※この作品はR-18です。

性勇者様のやり直し   作:もこもこ@

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076 お姫様のいたずら

 

 そんなに謝るなら、言うことを一つ聞いてくれれば許してあげる。腰に手を当て、指を一つ立てて胸を張るメルティ。

 いいことひらめいたのとばかりに嬉しそうな様子。

 

「何でも言ってくれ」

 

 ん? いまなんでもって? そんな声が聞こえてきそうな笑顔だった。俺はこれから何をされるの? 

 

 **

 

「《自身の幻影を》」

 

 目の前に自分とそっくり同じ幻影が現れる。魔法発動時の姿をそのまま写すのではなく、自身と動きを同期させるものである。動きをそのまま幻影も動くため、ただの幻より騙しやすいものの、実体がないため触れられればバレるしろものである。

 目の前に映っているのは普段と勇と違い赤髪の少年だった。

 髪型も普段と少し変えているため、つんつんしている。ニコリと微笑んでみたが、少しだけいたずらっぽい感じになっている

 服装も軽装でそこらの街の少年に混じってしまえるものだ。

 

「またせたわね」

 

 メルティの提案に場所を城から城下に映し、買い物を済ませてから宿に部屋を二部屋借りて着替えを行った。

 目の前にいるのはメルティだったが、その様子がいつもと違っていた。紫の美しい髪は夜のような黒に変わっており、作りの良いドレスは村娘が着るような飾りの少ない布の衣装に変わっている。ラフタリアが来ていたようなシャツの上からスカートと一体化したドレスをかぶるようなシンプルな衣装である。

 

「黒もいいね。親しみがわく色だし」

「そう? それよりやっぱりこういうの楽でいいわね! すっごい軽いわ!」

 

 くるんとその場で回転すると、スカート部分が小さく浮き上がる。足まで隠れていた今までのものと違い、浮き上がったぶんだけ白くてすらりとした足がのぞく。

 

「はしゃいでもいいけど転ばないでね」

 

 メルティの提案は街での変装デートだった。カルミラ島へはマルティは勇者の仲間として同行するが、メルティは城で職務に励むことになる。しばらく会えないのだからとお願いされたのがこれだった。

 魔法で髪色を変え、買い込んだ市民の服を着ることで変装したのだ。

 普段メルティを飾るフリフリのリボンは紫色の花飾りに変わっている。

 

「もちろんです」

 

 宿を出たところでメルティがあたりを見渡して嬉しそうに笑う。

 

「王族ですから、こんな風に護衛もつけずに街を歩くことなんてなかった。馬車の中から大通りを眺めるだけ。だからとても嬉しくて」

 

 メルティの視線は王都の賑わいや珍しいものだけではなく、歩く一人ひとりの表情や様子にも向かっており、ただ単純に観光を楽しむものとは見ているものが違うのだと感じた。

 しかしそれも、「さあ行きましょう!」と手を引っ張られる。

 その時の楽しそうな様子は年頃の少女のものだった。

 

 **

 

 鳥のもも肉の串を片手にあーんと口を開いてかぶりつく。

 ラフタリアやガエリオンなら両手に持ってぱくついただろうが、口元を一切汚さず上品に食べている。

 小さく開くその唇。ちらりとのぞく舌に情欲が湧いてくるのを感じる。

 

 さて、どうもっていこうか。

 

 **

 

 ユウがムラムラし始めていたのと同じように、メルティも徐々に気持ちが高ぶっていた。

 それは今までにない光景を見ていることの興奮もあるし、手を繋ぐという行為のせいもある。貴族のスカートは膨らみが広く、どうやっても距離ができるが、今着ている衣装は体に沿ってすらしとしており手をつなぎながら歩いていることもあり、ちょこちょこと体が触れ合うせいだとか、着崩した服のせいで胸元が開いていて首筋や鎖骨が見えたりするところである。

 

 メルティはキスで感じるタイプである。一体になる感覚に酔いしれたものだったが、手をつないで体を擦り付ける行為もセックスに近いな、と思っていた。

 そんなはしたない行為を守るべき王国民の前で堂々としているとかデンジャラスであった。

 

 尚文が聞けばいや、ガキが手をつないでるだけだろ、といったかもしれないが、おしとやかな教育を受けていたメルティにとっては露出調教同然だった。

 

 そこにオープンテラスで恋人同士一つのコップに入ったジュースをストローで飲み合っているところを見て爆発した。

 平民すごい、平民やらしい! 

 他人を見ることで自分も同じような状態だと理解してより興奮してしまった。メルティはしとどに濡れていた。

 これ以上誰かに見られたら恥ずかしくて死んでしまう。

 

 王女と勇者を抜きにした二人は可愛い少年少女のカップルだったので、大人ほど微笑ましい瞳で見ていたが、やらしい気持ちになっていたメルティには全てお見通しの目に見えてきていた。勝手に視姦されていたのである。

 

「ユウ様、私、ちょっと疲れたかもしれません……」

 

 どこかで休みましょうと言われてよしきたとユウは連れ込み宿へとメルティを連れて行った。




生活に主眼の当たらないファンタジーの場合、現代人が転移してもお風呂トイレくらいしか主眼に当たらないケースが多いですけど、鏡ってどうなんでしょうね?

ガラスに銀を塗っての鏡はイタリアのベニスのガラス工によるもので、1317年だとか。
中世ヨーロッパの後期にはあるので、盾の勇者にもあって不自然ではありませんが、市民の生活にもあるんですかね? 宿屋にはなさそう。
そんな事をダラダラ考えだしたら幻影で整えればいいじゃんとか。

メルティのドレスは一人で着れるんだろうかとか考え出すと二人のお忍びデートはそもそもできなさそうな気もしてきましたけど、きっと一人で着れると思います!
まあ、着物外出エッチにコイツラ着付けできんだろうか? ってつっこむようなものですよね!

エロシーンほしいサブキャラは?

  • メルティ・マルティ
  • メイドのメルさん
  • 商人のラビさん
  • ガエリオン
  • まだエッチしてない原作キャラ
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