※この作品はR-18です。

新妻・間桐桜の姦通   作:七味胡椒

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いちゃらぶ水着デート・下

「一人で大丈夫ですか? ……分かりました、それじゃ私、ポカリがいいです」

 

 ひとしきり遊んで、昼過ぎ。流石に疲れてしまい、私は砂浜の隅の日陰で寝転んでいた。

 彼が海岸沿いにある海の家へ歩いていくのを見送る。二人ぶんの飲み物を買いに行ってくれたのだ。お茶と迷ったけれど、水分補給に向いていそうな清涼飲料を頼んでおいた。

 

「んーっ……今年も暑いなあ」

 

 日陰でも中々の温度で、海に入っていると気付きにくいけど汗もかなりかいてしまっているだろう。風も生暖かく体温を上げていく。あまり身体が強い訳ではない私としては彼が小まめに休憩を取らせてくれて助かったところだ。

 海の方では変わらず海水浴客たちがはしゃいでいる。そろそろお昼時だからか数は減っているように見えるけど、時間が経てばまた増えるのだろう。

 

「……ふぅ」

 

 喧騒から離れて、ため息をついた。

 そういえば、海に来るのは久々だ。こうしてしっかりと遊ぶのなんてそれこそ初めてかも知れない。男の人との、海水浴デート。その相手が先輩じゃないと知ったら、以前の私ならどう思っただろうか。

 左手をさする。そこに指輪は着いていない。彼には忘れたと言った。

 でも実は、旅行カバンのポケットに密かに忍ばせてある。それまで置いてきてしまうと、本当に先輩との繋がりが消えてしまう気がして。

 彼と肌を重ねて、先輩にも酷いコトを言ったりしているというのに完全にはどちらかに振り切れない。ただ目の前の快楽に逃避するどっちつかずの女。それが今の私だった。

 

「……でも、どうしようもないよね。彼みたいなのと出会っちゃうなんて」

 

 言い訳をさせて貰えば、あんな運命の相手と出会ったらどんな女性でもこうなってしまうんじゃないだろうか。私の場合先輩との出会いや結ばれるまでの過程が大変だったから余計こんがらがっているけれど。

 というか、出会うタイミングが最悪なのだ。新妻になりたての時にだなんて、もう色々面倒が済んではい落ち着きましょう、と一件落着したあとに待ったを掛けられた感じ。

 そう、もっと早く。もうちょっと前に現れてくれたらどうなっていただろう。間桐の家や聖杯戦争のごたごたはひとまず置いておいて、恋愛面だけで言ったら。さっき彼の学生時代の話を進んで聞いていたのはそのせいもあったかも知れない。そうつまり、

 

 ────先輩よりも先に出会っていたら、と想像して。

 それだけは考えてはいけないと、自分の思考にフタをした。

 

 

 

 

 

 ♦♦♦♦♦♦♦♦♦

 

 

 

 

 

「……遅いなあ、どうしたんだろ」

 

 彼が買い物に行って10分ほど経った。

 未だ戻ってくる気配はない。ついでにトイレでも行ったのかも。それか道に迷ってるとか。変わらず日陰で座っているけれど、ちょっと寂しい。

 まあ、時間はたっぷりある。別に何か予定がある訳でもない。こうして海を眺めながらぼうっとしているのも有りだろう。

 そう思って佇んでいると、三人の若者が近寄ってくるのが見えた。大学生くらいだろうか、軽そうな男の人たち。まあ彼ほど柄が悪くはない、女遊びしてそうな集団だ。

 

「あの……? え、私と?」

 

 俺たちと遊ばないか、と彼らは言ってくる。

 なんでもそこの砂浜で遊んでいた所、ここで座っている私を見かけたらしい。一人で暇そうだし、一緒にどう? と誘ってきた。

 

 ……つまりは、ナンパしに海に来たグループという訳だ。自分で言うのも何だけど、確かに女漁りしてる最中に私を見かけたら声を掛けるのも道理だろう。丁度彼がいないタイミングなのもまずかった。いや、連れがいるかどうかも関係ないのかも知れない。私の外見だ、彼氏がいてもおとなしめの男で無理やり奪えると思ったのかも。きっと頭の中はもう私をホテルに連れ込むコトで一杯だろう。

