※この作品はR-18です。

カーんスト99なら強いよね?   作:チョロォーク

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遅れてやって来た

「……ブレイクさん……」

 

「……んん!? ……んんん!!」

 

ギャルっぽいちゃんが、キラキラした目でブレイクを見ていた……俺との落差が……

 

……だって……俺だぜ?

 

「……次から次へと! めんどくせぇ!!

 

……何?……ブレイクだと……」

 

ナイフ男は、最初怒鳴るように言うが、声のする相手を見ると驚く。

 

「……あ、兄貴……」

 

デブが、ナイフ男を見る。

 

「……ど、どうするんだよ……俺らが束になっても勝てるかわかんねーぞ」

 

ガタイ男がギャルっぽいちゃんをホールドしながらいう。

 

「……醜いオーク……君は、何も出来ずそうやって地面に寝転がっているみたいだね……」

 

ブレイクは、ケイゴを見下したように言う。

 

「…………」

 

ブレイクさん……その通りだよ……俺は何も出来なかった……だから!

 

「……ブレイクざん! た、たすげてぐださい!」

 

「……チッ! 黙ってろ! クソが!」

 

「……うっ!」

 

ナイフ男が、ケイゴの顔面を殴る。

 

「…………ふっ……なら……君には対価を払ってもらおう……それで助けてやる……まぁ……君に拒否権はないが……

 

……<| レッフォン |>」

 

ブレイクは、剣を鞘から抜いた。

 

「……チッ! デブ!! あれだ!!」

 

「……で、でも……」

 

デブは、ナイフ男を怯えるように見る。

 

「……いいからやれ!」

 

「……う……<| ジュークル |>!!」

 

デブは、ブレイクに向かって吹っ飛ぶようにタックルする。

 

「……僕を……あまり舐めないで欲しい……

 

……ねっ!!」

 

ブレイクは、タックルを交わすとその勢いを利用し回し蹴りをデブの腹にいれる。

 

「……うげっ!!」

 

デブは、かべにぶつかるとそのまま動かなくなった。

 

「……やっぱダメか……女を離せ! 二人で一気に攻めるぞ……」

 

「……あ、ああ……」

 

ガタイ男は、ギャルっぽいちゃんを離すと、ナイフ男の隣に立つ。

 

「……僕は……今日B級に上がったんだよ……君たちはどうだい?」

 

「……う、うるせぇ!! 俺らはC級だ! 1つ違うだけじゃねーか!」

 

「……挑発に乗ったらダメだろ……

 

……俺が攻めるから隙をつくの頼む……」

 

「……あぁ……デブはほんと使えねーよ……盾士のくせに盾になりゃしねぇ……」

 

「…………」

 

(デブだってああなるの分かってたから渋ってたの……無理やり行かせたのは……デブかわいそだぜ……)

 

「……作戦会議は終わったかい?

 

……返事を聞かせてもらおうか」

 

ブレイクは、剣を地面に突き刺す。

 

 

「……そいつらを倒してください!」

 

ケイゴが、ブレイクを応援する。

 

「……そんな奴らなんかやっちゃってください!!」

 

ギャルっぽいちゃんも、応援する。

 

「……そのつもりだ……僕を倒してみろ……

 

……僕は……契約を果たす……」

 

ブレイクは、剣を抜き構えた。

 

「……上から言ってんじゃねー!!」

 

「……ぬおおおーー!!」

 

ナイフ男とガタイ男は、同時に飛び出してブレイクに攻撃する。

 

「……ふっ……」

 

ブレイクは、ガタイ男のパンチを避け、その避けたところに来たナイフを剣で弾く。

 

「……くそぉーー!!」

 

「……ぬぉーー!!」

 

ガタイ男のパンチを、ナイフ男のナイフを弾きそして避けていくブレイク。

 

「……か、かっこいいっす……」

 

ギャルっぽいちゃんは、逃げることを忘れ、ただブレイクの姿をジッと見つめていた。

 

「…………」

 

ケイゴも、その姿をジッと見ていた。

 

「……クソ! クソ! クソ! なぜ当たらねー!!」

 

「……つ、強すぎだろ!!」

 

「……戦闘中に私語は……命取りだよ……

 

……まず一人……」

 

ブレイクは、そう言うとガタイ男の顎に剣の持ってない方の手で殴る。

 

「……うっ…………」

 

ガタイ男は、壁にぶつかるとズルズルとしゃがんで行きそのまま気絶した。

 

「……なっ!?」

 

ナイフ男は、ブレイクから距離を取る。

 

「……どうした……僕はまだ一度も攻撃を食らってないぞ?」

 

ブレイクは、ナイフ男にゆっくりと近づく。

 

「……くっ……」

 

ナイフ男は、悔しそうな顔でブレイクを睨む。

 

「……終わりだ……」

 

ブレイクが近づいた。

 

「………まだだ!

