ガエリオンはドラゴンである。
かつては最弱のドラゴンを自称する存在で、他のドラゴンに襲われないように人里近くに住みつつも、村には悪影響を与えないよう気を配って生きてきた。害あるモンスターを食べたりして媚を売って生きてきた。
しかし、そんな努力は報われず空からソレがやってきた。
勇者。
人間を遥かに超える絶対強者である。
成長途中ならなんとでもなるものの、四聖勇者が現れ、勇者特有の成長法を理解し始めるとその成長は加算でははなく、乗算で力が高まってゆく。圧倒的な力の差が生まれてゴミムシのように排除されるようになる。
竜帝のかけらというドラゴンとして最強になるための鍵を持ちながらもその事実を知っているからこそ、人間にも恐怖した。
ちょっとした力の差など全く無意味なのである。
ヤダ。ソレガシ人間と関わりたくないでござる。
ブルブル。ワガハイ悪いドラゴンじゃないよ。
いつでも土下座する準備はできていたが、本物の勇者は空からやってきた。
そして、絶対的な捕食者だった。
『ぎゃ──ああ! 高レベル勇者だあああ』
鬱陶しげにゲシんと腹を軽く蹴飛ばされるだけで……巨躯である身は幼子に蹴飛ばされるトカゲのように合わせに吹き飛ぶ。
ああ、本物だ。本物の、強化法を知っている勇者だ。
すぐさま飛び去ろうとして──
見えない剣撃で両の翼はもがれ、地に落ちた。
ナニコレ、マジヤバ。
ドラゴンなのにバルーンレベルになにもできやしない。
ガエリオンは死を覚悟した。けど、死にたくはなかった。なんとしても生きる。生きたい。
『ま、待て待て待て、勇者よ、強すぎるぞ、こんな弱いトカゲを相手にするなんてどういう精神をしてるんだ! 強者として弱者をいじめるような真似はやめろ! 人を襲わない人畜無害のドラゴンだ!』
「レベル上げと素材がほしいだけだから、どんなドラゴンでもいいんだけど」
絶望。しかし、対話をした時点で交渉の余地はある。というより、交渉はさておき、付け入るスキを見た。
ドラゴンは強欲であり、ドラゴン以外の種族とも繁殖でき、また魂を継承する術を持っている。
ドラゴンはただのモンスターではない。人間の姿にもなれるし、人里で女をさらってかましてやったこともある。下手くそと言われて心を折られたこともある。
正直言えば生きたい。でも、経験値狙いの時点で生は諦めざるを得ない。故に人間に相手にされず、メスドラゴンに土下座して生んでもらった卵にすべてをかけたいと思う。
『ぐぬっ、死ぬことは避けられぬか。では、お願いがある。私は殺されよう。体もすべて捧げよう。だが、我が子を持っていってほしいのだ』
我が子というか、自分自身だけども。
勇者に育てられた魔物は勇者と同じように劇的に強化されると聞く。来世の自分は強くてニューゲームになるに違いない。グハハ。
「……馬車馬みたいに使うぞ」
勝った! 第三部完!
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ガエリオンはドラゴンである。
生まれた瞬間に強いオスであるユウに恋をした。
必ず成長してこのオスの子供を生みたいと胸の奥から声が聞こえた気がした。
「ガエリオンも人間の姿になったのっー!」
「わあっ! 裸で走っちゃ駄目ですよっ」
ガエリオンの成り上がりが始まる。
知識と経験を継承できる上にドラゴン同士でなくても子供が作れるとかハイスペックなドラゴン。
しかし、ゴリラと人間で子供ができたとして、「体が丈夫な子が生まれるらしいよ!」といわれてもっすよね。人間はらませちゃうゴブリンとかオーク的には人間は美人に見えてるってことなんですかね。
まあ、ファンタジーだからね!
ガエリオン「強いオスに惚れるのは本能なの!」
エロシーンでのハートマークの使用は?
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なしがいい
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ここぞというときに使ってほしい
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あってもなくてもいい
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好きなので使ってほしい
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めちゃすき❤❤❤