甲板に押し倒されそうになって、慌てて女部屋にルフィを誘導すれば、小さく頷いてルフィは入って来てくれる。ドアを閉めて居たら、ルフィが背後から私の寝巻きを脱がせにかかってきたので思わずその手を軽く叩いてしまった。
「もうっ!焦らないでよ。逃げないから」
「ナミに関しては、俺はいつも余裕ねェんだよ。わかれよ、少しは」
少し拗ねた様子で言われるから、それが可愛くて笑ってしまう。本当に、ルフィは私をどうしたいのか。
ベッドに誘導して服を脱げば、それをルフィがじっと見て来るから、ついベッと舌を出してみる。それに対してルフィが男の顔で笑うから、心臓がどくりと音をたてた。
「ナミがそういう子供っぽいことするのって、限られた相手だから……なんかすっげェ嬉しい」
「私、やっぱり不治の病だわ。違うなら目か頭の病気よ。ルフィがカッコよく見える」
「……どういう意味だよ、それ」
少し怒ったようなルフィの声が聞こえて、その顔が目の前にあって……それだけで顔が赤くなる。もう、私ダメかもしれない。
「もう少し、少年で居てください」
「……意味がわかんねェ」
そう言いながらもルフィも服を脱いで、手を差し伸べてくるから、私は自らルフィに抱き着いてその首筋に唇を這わせる。それにルフィがピクリと反応するから、そのまま跡を残してみれば、ルフィが楽しそうに笑った。
「初めてだな、ナミが残すの……」
「……気付かれるかもって焦る私の気持ちを、少しは理解したらいいのよ」
「ん?そりゃ無理だろ」
「なんで!?」
焦る私をルフィは楽しそうな様子でベッドに押し倒して、私が今したのと同じように首筋に跡を残す。それに体がビクッと反応すれば、可笑しそうにルフィは笑う。
「……俺は見せ付けたいからな。ナミは俺のだって」
その言葉の意味するところが分からない筈もなく、キスマークって消せなかった!?と自分で付けたそれを凝視するけど、名案は浮かばない。そんな私にルフィは嬉しそうに笑いかけて来て、当然のように私の体にその唇を降らせて来る。
「ナミは、俺だけのものだ」
ルフィは私の頬を捕らえて、自分以外の何も目に留めないようにと間近に覗き込む。もとより、私のすべてはルフィしか見えていないのだけれど。
でもそんな事はルフィの知らないところであり、それを素直に口に出して言えるような性格でもないから、なかなか伝わらない。ゆっくりと目を瞬かせてから、私はルフィの視線を受け止め、静かに微笑みを浮かべる。
「ルフィのものにして」
「ナミ……愛してる」
「私も……愛してるわ」
見交わす瞳と瞳。繰り返される愛の言葉。
ルフィの両手が私を引き寄せ上半身が起こされると、私の両手は自然とルフィの背中に回される。やがてどちらからともなく、唇を寄せ合う。
触れた途端、口付けは1気に沸点まで燃え上がる。私は最初から唇を開き、喜びと共にルフィの舌を迎え入れた。
「……ふっ……」
ルフィは漸く取り戻したとでも言わんばかりに、もう離しはしないと言葉で言う代わりに、貪るように舌を絡めて来る。感じやすい粘膜を擽られ、痺れる程に強く吸われるとあまりの幸福感に目眩までしそうになる。
何度も角度を変えて、1番深く合わさる場所を探す間にも、ルフィの両手は待ちきれないとばかりに私の体をまさぐり始める。
「……珍しく、積極的だな。何かあったか?」
「ルフィしか、感じたくないなって……思ったの」
「……ナミ、シャンクスに何か言われたか?」
「え?」
戸惑いどう答えたら良いかと思うけど、尻を撫で回すルフィの手がそれに集中させてはくれなくて。思考が定まらない内に、快楽に流されそうになる自分を自覚する。
「あっ……!」
