※この作品はR-18です。

波間の向こうを目指して(新・本編)   作:夢枕 七変化

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中に出して※

 お風呂場に設置されてる鏡を見れば、鬱血の後が新手の病気を思わせる程についているのが分かる。これのうち、どの位がルフィのつけてくれたものなのかな。

 ルフィは、私を許してくれるだろうか。……なんて、そんな事を考える自分が浅ましい。

 許して貰える筈がない。許されてて、良い訳がないじゃない。

 

 「ルフィ……」

 

 降り注ぐシャワーに紛れて呟いた声は、誰にも届かずにお湯と共に消える。涙もまた、お湯に紛れて……。

 その時、背後から音が聞こえて振り向いたらシャンクスが困ったように笑って立っていた。服は一応着てるけど、前がいつもはだけてるからあまり着ている意味を見いだせない。

 シャンクスと言えば、トレードマークである赤い髪と、左目の上に〝黒髭〟ことマーシャル・D・ティーチから見習い時代に鉤爪で付けられた三条の傷があるのが特徴。黒いマントを羽織り、白いシャツに柄のあるズボンとサンダル姿が標準衣装と言える。

 基本的に非常に大らかな性格で、自身がどれだけ侮辱されようが、大抵の事は笑って済ませてしまう。 ともすれば能天気と評されてもおかしくはない程だが、自分の大切な人を傷付ける輩はどんな理由があろうとも決して許さず、助ける為ならば自分を犠牲にしてでも笑っていられる人。

 世界政府の上層部からもその動向を警戒されているが、自ら動いて事件を起こしたりするような事は殆ど無い。その珍しい事例に私を探す為に近くの島や海賊団を破壊するというはた迷惑な物や、私の男が誰なのか名乗りをあげるなんて意味のわからない事をするのが含まれる。

 それ程に、私へ執着してるのが玉に瑕と言えるだろう。五老星をして〝暴れられれば手に負えない〟と評されるような人だけど、そんなところも含めてシャンクスと言えるのだろう。

 ただ、本当に、比喩ではなく、手がつけられなくなる時がある。それは、大抵私絡みで、自意識過剰かなと何度か思ったけど、ホンゴウも私の考えは間違ってないって幼い頃から何度か教えてくれたから合ってると思う。

 ずっと……妹や弟子として、幼い子供を愛するように大切に甘やかしてくれてるのだと……そう思っていた。ううん、思っていたかったの。

 でも、今もそう。私を見るその眼差しが、そうじゃないんだと伝えて来る。

 シャンクスは兄から雄へと変わった。その現実が怖くて、怖いと思う自分が情けなくて悲しくなるの。

 だけど、私も変わってしまった。どれ程否定したくても、彼を愛している現実は間違いじゃない。

 認めたくないけど、ルフィとはまた違った形で愛してる。だから、苦しくなってしまう。

 

 「シャンクス……?」

 「……そうだ。俺は、ルフィじゃねェ。ナミには似てるように思えるのかもしれねェけどな」

 「似てるのに、違うの。どっちも、輝きが強過ぎて、私は火傷しそうで……」

 

 痛みに苦しむように言われた言葉に返したら、その途中で私まで痛みを感じてしまう。どうしたら良いのか分からなくなって、震えそうになりながらシャンクスを見上げたら低い声が降ってきた。

 

 「誰が、火傷で済ませるか」

 「え?」

 「溶かしてやる。離れられなくなるように、ドロドロにな」

 

 その言葉と同時にシャワーで濡れた私を抱き寄せて、唇を重ねる。それによりシャンクスも濡れてしまえば、深く舌を捩じ込ませながら己の衣服を面倒そうに脱ぎ捨てて行くのだから、凄いものがあると思う。

 シャンクスを通じて、シャワーのお湯が私にかかる。足元が濡れてるから、逃げようとする度に転びそうになって、自分からシャンクスに掴まってしまうから何だか甘えてるような、縋ってるような様子になってしまっていた。

 唇が離れると、シャワーのお湯が口に入りそうになるから、そのまま顔を背けようとするのに、シャンクスはそれを許さずに角度を変えてキスをして来る。それを繰り返される事で、軽い酸欠に陥ってしまうけど、シャンクスは辞めてくれる所か腰に回していた腕を僅かに動かして、お尻を揉み始めるのだから始末に悪い。

 何をしたいのかを理解してしまえば、身体が熱る。手が割れ目に沿って後方から前へと移動してくると、結果的に腕で足りない身長分身体を持ち上げられてしまい、床から足が離れてしまう。

