※この作品はR-18です。

波間の向こうを目指して(新・本編)   作:夢枕 七変化

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心の余裕

 眠りの岸辺で微睡んでいた私は、ふと意識を覚醒させる。聞こえて来たのは波の音。

 船の上にいるのだから、聞こえて当然のそれに今になって私は漸く気付く。どれだけ心に余裕が無かったのだろうか。

 甘やかされたそれが、夢とかでは無かったのだと伝えて来る乱れが残るベッド。そんな中で散乱したクッションを枕にして、私とベックは毛布に包まって寄り添うように眠っていたらしい。

 見ればベックはまだ寝ているらしく、吐息が静かに聞こえて来る。暫くその寝顔を見入るようにした後、視線を窓に巡らすとまだ明けやらぬ空と海が見えた。

 その狭間に、うっすらと光の色が広がっていく。視線を動かしてみるけど、私の衣服が見当たらなくて、近くに脱ぎ捨てられていたベックのシャツとズボンを拝借する。

 そっと立ち上がると、ドアを開けて風に当たる。まだ見張り以外は寝ているのか、妙に静か。

 

 「んー……!」

 

 大きく伸びをして、胸いっぱいに潮の香りを吸い込む。不思議と疲れは無い。

 いつもだと、誰が相手の時も翌朝は気怠さが残り、場合によっては身動きさえままならないのに。時間をかけて、甘やかして、散々に焦らされたのに……。

 ……ルフィじゃない人との関係を持ったのに、不快感が無いどころか清々しいと言うか……。これって、完全に裏切り行為よね。

 

 「おいナミ、俺の服を両方着られたら、俺が着られる物が無くなるだろ。せめてどちらか残しとけ」

 

 そう後ろから声をかけられ、そうだったと振り向くと、惜しげも無く、恥ずかしげもなく晒された裸体が視界に飛び込んで来た。それにより固まった私に、ベックは腕を伸ばすと優しく抱き締めて頭の上から声を落とす。

 

 「これで見えねェだろ。……本当にウブだな、ナミは」

 「そ、れは、だって……!」

 「いつでも甘やかしてやるから、疲れたら俺の所に来い。……ナミにだけは、優しくしてやる」

 「もう、甘えないわよ!」

 「……俺が嫌いになったか」

 

 寂しそうな顔をされて、私は何も考えずに首を横に振る。嫌いになる筈が無いのだから。

 

 「嫌いになんてならないわよ!大好きだもの!……でも、ルフィに悪くて……」

 「ナミ……」

 

 呼ばれて顔を上げると降ってきた唇。それは慰めるように優しい。

 目尻に、頬に、そして、掠めるように唇に。優しく唇を降らせて強く私を抱き締めるベックは、どうやら甘やかしてくれてる様子で……。

 

 「もう、甘えないって……」

 「俺が勝手に甘やかしてるんだよ。ナミを甘やかすのは、俺の趣味だ。……趣味を奪わないでくれ」

 

 そう言って私からシャツを器用に奪い取ったベックは、毛布に私を包むと抱き上げて移動を開始した。下半身は、その、これだと何も身に付けてないと思うのに、である。

 

 「ベック……!?」

 「風呂、1人で入れるか?」

 

 優しく問われて赤べこのように首を振れば、ベックは甘い視線を私に惜しげも無く向けて、見張っててやるからゆっくり浸かってこいと言う。それにより服と毛布を返した私が風呂場に逃げ込み、戦争の後1度もお風呂に入ってなかった事にそこで気付く。

 ……エースの傍に居るにも、流石に衛生面で心配になるわよね。エースの心臓は確かに動いているけど、まだ意識が戻らないのだから、可能な限り傍にいたい。

 ……そう言えば、サボはどうしたんだろう。怪我とかしてないかな?

 ルフィは今、どうしているだろう?私の知識では意識を取り戻して、暴れて、2年待たせる事を決めるけど……ここは現実で、必ずしも同じになるとは限らないのに。

 昨夜の事をルフィに知られたら、流石に捨てられるわよね。あれは、明らかに合意だったもの……。

 それに……どうしてシャンクスは、戦場で私と目を合わせなかったんだろう。いつもなら、いらないくらいのスキンシップをして来るのに。

 考えて当然のこれらの事さえ、今まで気にする事も出来なかったのだと気付けば、苦笑の1つも落ちようというもの。そうして入浴を終えれば、そこにはちゃんと下着まで含めた衣類が置かれていて、それに小さく笑みを浮かべつつ着替える。

 脱衣所を出ると待っていたベックに髪を拭かれて、大人しく成されるがままにしていたらベックが静かな声で言う。潮風の香りが、心を落ち着かせてくれる。

 

