**盾の勇者尚文のケース**
「なんだ、また来たのか」
「うん。この子どこの子?」
きゃっきゃとはしゃぎ合いながら近況を伝え合うラフタリアとリファナと別に、ガエリオンと巨大なフィロリアルはにらみ合い吠えあっている。
にらみ合いで決着がつかないと悟ったのか、フィロリアルはぼふんと音をたてて変身する。ドヤッと胸を張り、ガエリオンはじりりと一歩下がった。
「買ったフィロリアルだ。フィロリアルクイーンだったとかなんだかで、人間になった」
「ファンタジーだなぁ……でも、なんで喧嘩してるんだろ」
前の世界と比べると、人種幅がファンタジーらしく広いな。
勇者が育てた魔物は人に变化するようになるのだろうか?
じっとだいぶ大きくなってきた竜を見る。
普通のフィロリアルよりだいぶ大きいフィーロともためを張れる大きさでそろそろ外飼オンリーの上、まだ人を載せて飛ぶほどではなく扱いに困る時期である。人型になれるなら楽なのだが。
ぐぬぬ、なのぉ……と小さくうめいたガエリオンに有利を悟ったのか、一歩踏み込んでくるフィロリアルの子。
「くさーい、くさーい! この子クサーイ」
「はあっ!? 臭いのはそっちなの! ガエリオンはいつ夜這いされてもいいように毎日キレイにしているなの!」
きゃんきゃんと子犬と子猫の喧嘩のようなやり取りである。
ため息をつくと、こちらをじっとマジカヨみたいな目で見ている尚文がいた。
「流石にドラゴンは抱けないよ。そっちの子はともかく」
ドラゴンカーセックスでもあるまいし爬虫類には興奮しない。
きゅるんとした目とか柔らかい白いお腹は可愛いと思うけど。
呼ばれたと思ったのかこちらにテコテコやってくるフィロリアルの子。
スンスン、すんすんと鼻を鳴らしながら「いい匂い!」とペカーと明るい笑顔を浮かべてきた。
冗談のつもりだったが、尚文は彼女の腰をひっつかむとフィロリアルの子をさっと背中に隠してしまった。
「フィーロはやらんっ」
「フィーロっていうんだ」
「うん。フィーロはフィーロだよ」
笑顔の会話だったが、父親的にはNGらしい。ギロリと睨まれる。
別にちょっとむらりとしないでもないが、勇者同士揉める気もない。向こうから誘われればともかく、自分から誘う気は今のところなかった。
そもそも、大人びてる子や体の成長の早い子でもないと子供はセックスが楽しみづらい。回数できるならともかく、快感を受け流すことができずにすぐに意識が切れたりするので、気を使うことが多い。
「わかったってば。まあ、パーティーが増えたのはよかったけど、なにそれ、行商?」
「まあな。薬や仕入れたあれこれを売って回っている」
フム。女商人ラビもそうだったが、魔物や盗賊がいる中、行商は金になる。特に自分たちが強い場合、護衛を雇う必要がないため、護衛代がまるまる浮く。そう外した商品でなければ運べば運ぶだけ金になるだろう。
その運んでる金を溜め込んだ盗賊を襲うほうが儲かるけど。
「国からの金だけじゃそろそろなんともならないしな。それに自分で動くためにもそれなりの立場は必要だ」
勇者やってるのに勇者として評価されないからなと深くため息をつく尚文。まあ、嫌われてるもんね、盾。
不憫さを感じる草の根活動だが、効果は出ているらしく、他の勇者と活動しているときに神鳥の聖人の噂は聞こえてきていた。神鳥にも聖人にも尚文につながるものがなかったが、今の姿と活動を聞けば結びつく。
「じゃ、盗賊狩りに行かない?」
お金も物資も手に入るよ。
そう伝えると尚文は悪人そのものの笑みを浮かべた。
「わー、ご主人さま、いい笑顔―!」
「気合が入ります!」
仲間たちもたいそうやる気だった。
「悪人に人権はないからな」
尚文の指揮のもと、徹底的な情報収集と魔法の行使により、国のあらゆるお金を持っている盗賊は狩りつくされることになる。
絶滅しそうだね、と言う言葉は鼻で笑われる。
「石川や浜の真砂はつきるとも、世に盗人の種は尽きまじって石川五右衛門も言ってるだろ。しばらくすればにょきにょき現れるさ」
まあ、実際食い扶持なくなったり村を追い出された乱暴者などはその腕を使って略奪者になったりするので、人の営みが行われている限りそういう輩は現れるのだろう。
「なんだ、また来たのか(ツンデレ)」
そして、ケモ系ヒロインによく効くいい匂いフラグがフィーロにっ!
ところで、ドラゴンカーセックスって聞いてマジカヨ、欧米凄まじいなとか誤解していたのですが、これ、そこに興奮するというわけじゃなくて、強い表現規制の末路的な風刺表現だったらしいですね。
まあ、古来からタコと美女で興奮してきた日本人が言うなと言われるでしょうけど。にゅるにゅるはえっちいからしょうがないね。
エロシーンでのハートマークの使用は?
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なしがいい
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ここぞというときに使ってほしい
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あってもなくてもいい
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好きなので使ってほしい
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めちゃすき❤❤❤