今回、メルロマルクは異例の四勇者召喚の儀式を行い、4人の勇者どころか、5人の勇者を呼び出した。
刀の勇者というのは初めての存在であったが、教会の調査により、四聖ではなく、眷属器であり、七星勇者……いや、こうなっては八星勇者であると認められた。
異世界から勇者を呼び出す四聖と異なり、斧、杖、投擲具の勇者は基本的には現地の人間から選ばれる。
今回は異世界からの勇者であったが、他の武器も今回のように召喚され、この世界に定着したのだろうと言われている。
なんでも、昔は八星だった説もあったそうで、増えたり減ったりするのはないこともないのだとか。
何にせよ、新しい勇者はその日のうちに教会に認められ、勇者として広く伝えられることになった。
亜人に味方する盾の勇者と違い、刀の勇者は特段亜人に味方をしているわけではなさそうだ。
初日から城の多くの人間と仲良くなり、勇者同士の連携を考えて支援の約束までしている。
人数の関係で盾についていったのは誤算であったが、それもこれも人数を揃えるまでの話になるだろうということだったので、刀の勇者に対しては何もする必要がない、普通の七……八星勇者として支援することと教会のお達しがあった。
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シスターアッテノは三勇教で生まれたシスターである。
生まれも育ちも教会で生きた彼女はどっぷりとその価値観に浸かっていたものの、回復魔法を得手としていたことで扱いがよく、そのため、少々我欲が強かった。
いずれ自分は最大に幸せになって生きるだろうと盲目的に信じていたし、教会は自分ののぞみを叶えてくれるだろうと思っていた。
若干、その気持とずれだしたのは、成人してからで、ある程度おとなになると、一生を教会に捧げるもの以外は嫁ぎ先などを打診されるものなのだが、教会が呪いや回復を得手とするシスターを手放さないように、教会と付き合いの深い貴族や騎士などの優良株を紹介しなかったのだ。
紹介されるのは十も二十も年上の司祭などで、たぷんと実り豊かなタリタの胸をなめるように見てくる相手に断りを入れることになった。
それが2度、3度と繰り返すうちに、教会からは一切の紹介が来なくなってしまったのだ。
ファック!
しかし、ある意味閉じた世界である教会で、上からのつながりなしに結婚なんてまともに成立しやしない。
下手に回復魔法が得意だったがためにこんなことになるなんて。
いままでは身近な男たちと結婚してゆき、あなたの人生、パン屋の男の妻になるためにあったのかしら? なんて内心バカにして笑っていたせいだろうか。
おお、神よ。反省いたします。
ですから私にチャンスをください。
そんな祈りが通じたのか、たしかにチャンスは来た。
刀の勇者様が回復魔法を覚えたいと私を訪ねてきたのだ。
正直幼く、盾の勇者と仲のいい彼にはちょっと複雑な思いがあったが、彼は他の勇者様とも仲が良いと聞いた。
もしかしたら紹介も? そう思えばやる気も出る。
ニコニコ微笑み、教えてみれば思いの外筋がいい。これも勇者様の力だろうか。特に回復魔法は実践が難しい。
傷がないとなかなか経験を積めない上に、けが人なんてそうそういないからだ。
だから練習がてらに自分を切ってとなるが、なかなか自分を傷つけるのは勇気がいるものだ。
けれど彼は簡単に自分を切って、簡単に癒してしまった。
相手によっては自分を傷つけるのは嫌だからあなたが自分を切れと言ってくるような相手もいる中でなかなかいい。
よく見れば顔も整っており、どこかセクシーでもある。
少年にあるまじき色っぽさを持っており、見ているだけで、ゴクリと喉が鳴った。
「アッテノさんは教えるのがとっても上手だね」
「ありがとうございます」
「もっと教わりたいんだけど、タニタさんの部屋で教えてもらうことってできないかなあ?」
右手を両手でそっと掴まれてそうお願いされる。