 「ルフィへの罪悪感は不要だ。俺が望んだんだ。それに……たまには休まないとナミが壊れる」

 「でも!私は……!」

 「本来ならばルフィは、あの戦争で全てを喪う筈だった。それをナミが防ぎ、そして……今も懸命に戦っている。その途中、エースを助ける為に必要な行為だった。……分かったな」

 

 ベックは私に言い訳を与える。でも、私は望んで手を伸ばしたのに。

 今だって不快感は無くて、むしろ満ち足りて……心も身体も楽になってて……。私、黒髭の言ってた通りの……。

 

 「ナミは、世界で1番綺麗だ。少なくとも俺にとって、ナミよりも価値のある女はいない」

 「ベック……」

 「浮気じゃねェ。あれは……治療だ。……ほら、髪、終わったぞ」

 

 優しい眼差しが私を包む。私はその眼差しから逃げるように視線を逸らして、ベックにお礼を言う。

 すると、最後に低くベックが宣言するように言った言葉に口を閉ざす事となる。だって、どう反応したら良いのかさえ分からなかったから。

 

 「忘れるなよ、ナミ。俺達は海賊だ。もしもナミの心が他に移動したとしたら、奪われたルフィに責任がある」

 

 そのまま脱衣所へと姿を消すベックを無言で見送る。そして、思い出した。

 ルフィも、確かにそれを口にしていた。サボの記憶が戻った、エースの父親が処刑されたあの町で……。

 良いのかな。私、この言葉に甘えて、自分を許してしまっても……。

 考えは纏まらなくて、それでも取り敢えずエースの顔を見たくてエースのいる場所へ向かおうとする。そんな時、海の他には何も無い筈のその視界の中に、白髭さんの姿が見えた気がした。

 勿論そんなのは、感傷的になっている自分の心が見せた幻だろう。もしも幽霊と呼ばれるものになってまで会いに来たと言うならば、それは愛しい息子達の元に現れる筈だから。

 そう思った時、1曲の歌が脳内で流れ始めて、私はそれを無意識の内に歌い出す。だって、エースと白髭さんに捧げたいと思ってしまったから。

 

 「さよならだけが人生だ」

 

 この歌の曲調と言うか、音というか、まぁ全体的に…… CARO MIO BEN(カロ・ミオ・ベン)と言う曲とよく似ている。まぁ、仮に同じ曲で歌詞だけ変えたのだとしても、著作権切れてる筈だから問題は無いのだけれど。

 声楽を学ぶ人や古い時代の小中学生が使っていた教科書には、必ず載っていた。歌詞を明らかに変えて、クラシックの曲を使った物だと I VOW TO THEE MY COUNTRY(我が祖国よ、汝に誓う)がある。

 これはこの名前より惑星、木星の名で知られている。けれど、組曲惑星より第4曲木星、快楽をもたらすもの……が正式で、それに1921年に歌詞が付けられたのだ。

 でも、今から歌うのはそれらでは無く、さよならだけが人生だという題名のボカロ曲だ。深呼吸して想いを音にする。

 白髭さん、どうか、私からエースを奪わないでと祈るように声を出す。脳内に流れる伴奏と、自分の声が重なる。

 

 「ーーー」

 

 極論ではあるけど、間違いでもない。それを私も、嫌という程によく分かってる。

 

 「ーーー」

 

 誰と特定する事は確かに難しい。その証拠に、同じ事を詩にしていた人もいたくらいだものね。

 

 「ーーー」

 

 間違いならば、迷わずに進めたのかな。立ち止まる事無く、前を見据えて。

 

 「ーーー」

 

 私はこの歌詞のように、下手をしたらそれよりも酷い状態に陥っていたのだろう。……どうしてかな、ベックにされた事を……ううん、した事を後悔も出来ないでいるの。

 

 「ーーー」

 

 先の歌詞の繰り返しのようで、少し違うこの歌詞は、ともすれば私の想いとも重なる。誰が、こんな事を言い出したのかな。

 

 「ーーー」

 

 そんな事を言っていたら確かに何もはじめられない。それに、本当に……もしこのままエースを生かせなければ、何故私がこの世に生まれたのかなんて答えは、永遠に解き明かされる事は無いだろう。

 涙が零れそうになるのを、声が震えそうになるのを耐えて、心を乗せて歌う。何故、私なんかがこの世に生まれたのかと……。

 

 「ーーー」

 

 長い事魔女のようだとか、作り物(人形)のようだとか言われて来た。それを気にした事は無いし、そう呼ばれて傷付居ていられるような人生は歩まなかったわ。

 

 「ーーー」

 

 だけどね、私もこの世界で〝生きる〟ようになったのよ。だからかな、転べば痛いし、時には心だって疲弊してしまう。

 

 「ーーー」

 

 だけどそれでも、見たいと願うの。私はもういくら傷付いても構わないから、エースの心に隠してる全ての愛を……と。

 

 「ーーー」

 

 もしこの想いが届くのならば、目覚めを拒むその理由を、帰る事に対して抱くその恐怖を、見せて欲しい。そう願ってやまないの。

 

 「ーーー」

 

 乗った船は違っても、生きる場所が違っても、せめて心だけは。ねぇお願い、そばにいさせて。

 

 「ーーー」

 

 白髭さんを喪った皆の悲しみで、世界に雪が降り積もるのでは無いかと思わされてしまう。貴方を喪った世界は、大荒れですよ……?