 慌ててシャンクスの首に腕を回せば、自分から求めてるみたいになってしまい、それにまた慌てるけどシャンクスの手は蜜壷へと到達していた。そこでわざと音を立てながら、意地悪く囁く。

 

 「ナミ、明らかにお湯とは違う理由で濡れてるが……どうしてだ?」

 「……んっ……ぅ……」

 

 問い掛けと同時に、愛液で濡れた指を前方にある豆に移動させて弄られれば答えられる筈も無い。腕が足の間にあるから、閉じる事も出来なくて、ふるふると震えながら顔を俯かせるのが精一杯。

 それを分かっていて、シャンクスは私に問い掛けるのだ。意地悪な声音で。

 

 「教えてくれよ、ナミ」

 「やっ……ぁ……!」

 「なら、イクわけねェよな?……嫌、なんだろ」

 

 そう言ってシャンクスは指の動きを加速させる。逃げる事ができない状態で、クリトリスを集中攻撃されてしまえばこの身体が耐えられる訳もない。

 身体が痙攣して、けれどもそれに抗いたくて呼吸を止める勢いで声を抑える……のに、身体は簡単に登り詰める。私の身体が達したのを合図に、シャンクスは私ごと浴槽にはいり、腕を動かすと蜜壷へと己の猛りきった欲望を押し当てた。

 

 「今、立ったまま入れられるのと、浴槽の中でお湯入で入れられるの、どっちがナミの好みだ?」

 「んっ……や……!ぁ……どっちも、「そうか、両方とは可愛い事を言う」やっ……あああっ!!」

 

 お風呂が終わるまで待っていてくれる筈だったシャンクスに、立ったまま貫かれてしまう。達したばかりの身体はそれを悦び、シャンクスに絡まりもっともっとと締め付けている。

 その事をシャンクスが理解してない訳もなくて、嬉しそうに笑う。そうしてその笑顔で私の思考を停止させてから、誘導するように言葉を紡ぐ。

 

 「ほら、足を俺の腰に回せよ。そうしないと、俺のモノだけで体重支える事になるぞ」

 

 そう言ってシャンクスは腰で支えていた腕をゆっくりと動かすから、待ってと哀願する。そんな事になれば、双方痛いだけになるのは分かりきってるのだから。

 シャンクスはそれなのに腕を中途半端に離して、僅かな支えとして残すだけ。腕の力でシャンクスに何とかくっついてるけど、それも濡れて滑るからいつまでもつかわからない。

 仕方なくて足を動かせば、中にあるソレが当たる場所を変えて刺激してくる。それにより断続的な声が漏れるけど、シャンクスは微動だにしないで私を見ているだけで助けてはくれない。

 

 「シャンクスっ……たす、けて……!」

 「仕方ねェな。……その代わり、立ったまま中に出すぞ。その位の報酬は、くれるだろ」

 「あっ……あ……!」

 「ナミが自分で、中に出してと願ってから出したのだけが換算されるから、ちゃんと言えよ」

 

 そう言ってシャンクスは両手を私のお尻に手を添えて、滑らせるようにしながら両足の太腿に移動させる。その滑らせる時に刺激を与えてくる辺りが、シャンクスらしいと言えばらしいけど、その影響で力が抜けて腕が……!

 思わず縋るように視線を向けたけど、分かっていて無視される。それにより声が出てしまった。

 

 「シャンクスっ!!」

 「……可愛いな、ナミは」

 

 可愛いと言いながら、それが本心じゃないと伝わる低い声音。どうして、怒ってるの?

 戸惑ってる間に太腿を強く掴まれて、持ち上げられたと思ったらシャンクスの腰に足を回される。それにより持ち上げられた事で抜けそうになるシャンクスの男根を、私の身体はイヤイヤと言うように絡まるから引き抜かれそうな今、呼吸が苦しくなって来た。

 シャンクスの身体に私の身体が密着して、そのまま必死で足に力を入れた瞬間、シャンクスの手がスっと離れた。支えを失い落下した身体はシャンクスの肉棒を最奥まで咥え込み、自らの体重と重量、そしてお湯の滑りにより恐ろしい突き上げを体験する事となってしまう。

 悲鳴が喉を迸り、快楽から逃れようと動けば自らの腰を振ってる形となってしまい快楽が増す。腕から力が抜けそうになったところで、背中に腕を回してシャンクスが支えてくれたけど、そのまま胸の尖端に唇を寄せて吸いつかれてしまえば目の前が白くなったのは当然の事。

 けれども腰が動かされて新たな刺激を与えられれば、強制的に意識は戻る。中に広がる熱さが間違いなくシャンクスの放ったものだと分かるのに、終わる気配はない。

 

