※この作品はR-18です。

性勇者様のやり直し   作:もこもこ@

78 / 149
078 グラスとの再会

愛情や恋慕の情を向けられたセックスはただの性交よりずっと気持ちがいい。

メルさんやラフタリア、メルティと体を重ねて思い知ったことだ。

ただ、それはそれとしてセックスは気持ちいい。

家族と食べる家庭のご飯が美味しいのは当たり前で深夜のラーメンが脳髄を揺らす美味しさであるのと同じことだ。

 

メルティからカルネ島の情報を聞いて、南国の観光地みたいだなと思った俺の頭の中には褐色肌の美人とのあれこれが浮かんできていた。

現地へゆく船で勇者全員で移動することで、公平な狩りのスタートとしているので、遅れなければ問題ないとはいえ、ややゆっくりスタートだった俺たちは馬車に揺らされ、王都からいくつかの街を経由し、港一つ前の村の宿で彼女に出会った。

 

「久しぶりですね、刀の勇者ユウ」

「あ、グラス」

「……なぜにこやかなんですか?」

 

しれっとであった。

港町と王都の直線上にある村だからか、規模の割には作りがよく大きいが、村に一つだけの宿は酒場も兼用しており、受付から見える先で彼女は優雅に紅茶を飲んでいた。ふうと吐き出された息。紅茶の香りがあたりに広まったような気がする。

 

「久しぶりですね。波の間だけでは話をする時間も心もとない。事前に顔を出させていただきました」

 

座ったままのグラスに、ラフタリアが腰の剣に手をのばすがそれを静止する。

 

「話を聞こう。グラスのせいで疑われてこっちはさんざんだったんだ」

 

内緒で接触されて告げられたならともかく、波の人の多い場所で言われてしまっては隠す方法がなかった。

彼女の言い逃げはおかげで三勇教がこちらを突くスキを生んでしまった。

そもそも俺は異世界人であり、元勇者であっても勇者武器があるような世界ではなかった。

故にグラスの世界の勇者であると言われたところで、協力する筋合いはない。

もし私の世界の勇者武器を持っているのだから裏切れというのなら武器を返してもいいと思うくらいだ。

 

「それは申し訳ありません。ですが、こちらとしてもあなたが異世界の勇者であると知られながらもこの世界に馴染んでいただくことが必須事項でした。私達には時間も少ない。慌ただしい接触になってしまったのは誤りますが、仕方がないことです」

「……狙ってやったということですか? あなた達の狙いはなんですか?」

「状況はそこまでこの世界と変わらない。転生者を知っていますか? 勇者武器の所有者を狙い武器を奪い取る力の持ち主のことを」

 

以前こちらを襲ってきた冒険者パーティを思い出す。神から力を授かったなどと嘯く男のことを。

 

「知ってる。襲われて武器を奪われそうになった。防いで撃退したけど」

「そうですか……期待以上です。私の世界も四聖がおり、波の戦いがあり……転生者がいました。彼ら……波の尖兵は世界を融合させようとしています。そのため、勇者の仲違いをさせたり、武器を奪い勇者として成り代わったりとやりたい放題です。私の世界でも四聖のうち三人が破れ、一人は迷宮に閉じ込められ、動けない状況にあります。そこで私の世界を管理している女神が動いたのです。波の尖兵から取り戻した刀を使い、あなたの世界に送り二つの世界の架け橋にするために」

 

二つの世界を救ってくれませんか、そういうグラスからはやはり嘘は感じなかった。

ただ、全てを語っているとも思えなかった。

彼女には別に目的がある。

 

「わかった。協力したい。ここじゃなんだし、部屋で話がしたい」

「ええ、いいでしょう」

 

わかってくれたかと小さく笑い、席を立つグラス。長い黒髪は動作に合わせれサラリと揺れ、それだけでいい香りがすっとかすめる。

男を部屋に入れることに全く抵抗を感じていない。

警戒心のなさに呆れが来るが、日本でも割合年上とか女子校のお嬢様とかにはそこそこいる手合である。

怖い思いをしたことがないので警戒しなきゃいけないと思っていないのだ。

 

肉食動物のいない世界の草食動物みたいなものである。

戦闘面は優秀なようだが、性的に一切警戒していない。

まあ、勇者で子供だものね。見た目は。

 

ラフタリアとガエリオンに二人はゆっくりしててというとラフタリアは不満そうに頬を膨らまし、ガエリオンはじゃあ狩りしてくるのと外へ飛んでいった。

ラフタリアも一時期はよく食べたが、ドラゴンの食欲はやはり桁が違う。

 

フリフリ揺れる、体に張り付くようにピッタリした着物の先にある美味しそうな果実に目を向けながら階段を昇ってゆくグラスについてゆく。

 

「さあ、ここが私の部屋です」

「お邪魔します」

 

 




グラス「違います! 男を部屋に誘い込んだように言わないでください! 相手は勇者で少年ですよ。なんでそんな事を言うのですか」

そもそも腕力で男に勝てない、とかないから二人っきりになることの抵抗とかなさそう。そもそも仲間以外と一緒にいることがなさそう。グラス一人で異世界に行くとかマジヤバ。
鎌の勇者のラルクとかがひっそり追っ払ってたのにラルクはすぐ揉め事を起こして困ります、とかやってそう。「ははは、すまねえお嬢」とか言ってるけど悪いのはグラスだぞ。
みたいな。

グラス周りはWEB版ではほとんど出てこないので二期までばいいか! と思ってたのですが、ついに追いついちゃったZE! 絆とかコミックでちらりと知ってるレベルなんですよね。本読もう。これから紙の設定も多く入っていくと思いますがよろしくおねがいします。

エロシーンほしいサブキャラは?

  • メルティ・マルティ
  • メイドのメルさん
  • 商人のラビさん
  • ガエリオン
  • まだエッチしてない原作キャラ
  1. 目次
  2. 小説情報
  3. 縦書き
  4. しおりを挟む
  5. お気に入り登録
  6. 評価
  7. 感想
  8. ここすき
  9. 誤字
  10. よみあげ
  11. 閲覧設定
▲ページの一番上に飛ぶ  X(Twitter)で読了報告
感想を書く ※感想一覧 ※ログインせずに感想を書き込みたい場合はこちら
内容
0文字 10~5000文字
感想を書き込む前に 感想を投稿する際のガイドライン に違反していないか確認して下さい。
※展開予想はネタ潰しになるだけですので、感想欄ではご遠慮ください。