本来受け入れる為では無いその小さな蕾は、前の入口と同じように少しだけ潤んでるように思えた。それは恐らく、この身体が過去の経験から本能的に準備を始めたのだろうけど、そんな事を理性的に考えてなどいられない。
「う、うそ……。なんで……!?」
「なんで?って、ナミは知ってると思ってた。後ろの穴も濡れるらしいぞ。1度でも経験があると、身体が異物を受け止める為に粘液を放出するって……レイリーが言ってた」
「えっ!?ルフィ……レイリーに何の修行つけられてたの!?ま、まさか……!?ルフィ、レイリーに食べられ「てねェから。安心しろ」」
ルフィは食べられてない。……なら、まさかルフィが襲ったの?
でも、ルフィがレイリーに勝てるとは思えないわ。でも待って、もし教育の為としてレイリーが自ら誘ったとするなら可能性はあるわよね。
確かにルフィがネコなんて性格的に無理だろうし、レイリーなら海賊王の右腕やってて色々受け止める事も可能かも知れないわ。なんて事かしら……!?
「何想像してるか知らねェけど、多分違うぞ」
「……ルフィ、私は怒んないし軽蔑もしないし、色眼鏡で見たり蔑んだりもしないわよ?ルフィはまた若いんだし、二年も私と離れてたんだから、溜まってレイリーを食べちゃ「ってねェからな!?なんでそんな発想になったんだよ!」」
怒り出すルフィに既視感を覚えた。そうだわ、昔シャンクスとベックもこんな反応してたわね。
この勢いで怒るって事は……真実を言い当てられて、焦ったのかな。それとも、本当に違うのかしら?
「実はね……私、子供の頃に似たような事を言ってシャンクスに怒られたのよ」
「……まさか、副船長とシャンクスがデキてるとか思ってたのか?」
「うん」
凄い。ルフィよくわかったわね。
そう思って頷いたら、ルフィが胡乱な眼差しを向けて来た。お腹でも痛くなったのかな?
「それってよ、俺とゾロとか、俺とサンジがデキテルって考えるのと同じだよな?」
「そうね。あ!大丈夫よ。私、そういうの偏見ないし、船の上だと溜まるからお互いにする事も少なくないってのは知って「誰だよナミにそんな知識植え付けたの!」」
まさかここで前世の知識ですとは言い難い。突然頭を抱えたルフィは可愛いけど、そう言えばあの時シャンクスとベックもこんな感じだったわね。
……うーん。誰にそういう知識教えられたのかしら?
作注:巫女様です。それと、歴史書等の書籍です。
奪われていた前世の記憶が戻ったとは言えども、やはり全ては覚えてない訳で、誰に教えられたのかは思い出せない。三日前の朝ご飯何でしたか?って聞かれても即座に思い出せないのに、二十年以上前の事を明確に全て覚えているのは無理があるわ。
「……わかんない」
「そっか、すんげェなんか考えてると思ったら、思い出そうとしてたのか。ナミって、本当に時々馬鹿だよなァ……」
「馬鹿とは何よ!馬鹿とは!巫女様かヅカだと思うけど、どっちなのか明確には記憶してないのよ!」
「うん。どっちも知らねェ奴だ。……村の人か?」
小首を傾げるルフィに、巫女様どうしてるかなと思いながら、少し考える。少なくともあの二人が恋人にならないというのだけは有り得ないから、婚約者のままか結婚したか……よね。
ヅカはあの時探してたんだし、その後どうしてるかは分からないけどベガパンクに成り代わった彼を見つけ出したと思う。そうなると、彼がヅカから離れる筈も離す筈もないから、二人は間違いなく夫婦。
「ううん。えっとね、今はアラバスタの王子の婚約者か奥さんやってるのが巫女様で「ん?」ベガパンクの奥さんがヅカなんだけ「んん?」どうしたの?」
説明してる途中で首を傾げてるルフィには気付いてたけど、何がわかんないんだろう。ビビの義理の姉になってるかも知れない人って言えば良かったのかな?
