その人の部屋を見ればどういう人間なのかを知ることができる……というのであれば、領地を見ればどんな領主であるかわかるとも言える。
尚文の領地では亜人が警戒心なく道を闊歩しており、誰もがにこやかだ。
かといって亜人ばかりかと言えばそうではなく、多く並んでる店では人間の商人たちが精を出している。
その表情に嫌悪はなく、にこやかである。
今も顔なじみなのか商人の一人が毛むくじゃらの亜人の方を嬉しそうに叩いている。
街自体の作りもしっかりしたものだ。
上下水もしっかり対応されているのか、清潔で田舎村にありがちな家畜の色々の匂いがするような場所ではない。
非常に整った領地である。
建築中の場所も多いせいか他所からの人も領地に出入りしているようであり、大変活気がある。
尚文は領地運営も凄腕のようだ。
すごいものである。
そんな領地をせっかくだから回ろうと誘おうとしたが、ラフタリアはリファナに何かを耳打ちされ、驚きの声を上げたあと大喜びで飛び跳ねていた。
相当いいはなしだったらしい。感激してリファナの両手を握ったりと忙しそうだ。
落ち着いてからはリファナに『尚文様のアクセサリーも買えるよ』と言われてラフタリアとリーシアはリファナとともに買い物に行ってしまったし、ガエリオンはここ鳥くさいから外で待ってるなのーと飛び去ってしまった。
きっと今は悠々と狩りを楽しんでいることだろう。
デートしたいときに相手なし。
今は悲しい独り身である。
とはいえ、見知らぬ街を歩くのは面白い。
中途半端に日本家屋らしい作りが見えたり、屋台も尚文の手が入っているのか、王都より味が良いものもある。
いびつのような調和しているような。
不思議と面白い街である。憂鬱な気持ちが少し晴れるのを感じる。
【フォーブレイに潜入してハーレムを解体もしくは奪ってきてほしい】
これは要するに、”お前女癖悪いんだし内部から落としてこいよ” と言い換えてもいい。
雑な作戦である。正直倒せとか捕らえろと言われたほうが簡単なのだが、これは難しいことだ。
女性を抱くのは大好きだし、愛してくれている、大好きな女ならより美味しく感じるようになった。
そうでない女性も前より味わい深く感じる気がする。
ただ、そうそう人間寝取れるものではないと思っている。
そりゃあ、相手のために尽くしてくれるようにするくらいはできるだろうが、限度がある。
食事くらいいくらでもごちそうするし、家だって泊めてあげる! お小遣いだって私が出すから!
このくらいのセリフは日本では何度も聞いたし、お姉ちゃんどう!? とか娘どうかしら? とも言われた。
けれど、あなたのためなら愛してる夫だって殺せるわ! といって本当に殺しちゃうほどの領域にはそうそういくものではないのだ。じっくりと時間を掛ける必要がおそらくある。
嫌いな相手ならともかく。
基本、自分の渡せる範囲で捧げられるものを捧げる、という感じである。
王子に惚れ込んでる女性を王子……国を寝返らせるようなことができるものだろうか。
無理だろ……無茶振りすぎる……。
難題に憂鬱になっていたのである。
そんな気持ちがやや盛り返したところで、大きな音が聞こえてくる。
音の方向と同じ先の路地から尚文がかけてくる。
全力のダッシュだ。
「丁度いいところに!! 何でもいけるお前なら鳥もいけるな!?」
「はあ? 鳥も好きだけど。別に食べられないものはないよ」
「ならいい!」
ビーフorチキンってことだろうか?
夕食何にするとは聞いてなかったが、尚文のご飯はどれも美味しいのでどんな料理であっても歓迎ではある。
断るなんて贅沢は言わない。
切羽詰まった尚文の様子に、あたりの探ってみてもフィーロが走ってこっちに来ているくらいで敵はいない。
なんだろう。
なんでもないわりには尚文はだいぶ慌てている様子である。
「ご…………さ……ー」
「ごしゅ……さまー」
「ごしゅじんさまああああ!! ふぃーろとおおおおお」
大きな土煙を上げながら、巨大なフィロリアルが追いかけてきている。
あの特徴的なフォルムはフィーロである。
まるで獲物を追い立てる野生動物のような迫力だ。
尚文はその様子を見るとこっちに駆け寄ってくる。
それを追うようにフィーロもまたこちらに走ってくる。
「フィーロとおお、こず──ー!」
「うおおおおっ!! シールドプリズン!!」
光り輝く緑の牢獄に閉じ込められる。
──目を狂わせたフィロリアルのフィーロと一緒に。
「はっ?」
「刀の人も美味しそうかも!!」
「は?」
その目は植えた捕食者の目をしていた。
監禁レイプ! 野獣と化したフィーロ!
原作でもメルティとフィーロをシールドプリズンでとじこめており、おかげさまでメルティの花が散ってたりしますw
尚文ひどいよ、尚文外道だよ。王女にすることじゃない(笑)
リーシアメインぽかったし、ラフタリアメインのエッチは
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する
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しない
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どっちでもいい