※この作品はR-18です。

性勇者様のやり直し   作:もこもこ@

132 / 149
132 戦乱の始まり

 出しても出しても、いかせても終わりにならない祭りはけれど朝日とフィロリアルの大きな鳴き声で終わりを告げた。

 

「汗を流してくるよ」

 

 股を愛液とねっとりとした白濁液に濡らしたまま寝落ちている女性たちが部屋に入ってくる女官たちに運ばれてゆく。

 その中には可愛らしい顔の女性も多く、少し反応してしまうが、キリがないためぐっと抑える。

 死屍累々と言える部屋はあまりにも濃厚な性愛の香りでこもっており、体に悪い。

 

 部屋を出て風呂場のシャワーで体とネトネトになっている愛液精液を流していると、誰かが入ってくる。

 

「ぱぱ」

 

 桜色の髪をしっぽのように左右に揺らせながらやってきたのはサクラだった。

 生まれたてであることが不思議なくらいに少し年上のお姉さんの見た目でありながら、そのまだ幼い精神とこちらに甘える気配の成果年下に見える。年下も何も娘なのだから当たり前だったが。

 

「サクラ。お風呂は男湯と女湯で分かれてるんだ」

「そうなんだー……」

 

 フィーロの娘であることを考えればさもありなんという感じだったが、フィロリアルに人間的羞恥心を期待するのは結構酷である、というのが感じられた。

 今も返事をしているがあくまでもそういう事実があるという理解で、だから自分がここにいてはいけないとは思ってないようである。

 

「サクラは隣でお風呂だよ」

「でも、今までいっしょだったよー?」

 

 もちろんフィロリアルのサクラである。

 大きめの雛鳥であるサクラはとてもキュートでバシャバシャと水遊びするサクラにふふふ、やったなーなどと水鉄砲で仕返しをしたりとほのぼのとしたひとときである。

 しかし、無邪気に振る舞おうが、その体はとても美しい少女のものである。

 戯れるように抱きつかれる。身長差で頭を挟むように胸が押し付けられる。

 

「……わかった。洗ってやるよ」

 

 王宮の、それも王族などの高位のものが使う浴場は質がよく、石鹸一つとっても現代日本とも全く遜色がない。

 むしろ魔法的な効果をもつしなであり、使えば小さな傷や黒ずみ、ニキビなど簡単に消えてしまうだろう。

 ワシャワシャと泡立て、その肢体を泡で隠すように洗ってゆく。

 

「手ぬぐい痛いー……」

「ええー?」

「ちゃんと洗って」

「ええー」

 

 手ぬぐいがさっと奪われてしまう。フィロリアルの姿であったときと同じようにしろということだろうか。

 両手で頭を洗い、首を撫でるようにこすり……布越しではわからなかった肌の感触が手で直接洗うことでダイレクトに伝わってくる。

 女性らしい体つきはは嫌でも先程までの行為を思い出させる。

 

(中学生になってもお父さんと一緒に風呂に入る娘をもったようなもの……なのかなあ?)

 

 いつになっても子供は子供と無視できないのはまだぱぱ歴が浅いからだろうか。

 流れっぱなしになるシャワーの水音を聞きながら体を洗うことに集中する。

 

「きもちー……。サクラ洗われるのすきー」

 

 それは良かった。

 主張の激しい一部をサクラの体に当ててしまわないように腰を引いていたため間抜けな姿勢のままユウは体を磨き上げた。

 ありがと~と正面から抱きつかれてしまい、その存在を知られてしまったが、知識がないためかこてりと首をかしげるだけで何もわからなかったようだ。

 

 **

 

 一国のクーデター計画を見事収めて帰還、と相成るはずだったが、フォーブレイからメルロマルクに近づくに連れ、メルロマルクから慌てて出ていく商人の姿が一人二人と増えてゆく。

 その表情は皆一様に暗く、しまいには夜逃げのように大荷物を抱えて馬車で何処かへゆく人たちの姿が見えてくる。

 

「一体何があったんですか?」

「う、うわ、か、刀の勇者様? いえ、これはですねえ──」

 

 商人を捕まえて話を聞けば──

 

「クーデター!?」

 

 抑えに行ったはずのクーデターがメルロマルクで起こっていたのだった。

 

「ぱぱ、どうしたのー……?」

 

 馬車を引きたいと言い出したサクラにフォーブレイはお礼とばかりに素晴らしいものを用意してくれた。

 快適な旅。フィロリアルクイーンの大きな姿で馬車を引いていたサクラが驚いた声に反応してこちらを見ている。

 

 心配そうな声であったがそれどころではなかった。

 

「なんで、なんで……」

 

 なぜ、尚文がメルロマルクでクーデターを起こしているんだ。




なかなか更新できずに申し訳ありません。
GW? そうですねえ。。。


霊亀「天から降り注ぐものがすべてを滅ぼす」

霊亀かっくいー!

しかし、オストさんは尚文の仲間兼霊亀編のヒロイン面してますけど、実際は結構霊亀の使い魔の役目を果たしてますよね。
・人間の国に紛れて行動。地位をしっかり築く
・程々の情報しか渡さない(弱点誤認の誘導)
・人間をまとめて霊亀にプレゼント
・驚異となる勇者の監視

霊亀の存在意義等伝えずにただ殺せとしたオストさんは霊亀側どころかボス側なのでは……? 長く生き過ぎて色々思い出せないフィトリアはともかくお前は覚えてなきゃあかんやろー! ということで、オストさんはボスサイドに違いないっ!
(乗っ取られてたせいですけども。)
  1. 目次
  2. 小説情報
  3. 縦書き
  4. しおりを挟む
  5. お気に入り登録
  6. 評価
  7. 感想
  8. ここすき
  9. 誤字
  10. よみあげ
  11. 閲覧設定
▲ページの一番上に飛ぶ  X(Twitter)で読了報告
感想を書く ※感想一覧 ※ログインせずに感想を書き込みたい場合はこちら
内容
0文字 10~5000文字
感想を書き込む前に 感想を投稿する際のガイドライン に違反していないか確認して下さい。
※展開予想はネタ潰しになるだけですので、感想欄ではご遠慮ください。