※この作品はR-18です。

性勇者様のやり直し   作:もこもこ@

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030 宴の前の逢瀬

 

「も、もう、お仕事あったのにっ!」

 

 宴の準備にパタパタと走り回っていたメイドのメルさんを捕まえ部屋に連れ込む。

 お城で会える相手は他にもいたが、目は彼女を探し、そして見つけていた。

 相変わらず押しに弱そうな顔をしていて、心配になるくらいである。

 悪い男に騙されそう。

 

 今もいたずらをした弟を叱るみたいにぷりぷり起こっているが全く怖くない。

 ギュッと抱きしめ、顔を近づけていくと「あっ、あっだ、だめ、ダメ……おいたは、ダメです……」とつぶやきながらも、目をそっと閉じてくれて準備は万端である。

 

 ついばむようなキスから始める。

 キスはとても重要だ。入れて出すだけのセックスの何倍も心に響くのが口づけだ。

 遊びでセックスをする際に、エッチはしていいけど、キスはダメ、と言ってくる子がいて、体の浮気はOKでも心の浮気はNGという線引になるらしい。

 

 唇を合わせ合うだけで快感を感じる女の子は多いが、彼女もその一人であるようで、ちゅっちゅと唇をならしているうちにふわっと口が開き、ぬるっとベロを差し入れる。

 

 宴の準備で間食でもしたのかベリー系の甘酸っぱい味が口の中に残っており、舐め取るように口内を動かす。

 瞳を閉じたままのメルはされるがまま、といった形だったが、おずおずと言った感じで奥まっていた舌が伸びてきたので巻き付くように絡ませる。

 

「んっ……んんっ……」

 

 立ったまま口づけし続ける。

 腰に手を回しながら固定するように口づけていたが、ゆっくりと彼女の手も背中へと伸びてきた。

 彼女が服を掴み、手で支えたのをいいことに、するすると手をすべらせ、背中をなでながらお尻へと指をすすめる。

 手のひらで撫でるような動きから指を立て、触れるか触れないかくらいの触り方でお尻を触ると、ぴくんとメルさんの体が跳ねる。

 

 かわいいな。素直にそう思った。

 快感の芽が育ちつつあるのを感じた。

 少し、育ててみようか? 

 

 キスをしながら太ももを撫でると肌の色が薄っすらと桜色に染まっていく。

 自分の色に染める、という意味ではないけれど、少しだけ愉快に感じる。

 焦らすようにゆっくりと体に火をつけるように、けれどいかさないようにじんわりとなで続ける。

 

 **

 

「あっ、はっ、うんっ」

 

 場所をベッドに移し、半刻ほど責め続けただろうか。

 陵辱するような激しさはまったくない、ゆっくりとした抜き差しは、ずるりと引き抜くときにこそ、快感は与えこそすれ、わざといいところを外したその行為は絶頂には導かないままだった。

 

「あ、あの……」

「どうしたの?」

 

 勇者であっても年下であるという意識の強い彼女である。

 いかせてくれとは言いにくいかもしれない。

 だから、わざとそうしてるんだよと、いたずらっぽく笑うと、もう、と小さく頬を膨らませてから、困ったように笑った。

 

「いかせてください」

 

 相手に自分を刻み込むのは楽しい。

 自分から求めさせて、答えてくれるとホッとする。

 

 今までのゆっくりした動きから、相手の一番感じる部分をゴリゴリと刺激する動きに変えると、ジリジリと焼き上げた快感に上乗せされるような形であっという間に感じてゆく。

 もはや注ぎ続け、こぼれ落ちるのを待つだけのコップのような状態だ。

 

(ああ、子宮に出したい)

 

 いいや、出してしまおう。

 興奮の間で、避妊は頭になかった。そもそも、この子は城の人間だ。

 勇者に孕まされても望むところだと言う立場だ。

 

 前の世界もそうだった。

 知らぬ相手に処女を奪われれば、犯されれば自害を選ぶよう教育された貴族の娘達も相手が勇者であるのなら笑顔で股を開くのだ。

 あったことがなくても、一言すら話したことがなくても。

 

 彼女はおいたと言った。ダメと言っても拒絶しなかった。

 最初こそ魔法による好感を感じさせる後押しがあったとしても、今はそれがなくても受け入れていた。だから、構わないだろう。

 

 俺は腰に力を入れて、亀頭を子宮口に押し当てる。

 逃さないと、手で体をギュッと押さえつける。

 

「ゆうさま……?」

 

 何かを心配するような瞳にごまかすように我慢していた肉棒への力を抜いた。

 びゅううっ、びゅるるっ

 

「あ、あああっ」

 

 強い射精に高められた快感が溢れたのか、彼女もまた、同時にイッたようだった。

 

 妊娠してしまえ。

 

 中に出すのはとても満たされる行為だ。

 魔法での避妊は気持ちよさに違いはないが、やりきっていない気持ちの悪さは少し残るのだ。けれど同時に、妊娠すると別れることになってしまっていた経験からか、心が勝手に相手と壁を作るというか、勝手に距離を作ってしまう。

 どうせ去るなら好きになっても無駄なのだと。

 

 だからだろうか、胸の奥を小さく削る痛みを感じてしまうのは。

 

「あの、私……」

「なに?」

「いえ、なんでもないです。それよりゆう様。改めて、波からこの国を救ってくださりありがとうございました。村に親類がいる城の者たちは皆、勇者様たちに深く感謝をしていましたよ」

「そっか」

 

 助けた人からのお礼は素直に受け止められる一番の褒美である。

 痛みを忘れ、俺は微笑んだ。

 




イベントごとに恵まれている感のあるメルさん。
城で会えるキャラというのが書きやすい感あります。
ところで、一ヶ月だと自覚症状出ないのが普通らしいですが、そこはファンタジー。
調べればわかる的な。え? なんのことだって? ワカラナイナー


そしてアンケートは尚文が圧倒的ですね。
さすが主人公……格が違った!
であれば、三勇者誰か+尚文みたいな進め方がいいのかなー。

第二の波のあとの見たい勇者は?

  • 尚文
  • 元康(固定)
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