 「ゃ……な、ん……で?」

 「俺はナミが自分で、中に出してと言うまでそれは換算されないと言ったろ。なのに言わずにいるなんてな。……ずっと続けたいとは、素直になったもんだ」

 「ちが……ああっ!!」

 

 シャンクスが否定の言葉を許さないというように、腰を動かす。それにより声を出せば今度は逆の胸へと唇を移動させて、舐めたり吸ったりと弄び始める。

 それに合わせて中がきゅうきゅうと締まり、シャンクスに絡み付いて行く。腰が動く度に接続部から卑猥な音が聞こえて、浴槽に溜まってるお湯が水音を立て続けていた。

 お風呂場特有の反響音が、パンパンと言う肌のぶつかり合う音と、ぐちゅぐちゅと言う水音が異様な程に響く。その羞恥と快楽で我を忘れそうになりながらも、快楽から逃れたくて言葉を口にしようと開くのに、漏れ出るのは甘い喘ぎのみ。

 

 「あっ……も、ゆる、してぇ……!」

 「駄目だ、許さねェ!!」

 「壊れちゃ……ああっ」

 

 帰らなきゃなのに。逃げる事もできない。

 苦しくて、切なくて……。シャンクスを見詰めれば、呻くように言葉が叩き付けられる。

 

 「壊して、俺だけを求めるように、教育し直してやる。だから、腰振ってろ」

 「やっ……ああ!しゃ……く……んんっ!!」

 「ほら、出すぞ!何度出しても、やめて欲しくないとは……健気なもんだよなっ!!」

 

 違う、私は辞めて欲しいのに。身体はもっとと悦んでいる。

 それにより理性と快楽がせめぎ合い、結果同じ答えに行き着く。壊されてしまう前に、身体の本音を伝えなきゃ。

 

 「はっ……ぁ……シャンクス、ちょ、だい……」

 「ん?」

 「中に、だしてぇ……!!」

 「俺の何を中に出して欲しいんだ?」

 

 意地の悪い誘導。甘くない囁き。

 なて言えば、シャンクスが満足してくれるのか分からないの。でも、言葉を紡がなければ終わる事も続く事も有り得ない。

 

 「せー、えき、だし、て……」

 「もう、何度も出してるのに、足りないのか」

 「んっ……たりない、の。だから……」

 「俺のが、欲しいんだな?」

 

 何を、シャンクスは求めているのだろう。そして、何に怯えているのかな。

 不安になるのに、痛くなる。シャンクスは最低な事してるのに、その心が悲鳴を上げてるような気がしてしまうの。

 シャンクスの激情の原因が分からない。けれども、苦しんでる事だけは分かってしまう。

 

 「うん、ほしっ……からっ!おねがいっ!」

 「いいだろう。注いでやるよ。奥に、孕むほどたっぷりと……なっ!!」

 

 そうして腰の動きが早まれば、中でシャンクスが肥大化するのが分かる。互いのそれが混ざった物がポタポタと湯船に落ちる中、追加するように放たれた熱に漸く終わったと息を吐き出す。

 けれども実際それで終わってはくれなくて、そのままお湯の中に浸かるとシャンクスが両手で私の乳首を弄り始めた。敏感になりすぎた身体は、指先で乳首を跳ねられるその刺激だけで簡単に悦くなっていく。

 浅い呼吸を繰り返して、シャンクスを締め上げながらイカされてしまえば力なんてもう入らない。そうなってシャンクスの胸に倒れ込むと、今度は背中を指が這い回り、身体がまたもやシャンクスを締め付ける。

 

 「終わりたいなら、自分で風呂から出ろよ。……できるもんならな」

 

 その言葉通り、浴槽の中は滑るし、力が入らないしで動くとただ、腰を揺らしてる形になってしまう。ヤダヤダと首を横に振って、涙で滲む視界の中でシャンクスを見詰めると不意に優しいキスが贈られた。

 慈しむようなそれは、今私をいじめてる人と同じ人だとは思えない程。でも、現実問題として、シャンクスはやめてくれる気はなさそう。

 気力と根性で抜く為に立ち上がると、その途中段階で中に隙間が生まれるのだけど、その場所に水圧がかかって苦しくなる。その苦しさに驚いてしまえば、足を滑らせてしまい僅かな浮遊感に驚いた身体が締め付けを緩めた。

 そしてお湯を中に招き入れながら、シャンクスを最奥に突き刺してしまう。その余りの衝撃に声とも言えない声を出しながら、達してしまえば意識が落ちていくのを同時に理解する。