 

(…………どうしようかなあ)

 

 逃げ道を塞ぐように私を囲って話し掛けてくる三人を見る。

 驚くほどに心が冷えていた。自分でも少し意外だ。こっちだって浮気してる身。ちょっと他の男性も試してみようか、となりそうだけど、この人たちに抱かれる気は全く起きなかった。

 

(こんな時先輩なら、颯爽と駆け付けてくれるんだけど)

 

 彼はまだ姿を見せない。段々語気が荒くなってくる彼らに生返事しつつ、内心ため息をつく。強く出れば萎縮して言いなりになると踏んだんだろうけどそれは間違いだ。私も魔術師、戦闘に特別秀でている訳じゃないけれど、こんな一般人くらいどうとでもなる。

 

「いえ、ですから相手がいますので。すいませんが一緒には…………、っ!」

 

 すげなく断り続ける私に苛立ったのか。一人に肩を捕まれた。

 

 ぞわ、と鳥肌が立つ。おぞましい嫌悪感。蟲や義兄に虐待されていた時と同じ、興味のないモノに触れられる感触。

 ────ぶわりと魔術回路が起動した。理性が歯止めを掛けようとするけれど止まらない。本能が邪魔物を排除する快感を求めている。似ている。これは、あの戦いで闇に堕ちた時の攻撃性に近い。

 三人がたじろいだ。魔力を感知出来ずとも、私の異変に気付いたのだろう。でももう遅い。私に手を出そうとしたそちらが悪いと魔術を行使しようとして、

 

「──────あ」

 

 どうした、と。彼に肩を叩かれて、一瞬で素に戻った。

 

 彼が私の腰を引き寄せる。

 手には飲み物と軽食の入った袋を持っていた。三人は威圧するように見る彼にひるんだ様子だ。彼は大柄だし、風貌も本格的なチンピラである。遊んでるだけの大学生には相手が悪い。様子のおかしかった私への怯えもあるのだろう。三人は顔を見合わせたあと、言い訳めいたコトを言ってから退散して行った。

 

「はあ…………。もう、遅かったじゃないですか。……お財布を取りに行ってた? まったくもう……」

 

 悪い悪いと頭を撫でられて、拗ねたように彼を睨む。女の子を放っておいたクセに反省した様子はない。……でもまあ、いいタイミングで来てはくれたし。感謝するべきなのだろう。

 まあとりあえず飲めよ、とペットボトルを渡されて並んで日陰に座り込んだ。一緒に買ってきてくれた菓子パンを頬張りながら水分補給する。

 ふと肩を見た。大学生に触れられた嫌悪感は、彼の時は全くなかった。隣同士で座り、肩を触れ合わせている今もまた。

 

(それに……助けに来てくれた、のよね。先輩じゃなくて……彼が)

 

 いや、先輩はここにはいない。だから助けに来ないのは当たり前。助けに来るとしたら彼に決まっている。

 ……そんなことは当然だと頭では解っているのに、身を守ってくれた彼への感謝が止まらない。しかも、結果的に私が魔術で他人に危害を加えるのを防いでもくれたのだ。彼が来てくれなかったら、と思うとぞっとする。

 

 ────そうだ。さっきの奴等に何かされなかったか。

 

「…………うーん」

 

 彼に聞かれ、考え込む。

 されてない。まあされてないんだけど……あっさりそう言ってしまうのは、何だか癪だ。彼がふらふらしてるせいであんな人たちに目を付けられたんだし。肩、触られたし。そもそも元はと言えば彼が私を襲った時から始まってるんだし。

 

 そんな訳で、

 

「えっと。実は、ちょっと触られちゃったかもしれないです」

 

 ぴく、と彼が反応した。どこを? と聞いてくる。そんな様子をおかしく思いつつ続ける。

 

「どこって、決まってますよね? あんな人たちが真っ先に触りそうな所なんて。ここですよ、ここっ」

 