 

 「ーーー」

 

 今までそれを当然のように生きてきた人達も、私も、悲しみの雪に埋もれてしまいそう。呼吸の仕方さえ、分からなくなりそうだわ。

 

 「ーーー」

 

 だけど、この悲しみを時が解決したら、きっとまた立ち上がる。だって、胸にある想いは誰にも変えられないから。

 白髭さん、感謝してます。そして……尊敬しています。

 

 「ーーー」

 

 私もそう思う。誰もが孤独で、誰もが寂しいのだと。

 だから歌う。だから……求める。

 

 「ーーー」

 

 世界からさえ存在を疎まれていて、生きる事を許されない。私も、エースも、ロビンも、きっと本質的な所では孤独を消すなんて出来やしないわ。

 

 「ーーー」

 

 でも、孤独な心を寄せ合い、共に歩む事はできるよね。支え合う事はできる筈よね……?

 

 「ーーー」

 

 だからお願い、私にその心を見せて。血を流して、苦しんでるその心を。

 

 「ーーー」

 

 エースが私を姉だと思えないなら、それでも構わない。私はそれでも、エースを弟として、愛している。

 

 「ーーー」

 

 嫌いだと言われても、構わないから……だからどうか、目覚めて。その心を見せて、声を……聞かせて。

 

 「ーーー」

 

 隊長と呼ばれ慕われて、そんな想いの中で己もまた相手を大切に思うようになっていたよね。その大切な人が沢山傷付いて、己の無力さに絶望し喘ぐその姿も、生きている証でしょ。

 だから、お願い……。大好きだと、愛していると伝えさせて。

 

 「ーーー」

 

 何を無くしていても構わない。生きていて欲しい。

 どんな状態でも、生きていてくれるならそれだけでいいから。それが叶わないなら、心だけでも、共に連れて行って。

 歌い終えた瞬間に聞こえたのは、拍手の音。振り向けばそこにはシャンクスを含めた赤髪海賊団の、見知った顔ぶれが並ぶ。

 

 「ナミが歌ってるの、久々に聞いたな」

 「楽器無しでそこまで歌えるのか」

 「その曲、聞いた事ねェぞ!」

 

 シャンクス、ヤソップ、ルーが順番に言葉を向けて来る。それになんと答えたら良いのか分からなくて、でも、何だろう……本当に久しぶりに皆に会った気がするわ。

 

 「皆、ありがとう。挨拶も出来なくて、ごめんなさい。助けてくれて、保護してくれて、感謝してます」

 

 頭を下げればシャンクスの声が聞こえた。それに顔を上げて、私は真っ直ぐに見詰めて返事をする。

 

 「……ナミ」

 「はい」

 「……どうして、いつも、俺を頼らないんだよ」

 

 シャンクスは悲しみにその瞳を揺らすと、私を強く抱き締めた。震えているのは、声だけではなくて、その身体もだとそれによって気付く。

 ……壊れかけていた。余裕なんて無かったわ。

 だけど、この強くて脆いこの人を、どうして今まで放置してしまったんだろう。優しくて暖かいこの人が、あの戦争に心を砕かない筈も無かったのに。

 そっとその背に腕を回して、ごめんなさいと言えば、返って来たのは痛みさえ伴う強過ぎる抱擁。声もなく、ただ震えるシャンクスに、私は幾度も謝罪を繰り返した。

 

 「……ナミは、いつもそうだ。頼れと、助けに行くと言っても……1人で戦って、解決して、その後で1人で……泣く事も出来なくなっちまう」

 「シャン「俺は!お前が泣けないで震えながら立つ姿なんざ、もう見たくねェんだよ!!」」

 

 血を吐くようなその言葉に、なんと答えれば良いのか分からない。ただ、シャンクスを苦しめているのは、間違い無く私だと言うのは分かる。

 シャンクスの顔を見上げて、再び謝罪を繰り返そうとした所に降って来た唇。重なったそれは、飢えた獣のようだと感じる。

 貪るようなそれが、救いを求めているように感じてしまう。労るとか、愛を囁くとか、そんなんじゃない。

 孤独(ひとり)にするなと、哀願するように見せかけて、命じてくる傲慢なそれが見える。……本来ならば、拒むべきだろうと分かっていながら、私はこの時シャンクスを突き放す所か、受け入れていた。

