ただ、この作品はメインで書いてる作品の息抜きで少し続つ書いている作品なのでそこらへんは許してください。
あれからかなり時間が経過した。
と言ってもまだこの教師生活が始まってまだ1ヶ月なのだが。
五月に入っても桃知は変わることなく色々な事をしてくる。
バイブやローターはどこで手に入れたのだろうか。
おおよそ小学生が持っていてはいけないのは確定だろう。・・・いや、確定してないとおかしい。
今度からは没収しようかとも思ったが、置き場に困るので止めておいた。
ここ1ヶ月ずっと基礎の反復をすることで土台は作れた。
今月からは基礎の応用に慣らして行けばいいだろう。
俺はそんな事を思いながらいつも通り南校舎三階の教室の扉を開ける。
「おはよう」
「先生のチンポの匂い嗅がs・・・アルブハァ」
桃知が言葉を言い終わる前に人形を投げつける。
変に思われるかもしれないが、もはやこれが恒例行事となっていた。
少し前までは言い方が遠回しであったり、誘惑しているのであろう甘い声で言っていたが、ネタが尽きて来たのかいつものテンションでダイレクトにセクハラをしてくるようになった。
ネタがないのならもう止めればいいのに。
俺は教壇に立ち、言う。
「はい。今日から五月に入ったという事で勉強内容も少しレベルアップします」
「なんでっ!?」
なんか驚かれた。
これがネタとかならまだいいのだが、
「この一か月の間に基礎は出来た。ならステップアップは当然だろう。逆に、ずっと基礎学習だけじゃダメだろう」
「だったら私たちとヤれb・・・・・・あふん」
「次、変な発言をした場合、夢の国のネズミがお前を襲うことになるからな」
「先生! 変な事って何ですか!? SEXは子孫繁栄の為に行為であり、人類どころか全ての生物にとって大切な事です! だから変な事ではありません!!」
そう強く演説する桃知に俺は少し感心していた。
こう言ってはアレだが、コイツでもこういった事が言えるものなのか。
人は見た目に寄らないとは聞くが、馬鹿でも理論的に語ることはできるようだ。
・・・こう思えば、少し前までは生徒の事を悪く言うのに抵抗があったのに今ではなくなっているという事に驚きがある。
「確かに、その理論では変な事ではないだろう。だが、そもそも学校は勉強をしたりクラスメイトと遊んで人との関わりを学ぶ所だ。子孫繁栄の為に切磋琢磨する場所じゃない」
「SXEは保健体育の実技ですy・・・・・・夢の国ィ」
俺は素早く夢の国のネズミの人形を投げつけた。
あの国から使者が来そうだが、気にしないでおこう。
「一時間目の授業は社会だからな。教科書の準備しとけよ」
「じゃあ人類が発展するために必要な子孫繁栄の社会を実戦で教えt・・・・・・夢の国ィ(本日二度目)」
俺は桃知に夢の国のネズミのメスの方を投げつけた。
▼▼▼▼
様々な困難(主な犯人は桃知)を乗り越え、ついに昼飯の時間になった。
この時間は多少なりとゆっくりできる時間なので、これが長く続いて欲しいと切に願っている。
ただ、毎日のように桃知が声をかけてくるのが悩みでもあるが、まあ、そこは寛大に許している。・・・・・・というか諦めた。
「せんせぇ~。サラダのキャベツときゅうりとトマトと寒天を残していいですか~?」
「ソレ、サラダの中の全食材だからな。・・・当たり前だが却下だ。ちゃんと食べろ」
「先生! 子どもが苦手なモノを無理矢理克服させようとするのは逆にそれをより苦手にさせるだけです! なので食べさせようとするのh・・・・・・」
「却下だ」
「最後まで聞いてすらくれないの!?」
ホント、毎日毎日飽きもせずに、何としてでも野菜を食べたくないのか無理矢理な理論を展開して屁理屈をこねにこねて通そうとする辺り、馬鹿ではないんだよな。
ただ、勉強の方にそれが反映されていないのが教師としては悲しいことだ。
野菜残しを却下された桃知はブツブツ文句を言いながらも野菜を口に運んでいる。
これで変態発言とかしてくれなきゃ可愛い生徒なんだけどなぁ。
俺はそんなことを思いながらわかめスープをすする。
なお、早川と暗視は何をしているかというと、早川は俺と桃知の会話を楽しそうに見ながら白米を口に運び、暗視は特に気にする様子無くただ黙々と食事を続けている。
