※この作品はR-18です。

俺がメスガキに負ける訳がない。   作:ゆっくりシン

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いやぁ~、ポケモンは楽しいなぁ(卵から生まれた色違いガブリアスを愛でながら)


12話 『滝①』

 あれから一日が経過し、俺は一時間目から三人に反省文を書かせている。

 前書かせた物は1枚で済ませたが、今回は三枚を課題としている。

 早川と暗視はさらさらと書いているが、やはり桃知が頭を抱えて呻っている。

 こうなる事を想像できなかったのか疑問でしかない。

 授業開始から三〇分が経過したところで急に桃知が立ち上がり近付いてきた。

 また前みたいにひらがなで埋めたのかと思いながら顔を向けるといきなり抱き着いて来た。

 背中に手を回し上目遣いでこっちを見てくる。

 スッと鼻を刺激する甘い匂いと桃知の表情に胸がドキッと鳴る。

 

「ねえ、先生。ちょっとは免除してよぉ。ね? いいでしょ?」

 

「っ。・・・ダメだ。真面目に書きなさい」

 

 俺はそう言って桃知に軽くデコピンをする。

 

「うぅ~・・・」

 

「二人を見習って真面目になりなさい」

 

 桃知は軽くため息を吐いて席に戻る。

 それを横目に俺は息を整え、乱れた心を落ち着かせる。

 昨日の影響なのか三人を直視したり近づかれるだけで心臓がドキドキと鼓動を速めてしまう。

 その度に息を整えてムスコがおっ立たないようにしている。

 そうして、授業が終わり一旦職員室へと戻ろうと廊下を歩いていると後ろから足音が近づいてくる。

 何かあったのかと思い振り返ると、ガバッといきなり飛びつかれた。

 

「なっ!」

 

「油断大敵ですよ。先生♡ んっ」

 

 俺の首に手を回しガッシリと抱き着いて来てから舌を絡めて来たのは、早川だった。

 突然の事に一瞬混乱してしまったがすぐに引きはがそうとするが、子どもとは思えない程の力でガッシリとホールドされ、早川が舌を動かすたびにポタポタと唾液が廊下に垂れる。

 

「ングッ、ん・・・・・・」

 

「んちゅ、ちゅぱちゅ、れろ・・・んく、ん」

 

 早川の舌が口の中に入って来てそのまま俺の舌に絡めようとしてくる。

 

『口や耳、脇とか臍とか時には指の先もそうだけど神経の集中している所は性感帯にできるんだよ』

 

 混乱する頭の中に浮かんできたのはマコトから教わった言葉でありこんな所では役に立ちそうにないモノであった。

 グルグルと回る思考でこれ以上はマズいと(何とか)判断して早川の脇に手をやると全力でくすぐる。

 

「ひゃうっ!」

 

 流石の早川もくすぐったいのは苦手だったのか、手が緩みその隙にホールドから抜け出す。

 そうして口元を拭い、息を整える。

 

「おま、お前っ・・・」

 

「はぁ♡ 先生と唾液混ぜちゃいましたね。どうします? 先生が良いなら、私の愛液と先生の精液混ぜ混ぜしてもいいんですよ♡」

 

「アホか。俺は教師でお前は生徒。手を出したりはしない」

 

 そう宣言するとニヤニヤしていた早川がスンッとつまらないような表情を浮かべる。

 

「強情ですね。素直になればいいのに、何が先生をそこまで縛るんですかね」

 

「・・・・・・」

 

「まあ、いいです。今日はここまでで♡」

 

 それだけを言うと早川はくるりと踵を返しさっさと教室の方へと戻って行った。

 その背中が、その雰囲気がどこか不穏なモノを感じさせた。

 

 

 

 ▼▼▼▼

 

 

 

 席に座り楽しそうに鼻歌を奏でながら優歌は足をパタパタと動かす。

 普段からどこかつまらなそうな表情をしているその顔に浮かぶ楽しそうな笑顔に茜は首を傾げる。

 