自らの声に羞恥で顔が赤くなるけど、ルフィは問い詰める事も手の動きも止めてはくれない。それがツラいと思うのと同時に、ルフィの全てが愛しくて泣きそうになる。
「どうなんだ?ナミ」
「うっ……ンッ」
太腿の間から手を差し込んで、ルフィは強制的に私の秘部に触れてくる。既に濡てるそれを確認すると、ルフィは暗い笑みを浮かべた。
それにゾクリとしたものを感じて、小さく体を震わせるけど、ルフィは指を当然のように動かして平然と高めて来る。だから慌てて制止をかけるけど、ルフィは少しも聞いてはくれない。
「まっ……て!ルフィ!」
「俺に、感じてるのか?それとも……シャンクスの事を思い出したか?」
「やっ……なん、で……?あっ!」
なんでそこでシャンクスの名前が出るのか分からなくて、私はルフィを見詰める。それを受けてルフィは小さく舌打ちすると、敏感なそこを容赦無く指でいじり倒して来て、体はそれに歓喜して震える。
「あぁァぁっ!ルフィ!んっ……やぁっそこ、も、やめ……!」
「とりあえず何でもいいから、俺に感じてるって言えばいいのによ……」
そう言ってルフィは指の動きを止めると、私の両足をいとも簡単に割り開く。その衝撃でベッドに倒れた体をルフィは愛おしそうに見つめて、陰のある笑顔を向けて来る。
刺激され続けていたそれから開放されたのもあって、私は漸く普通に言葉を伝えられる。ルフィにそんな顔させたくないのに、どうして上手くいかないのかな。
「……私は、ルフィが良いのよ。だから、シャンクスの誘いは断ったし、それに告白だって断ろうとはしたのよ……!」
「告白されたのか。ナミに伝えられるってすげェな。流石シャンクス」
「え?何その反応」
私の本音を無視してルフィは、なら良いかと呟くと同時にうっとりとした顔で両足の間に顔を埋め、溢れるそれを掬うように舐めてくる。それに対して声を殺したら、ルフィはへェ?なんて呟いてから、敏感な場所を唇で転がすように揉み始める。
「ンンンっ!」
私の体は私の意思を無視してビクビクと波打ち、抑えようとしてもおさまってくれない快感を伝えて来る。
「や……ぁっ!この……変態!」
なのにどうしてか私の口からは素直な言葉なんて出てきてはくれなくて、なのにルフィは妙に楽しそうで……。当然のように言葉を返して来る。
「変態の何が悪いんだよ。俺がこんな事するのはナミにだけだ。どうでもいい相手ならただ突っ込んで終わらせる。……ナミが俺を狂わせるんだ」
「その言い方……ずるい……」
「ホントの事だからな。ナミに会ってなきゃ、俺は船長に拘らなかったと思うしよ」
今、聞き捨てならない単語が混ざってたわよ?
だってルフィは、海賊王目指してるんだから、最初から船長目指してたでしょうに。そう思うからこそ、言葉は勝手に唇からこぼれ落ちる。
「嘘つき、ルフィは初めから船長しか考えてなかったじゃない」
「ナミが言ったんだぞ。俺に」
「え?」
「強さだけでは、船長にでもならないと船には乗れないのよってさ。だから俺は〝船長〟になるって、ナミを航海士にするってあの時決めたんだ!」
……出逢ったばっかりの頃に、確かに言ったわ。10年以上前の事を……よく、覚えてたわね。
そう思ってた私に、喋りながらもルフィは敏感なそこにふっと吐息を吹き掛ける事を忘れない。だから、その度に私の体はブルブルと身悶える事になる。
「……んんっ……!」
「ナミ……声を、聞かせろよ」
夢を語る時の少年の顔や雰囲気を、私を責める時は霧散させて当然のように色気のあるものに変えて、色気さえ含んで命じるように言いながら私のそこから顔を離した。ルフィが吐息を1つ首筋に吹き掛けてくると、それだけで肌が妖しくざわめく。
「あぁぁっ……ルフィ……」
「本当に、感じやすいよな。もうこんなに濡らして、どうするんだよ?」
