※この作品はR-18です。

性勇者様のやり直し   作:もこもこ@

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045 槍の勇者とのドラゴン交流

 

見習い女商人のラビを抱き終え、身だしなみを整えて部屋を出ると、部屋の前にはラフタリアが体育座りで待っていた。

あ、またせた―? と聞いてみると待ちましたとプンスコ怒っていた。

いま来たところだよは異世界では通じないらしい。

 

盗賊の宝をすべて回収し、ひとまずと女を馬車に詰めて街に戻り、奴隷商人に盗賊のアジトを見つけ、捕縛しておいたと伝えると、捕まえに行ってくれることになった。

お金はまた来たときにでもと言われた。

 

女も謝礼がもらえるようにしておきますとのことで、住んでいた村か宛もない場合はうまく手配してくれるそうだ。奴隷にはしませんよ、ええ、もちろんと怪しい笑顔で答えた。

ラビには考えられる商売の種を話して見て、盗賊から奪った馬車と金を融資した。

 

現状だと装備に困っていないため、金は腐らせるだけになる。それであれば融資が一番だ。

国からも支援はもらえるが、どうしても恩が増える。

なにか揉め事があって国に助けを求めれば当然見返りとして働かされることになる。

盗賊退治程度であれば受けるが、それでも経験値のたまらない戦闘を繰り返したくはないし、他国との戦争だの敵対貴族の処分だのといった人殺しにはできれば関わりたくない。

 

できれば女の子と責任とか感じずにエッチしていきたいものである。

助けた女に恩を振り、お金を稼がせ、対価に女を抱く。

楽してズルしていただきかしらー! である。

ヒモだろうか?

 

**

 

「ユウ様!」

 

懐も潤ったので、槍の勇者元康の元へと居場所を確認すると王都にいるようだったので、戻ってみると訓練所で槍を振っていた。

 

首を汗が伝っており、しっかりとした訓練を行っているのが見える。

周りをパーティーメンバーや城のメイド、貴族の令嬢がきゃあきゃあと声援を送っている。

ちゃんとがんばっているのだなあと感心しているとマインがこちらに気づき、たっとかけてくる。抱きつかれるとその柔らかな肢体が体を包む。

 

冒険していると気づくが、やはり街の女は清潔で良い匂いがするなあ。

マインは王女らしく、手入れに手がかかっているおかげか全身どこからも興奮させるいい匂いがする。

 

「久しぶり。元康に会いに来たんだけど」

「もうすぐ終わると思うわ」

 

ニコニコと笑う彼女に返事を返そうとすると

「ぐぎゅー、鼻が曲がるなの!」

「ちょっとガエリオン」

ラフタリアの制止も何のその。背負い袋からぷへっと顔を出した子竜のガエリオンが両手で鼻を押さえてむーむー言い出した。

 

「悪い匂いじゃないと思うけど」

強い香水をつけた女が複数集まるとそれはそれはすごくなるが、それもスパイスになるというか、やっているうちに気にならなくなるタイプだ。

竜は鼻が良いイメージはないが、わかる程度には良いらしい。

ちょっと離れるとなのー♪と嬉しそうな声と、ひくりと目に一瞬怒りを浮かばせるマイン。

 

「ごめんね。後で叱っておく」

「別に、ドラゴンの感性だからいいわ。次の波が終わった頃にでも、お時間もらえないかしら?」

「わかった」

 

そう告げると表情を柔らかくして微笑むマイン。

あれこれと会話をしているうちに、元康が戻ってくる。

 

「おっ、勇、来たんだ。そいつドラゴン? もしかして卵から? そういえば持ってるとか言ってたっけ。すごいな。俺、一から育てんの下手なんだよね――」

「そうなんだ? 元康猫飼ったら赤ちゃん言葉でそうな感じするのに」

「しねーよっ。ペットはなー、ほら、苦手な女の子とかっているし。遊びに行った先の子を可愛がるくらいはあるけど、やりすぎると妬かれるしさ」

 

興味はあったんだけどとパーティーメンバーから渡された濡れた手ぬぐいで体を拭っている。

すでに結構体はできてるな。元がヒョロかった尚文ほど大きな変化はないが、体つきが良くなっている。勇者にはないが、すでに限界の一つである40を軽く超えている。

 

「元康のドラゴンは?」

「ん? あいつあいつ」

 

修練所のはしでおとなしくこちらを見ている一匹の騎竜だ。

馬より遥かにがっしりした体だ。目にも知性を感じる。

 

「へー、移動には便利そう」

「遠乗りにも一緒に行ったけどさあ、バイクより速いんだぜ。ドラゴンいいよなぁ……ファンタジー感あるし。そっちは飛ぶやつ?」

 

親のドラゴンから言っても飛ぶやつには違いなさそうである。

 

「それもいいなあ。ま、ちびじゃまだ何にもできないか」

 

はははと明るく笑う元康。主人に反応したのか、騎竜はこちらを見てフフンと鼻を鳴らす。

 

「ぬぐぐ、ムッときたなの」

 

まあまあとラフタリアが燻製肉を差し出すとうまうまと食べだし、静になる。食べ物を与えればすぐおとなしくなるあたり、扱いやすいドラゴンである。

 

「じゃあみんな。俺、勇と行ってくるわ。みんなはゆっくりしてて」

「わかりましたわ、元康様」

 

身なりを整え、しっかりした装備になった元康。

マインや彼のパーティーメンバーはお弁当だ傷薬だと色々手渡しては手を振っている。

 

「じゃ、みんなはゆっくり休んでてくれ。強くなってくるからさ」

 

ビシッと親指を立てる元康。

噂話では剣の勇者錬も仲間と離れて修練をおこなっているらしいが元康もそうなのだろうか。

 

勇者の力での強化を考えると、成長に倍率アップのかかる奴隷や魔獣と比べると、勇者の仲間との能力差は開きやすい。

元々の意識からしてそうだが、元康もまた。

 

――仲間ではなく、ただの守るべき相手になっているのではないだろうか。

 

「じゃあ行こうか」

「ああ、世話になるぜ」

 

それでも元康の笑顔はキラリと輝くものだった。

 




アニメでめっちゃ走っていたあのドラゴンくんはドラゴン肉くんになっちゃったんでしょうかね? 

そして盾の勇者世界の奴隷と魔獣の成長率アップの習得の容易さと通常の仲間の不遇感。
ゲームだと真っ先に装備を剥がされて解雇されるやつー!
まあ、普通のゲームでもよくあるやつですけど!!
だって自分で名前つけたキャラのが情わくしね。しょうがないね。

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