 シャンクスが私の状態が落ち着くのを待ってくれていたように、私もシャンクスが落ち着くまで付き合おうと、自らもその舌にそれを絡めに行く。愛しくも儚い紅き龍を、孤独の中に居させたくは無かったから。

 

 「ナミ」

 

 僅かに離れた唇の隙間で、何度も何度も、シャンクスは私を呼ぶ。心配したのだと、不安だったのだと繰り返される。

 なのにそれに私が何かを答えるよりも早く、幾度と無く重ねられる唇が、言葉を紡ぐ事を許さない。シャンクスからいつもの香りがしない事で、シャンクスもそんな事に気を使える余裕が無かったのだと気付かされる。

 

 「戦場で……もしもナミの顔を見たら、その場で犯しちまいそうで、視線さえ向けられなかった。それくらい、俺はナミを心配してたし、ナミに怒っていたんだ」

 

 どの言葉も過去形で、ならば実際今はどう思っているのだろう。そう思うけど、疑問を言葉にするだけの隙は与えて貰えない。

 荒々しかった口付けが落ち着くと、残ったのは甘えているのだと分かるもの。何処まで許してくれるのかと、試すようなそれに、小さく笑ってしまったのは仕方ない事だと思う。

 言葉よりも雄弁に、唇は想いを伝えてくれる。……大丈夫、私はシャンクスをいつも大切に想ってるよと、私の唇からも伝わっていたら良いのだけれど。

 

 「……チッ……時間切れか……」

 「んっ……。じかん、ぎれっ……んんっ」

 

 時間切れってなんの事かと舌打ちするシャンクスに問いかけようとしたら再び塞がれた唇に、結局言葉は紡げない。先程までの甘えたふうでもなくて不思議に思ってその瞳を見れば微かに悪戯な光が宿っている事に気付く。

 何だろう?内心で首を傾げつつも、何故か深まる口付けに翻弄されて思考がうまく働かない。

 

 「……あー、そろそろ、いいか?」

 

 突然耳に入って来た声により、シャンクスがその唇を離すと私は声の主を確認して、顔が赤くなった。だって、サッチさんが声をかけてくれたその後ろに、白髭海賊団の皆様が所在無さげに立っていたから。

 

 「ご、ごめん、なさい!」

 「いや……。こちらこそ、なんか、悪かったな」

 「いえ、あのっ!それで……えっと、なんの御用でしょうか?」

 

 話題を変えたくて言葉を口にすれば、サッチさんはその場に膝をついた。それに合わせたように白髭海賊団の皆様が膝をつくので、私は何事かと思いながらも言葉も無く見つめるしか出来ない。

 

 「長きに渡り、俺達を気遣う手紙を送り、俺の命を救ってくれた事。兄弟が騙され、大切な人を傷付ける未来を防いでくれた事。あの戦場で、俺達を幾度も庇い助けてくれた事……本当に感謝しています。ナミ、ありがとう」

 「「「「「ありがとう!!」」」」」

 「赤髪海賊団の皆様方にも、戦争を止めて頂き、保護と治療をして頂けました事。……親父の、船長の遺体を晒されないよう守って下さった事。感謝の意に堪えません」

 

 サッチさんが代表として紡がれるそれに、私は口を挟めない。声を、出せない。

 それなのにシャンクスは堂々と私の腰を抱いたまま、王者としての声を響かせる。それは、いつもの明るいだけの髭親父では無い。

 

 「……気にするな。歴史の暴走を止められなかった。どちらが勝つにしろ負けるにしろ、その決着が着いた時にはあの戦争を止めようと動いた。……後数日で、予定の場所に着く。それ迄は、その身体と……心を休ませておくといい」

 

 この先、白髭海賊団の生き残りに休める時等存在はしないだろうと、その瞳で問いかけながら言葉を向けたシャンクス。それに、顔を下に向けたままの白髭海賊団の人達は、けれども間違いなくそれを理解している様子だった。

 こんな時、己の小ささを痛感する。まだまだ、ルーキーの船に乗る非戦闘員の航海士でしかないのだと、思い知らされてしまう。

 四皇とは、これ程に遠いのかと。船長と、幹部では、これ程に違いがあるのかと。

 

 「……硬いのはこれ迄だ!顔上げてくれ。俺も白髭には世話になった。気にしないでいい」

 「赤髪……」

 「……それに、俺の女神が弟のピンチに何もしないなんて有り得なかったんだ。分かっていて、戦争に初めから参戦しなかった俺の分まで、女神を守ってくれたのもまた、お前達だったじゃねェか。こちらこそ、感謝してる。……ありがとう」

 

 シャンクスの言葉に白髭海賊団の人達がざわめく。どうやら赤髪の女神と言う名は、想像よりも大きかったらしい。

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