※この作品はR-18です。

性勇者様のやり直し   作:もこもこ@

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115 やればできる子、できた子なの

シールドプリズンがとかれる。

 

緑のフィルム越しのような外の様子がくっきりきれいなものに変わる。

いつの間にか町民は追い払われているのかおらず、そこにいたのは尚文だけだった。

 

彼はフィーロの様子と、フィーロの股から流れ続けるねっとりとした粘度の高い精子とぽっこり膨らんだお腹が少しずつ小さくなっていく様にこいつマジかよ、といった顔をしている。

ついでこちらの肉棒を見てさらにまじかよという顔をしてさっとそらされた。

 

「あー、すまなかったな。助かった。任せてくれ。あとの始末は俺がやっておく。……いや、触りたくないから誰かにやらせるか」

 

フィロリアルトはいえ、女の子と同僚勇者とじこめてセックスさせておいてその言い方。

尚文は有り様は勇者らしいのだが、結構外道なところがある。

尚文はマントをフィーロにかけてやると、じんわりと体液を吸って濡れてゆくマントの様子にうげっと声を漏らしたあと、マント越しに抱き上げる。

力の面でいうなら何人でも一度に抱き上げられるが、外側から見るにやはり体格の差があると映えそうだ。

しかし手にねとつく感触を覚えたのか、マントの手を拭ったり、嫌そうな顔をするところは原点かもしれない

 

「起きろフィーロっ!」

 

尚文がフィーロの体をゆさゆさと揺さぶると、寝こけていたフィーロがふわーと目を覚ます。

 

「あ、ユウー! またねー」

「またね~じゃない! フィロリアルに戻って自分で歩け!」

「やー!」

 

ぎゅっと尚文の服を握りしめて降ろされないようにしがみつく。

仕方がないとばかりにそのまま尚文が歩いていった。

 

……なんだか妙に気力を消費してしまった気がする。

 

まだ回れる店はたくさんありそうだったが、もう部屋に戻ることにした。

 

**

 

「おい。これはお前にやる」

 

翌日、大きな卵一つと孵化器のセットと、いつか見た奴隷商を連れた尚文がいた。

 

「は?」

 

寝起きにドンドンと扉を叩かれ、押し入られたと思ったらこれである。

なにそれと聞き返すと、「お前の卵だ」とのこと。

 

「オマエノタマゴ?」

「フィーロとお前の卵だ。パパに引き取ってもらおうと思ってな」

 

グイグイ押し付けられるので反射的に受け取ってしまい、所有権は確定した。

ほんのりと温かい卵からは強い命の輝きを感じる。

 

「いやあ、朝早くから起こされるとはワタクシ思いませんでした! それでは契約の手続きを」

 

ぼうっと言われるがままに契約を果たした。するとパキパキと殻が割れだし……ピンク色の体毛のフィロリアルが元気に飛び出してくる。

 

「ぴいぴい!」

「元気なフィロリアルですな! それではワタシはこのへんで」

「ああ、朝からすまなかったな」

 

堂々と金貨が何枚も手渡されている。

フィロリアルはぐいぐいと体を擦り付けてきて、首まわりの隙間からパジャマの中に入り込んできた。

もこもこする毛玉が肌を動き回るのはこそばゆい。

 

「名前はどうするんだ」

「え? あ~、うん? ふぃ、フィーロ?」

「それは母親の名前だろうが」

「母親……」

 

メルさんのときは喜びがあったが、昨日の今日でのフィーロの子供(卵)は思った以上に戸惑いがあった。

 

「父親……?」

 

キュピっと鳴きながらパジャマの首元から顔だけ出すフィロリアルはとても愛らしい。

子供、と言われると首をかしげる気持ちになるが。

 

「うーん、じゃあ、サクラ!」

 

色で名付けたなとフィロリアルでフィーロと名付けた尚文は、自分と同じセンスのはずなのに単純だなという目でこちらを見てくる。

 

「よろしく」

 

笑顔ですり寄ってくるリアは可愛らしく、まあなんとかなるだろうという気持ちになった。

 

**

 

フィロリアルとドラゴンは天敵同士である。

なぜ? とかいつ? とかはわからないが、匂いや存在からしてなんとなく気に食わない生き物である。

犬猿の仲というやつである。

 

とはいえ、自分の惚れ込んだ相手はそれこそ、ドラゴン派である。

直接聞いたことはないが、あの見事な竜の乗りこなしを感じれば聞くまでもないことである。

むしろ、かつての相棒であった相手に嫉妬の気持ちがないでもないが、今一緒にいるのは自分! 自分である。

背中に乗せるたびに心はビリビリ震えるのである。

 

雌としてもユウにキュンキュンしているので、十分にレベルが上ったら子供を作りたいな、と思っている。

おそらくとてつもなく強い子供になるに違いない。

それこそ龍帝もかくやである。

ああ、まだ見ぬ我が子よ。早くお前に会いたい。

 

しかし、どうやら目を離したうちにPTメンバーであるラフタリアやリーシアが抱かれていたようである。

 

……。

…………。

 

まあ? まだ私の体の準備ができてないわけであるし? ユウが童貞だったら激怒しただろうが、なにせ彼は私が生まれたときからそういった感じがないのだから、まあ? 先手くらい広い心で譲ってやるところである。

私の準備ができるまで。それまでは? まあ? 性欲処理でもしておいてね、みたいな気持ちである。

 

「最後は私が勝者なの♥」

 

しかし、ある日ユウはフィロリアルの匂いをたっぷりさせて返ってきた。

 

(え? え? 浮気? 浮気なの? なの?)

 

「ガエリオン、この子の面倒見てもらえる?」

 

差し出されたピンク色のフィロリアルの子供からは濃厚なユウの匂いがした。

 

ガエリオンは気絶した。

 

 




メルさんとのこども「あれ!? 追い抜かれて妹か弟になった!?」

ガエリオン涙目。


--追記--
名前をサクラに修正しました。

フィーロとの子供、フォーブレイに

  • 連れて行く
  • 連れて行かない(ガエリオンが育てる)
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