屋敷でたっぷりニートしていたものの、メルティから呼び出しがかかって出向くとそこには4人の勇者たちがいた。
勇者四人はやや気だるそうだが、ポツポツと情報交換のようなものをしており、俺相手とはいえ、共闘の影響があったようである。
「おっ、勇、この間ぶり。屋敷もらったんだって? うらやましいよなー。つってもあっちこっち行ってるからあんまり定住って感じでもないけど」
「そうですね。僕らクラスになると王都周辺のモンスターではもう満足できませんし」
「経験値効率を考えるとまだ屋敷を買うべきじゃないな。そもそも、クラフトに手を出したくなるまで不要じゃないか?」
「そもそも、家を買うって世帯持つみたいでちょっと敷居が高い感じするけどな……」
やくたいのないことをあれこれ話していると、メルティが部屋にやってくる。リップがいつもと違うのかプリッとしており、柔らかそうだった。
「勇者様方、お集まりいただきありがとうございます」
初対面のものもいるようだったがメルティが名前と王女であることを名乗ってもなんの変化もない。
まあ、王女といえばマルティがいたし、そもそもこの勇者たちは王様相手に初対面でもアレだった。
イベント回避のため話しかけずにまず部屋のタンスを開けられるタイプの勇者なのである。
「今回は有意義だったからいいが、しょっちゅう呼び出されるのは困る」
「女の子の呼び出しだったら俺は構わないぜ」
「まあ、今回はアレがありましたからね」
「強化法の共有な」
そう、実は俺は初日から皆に聞いた強化法をやっていたが、どうやらアレは他の勇者もできたらしい。
四聖勇者は専用の強化法で上がり幅が大きく、八星勇者は複数あるものの上がりが小さい制度かと思えば強化幅はどれも同じで複数やるぶん重なって強くなるそうだ。
「勇が強い理由がわかるよなー。ちょっとは追いつけるか?」
「すぐ追い越す」
宣戦布告のような追いつく宣言。ただ、前の勇者時代の力がそのまま加算されていることを忘れている。
「そこです。新たに強化法を共有した皆様に紹介したいことがあり呼ばせていただきました。カルミラ島が活性化します」
情報収集しているものの、勇者としての攻略情報に疎い俺と尚文はきょとんと首をかしげるが、他の三勇者は応援していた野球チームが数年ぶりに優勝したように湧き上がる。
「うおおお、キタ、来たぜこれ!」
「ふっ、腕が鳴る」
「あ、尚文さんは知らないんでしたっけ。僕が教えましょう。カルミラ島というのは活性化の時期があり、そこでは大量の経験値が他と比べ低レベルで得られるのです。すなわち、稼ぎどきです」
「なるほど。ボーナスステージみたいなものか」
なるほどなー。
勇者と敵対することもある。
それがわかった以上間を詰めさせる気はなかった。
大量の経験値が得られるのなら、強くなれるのは自分もである。
沸き立つ俺たちに役に立てたとムフーッと得意そうなメルティが可愛らしかった。
**
ガエリオンはガエリオンなの!
生命体としてさいきょーで巨大なドラゴンとして卵から生まれたさいこうの存在なの。
今は生まれたばかりだからまだまだ小さいし、お子様だけど将来は絶対ぼんきゅっぼんになるし、ご主人さまと番って最高の子供を生みたいなって、思ってるなの。きゃー言っちゃった!!
そんなガエリオンだけど、最近は拠点を手に入れたみたいで割とゆったり生活なの。安全に眠れるふわっふわでもこもこのベッドに毛布。
いくらでも食べられるお肉にスープ。
いやあ、このままずっとここでくっちゃねしたいくらいなの。
とはいえ、強いドラゴンにならないといい子供は作れない。
時々ご主人さまとだったり、自分だけでだったり狩りにでかけているの。狩りで捕まえたイノシシなんかは全部そのままお腹に入れてしまえるので満足満足なの。
屋敷に戻るとメイドが人の姿になったガエリオンをお風呂に入れてくれるなの。ちょ~っと甘えた声で、お風呂入れて♥ ってするだけで、ニコッと笑って全部洗ってくれて極楽なの。
はあ。いい空気吸ってる感あるの。特にお風呂はいいなの。人間の文化なの。ラフタリアもお風呂が好きみたいで朝と夜入っているなの。この間なんておやつくらいの時間にも入ってて、流石に入りすぎって思ってちょっと呆れてしまったなの。
はあ、今日もたっぷり働いたなの。
……うむう?
隣の部屋のドアが空いた音がしたなの。寝る前にトイレには行きましょうって子供ならだれても聞かされているのに。
ラフタリアはいつまでも子供なの。
ガエリオンはしっかり行ってるから気にせず寝るなの。
おやすみなさい。
むしろ気付かれないようにすることで興奮の材料にされる系ガエリオン……!
エロシーンほしいサブキャラは?
-
メルティ・マルティ
-
メイドのメルさん
-
商人のラビさん
-
ガエリオン
-
まだエッチしてない原作キャラ