レールディアは己が最高のドラゴンであることを確信していた。
最強のドラゴンであっただろう龍帝のかけらを喰らい、勇者の加護でレベルも上げた。
タクトの仲間たちも同じようにレベルこそ上がっているが、世界各地に散らばる龍帝のかけらを集めれば集めるだけ私だけが突出して強くなるだろうことはわかっている。
今でもタクトの次のナンバーツーではあるが、いずれ群れの中で最強となり、世界最高の雄であるタクトを独占することを考えていた。
今はタクトの自由意志に任せていくらでも女を侍らさせているが、宝や財を独占したいドラゴンの欲は疼く。
タクトに媚びる脆弱な雌共を追い払い、我が物としよう。
その瞬間を思えば獣臭い狐のトゥリナや鳥臭いアシェルと仲間同士の演技1つ容易いものである。
いずれは我の雄に手を出したことを後悔させながら躍り食いしてやろうと、そう思っていた。
そんな中であったのがイサムという子供だ。
華奢な見た目の少年出会ったが、竜の嗅覚が訴えてくる。あれは良い雄だと。
タクトほどではないが、合間に食べるおもちゃ用としては丁度いい食いごたえかもしれない。
ちょうどよくメイド女から避妊の方法を教えてもらっている。
なにせ、ドラゴンの姿だと別だが、年中繁殖期と言われる人の姿になるとしょっちゅうムラムラするのだ。
城で暮らすとなれば人の姿でいなければならず、けれど不満は解消されない。
抱いてもらえれば満足……と言いたいがなにせ相手が多い。
一晩にだけるのは二人三人となれば中々番が回ってこないのも仕方がない。
であればと玩具を用意することにしたのだ。
孕まないならマッサージみたいなものである。
ウキウキしながらやってきたのだ。
妹でありながら兄に惹かれているナナがあいつに惹かれたのもおそらく兄に似たものを感じたからに違いない。
己の真贋を見極める目には多大な自信を持っていて間違いないと言っている。
あの雄はいい雄である。
ただし、フィロリアル臭いのは減点である。
買っているペットとは離さなければいけない。
台無しである。
とはいえ、フィロリアルごときからであっても奪った宝というのはより輝くものだ。
悪くないスパイスとなるだろう。
少年に浮かぶ苦悩の表情にゾクリと震えるものを感じーー
「ちょうどここには人がいないしな」
すすっと近づいてくる男にようやくその気になったかと思えば……その瞬間に落とし穴のトラップにでもかかったように視界が周り……地面が迫ってくる。手で体をかばおうとするも全く動かない。
生まれたてのひなのように地面に顔から落ちる。
いつの間にかレールディアの腕は背中に回されており、恐ろしく強い力で拘束されている。
(柔術……!?)
人の技の中にはレベルの壁を超えて効果を発揮させる技がある。
それかと思えばかすかに魔力の波動を感じる。
魔力を使って目に見えない腕を持ったように動かすすべがあるらしいとは龍帝の知識が伝えてくるが、腕をキメるような繊細な使い方は初めて知った。
(まさか変幻無双流!?)
現地の人間が悪意ある勇者を狩るために編み出したという気や魔力を操る技。
強い魔力、強い気を持つ相手にも何ら変わらず効果を発する奥義。
「ぐぬうううううっ!!」
タクトよりは下回るものの、Lv250を優に超えたレールティアの身体能力は驚異的だ。
驚異的なはずだったがびくともしない。
それどころか体を動かしたせいで、土と草が口に入り、顔を歪める。
(これが気の力……!?)
タクトの周りの雑魚女たちより遥かに小さい、騎士団の人間レベルの力の筈の小僧相手に指1つ自由に動かせない。
肌だたシイ……オノレ、ニンゲンごときが……
「こしゃ…くなっ……技でドラゴンを屈服させられると思ったかっ!」
LV300を超えるタクトであっても同じことが……できないかもしれないが、その力自体はこいつより遥かに強いはずだ。
ドラゴンを言い聞かせるには己が上だとわからせなければいけない。
どんなことをされてもそれが己より弱いと思われている間はどうにもならないのだ。
だが、体はほとんど答えず魔力も乱されドラゴンに変わることもできない。
「ふうん? 腕1つろくに動かせないじゃないか」
地面に顔を押し付けられ、後ろ手取られた今の姿は屈辱的である。
ぎりぎりと歯を噛みしめる。あまりにも強く噛んだ歯がギチギチと削れる。
小僧は発情でもしたのか、ズルリと下着が脱がされる。
肌に触れる風の感触が直接伝わってくる。
「き、貴様っ! ふっ、ふん! 好きにするがいい! 貴様ごとき子供の短小のイチモツなどいれられたところでなんともおもわっ、あああああ!?」
怒りと屈辱感にマグマのように感情が吹き出る。
強引に押し込まれたそれはまだ濡れてもいない膣内には凶器を差し込むようなもので、体を割かれるような痛みをレールディアに与えた。その内側から膨れ上がる圧迫感はタクトののものとは比較にならないものだった。あまりの異物感に息が詰まる。
「はは、入る入る。興奮してた?」
「くっ、ぐっ」
濡れてもいるか、下手くそめっ! タクトとのまぐわいは心地の良いものだった。
これには痛みと屈辱しかない。
しかし、今の体勢……後ろから雌を押さえつけるポーズはドラゴン同士の交尾の際によくある体勢であり、抵抗できないほど力強く押さえつけられる状態になると強いオスに侵されているのだと本能が自然と発情を促す。
二度三度と引いてはついているうちに次第に肉棒には愛液が絡み始めぬっちょぬっちょと音を立て始める。