 両腕で胸を寄せる。三桁に到達しかねない巨乳をわざとらしく見せびらかす。ちょっと大きすぎる脂肪の塊がむにゅりと潰れた。

 

「ほら。ちょっと水着が乱れてます。ここに……正面に立ってた人が、がばって手を突っ込んできたんです。それから、むにゅんむにゅん、って。好き放題揉まれちゃいました。

 ……それで、って? 別にそれだけですけど。ああ……でも、貴方が来てくれてホントに良かったですよ。あのままだったらホテルにでも連れ込まれちゃってたかも。あの人けっこうイケメンでしたから、それもいいかなーって思っちゃいましたし♥️」

 

 嘘だってバレバレ、下手過ぎる挑発を仕掛けてみる。まあでもこれくらい、彼は余裕で笑い飛ばすだけだろう。ここじゃヘンなコトも出来やしないし。

 

 …………そう思った、のだけど。

 

「え……あ、あの。勿論嘘ですよ? ……えっと、目が怖いんですけど……?」

 

 据わった目で射抜かれて、冷や汗。

 ……やばい。ライオンの尻尾を踏みつけた気分。ぷっつんした猛獣が目の前にいる錯覚を感じた。

 腕を掴まれて無理やり引き立たせられる。立ち上がると、彼にむんずと尻を握られた。

 

「ひっ……♥️ ち、ちょっとっ……うわ、どこ行くんですか……!?」

 

 答えはない。

 私はそのまま彼に連れられ、砂浜を歩いていった。

 

 

 

 

 

 ♦♦♦♦♦♦♦♦♦

 

 

 

 

 

 引きずられて行った先は脱衣場に併設してある男性用シャワールームだった。

 

 いくつか砂浜に点在している中で一番狭い上に隅にあるので、人気は少ない。丁度今は誰もいないようだった。

 とはいえ海水浴客なんていくらでもいる。すぐに誰か入ってきそうだったが、

 

「あの、まずいですって、こんな所に……個室に入っちゃえば大丈夫? そ、そんなコト言ってもっ」

 

 見つかるコトに何ら頓着していない彼に、シャワールームの個室へ連れ込まれる。一応ドアの高さは身長より上まであるけれど下の方は足首あたりまでしかない。もし誰かが入ってきて下を覗き込んだら二人いるとバレてしまうだろう。

 

 壁に押し付けられ、水着の上から乱暴におっぱいを揉まれる。水着が剥がれそうなほど揉みくちゃにされてしまう。コレは俺のモノだと再確認させるような手つき。

 されるがままになっていると、太ももあたりに固い感触があった。見下ろせば、やはりというかなんというか。彼の水着の前は日焼け止めを塗っていたとき以上の膨らみになっていた。

 

「もう勃っちゃってますよ……え? お昼前から我慢してた? …………あ、そっか」

 

 言われてみれば。私は胸を触られてただけだからそこまででは無かったけど、彼はあの時に一度フル勃起して、抜きもせず放置させられたんだった。あれからずっと性欲がわだかまっていて、遊んでいる最中も私に触れたりキスしたりして。その上さっきの出来事だ。安い挑発に刺激され、ついにキレてしまったという訳か。

 

「────そっか」

 

 不思議な気持ちになった。彼に申し訳ないような、ちょっとむず痒いような。

 すりすりと内腿におちんぽを擦り付け私を求める彼を微笑ましく思いつつ、耳元で囁いた。

 

「そっか…………そっかぁ。つまりずっと私でムラムラしてて、さっきので嘘だって判ってるのに独占欲を抑えきれなくなっちゃった、と。……自分は人妻を寝取ってるクセに、その私がおっぱい揉まれたかもって思っただけでおちんぽ怒らせちゃうんですか♥️ ホント、わがままっていうか……ちょっと子供っぽい所ありますよね♥️」

 

 うるせえ調子に乗るな、なんて彼が言う。眉をひそめた鬱陶しそうな表情──でも明らかに図星、苦し紛れの悪態だ。

 むぎゅっと彼に抱きつく。彼のパンツ型の水着の下で、私の下腹部に圧迫されたおちんぽが喜ぶように跳ねた。

 

