カルミラ島への船の日程が告げられ、数日後には出発することになった。だが、それまでどうするかといえば、今までのようにダラダラする……ことではない。
各勇者が強化法を共有したことで、今後はぐっと強くなることが確定している。であればより強くなるよう彼ら以上に励む必要がある。
なぜか?
前回のメルさんの騒動の件で、勇者同士が剣を向け合う状況が普通にありえるということがわかったからだ。
四聖勇者の彼らと同等に扱われているのは、俺が彼らより強いからである。そして、ゲームにはハッピーエンドの先はないが、現実には先がある。
波をこのまま乗り越えたとして、本当に勇者は一カ国に所属し続けるのか。亜人の国に助けを求められたら、武を高めようとコロシアムのある国に誘われたら、国家の不正不満を焚き付けられたら、女に願われたら。
勇者が他の存在より隔絶した強さを得ることはわかっている。である以上、一番強い、という状況は譲れないステータスだった。
(まあ、負けるつもりはサラサラないけど)
とはいえ、先日の勇者武器強奪のような搦手がある以上何らかの対勇者魔法や兵器がないとは言えず、努力をやめる気はなかった。
普段は口が軽くてもゲーム知識となった途端口が重くなる。カルミラ等についてはより一層で彼らから情報を得るのは諦めた。
だからこそ向かった先は図書館だ。後々特別にメルティが集めておいたカルミラ島の情報をくれるそうだが、なにせ三勇者はゲームでこの世界の情報を事前に得ているのだから、できるだけ得ておくに越したことがない。
「地形はだいたい抑えた。……島の移動はガエリオンに頼るとして、街に戻るか鍛え続けるか。──鍛えるか」
ガエリオンは不満でうるさいかもしれないが、黙らせよう。
活性化時期はなるべく戦い続けたほうが得である。
静かな図書館。王城のそこは屋敷一つを本で埋めたように広くて膨大である。また、時間帯のせいか人も見かけず静かだ。
(そういえば勉強は久しぶりだなー)
中学では何冊もの教科書を使用していたが、こちらでは呪文を覚えるために言葉の勉強をしたくらいである。
久しぶりのたっぷり本を読んだ感覚に目をシパシパとさせる。
そういえばそろそろメルティが来ていてもいいはずだったが誰にも声をかけられなかった。
どこにいるのだろうかと魔法でチェックすると図書館で本を読んでいるようだった。
どうやら熱心に本を読んでいる様子に邪魔をすまいと遠慮したようだった。
真面目ないい子だな、と思った。
実際、そっと顔を出すと本を開きながら銅像になったように微動だにせず本を読みふけっている。
時々めくられるページの擦れる音が生きていることを証明している。
──ひらめいた。
いたずらしよう。
**
ここで起こった音が広がらないよう消音の結界を張り、姿を透明に変える。体を浮かせて足音が立たないようにそっと近寄る。
幾段にも並んだ本棚。メルティはその前に立って本を開いている。ふわふわしたお姫様の衣装はどことなくこの場には不一致に感じるものの、それは図書館というものが誰でも利用できる日本の意識が強いからだろうか。知識の形である本こそ貴族のものであるのだから。
そんな真面目に知識を得ようとしている彼女にいたずらをすることにした。
そおっと近づき、すぐ後ろにたってしゃがみ込む。そっとスカートをつかみ、少しだけめくりあげる。
(黒だ)
紫がイメージカラーなのか好んでいる彼女である。フリルの多いいかにもなドレスを来た彼女である。
王女となるとやはり市民やメイドとは違う。職人が精魂込めて作ったのがわかる現代にも通じるセクシーなものだった。
ただやはりつけているのがメルティ。まだ幼い王女を包む黒の下着はアンバランスでそこが目を引く。ガーダーベルトに惹かれて視線はスカートで隠されたそのつややかな足にも向く。
近づけば匂いにも気づく。
しっかりとした生地のスカートだからだろう。内側からメルティの体臭が強く感じられる。どこか甘くミルキーな匂いが芳しい。
(なんか悪い事してる感あるなあ)
前勇者時代はいたずらせずとも女が裸になってきたし、日本では魔法と分かる形では使っていなかった。
表情を変えずに本を読み続ける彼女の姿。
(時間停止者のAVって感じ!)
勇者になってからは女に困らなかったが、なる前は善良な中学生だった。AVなどそうそう見る手段はなかったが、でもないわけでもなかった。貸してやるよと友達(そいつも兄とかにかりてだが)から借りていく掴みている。
バレないようにエッチなことをしているという背徳感がすでにちんこをバキバキにしている。透明であるが、出始めた先走り液の匂いでバレてしまいそうである。
興奮して、ついやってしまった。
メルティの小ぶりな胸にたいして指でついたのである。むにゅっと指出しが沈むが強い弾力を持ってすぐに弾き返そうとしてくる。
瞬間。バレた。
当たり前である。この期に及んで、
(もんでないのに! 指一本なのに!)
と焦っていた。一本であろうと五本であろうと触ればわかる。当然である。
メルティは反射でもってユウの頬を叩いた。
静かな図書館の中、とても大きくその音は響いた。
「いたっ」
「あっ、ごめんな──いや、ごめんなさいじゃない! なにしてるの、まったく!」
ユウのためにと情報を集め、大人ぶった下着をはいて準備してきたのにいたずらされたメルティはたいそうご立腹だった。
ユウはひたすら謝った。
アンケートで人気の高かったメルティ・マルティペア。
マルティは南国島的カルミラ島でチャンスがあるので、メルティで。
真面目に本を読んでる女の子にいたずらするっていいかなって。
とはいえ、スカートめくって胸つついただけなので次回に続く!
次回、お姫様のいたずら
エロシーンほしいサブキャラは?
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メルティ・マルティ
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メイドのメルさん
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商人のラビさん
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ガエリオン
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まだエッチしてない原作キャラ