「ルフィが……触るから……」
「俺が触るから、なのか?だから感じるって?」
先程迄唇で弄られていたそこに爪が立てられ、クリクリと弄られれば堪らずに身を捩る。あられもない声を抑えられない。
「ひゃぁっ……!」
「凄ェな……どんどん溢れてくる」
ルフィは私に、自ら求めろとその行動と視線で言っている。だから、ギリギリで何度もその動きを止めているのだ。
もっと熱く、もっと激しく、肌が溶け合う程の1体感を求めて、体の奥が淫らに疼く。そんな私にルフィは残酷に微笑む。
「どうしたんだ、ナミ?そんなに腰揺らしてよ」
「やっ……ルフィ……!揺らして、ない……!」
「揺らしてる。自分から足広げて、俺の事を誘ってるんだろ?」
ルフィは言いながら私の体が求めているその場所へ指を差し向けて、その縁をなぞるように動かすのに、決して入れようとはして来ない。
「はっ……あん……!」
意識してる訳でも無いのに、腰が動く。なのに悪戯な指は、入り口のそばで動きを止めてしまう。
「やぁァ!」
思わず漏れた失望の叫び。その途端ルフィの口元が冷酷に歪む。
こんな時になってルフィが海賊なのだと思わされる。そして、男……いいえ、雄なのだと思い知らされる。
「まさか、ナミは俺に触って欲しいのか?でも俺、何も言われてねェからな」
「ひどい……」
キュッと唇を噛み締めて、泣かないように耐えていたら、ルフィは私の顔を見て肩を竦めた。
「悪かった。意地悪だったな」
「……ルフィのばか」
「悪かったって、求めて欲しかったんだよ」
優しい声音であやす様に言いながら、けれども入ってくるのは指で……。なのにも関わらず私の唇からは、ねだるような甘い吐息が発せられて空気を震わせる。
「あ……んんっ……」
その反応に気を良くしたのか、指先が第1関節まで埋められる。そこでユルユルと掻き回して更なる侵入をどうするかと迷うように、試すように動く。
「あっ……あぁ!」
たったそれだけの刺激で、淫らに求める体。もっと深く、もっと奥までルフィの指を吸い込もうと、体が勝手に動く。
それに合わせるように、さらに深くまで指が侵入して繊細な体内を蠢く。付け根まで挿入されたルフィの指が、敏感な所を探り当てて、丹念な愛撫を開始する。
「指だけで、イキそうだな」
「はっ……あぁぁ、ルフィっ!」
「ちゃんと、入れてるだろ?ほら、指増やしてやるから……な?」
宥めるように言われるのと同時に増やされた指に、けれども簡単にそれを受け入れてしまう体。それが浅ましく思えて、胸が苦しくなる。
そのまま今度は3本目が挿入されて、私の体は悦びを示す。それにルフィは笑うとそこを眺めながら言う。
「ついでだから、広げてやるよ。ナミのいやらしいここがよく見えるように」
「ついでって……なんっ!」
その時根元まで押し込まれていた3本の指が、内壁を押し開いた。それにより言葉は自然と止まり、代わりに喉は愉悦の悲鳴を響かせる。
体は弓なりに反り返り、もう耐えられないと自らの足に手を伸ばすとその両足を持ち上げる。それにルフィは嬉しそうに笑いながら、けれども試すように言葉を口にする。
「自分で足を広げるなんて……どうして欲しいんだ?」
「やっ……もう、ルフィ!」
卑猥な水音をたてながら勝手な動きをする指が、私から理性と言葉を奪っていく。
「どうせなら、もっと上げて……俺の前に見せてみろよ」
「いや……。で、できな……」
「できるだろ。手伝ってやるからさ」
ルフィはそう囁くように言うと、指を私に埋め込んだままグイッと持ち上げられる。膝頭が胸につくほど折り曲げられた体は、未だルフィの指を咥えこんだままで、それをルフィの眼前に晒される事になる。
「い……いやぁぁぁ!」