 

……ククク……この女がどうなってもいいのか?」

 

「……いやっ! 助けてブレイクさん!!」

 

ナイフ男は、ギャルっぽいちゃんを捕まえて、首にナイフを近づける。

 

「……卑怯な手を……」

 

ブレイクは、その場にとどまる。

 

「……ククク……武器を壁まで投げろ!」

 

「……うぅ……」

 

ナイフ男が叫ぶ、ギャルっぽいちゃんは、その声で恐怖が増したのかまた泣き始めてしまった。

 

「……チッ! ……これでいいだろ……」

 

ブレイクは、剣を鞘に戻すと壁まで投げた。

 

「……ククク……なら反対の壁に手を後ろに組み道を開けろ……」

 

ナイフ男は、ニヤッと笑いそう言った。

 

「…………」

 

ブレイクは、言われた通りにした。

 

「……ククク……今回は無理だったが……捕まらなきゃどうとでもなる♪」

 

ナイフ男は、ブレイクの反対の壁を背にしながらギャルっぽいちゃんを連れて通る。

 

「……ククク……俺の勝ちだ!」

 

ナイフ男は、ニヤッとした。

 

その瞬間……ナイフ男の目の前に白いフワフワが来た。

 

「…………後は任せます……ブレイクさん……」

 

ケイゴがそう呟いた。

 

「……なっ! またか!」

 

「……んんっ!」

 

ナイフ男とギャルっぽいちゃんは、白いフワフワが見えた瞬間目を閉じた……

 

……しかし……閃光する事はなかった。

 

「……目を離すのは……

 

……命取りだよ……これで終わりだ……」

 

ブレイクは、ナイフ男が目を閉じた瞬間には接近していた。そして、ナイフ男のナイフを弾き飛ばして、顔面を殴り飛ばす。

 

「……うごぉーーー!!」

 

ナイフ男は、壁にぶつかると静かになった。

 

 

 

「……あっ……」

 

ギャルっぽいちゃんは、いきなり離されたのでバランスを崩す。

 

「……おっと……大丈夫かい?」

 

ブレイクは、剣の持っていない左腕を伸ばす、そこにギャルっぽいちゃんが倒れこむ形だ。

 

「……は、はい……その助けていただきありがとうございます……」

 

ギャルっぽいちゃんが、頬を少し赤らめて、ブレイクを上目遣いでお礼を言う。

 

「……ふっ……ならよかったよ……」

 

ブレイクは、ギャルっぽいちゃんに向かってイケメンスマイルをした。

 

「………………

 

……目を見れないっす……」

 

ギャルっぽいちゃんは顔を伏せた。

 

「…………」

 

……主人公を横から見るモブの気持ちがわかったかも……あれは……かっこいいよな……

 

「…………」

 

ブレイクが、剣を拾い、こちらを向く。

 

「…………ありがとう……ございました……」

 

「……ふっ……」

 

ケイゴが、お礼を言うと、ブレイクは背中を向け歩き出した。

 

「……家まで送ろう……」

 

ブレイクは、ギャルっぽいちゃんにそう言った。

 

「……お、お願いします……ブレイク……様……」

 

ギャルっぽいちゃんは、ブレイクの顔をチラチラと見るように言ってブレイクの後をついて行く。

 

シロフワさんがケイゴの顔付近まで来た。

 

「……ありがとう……シロフワさん……おかげで助かったよ……あぎ……がどお……おんどに……ありがどう……」

 

ケイゴは、シロフワさんを見ながら涙を流し、緊張の糸が切れたのかそのまま……暗闇に落ちてった……

 

……暖かい光で気持ちは……良い……なぁ

 

 

雨が降り出した。

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