……そう言えば、巫女様はビビの事も好きだったわ。今頃仲良くしてるのかな。
いいなぁ。私も、ビビに会いたいなぁ。
成り代わった立場にいる私と違って、王子から見たらイレギュラーになる自分の存在がビビの王位継承を妨げるなら、国を出るとか言い出しそう。そういう事を考えると、私の知る世界とは違う未来も有り得るのよね。
ビビが女王になる事を期待してはいるけど、王子は男だし、先に産まれてる。何よりビビが王子を好き過ぎるからどうなるのか本当に読めないわよね。
うんうんと唸っていたら、ルフィの声が聞こえて来た。それにより顔を上げると、妙に真剣な顔をしたルフィと視線が絡む。
「……今度、ロビン達に謎解きして貰う」
「うん?そっか、ロビンなら大丈夫ね」
「ナミが、謎過ぎる……」
ルフィは妙な事を言うけど、私は至ってわかり易い普通の女の子である。私が誰かに知識を植え付けられたのだとするならば、それは親友達の誰かだろうけど、基本的に男性はBLを好まないから、必然的にあの二人のどっちかだと思うのよ。
そんな風に過去に意識を奪われていたら、その隙にルフィの指が傷つきやすい花弁を指先で丹念に掻き分ける。それにより突然思考は止まり、反応できないうちに事が進む。
「ナミのハジメテって、いつも俺じゃねェんだよなァ」
「ルフィ?」
言葉ではそんな事を言いながら、でも、何処まで気にしてるのか分からないような軽いノリで言う。指先で蕾を撫でられていただけで、妖しい疼きにヒクついてしまうくらいに慣れてしまっている私の身体は、なんと浅ましいのか。
何せ、労わるようなルフィの進入が、もどかしく感じてしまうのだから。なのに、声を必死に抑えるそれが上手くいかない。
「ふっ……うんっ……」
「ん?物足りないか。なら、これは?」
「う……あっ……!」
2本の指が1気に根元まで押し込まれて、私は背筋を弓形に反らせて身悶えた。瞬間的に内壁が収縮して、埋め込まれた指をキュウッと締め上げる。
ルフィは絡まってくる襞の中で、大きく円を描くように指を蠢かす。身の内から湧き上がって来るあまりの快楽に、恐れに近いものを感じながら私は助けを求めるようにルフィの首にしがみつく。
私を怯えさせているのがルフィなのに。けれども、安心させてくれるのもまた、ルフィであると知っているから。
抱き着いている私の耳朶に、ルフィは甘やかな口付けを落とす。激しい指遣いで虐めながら、優しい声音で慰める。
そんな硬軟併せ持つ大人のテクニックを、ルフィは本当に何処で身に付けたのかな。まさか、ハンコック相手に技術を磨いたのだろうか。
レイリーでは無いと言うなら、ハンコック……だよね。だって、ハンコックはルフィの事を本気で愛してるもの。
私とは違う。二心を抱くような、最低な女じゃないし、世界が認める絶世の美女。
ルフィと並んで遜色の無い女王という立場にあり、ルフィに対する対応はまさに恋する乙女。ルフィの邪魔になるような事はないと言いきれて、ルフィの言葉は全てが正しいと言える女性。
何よりも、海賊王になるであろうルフィには欠かせない、自力で戦える強い女。背中を預けられる、貴重な女性。
私みたいに、弱くないし、ルフィのやる事をイチイチ怒ったりしない。どう考えても、ハンコックの方が良い条件を兼ね揃えてるわ。
「ルフィ……」
「ナミ、変な事考えてんだろ。何考えてるかは分からねェけどな、そんな顔してる時のナミの考えは、だいたい間違ってんぞ」
どんな顔してるんだろう。とりあえず、泣きそうなのは間違いない。
これは多分、嫉妬と呼ばれる感情。でも、私は沢山の人達に手を出されてるのに、ルフィが他の人としてたらヤダなんて……そんなの……。
「私……ワガママだわ」
「ん?」
「ルフィには、私だけならいいのに……って、思ってる」
「ん?……何処がワガママなんだよ。……もっと俺を求めて、独占しろよ」
「へ?ひゃぁ!」
指が動きを変えたのではなく、僅かに太くなる。ゴムだからってそんな事しなくていいのに、まるでルフィそのものが埋め込まれてるみたいに感じてしまう。
ソレではなくてもルフィの1部であるから、ちゃんと脈打ってるのもいけない。そう思った時、ルフィが低くその声を響かせた。
「ナミ、俺を求めろ。……ナミの全てと引き換えに、俺をやるから」
「ルフィッ!」
「ナミ、どうして欲しいか、言ってみろよ」
「ふっ……ああっ!」
言葉で言うには、あまりに恥ずかし過ぎる質問に、けれども私は首を振って応える。涙を浮かべながら、訴えるように。
「ルフィが、ほし……ぃ……」
ルフィは良く言えましたとばかりに私を僅かに動かして隙間を作ると、屹立した自分の雄を見せ付ける。いつから蜜を出していたのか、濡れたモノはいつもより僅かに質量を増しているように見えた。
「な……なんか、気の所為かな?いつもより、大きく、ない?」
「中にいる時はもっとデカいぞ?」
「挿れる時のサイズとしてって事よ!」
「ナミが可愛いのが悪い」
そんな事言われても、ナミちゃんの顔が可愛いのは尾田っちに責任がある訳で、どうにもならない。世界一の美少女なのだから、可愛いのは当然である。
王族ではない為にこの世界では知られてないので、そうとは分かってない人も多いけど、世界一の美女であるハンコックも、それに並ぶとも劣らないとされる人魚姫も、原作のナミちゃんが基準で描かれたのだ。当然ナミちゃんは、可愛く美しいという事になる。
なんと言っても
「そんな、の……私、どうにもできない」
「でもよ、このサイズにしたのはナミなんだから、責任取れよ。それに……俺が、欲しいんだろ?」
優しげな顔に似合わず、欲望にギラつくルフィの瞳。そして、その体格に見合わないくらいに、太くて、長くて、堅そうな……ソレ。
いつもでさえ、挿れられる時には圧迫感があるのに。目眩のするようなそれの中で、簡単に達してしまうのに……。
私が見ているからか、更にググッと迫り上がったように見えるソレに、私は尻込みしてしまう。でも、ルフィは容赦してくれない。
「自分で乗ってみろよ」
戸惑う私に、ルフィは追い打ちをかけてくる。本当に、ルフィはいつからこんな駆け引きみたいな事まで出来るようになったのかな。
やっぱり、レイリーにその辺も仕込まれたんじゃないの?
