ガエリオンの前衛、ラフタリアは剣、弓、幻術を使った中衛に補助のリーシア。
まだまだ経験が浅く判断に遅れることがあるものの、それでもパーティーや状況に合わせた汎用的な対処のパターンが増え、行動が早くなりだした。
このまま経験を積みさえすれば現状の波のレベルで遅れを取ることはないに違いない。
グラスに近場の波で彼女の世界に渡ることを告げる。
「わかりました。それでは私はあなたのパーティーで、ラルフ達は盾の勇者尚文の元で波に備えるとのことです」
「任せた」
完全に信じられるとは限らないが、彼女たちは勇者と言っていい気質を持っている。
それに三人ならともかく、一人一人であれば今のラフタリアたちや尚文のパーティなら負けることはないだろう。
であれば現状の何を狙いとしている変わらない女神とやらの動向をこそ掴みたい。
短い間であってもこの世界を離れる不安はあるが、決断する。
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「そういうわけだから、その間はみんなでよろしく」
「まっ、勇がいなくたって大丈夫さ」
「そうだな。パーティとしての経験も積み始めている。波に遅れは取らない」
「……僕は他所の世界の女神なんて怪しいものだと思いますけどね」
世界を離れる以上、この世界を守る勇者たちとも連携を取る必要がある。
王都に四聖勇者とメルティ、女王の影が集まって会議をしている。円卓を皆で囲んでいるが皆が皆心から見送ってくれるわけではない。
元康はいつもどうりに明るく、錬もまたパーティとの連携による強化を肌で感じているのかどこか余裕そうである。
逆に目的を聞いて怪しむ樹に口を開かず腕を組んだままの尚文がいた。
「異世界の情報は殆どないわ。グラスさんたちが言うことをそのままうのみにするわけにはいかない。でも、隣の世界が波に飲まれたとき、この世界にいい影響が出るとは限らない。むしろ相手の言う”波が世界の融合現象”なら、両側から融合を防ぐというのは少なくてもプラスになりそうに聞こえるわ。向こうに戦力として四聖勇者が一人増えたとしても、こちらは五人勇者がいるわけだし……だから──」
「メルティ王女。あなたは彼に騙されている可能性をどう思うんですか? まったくないと?」
「……私はユウ様を信じるわ」
「──もういいです。勇さん、いいですか。あまり勝手なことをしないように。僕からはそれだけです」
何故か以前より敵視が強くなっているようだった。隣の世界の疑いを説かない限り平行線に感じる。
もう話すことはないとそっぽを向く樹にため息をつく。
「一人で行くのか?」
「え、うん。まあね。四聖勇者が世界を離れたり万が一向こうで何かがあったら怖いし」
「何かね。まあ、とっとと行って面倒起こさずとっとと戻ってこいよ」
そう言うと尚文も再び黙ってしまう。
「なんにせよ、ユウが戻るまでの間はがんばりましょう」
「おう」
「わかった」
「……不満もありますが、わかりました」
「ああ」
カルミラ島で連携訓練をしたはずだが、相変わらず勇者同士の連携はバッチリとはいえなさそうだった。
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「ユウっ」
飛びつくような勢いで会議室を出たあとを追ってきたのはメルティだった。
振り返り手を広げるとそのまま抱きついてくる。
ふわりと香る甘い匂いをすうっと吸い込むとメルティの頬がほんのり赤く染まる。
「隣の世界なんてわけわからないけど、気をつけてね」
「うん」
「危なくないかしら。ユウの強さはわかってるつもりだけど」
「……グラスやラルフたちの強さを考えれば起きてる波の強さはそこまで差がないレベルだと思う。だとしたら他の勇者がみんなで襲ってきたとしても負けるつもりはないよ」
「ならいいけどね。ちゃ、ちゃんと帰ってきなさいよ……」
「もちろん」
彼女を抱きしめたまま、唇を合わせるだけのキスを一度、二度……。
触れ合うだけのキスはなぜかもどかしさを覚える。
「頑張ってね」
自分を思って自分を心配してくれるのだと信じられる。
この世界に来れて幸運だと感じていた。
顔を近づけると再び目を閉じたメルティに少しだけ強く唇を合わせた。
会議が多い割にイマイチ仲良しにはならない勇者達。
元康:異世界とかよくわかんないけど女の子が助けを求めてるんだから助けるべきだよな! 頑張れ!
錬:それよりパーティーで訓練して強くなりたいんだが。
樹:勇さんを見ていると胸がモヤモヤするんですよね。イライラもします。つまり僕の勘が信じられない人だと言ってます。
尚文:ラルフ達個人は信頼できそうだがどうなんだろうな。ほんとに信じていいのか?
しかし。アンケートで徐々にリーシアが読者によってNTRされていっている感じで面白いですねw
リーシアさんの方向性を参考に教えて下さい
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樹様大好き一途。勇様ありがとうございます
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樹様大好き一途。勇様はエロテク教師です
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樹様大好き、でもエロは勇様と♥
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樹様は尊敬、でもパートナーは勇様です♥
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樹様も勇様も純粋に尊敬してます!!