 けれども意識が戻った時、目の前にはシャンクスのアップがあって、背中はタイルのようで……。まさかと思ったらシャンクスが笑った。

 

 「起きたか。ナミのリクエスト通りに、両方で楽しませてやったろ」

 「ひど、い。も、ぬい……て……」

 「何言ってんだ。……ここからが、俺の楽しむ時間だろ。今までのは、ナミが望んで楽しんでた時間だ。……ほら、向き変えろ」

 

 そう言って私の身体を自分の上に乗せる形で起こすから、身体を洗うべき空間で中を縦横無尽に擦られてしまう。浴槽の中とポーズは同じになった所で、シャンクスが私の身体を持ち上げてくるりと反転させる。

 その刺激に喘ぎ続けていたけど、シャンクスが背後に来て両足の膝下に腕を入れられれば閉じる事もできなくなってしまった。大きく足を開いた状態で腕を使い固定されて、その手は私の胸をイタズラし続ける。

 

 「やっ……ぁ……!」

 「前、見てみろよ、ナミ」

 

 その言葉で視線を真正面に向ければ、そこには鏡があって……両足を高く上げて、シャンクスを咥え込み、乳首を弄られて蕩けた顔をしてる自分が映っている。その衝撃にシャンクスを締めあげれば、シャンクスが低く呻いて耳元に唇を寄せた。

 

 「そんなに悦ばれるとはな。……このまま、ナミの中にたっぷりと注いでやるから、俺のが溢れてくるのを目でも楽しめよ」

 「やっあ!許し、て!も、無理!!」

 「孕ませてやる。そうすれば、他の男に可愛がられても……許してやれそうだ」

 「いやぁぁ!ルフィ!ルフィっ!!」

 

 その刹那、シャンクスから覇気が放たれて意識が飛びそうになる。でも、私はそんなの望んでない。

 仄暗いシャンクスの気配。禍禍しい程の激情。

 

 「ナミを孕ませるのは、俺だ。俺ので腹が膨れるまで、抜く気はねェぞ、ナミ」

 「いやぁぁぁ……!!」

 

 泣いても叫んでも、喘いでも甘えても、シャンクスの攻撃は止む事がない。鏡を見たくなくて目を閉じると感度が増して、見れば情けなくも卑猥な姿が目に映る現状。

 響く音が甘くて、現実だとは思えない程なのに、身体の苦痛が、快楽が、これは現実なのだと容赦なく私に伝えて来る。何度目か分からないそれが放たれた時、突然シャンクスが抜いてくれて、私をその場に押し潰すようにして押さえ付けた。

 終わったのかと思った瞬間に、冷水が浴びせかけられて、意識が覚醒する。悲鳴を上げてもシャンクスの力に敵う筈も無くて、身体は次第に冷えて行く。

 

 「さて、第二ラウンドだ。その前に、後ろも少し可愛がってやる」

 「やだっ!そもそも後ろじゃ、宿らないわよ!」

 

 辞めさせる為にした言葉尻を選んで、シャンクスは不敵に笑う。その笑顔さえ、私は好きなのだとこんな時に自覚してしまうけど、今はそれどころでは無い。

 ただ分かる事は、シャンクスは今本気で私を求めている事。それと同時に、私の言葉が通じなくなっていると言うもの。

 

 「……そんなに、俺の子が欲しいのか?なら、辞めてやる。ナミのご要望通り……ちゃんと、宿らせてやるからな」

 「違うっ!いや、いやぁぁぁぁ!!」

 

 背後からまたもや貫かれて、腰だけ持ち上げられてピストン運動をされる。力の入らない身体は、ただシャンクスの持ち上げた所だけを高くして後は力なく崩れたまま。

 けれどもそれにより、乳首が床のタイルで擦られてそれもまた刺激となる。せめてもの抵抗で両手で口を塞いで声を抑えれば、シャンクスの動きが激しくなり乳首の刺激も増してしまう。

 そうしてどちらによるものか分からないままに達してしまえば、シャンクスは中に残滓を残さず注ぐように腰を振りながら言葉を落とす。それは、海賊らしい残酷な声で。

 

 「ナミはもう、乳首だけでもイける。これなら……宿ってからも、楽しめそうだな」

 

 何がシャンクスをここまで残酷にしたのか分からないまま、私は泣く事さえ出来ない程に疲弊する。シャンクスが私の肩を掴んだと思った時、お風呂場のドアが粉砕された。

 それは救いなのか、それとも更なる絶望を呼ぶのか。今の私には、それを判断する材料が無い。

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