「ねえ、優歌ちゃん。昨日の今日で先生の態度が違うけどさ。やっぱり昨日の事が影響してるんだよね」

 

「しているでしょうね。それに昨日先生が寝ている間に媚薬を使って無理矢理興奮させていましたしね。先生みたいに真面目な人ほど一度快楽を覚えさせちゃえばそれが後を引いちゃうんですよ」

 

 そんな言葉に茜は「へ~」と感心したように返す。

 そもそも茜が今まで会った大人は少し煽ればすぐに手を出してくる者しかいなかったのだ。なのに一切の煽りの利かない匠はある意味天敵であった。

 その壁が瓦解し始めていると聞かされればドキドキと胸が高まり、興奮し始めてしまうのは仕方が無いと言えるだろう。

 

「それじゃあさ、今押せばいけるかな?」

 

「いやぁ、さっき押してみましたけど跳ね除けられてしまいましたよ。意固地な人です」

 

「そ、それじゃさ、昨日みたいなことするの?」

 

 波奉はオドオドしながらもそう言う。が、その顔は紅く火照っており興奮を隠しきれていなかった。

 いや、顔だけではない。

 少女は自身の手を使ってクチャクチャと自慰をして指を動かすたびにビクッ♡と体を震わせる。自重という言葉はここにはないらしい。

 

「我慢できないんですか、はっさん。でも、下手に弄ったらもっと我慢できなくなりますよ」

 

 優歌の言葉を聞きながらも波奉は指を止めない。

 そんな友人を見て茜は自身のランドセルの中に手を入れてガサゴソと中を探る。

 そして、何かを掴むとサッと取り出す。

 

「はい、はっちゃん。バイブ。これ使って」

 

 何故そんなものをランドセルに入れているのだという野暮なツッコミをする者はこの場にはいなかった。

 

「ん、ありがとう。茜ちゃん」

 

 波奉は受け取るとバイブを口に近付けてレロリと舐めて自身のよだれで濡らし始める。

 そんな姿を横目に茜はつまらなそうにぼやく。

 

「む~、あとどれだけすればいいのよ~」

 

「焦りは禁物。外堀から埋めていくものですよ♪」

 

「・・・ま、ヤれるならいいけど」

 

 茜はそう納得してランドセルから取り出したガムを口に含んだ。

 

 

 

 ▼▼▼▼

 

 

 

 休日。

 俺は朝早くから友人の経営する床屋へと足を向けていた。

 さっさと行って散髪してもらって今日一日は今後の予定を考える事に使いたいのである。

 七時半過ぎぐらいに到着する。

 扉を引いてみると一切の抵抗なく開いたのでそのまま中に入ると、奥から懐かしい声が聞こえて来た。

 

「おっと、早ぇなぁ。相変わらずその先々まで考えてさっさと事を済ませる所は変わっていないようだなぁ! 元気そう・・・ではないが生きているからヨシ! 久しぶりだなぁ!!」

 

 うるさい。

 つい癖で耳を塞いでしまった。

 昔っからテンションがおかしい奴だったがここしばらく会っていない間に悪化していたらしい。

 奥から身長二メートル以上はある黒く光る肌の筋肉ダルマが現れ、これからまたうるさくなるのだろうなと直感する。

 

 コイツの名前は『熊谷(くまがい) ユウト』。

 小学生の頃からのクラスメイトであり、マコトなんかより信頼できている人間である。

 この巨体でありながら繊細な作業が得意で、気付いたらいつの間にか床屋になっていた。

 

「散髪頼む。お任せで」

 

「ほいほい。さっさと座れ。ったく、疲れが顔に出てるぞ」

 

 ユウトはそう言いながらもテキパキと準備をする。

 そして、そのクリームパンのような腕には似つかわしくないほど小さな鋏を機用に持ち散髪を始めた。

 

「やっぱり学校教員ってのは大変なのかぁ? 痩せたように見えるぞ」

 

「昨年から五kg減った」

 

「・・・・・・食べてるか?」

 

