※この作品はR-18です。

カーんスト99なら強いよね?   作:チョロォーク

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何故…俺に

「…………」

 

「……ふむ……どうしたんだ?」

 

花の嫁さんは、胸の前に腕を組みこちらを見ている。

 

「……あ、いや……なんでもないです……」

 

……受付嬢ちゃんから話を聞いた後だから……怖いぜ……怒らせるとヤバイらしいからなぁ……

 

「……そんな警戒しなくても良いぞ? その感じだと私の話を聞かされたようだな」

 

「……えっ!」

 

……おいおい! 心でも読めるのかよ! 怖!

 

「……ふ〜む……その感じだと当たったようだな……対面した時と私を見る目が変わっていたからな」

 

「……す、すいません」

 

「……別に良いさ……戦闘の花嫁……確かに嫌いだが……私には合っているのかもしれんなぁ……」

 

「…………」

 

……もしかして……結婚したいとか?

 

「……私は……強い奴と戦いたい……

 

……戦闘に恋している……そう私は思っている」

 

花の嫁さんは、綺麗な顔を歪ませて、ニタァと笑う……ヒィ〜そんな顔でこっち見ないで……

 

「……それに……弱い奴と結婚などしたくないからな……もしするなら……私より強い奴であるのは当然の条件だ……まぁ……する気は無いがなぁ……」

 

花の嫁さんは、なんとなくだが、辛そうにそう言った。

 

「……そ、そうですね〜」

 

……どう……返事すれば正しいんだよ……俺は弱いんで〜とか? とにかく去って行くまで話を合わせる! それだけだ……

 

「……それに私のどこが良いのやら……女性など他に沢山いるというのに……」

 

「…………」

 

……脚っすね! その短パンを短くしたの最高っすよ! マジで! 太すぎず、細すぎずで……そのすらっとしたウエストも良いんじゃないでしょうか! 胸は……まぁ……俺は行けますわ〜……きっと戦闘技術に栄養が吸われてしまったのではないでしょうか……そして私は、ポニーテールマジ好みなんすよね……なんでしょうかね……顔も凄く綺麗で……目が少し鋭い感じなんですけど……それ含めて良い! 匂いも……ギルドの匂いしかしないや……近づかないとわかんないや……

 

「……ケイゴ君?」

 

「……あっ! はい! なんでしょうか……」

 

「……私の話はもういい……君の話を聞かせてくれないか?」

 

「……自分の話ですか?」

 

「……あぁ……何故……君は、冒険者にならないんだ?」

 

「…………」

 

……ならないんじゃ無い! なれないんだ! 俺だって……俺だって! 早くなりたいけど……ロッパーが……強すぎる!

 

「……ふむ……そうか……」

 

花の嫁さんは、顎に手を持っていく。

 

「……警戒するのは当然だな……君が何故冒険者にならないのかは知らないが……まぁいい……なら……新しくできた職業やスキルなどを君は知っているか?」

 

「………っ!」

 

……えっ! 何故そんなこと聞いてくるの……もしかして……この人にまで俺の職業知っているか……

 

「……ふむ……なに、私は滅多にないスキルを持っているんだよ……新しく来たものには、必ず聞いていてね……」

 

「……あ、そうだったんですか」

 

……ふぃ〜なんだ……知っているわけじゃないのか……

 

「……えっと……私は魔導士です……杖を今持ってないですけど……」

 

「……ふむ……なら良いんだ……色々聞いてすまなかったな」

 

花の嫁さんは、微笑む。

 

「……あ、いや……大丈夫です……」

 

「……そこで君に、やってもらいたいクエストがあってね……これなんだが……」

 

花の嫁さんは、紙を俺に渡す……クエストって冒険者にならないと出来ないんじゃなかったっけ?

 

「……私はギルマスだ……クエストは受けれるようにしてある……内容を確認してもらえるか?」

 

花の嫁さんは、キメ顔でそう言う。

 

「……字が読めないんですが……」

 

……ほんと、字が読めないのどうにかならんかね……

 

「……ふむ……そのクエストは、貴族の屋敷を掃除するクエストだ……簡単だろ?」

 

「…………」

 

……貴族の屋敷を掃除ね……簡単だろうけど……広かったらそうでもないと思うんだけど……

 

「……報酬もなかなかだと思うぞ?」

 

花の嫁さんは、紙のある部分を指す。

 

「…………いち、じゅう、ひゃく……800?」

 

「1時間、800銅タプ……」

 

「……えっ!? 時給800銅タプですか!?」

 

……マジかよ! それって凄すぎね? そんなにもらっていいの? 掃除だよ? ……でもなんで俺に頼むんだ?

 

「……ふ〜む……やってくれるかい?」

 

「……やります……やらせてください!」

 

……掃除がどれだけ時間かかるか知らないけど、800銅タプは貰えるはず……やるしかないだろ!

 

「……じゃあ、よろしく頼むよ……」

 

花の嫁さんは、席を立ちギルドの二階に上がって行った。

 

「……はい!」

 

……断ったら何されるかわかんないし……

 

……後ろ姿……エロい……

 

「………受付嬢ちゃんが戻ってる……よし! このクエスト受けるか」

 

ケイゴは、受付嬢ちゃんの受付に向かった。

 

 

 

 

 

 

 

「……君が、そのクエストをクリアすることが出来るか……楽しみだよ……

 

……何人もの冒険者が諦めた……幽霊掃除をね」

 

花の嫁さんは、そう呟いた。

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