指先は柔らかく私の手を撫でており、それだけなのになぜか胸の鼓動が早くなる。
──チャンスだわ。
ここを逃せば次のないビックウェーブである。
少年なんて、と思っていたが、相手が彼なら全く問題ない。
まったく、もんだい、ないわ……。
ニコリと笑う少年をみて、愛欲がどろりととろけるのを感じた。
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「は、っ、ううん」
「胸だけでイッちゃうの? ヨワヨワだなあ。誰かに揉んでもらったことはないのかな」
後ろに回られ、覆いかぶさられるようにして、背中から伸びる手にくにゅくにゅと胸を揉まれている。
触れるその手の動き一つ一つに快感があり、全く体が思うようにならない。
はあ、はあ。
犬のような荒い息の音が頭の中で響く。
「興奮しっぱなしじゃないか。そんなに年下の男が好き?」
ぷっくりとして色っぽいと褒められた唇に、その細くてしなやかな指が潜り込んでくる。
口内をクチュクチュといじられるだけでぴくんぴくんと体が震える。グチュグチュになっていくのがわかる。
「いい年して、相手がいないんだって? もったいないなあ。せっかくの体も無駄だよね。だから、ちゃんと使ってあげる」
ベロを掴まれると親指でこすられる。
自分を好き放題にされていることに、幼いはずの少年に抱きしめられるだけで全く動けない今に感じている。
「あ、ひいぅっ!」
ああ、素敵。なんて素晴らしい雄なのかしら!
死んだような干からびたジジイたち、教会努めの貧弱な男たちとは全く違う。それでいて筋肉だけでできているような醜い輩とも違い、可愛らしさすらある。
そんな天使のような相手に私は虐められているのだ。
好き放題されているのだ。
ああ、
なんて、
背徳なのぉ……!
アッテノは美しい少年に愛欲を感じたことがあった。けれども相手をしてほしいなんて思わなかった。何も知らない無垢な彼らに自分が教えて汚さないといけないというのはなんだか気が引ける思いを感じていた。
けれど、そんな存在に襲われるのは、汚されるのは
──最高なのではないだろうか?
今の胸の高ぶりがそれが正しい答えだと囁いていた。
勇者様、ああ勇者様!
たくさんいじめてください、汚してください。
この世でもっとも尊きお方による恥辱はどこまでも麗しい。
あなたのためならどこだって開かさせていただきますわァ!
「ほら、もっと自分の指で広げて見せてよ。だらしなく濡れて早く入れてほしいって言っているところ、見せて」
「は、ァい……!」
「へえ。年の割にぴっちり閉じてるしきれいなんだね。シスターなんて性欲持て余してオナニーばっかりしてると思った」
「わ、私は、いつか素敵な方に捧げるためのものですからぁ」
処女なんて価値を感じなかった。けれども教え込まれた教えが、価値のない男にやるのは惜しいと思わせていた。
奥の奥まで見えてしまえと両足を開いて、両手でぱかりと広げれば、そこを見つめる視線だけでとろとろ愛液がたれてくる。
もうすこし時間があれば開きすぎて自分で膜を破ってしまっていたかもしれない。
「ああ、お願いします、あなた様のをください」
見知っていたものより遥かに大きく天に向かってそそり立つそれは……幸か不幸か、だくだくと濡れていたせいもあり、ズルリと奥まで入っていった。
最高位の興奮は、かすかな痛みをさらなる快感に変えた。
ああ、素晴らしい。
こんな素敵な勇者様に抱かれることができるなんて。
それに、勇者の子供を宿せれば、それだけでもう一生安泰である。
勇者のための教会は、勇者の子供の為にもあるのだ。
ああ、なんて素晴らしい人生なのかしら。
フレームの太い眼鏡の奥には歓喜に歪んだ笑顔を浮かべるシスターの笑顔があった。
仕事忙しくていつの間にか一週間が……。
他の相手と違い、割と自分本位に勇者の立場を有効利用しようとしているどこぞのスタイリッシュ痴女さん似の教会のメガネシスター。
まあ、勇者も教会の知恵目当てのため、お互い様の模様。