「んおおお!?♥」
返しの大きい亀頭がレールディアの膣壁をゴリゴリズリズリとえぐりながら出し入れする。
ただそれだけでタクトの数十分の腰振りを超える性感を与えてくる。
抵抗すべき状態であったことも忘れ、出し入れするモノに意識を向ければ、レールディアの脳内には凶悪なイチモツの槍の存在が思い浮かぶ。
竜の姿に戻れば。
人がドラゴンに発情できないのはわかっている。
そうすればはがせるはずだと……しかし、
「ここか?」
タクトが数年かけて覚えてくれたレールディアの弱点は簡単に見つけられてしまった。
人と違ってなのか、竜から人の姿に变化したレールディアの感じるポイントは膣奥に近い場所にあり、タクトのものだと深く差し込んだときに初めて触れられる場所であるせいか、素早くパンパンと音を立てた交配を好むタクトは余り真面目についてくれない場所だった。
だが、この小僧はたやすくそこを責め立ててくる。
快感になれさせないように両手を掴んだ右手ではなく、空いた左手でレールディアの親指ほどの大きなクリトリスをだくだくと流れ落ちる愛液を使ってシコシコしてくるのだ。
口に草が、土が入り込むことを忘れ、染み込んでくる快感に口がゆっくり開いてゆく。
受ける快感をどこかに逃さねばと一生懸命になっていた。
「あ、あぐうう♥ イクっ♥ やめ、 ィ、イクではないかっ♥ イクといってるっ♥」
イクたびにだくだくとあふれる愛液が、深い亀頭に掻き出されてジュプジュプと体外に垂れ落ちる。
段々と抵抗する気が失せてくる。
快楽を与えられるたびにタクトとの違いを教え込まれるように動くこの肉棒はLVが違ったのだ。
「か、快楽程度で、どらっ、はあ♥ ど、っ♥ どらごんをおお♥ 言い聞かせるとっ、おもうなああ♥」
しかしろくろく抵抗できずジュブジュブと出し入れされるたびにいかされまくり、気力が目減りしてゆく。
後ろにいる雄はすごい雄なのだと刷り込まれてゆく。
もしかしたらタクトよりもすごいのではないだろうか。
いやすごい、絶対すごい。
「やめっ♥ やめろおお♥」
「なに、悦ばせて上げてるんだろ」
抵抗を許さない力強い雄の行為。
それはレールディアの理性を本能がトロトロに溶かしていた。
けれど、人の技でどれだけ屈服されようが、レベルの高い、強いオスにはかなわない。
(我はタクトを選ぶっ)
今は溶かされている心もタクトを見ればもとに戻るに違いない。
なにせ汚い手を使った技だけの雄なのだ。
「こっ、このくっ♥ らいいいいぃっ♥」
天秤にもかけられていないうちから比べだしたのはとうに揺れだしているからだった。
連続的に何度となくいかされ、段々と深く強まる絶頂にHPとは別の体力がガンガンすり減っていくのを感じた。
「もっと悦ばせてほしいって?」
「い、いってなっ♥ あひっ~~~♥」
弱点ではなく、子宮を揺さぶられ、恐怖するほどの快楽が与えられる。
雷に打たれたように、全身がこうばったあとに脱力してとろけるように地面に倒れ伏す。
再び土が口に入るがそれすら気にならないほどの快楽だった。
それなのに、もっと行くぞとばかりに、結合部分から魔力が注がれてゆく。
全身をめぐる魔力の流れが、魂を犯すように弄ぶ動きをする。
肉体よりもより深い奥側を刺激されながらの性交は自分がドラゴンでなければ快感に脳が焼ききれたかもと思うほどだった。
「はっぐうううう♥♥」
呼吸すら忘れるほどに鋭い快感が襲う。もはやイッている状態が常に続き続けて下るところのない山のようにどこまでも深くイキ続ける。
口を閉じることもできないくらいに身動きできず、痴呆のように口のはしからはヨダレが垂れ落ちた。
(なんて濃厚な力あぁあああああ)
己など、タクトなど比べるに足らない強大な力だった。
ようやく今まで見せられていた姿が偽装であり、それを見破れないほどに力量に差があるのを感じた。
自分が何なのかわからない。
チカチカ光り続ける視界。自分が何なのか思い出せなくなりそうなほどに快楽だけが埋め尽くしてゆく。
レールディアは魂の底から隷属した。
オスメスの関係を超え、従属の契約なしに従っていた。
一秒が永遠に思えるような快楽の波の中、耐えることすら許されずに快感を流され続けた。
「そら、イクぞ」
射精の瞬間、チカチカと光り続ける視界は注がれた濃厚な子種とその力強さに心の奥底まで満たされるのを感じた。
全身の水分を出し切ったようにぐったりと倒れるが、世界で一番の幸福を手にしたもののような深い笑みが浮かんでいた。
ああ、なんて巨大で素晴らしい存在なのだろうか。
あまりにも深い肉体と魂の陵辱が自分を失わせていた。
次第に穏やかになりつつある快感にどっぷりと浸りだし……すると愛おしさとすべてを捧げたい気持ちが湧き上がってきた。
今までの人生がこのときのためにあったような。
レールディアのユウへの思いは崇拝の域に達していた。
「は、はひい……♥」
ぐったりと崩れ落ちた。
気を失ったレールディアは意識が戻るとその傲慢な態度は消え去り、しっぽを振りながら犬のようにユウを見た。
「ご主人様♥」
レールディアは人の姿であろうと純粋に竜であった。
タクトを遥かに超えることを身を持って知り、捨てたことを意識することもなくタクトを裏切った。
あけましておめでとうございます。
新年最初の投稿がわからせでございますよ!
敗北。本能にはあがらえないレールディア♥
な感じでお願いします。