それを見ながら俺も食事を続ける。
普通の学級なら友達と話しながら楽しそうに食事をするモノだろうが、ここではそれぞれが自由に食事を楽しんでいる。
これは前々かららしく、食事の時間に限り(あまり)干渉しないようにしているそうだ。
彼女らの考えとしては、食事中は喋らずに食後にその分話すようにしているみたいである。
確かに、効率を考えればそっちの方が良いと思うが、子どもなのにそこまで考えてやっていると思うとかなり驚いた。
まあ、それが彼女らなりのやり方なら特に文句はない。
等々くだらない事を考えている内に、俺は給食を完食していた。
俺は食器の片づけをする。
それに合わせるように桃知も食器の片づけを始める。
・・・・・・なぜか横にピッタリとくっ付いてきているが気にしない。
めちゃくちゃ妖艶な笑みを浮かべて俺の股間の方に視線が向いているが気にしない。
なんて手をうずうずさせているけど気にしない。
こういった場合はスルー推奨である。
変に意識するだけ無駄だ。
「・・・・・・桃知。お前放課後までに今まで貯めに貯めた宿題の三分の一、いや、四分の一でもいいから提出するように」
「免除してくれないの!?」
「するわけないだろう。他の二人はしっかりと提出してるんだからお前だけを特別扱いする理由はどこにもない」
俺はそう断言して教室を出る。
今まで毎日のように提出を急かしていただろうに・・・。
▼▼▼▼
三人の少女が教室で向かい合っていた。
といってもそのうちの一人は自分の机に突っ伏してきのこの山を食べていた。
普通、学校にお菓子などの持ち込みは禁止されているのだが少女はそんなことお構いなしである。
「あの教師何なのよぉ」
きのこの山を食べていた少女―――桃知茜はそう呟く。
彼女はいわゆる『メスガキ』と呼ばれる人種で、今まで幾人もの教師を(性的に)食っては退職まで追い込んでいた。
だが、新しく赴任された教師は、少女らに手を出さないどころか勃起すらせずもう一ヶ月も経過してしまったのだ。
今まで、こんな経験はなく、手が出せていない為に欲求不満になってしまってもいる。
「まぁまぁ。一〇〇人いれば一人くらい例外はいますよ。でも、男の人は本能に忠実ですからねぇ」
そんな茜に声をかけたのは友人である早川優歌だった。
敬語なのはいつもの事で、どれだけ親しい人にでも同じように話している。
「もう少し誘惑すれば理性の糸なんて簡単に切れますよ」
「そうかなぁ。あの教師、何かあると思うんだよね。・・・はっちゃんはどう思う?」
「はへっ、はふぅう。わ、私的には、そのぉ、ちょっとの押しじゃ駄目だと、思うよ・・・」
いきなり話を振られた三人目の少女―――暗視波奉は少し戸惑いながらも、そう答える。
波奉は人見知りなとこがあり、友達である茜や優歌と会話をするときすらオドオドしてしまう所があるのだ。
ただ、二人にとってはいつもの事なのでとくに何かを言う事はない。
波奉の言葉を聞いて優歌は腕を組んで少しうなってからポソリと言う。
「・・・・・・確かに、はっさんの言う通りかもしれませんね」
「な~んでそんな簡単に意見変えちゃうのよ。ほんのちょっと前まですぐに理性の糸が切れるって言ったじゃん」
「そうですけど、はっさんの観察眼の鋭さは茜さんも知っているでしょう? そこを踏まえれば意見を変えるのも当然でしょう」
「あ、あの、優歌ちゃん。その、『はっさん』って呼び方、止めてくれない? なんかむず痒いよぉ」
「はっさんはため込んで『発散』するタイプなんですから適切なあだ名では?」
「そ、それは、そうだけど・・・・・・」
そう言って俯きもじもじする波奉を見ながら茜はニタリと嫌な笑みを浮かべる。
それを見た波奉はあまりの不気味さにビクッと体を震わせ、椅子を盾に少しずつ距離を取ろうとした。
だが、後退った先には邪気を一切感じさせないほどきれいな笑みを浮かべた優歌の姿。
「あ、あわわわ・・・・・・」
「さぁて、はっちゃん」
「さぁ、はっさん」
「「イくよ♡」」
部屋の角まで追い詰められた波奉は、二人の対照的な笑みを見て目頭に涙を浮かべていた。
