりますか?」

 

「……どっち……わかんないです……」

 

「……そうですよね……なら……ここを見てください」

 

受付嬢ちゃんは、ソウネを一つ置き、もう一つを俺の近くに持ってきてある部位を指差した……凄く近く来てますけど……こんなに近づかれるの初めてかも……

 

「……茎のココなんですけど……こっちと比べて何か違いに気づきますか?」

 

俺が指さされた部位を見た後、置いた方のソウネを見せる……ん? 模様が……ちょっと違うかも

 

「……模様が少し違う気がしますけど……でも……個体差ですよね?」

 

「……そうなんです! 模様が少し違うんですよ♪ 今見せてるのが、毒ソウネで最初が薬ソウネなんです!!」

 

受付嬢ちゃんは、すっごく嬉しそうに俺に向かい話す……お、おおう……俺まで嬉しくなってくるよ……

 

「……あっ、すいません!」

 

受付嬢ちゃんは、顔を赤くすると、俺から距離を取る……良い匂いだった……良いバウンドだった……

 

「……いえ……大丈夫ですよ?」

 

「……ごめんなさい……つい嬉しくて……」

 

受付嬢ちゃんは、恥ずかしそうに言う。

 

「…………」

 

……俺は、生きて帰る事であなたに会えて嬉しいですよ……あぁ……泣きそう……

 

「……ケイゴさん? ……どうかしました?」

 

受付嬢ちゃんは、心配した面持ちで言う。

 

「……あ、いや……大丈夫です……

 

それより……ダーなんとか族が出たらしいですよ?」

 

「………え? ……ダー……シャラ族ですか?」

 

受付嬢ちゃんは、考えながら言った。

 

「……そうです、そのダーシャラ族が出てギルド内が凄いことになってます」

 

「……そうなんですか……だから外がうるさかったんですね……」

 

受付嬢ちゃんは、あまり驚かずに言う。

 

「……自分は、違いますよ?」

 

……一応言っとく

 

「……分かってますよ……もしそうなら……私はもう死んでますから……」

 

受付嬢ちゃんは、真剣な表情で言う。

 

「……そうですよね……」

 

「……でも、大丈夫ですよ? ギルドマスターが守ってくれますから、MTL級の中でも最強なんですから♪」

 

受付嬢ちゃんは、真剣な表情からすぐに笑顔に変わった。

 

「……MTL級の中で最強……凄い強いんですね」

 

……ここのギルマスどんだけ強いんだよ……

 

「……それに、あまり気にしない方が良いですよ? 前も似たような事になったんですが……結局でなかったんですから」

 

「……そうなんですか……」

 

「……ダーシャラ族は、確かに人を襲いますが、住む場所に近づかない限り大丈夫です……それより……選別しちゃいましょう」

 

受付嬢ちゃんは、選別をし始める。

 

「……あ、はい」

 

……ギルド内では、周知されてる事なんだろなぁ……ならいっか……

 

俺と受付嬢ちゃんは、ダーシャラ族の事を気にせずに、選別をしていった。

 

……選別してる間、受付嬢ちゃんは、色々な事を教えてくれた……ほとんど忘れちゃったけど……ごめんなさい

 

「……終わりましたね」

 

「……はい、手伝っていただき、ありがとうございます」

 

「……いえ、こちらこそありがとうございます」

 

受付嬢ちゃんは、頭を下げてお礼を言う。

 

「……え? 俺は何もしてませんよ?」

 

……なんで俺がお礼を言われなきゃいけないの? ほとんど受付嬢ちゃんが終わらせちゃったじゃん……

 

「……ケイゴさんのおかげで、どうしていけば良いのか見つけられたような気がするんです……」

 

受付嬢ちゃんは微笑む……え? 俺のおかげ?

 

「……ケイゴさん……これを……」

 

受付嬢ちゃんは、メモ帳の中から一枚の紙を俺に渡す。

 

「……これは?」

 

その紙は、文字がたくさん書かれている……カラフルだ……なんて書いてるかわかんない……

 

「……最初はケイゴさんに見せたいって思ってたんです……準備が出来たらお教えしますので……持っててもらえませんか?」

 

「……自分は……字が読めないんですけど……」

 

「……はい……分かっています……明日、いつもの時間に来てください。もう許可はギルマスから取ってますので……」

 

「……分かりました……いつもの時間に来ます……」

 

いつもって……何時なんだ?

 

「……まだ……人が多そうなので……薬ソウネの見分け方をお教えしますが……聞いて行きますか?……ケイゴさん」

 

受付嬢ちゃんは、軍手ぽいのを付け直してメモ帳をしまい、袋の山を指差して言う……これはこれは……

 

……断るのまず無理だろ……手伝ってもらったのに……遠慮しときます! なんて言えるわけねーよ……

 

「……あ、はい……よろしくお願いします……先生」

 

「……分かりました……私の話をしっかり聞くようにしてください……ケイゴさん」

 

受付嬢ちゃんは、嬉しそうにそう言うと、袋の山の方に歩いていく。

 

俺は後ろをついて行った。

 

……明日が楽しみだぜ♪ この紙は大切に持っとこう!

 

 

 

 

 

 

 

「……醜いオークめ……」

 

2人の様子を、見る人がそう呟いた。

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