羞恥の叫びを上げる私に、ルフィは満足そうに残酷に笑う。
「ん、よく見える」
「やっ……!見ないでぇー!」
「まだ足りないって蠢いてるな。……なァナミ、何が欲しい?」
ピチャリと淫蕩な音をたてて、ルフィの舌が埋め込んでいる指に絡まるように私を責める。
「や……んんっ!それ……やぁっ」
「素直じゃねェな。嫌じゃねェだろ」
ふぅと熱い吐息を吹き掛けられると、それだけで震える体。それを分かっていてルフィは丹念に舐めてくるのだ。
キツく目を瞑り、イヤイヤと頭を振ると髪がそれに合わせてシーツを叩く。
「あぁ……も、やだ、こんなの……」
嗚咽を含んだか細い懇願にルフィの行為が止まる。仕方ないなと妙に優しく囁かれて、瞳を開くとルフィがニッコリとお手本のように笑った。
「もっと太いのが欲しいんだよな?」
これは絶対言うまで入れてくれない流れだと気付いてしまう。だからと言って、言わなければ多分いつまでもこうして私を辱めるつもりなのだろう事も分かる。
「いらないのか?」
再度聞かれて、私は意を決して頷く。これ以上、こんなの耐えられない。
「挿れて……ルフィを、中で感じたいわ」
「結構俺も限界だった。良かったよ、ナミから求めて貰えて」
それからルフィは私に優しく声をかけなからそっと指を引き抜く。その刺激に、その喪失感に口からは勝手に言葉が飛び出してしまう。
「ルフィ……きてぇ……!」
「っ!計算じゃねェところが怖ェよ」
「早く……」
ぐずぐずと焦れるように疼くこの淫らな体に、灼熱の楔をとルフィに手を伸ばせば耐えられないと言うようにルフィが中に押し入ってきた。それに対して私の意思などお構い無しに体は妖しく蠕動して、ルフィのそれを吸い込もうとする。
もう、何でもいい。ルフィであるならそれだけでいい。
どんな姿でも、どんな意地悪でも、愛する男と繋がる事に変わりはなくて、今私は全身全霊で、ルフィが欲しい!
気持ちだとか、絆だとか、そんな綺麗事等今はどうでもいい程に、ルフィが欲しい。ルフィしか、いらない。
ズブズブと埋め込まれる巨大な楔を、蕩け切った肉壁は僅かな抵抗は1応残しながらも呑み込んでいく。それに合わせて背筋を快楽の波が1気に駆け上がり、私の唇から悲鳴となって迸る。
「ひっ……やぁあぁ!」
最奥を突き上げた衝撃が脳髄までもを痺れさせ、弓なりに体はそり返る。シーツを握る手がブルブルと震える。
それをルフィは自らの体に移動させると、俺に抱きついてろと耳元で囁く。それと同時に極限まで張り詰めた肉棒で、最奥迄満たされる至福。
「くっ……!待てナミっ!そんなに締められたら、俺が持たなっ……」
「ひぁっ……そ、こ……駄目ぇ……!」
あまりの快楽に恐れさえ抱いて首を横に振ると、ルフィが中で1際大きく脈打ち、熱が中に広がった。それに合わせるように、ルフィの苦しそうな声が聞こえる。
「……くっ……ん……!」
ルフィは小さく呻き、最後の1滴までも中に放出しようと小刻みに腰を揺らす。それにつられるように私の体も上り詰め、そのままぐったりと体から力が抜ける。
長い長い吐息をついて、全身を包み込む快感の余韻に浸っていたら、ルフィはその後まだ足りないと言うのか、暫し中で蠢く。それから小さく舌打ちした。
「俺のが、早かった……!」
どうやら余程悔しかったらしい。拗ねたような声で言ってくるそれが、いつものルフィで少しホッとする。
「ルフィ……可愛い……」
「……ナミ、このタイミングでそれを言うって事は、覚悟出来てんだろうな?」
「へ?」
その私が後どうなったかは、推して知るべしである。夜はまだ、始まったばかり。
この時、少しのってたんです。のると、このレベルの艶事シーンになります。
こうならないように、極力気を付けてるんですけどね。