だが、二対一であるが故に抵抗らしい抵抗もできないまま、二人の毒牙に襲われてしまうのであった・・・・・・。
▼▼▼▼
給食の時間が終わり、その後の清掃時間も終わった。
そう、終わってしまったのだ。
俺はいつも通り重い足取りで階段を上がる。
彼女らの相手をするのは実際かなりキツく、肉体的にも精神的にもボロボロになってしまうのだ。
簡単にあしらえるのだが、塵も積もればなんとやら。
ずっと相手をしていれば当たり前だが疲れも溜まっていく。
だが、担任を任された以上、よほどのことがない限り休むことなど許されない。
こうなってしまった運命を呪いながらもそれを表に出すことなく俺はいつものペースで扉を開く。
「ほら。五時間目の授業を始めるz・・・・・・」
俺は言葉を最後まで発する事が出来なかった。
それどころか教室内に充満する独特な“におい”が鼻を突き、一瞬だが固まってしまった。
いや、“におい”だけではない。
独特の“音”も聞こえるのだ。
何かが震えるときに鳴る小さな振動音、それもとても細かい振動らしく音が絶えることはない。
とても特徴的な音、独特の“におい”。
ここから今までの経験を踏まえ合理的に考えられる事は一つ。
そう、これは・・・・・・、
バイブかローターの振動音と愛液の臭いだ。
それに気が付くまでに要した時間は教室の扉を開けてから僅か〇.五秒程であった。
ここ一ヶ月ほどの間に散々嫌になるほど経験したものがこんな風に生かされるなんt・・・・・・いや、一生生かさない方が良かった経験だ。
ああ、もうホントこの仕事辞めたい。
・・・・・・そういう気持ちが大きくなっても辞められない『理由』があるんだけど。
俺はそんな心境を表に出すことはなく教壇に向かう。
教壇に立つと同時に三人の顔を一瞥する。
いつも通りの笑顔を見せる早川、いたずらっ子の笑みを浮かべてこちらを見ている桃知、下を俯いてもじもじしている暗視。
・・・・・・よし。
「桃知。お前なにやらかした」
「一ミリも迷うことなくアタシに疑いを投げて来た!!」
「ここ1ヶ月の経験から考えてお前が犯人の可能性が高い」
俺がそう断言すると、早川が口に手を押さえてクスクスと笑い出した。
「茜さん、すぐにバレてしまいましたね」
「うぅ~」
つまらなそうに呻る桃知の後ろを通り過ぎ、早川は暗視の隣に立った。
俺がそちらに視線を向けると同時に早川は暗視の机をずらした。
そして、
「なっ!!?」
つい、そんな声を上げてしまった。
椅子からゆっくり立ち上がった暗視はズボンとパンツを履いておらず、普段は隠れていなければいけない場所、いわゆる女性器の膣口に電気バイブらしきものが根元までずっぽりとはまり、そこから少し粘度のある液体―――俗称で言うなら愛液が湧き水のように溢れ出ていた。
愛液は太ももを濡らし、足首付近まで垂れていた。
嫌な予感がして暗視が今まで座っていた椅子にソッと視線を向けると、やはりというか何というか、びしょびしょに濡れていた。
「お、おい。暗視の顔が真っ赤だが、嫌がってるのを無理矢理やらせたんじゃないだろうな」
「違いますよ。最初は無理やりでしたけど、今は興奮が抑えられずにいるだけですよ」
早川がそう言ってニコリと笑顔を浮かべる。
俺は早川が言った事が本当かどうかを表情から確かめ、事実であると確認すると同時に教室後方にある掃除用具入れの方へと向かい、そこにあるバケツを取り出すと廊下の手洗い場で水を溜めて教室へ戻る。
そして、息を吸って叫ぶ。
「さっき掃除した教室をまた汚すな! 多少の事なら許してきたがさすがの俺も堪忍袋の尾が切れたぞ!! まず元凶の二人は椅子とその下に垂れた愛液を拭く!! 暗視は膣内にいれたバイブを抜いて足と足元を拭いてパンツとズボンを履きなさい!!!」
笑っていた二人と、興奮してハァハァ言っていた一人の目頭に涙が浮かんでいるように見えたが気にしない。
学業を学ぶ場所である教室をこんなくだらない事で汚したというのはさすがに俺も怒りのピークを迎えるに十分だったらしい。
そして、この日の五時間目は清掃に費やすことになった。
ああ、今後の予定をまた組み直さなきゃ・・・・・・。
次回の投稿がいつかは未定。
ただ、年内には投稿したいと思っています。