……言ったら怒りそうだから、言わないけど。心の中で悪態つく位は許されると思う。
「ナミが前に、乗ってくれるって言ったんだろ。今も欲しいって言ったのに……嘘だったのか?」
「嘘じゃ……ない、よ」
「なら、挿れさせてくれよ。ナミを、思いっきり愛したい」
囁くように言いながら、繰り返されるバードキス。柔らかな声と唇が、まるで媚薬のよう。
そちらの穴は何もされてないのに、充血した内壁が催促するように、ヒクヒクと淫らに蠕動を続けている。もう、我慢できない。
ルフィの逞しい雄でいっぱいに穿たれて、掻き回して貰わないと、この疼きは止まらないと分かってしまっている。だから私は、羞恥を堪えながらルフィの昂りを握ると、自らの入口に導いて行く。
その堅い切っ先が感じやすい入口に触れた瞬間、しっとりと潤った後ろから指を引き抜かれる。その刺激に、空虚にルフィを伺い見ると何故かその顔が赤く染った。
それでもここで辞める訳にはいかないと腰を動かした時、ルフィが指を抜いたのは動きやすいようにだと気付く。でも、ルフィの指は二つの胸の飾りに伸ばされ、無言のまま摘み上げる。
「ひ……やぁああぁぁぁ……!」
想定してない所からの刺激であり、緊張と羞恥で跳ね上がってる感度が理由で、電流のように身体を駆け巡ったのは激しい快楽。自ら男のモノを呑み込もうとしている恥ずかし過ぎる状況に、熱く火照りきった身体は敏感になる事に歯止めをかけない。
胸への悪戯がダイレクトに下肢へと伝わり、情けない程に力が抜けた。なのに、腰が疼いて、ルフィが欲しくて……。
「ルフィの、いぢわる……」
「ナミ、それ辞めろ」
「ほぇ?」
「可愛すぎる」
真顔で何を言ってるのか。と言うか、今、また大きくなりませんでした!?
このままでは挿れられなくなる。そう判断して、私は自分を喜悦の高みへ導いてくれる男を迎える為に、ゆっくりと腰を沈めていった。
先端のくびれ部分さえ収めてしまえば、後は意外と楽になると分かっていても、やる気満々なルフィのモノは簡単には呑み込めない。ルフィとのそれが嫌なのではなくて、ただ快楽に呑まれそうで怖いのが強いのだ。
何より、少し動く度にルフィのそれが大きくなるのも問題。ゴムであるルフィには、ある意味限界なんてないのだから、早くしなければ永遠に挿れられなくなるのも頭では分かっている。
必死で息を吐きながら、心を落ち着けて何とか飲み込もうとするけど、無意識に及び腰になる。そのせいで上手くいかない。
そんなナミの、妙にたどたどしい仕草がルフィの何かを刺激したらしい。突然ナミの両足を掴み、そのまま高く抱え上げた。
その瞬間、支えを失ったナミの身体はガクンと沈む。咥え込んだ狂暴な雄を、ズブズブと呑み込みながら。
「きゃぁぁぁああぁぁ!?」
船内に響き渡る悲鳴に合わせて、細い身体が乱れ踊る。このサイズと質量のモノを、こんなにも1気に挿入したのは初めてで、痛みよりも内部から押し広げられるような圧迫感にナミは呻いた。
「ナミッ!そんな、締めんなって……。もう、全部収まった。ゆっくり息を吐け。中にいるのは、俺だ」
頬を撫で、流れる涙を舌で舐め取り、優しくあやしながら言う。でも、ルフィは決して埋め込んだモノを抜こうとはしない。
いっぱいに穿たれた場所から、熱い鼓動が伝わって来た。まるで下半身に、もうひとつ心臓があるような気がする。
「ナミ、可愛い……」
言いながらルフィは、ゆっくりと私を揺らし始める。私はまだ、動いていいなんて言ってないのに。
挿入により簡単に達してしまった私は、恐ろしく敏感になっている。それなのにルフィは、休ませてさえくれるつもりは無いらしい。
「あっ……やだ!動かさないでぇ……」
哀願にしかなり得ない言葉を弱々しく告げれば、ルフィのモノが何故か1段と成長した。これは既に拷問に近いような、そんな気がしてしまう。
だが当然、そう簡単に終わる訳も無い。何せ、ルフィはまだ満足などしていないのだから。