「急にマジトーンになるな。しっかりと食べてるから気にするな」

 

 ユウトは軽くため息を吐きながら丁寧に髪を切っていく。

 鏡越しにそんな姿を見ながら俺は気になっていたことを質問する。

 

「なあ、チビ助って覚えてるか?」

 

「ん・・・? ああ、あのクソガキか。覚えてるが、いったいどうした?」

 

「いやさ、アイツが行方不明になった後に見つかったかどうか忘れちまってな」

 

「あ~、どうだっけな」

 

 ピタリと手を止めて数秒間沈黙した後にユウトは豪快に笑いだした。

 

「うるさいぞ・・・」

 

「いやぁ、どうだったかすっかり忘れちまった! ま、忘れたって事はそれほど重要じゃないってことだ! ガハハハハハッ!!」

 

「単純だな」

 

「昔をくよくよ振り返るよりも先を見た方が良いんだよ!!」

 

 豪快にそう断言するその姿は俺には眩しく見えた。

 過去に縛られそればかりを見ている俺にとってその生き方は素晴らしくも思えた。

 そんな俺の雰囲気に気が付いたのかユウトは少し声のトーンを落とす。

 

「すまん。お前には嫌な言葉だったな」

 

「いいさ。俺自身がダメだって事は十分理解してる」

 

 そう答えるとユウトは少し頭を掻くとポソリと呟く。

 

「鶴亀山(かくきやま)の寺の裏にある道をまっすぐ進んだ先に小さな滝があってな。古い考え方もしれないが滝行で心を無にしたらどうだ?」

 

「ふむ」

 

 予想外の言葉だったが確かに一理ある。

 滝行、というのはいささか極端かもしれないが心を無にするのはありかもしれない。―――いや、無にする事よりも煩悩を祓うのにも良いだろうか。

 

「それじゃあ帰りにでも寄ってみる」

 

「馬鹿か。着替えとか体を拭く物がないといけないだろ。なんだ? 風邪を引きたいってかぁ?」

 

「・・・・・・仕事に支障でるから駄目だな」

 

「ハッ! やっぱりどこか抜けてる所も変わらねえなぁ。・・・・・・なあ、今年も行くのか?」

 

「行くよ」

 

「そっか。まあ、なんだ。いい加減自分を許してやれよ」

 

 ユウトはそれだけを言うとチョキン、と鋏を動かした。

 そうして、それからは数言だけを交わし散髪は終わった。

 

「一五〇〇円ね」

 

「ん・・・」

 

 料金を払うと俺はさっさと床屋を出る。

 扉を開けた時に丁度吹いた風が当たり、少しだけ肌寒く感じる。

 だが、それを気にせずに足を進めた。

 

 

 

 ▼▼▼▼

 

 

 

『鶴亀山』はこの街の北東に位置する山で、街を真っ二つに分けている『鶴亀川』の源流のある山でもある。

 古くは街に襲い掛かる厄を塞いでいると言われていたらしいが今ではただ少し大きめの寺がポツンと建っているだけの面白みのない山であり観光客もそれほどいない。

 そもそも首都圏から微妙に外れた位置にあるこの街の観光スポットなんて北西にある展望台付きの寺か西にある『月見展望台』だけだろう。

 それ以外はよくある地方都市とそこまで変わらない。

 

「・・・・・・」

 

 さて、俺はユウトに言われて滝に向かおうと山道に踏み入ったばかりなのだが、二〇メートルほど歩いて右折した所に人が倒れていたのだ。

 短く纏められた黒い髪にぶかぶかの上着とジーンズの人物。

 何か不穏な物を感じはするのだが放っておくのも良心が痛むので声をかける。

 

「あの~、大丈夫ですか~」

 

 瞬間、その人物はピクリと肩を震わせる。

 そして、ゆっくりと顔を上げてかすれた声で言った。

 

「喉、乾いた・・・」

 





ポケモンに時間割きすぎて小説書いてる暇が無かったぜ・・・。
さて、厳選するか。
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