「そんなコト言っていいんですか? 貴方がお願いしてくれるなら、私からご奉仕してあげてもいいんですけど。…………どうせ俺には逆らえないだろって? 勿論そうですよ。でも、命令してやらせるのと相手の意思でして貰うのって、やっぱり違うと思いません?」

 

 ぐりぐり、とヘソの辺りでおちんぽを刺激する。それだけじゃなく、胸板にはおっぱいを押し付けて、足と足を絡めて。バッチリ上目遣いで彼を覗き込む。

 ぅ、と彼が声を漏らす。パンツの前、おちんぽの亀頭が触れている所にじわりと新たな染みが生まれるのが判った。おちんぽが震えるたびに、それは面積を広げていく。

 彼が私を抱き締めた。面と向かっておねがいするのが恥ずかしいのだろう。表情を見られないようにして言う。

 

 ────桜。頼む。

 

「…………はい♥️よく言えましたね……♥️」

 

 背伸びして彼の頭を撫でる。

 不満そうな顔の彼を、可愛いと思った。

 

 

 

 

 

「よいしょ……っと。これで滑りはよくなったかな」

 

 私はボディソープを手に取っていた。

 シャワールームに備えられていたのは固形石鹸だけだったので、これは自分の持ってきていた物を使っている。低刺激性で肌に優しい、私が愛用している物だ。

 けちっても仕方ないので、惜しむことなく垂らしていく。ねばついた粘液でまみれた手のひらをくちゅくちゅと泡立てる。

 そして、ビキニを着たままの胸元にもたっぷりと。おっぱいの圧が凄くて谷間に流れ込んで行かなかったので、片手でくぱ、と谷間を開く。そこに突っ込むようにしてソープを注入した。

 

「……はい、準備出来ました。ああ、貴方はそのままでいいですよ。私に任せてください」

 

 洗面用の椅子に座った彼の足元で膝立ちになる。

 高さを調節し、おっぱいの前におちんぽが来るようにする。もう水着を脱がされ露出したおちんぽが目の前に現れた。びんびんに上を向いて、鎮められるのを待っている。

 

「それじゃ、水着ぱいずり、始めちゃいますね。

 ……そうだ。一つ言っておきますけど」

 

 ぐ、と両手で乳房を持ち上げる。

 ソープまみれのぬるぬるのおっぱい。その下乳の谷間を亀頭に宛がって。

 

「実は、ぱいずりは先輩にもしたコトないんです。だから、これがぱいずり処女なので……少し下手でも我慢してくださいね?」

 

 ────たっぷん、と。一気におちんぽを挿乳した。

 

 ぬるるる、と滑る乳房は、乳圧でおちんぽを挟みながら座る彼の太ももまで落ちた。おちんぽが谷間から飛び出る、けれどおっぱいが大きすぎて彼の立派なおちんぽでさえ亀頭が辛うじて顔を覗かせるだけだった。

 彼が全身を強張らせる。一瞬失敗したかと不安になったけれど、すぐにそれも失くなる。彼の表情を見れば判る。身体に力を込めたのは、今の挿乳だけで射精してしまいそうになったからだ。

 たぷ、たぱっ、と彼の股の間に座り込みながら乳を揺らす。ビキニで支えられているコトもあって十分な締め付けがおちんぽを挟んでいる。熱を持った身体でさえなお感じるほどおちんぽは熱い。乳房の肌に火傷の跡がついてしまいそうだ。

 

「どうですか……? あっ、手伝わなくていいですよ。私が全部やりますから」

 

 手伝ってくれようとした彼を遮っておっぱいをぎゅっと締める。彼が呻きながら顎を反らす。すごく、気持ち良さそう。足を放り出して、身体を軽く仰け反らせて。私のご奉仕に夢中になってくれている。

 

 更に抽送をスムーズにする為にソープを垂らす。ひんやりとした粘液が熱された私のおっぱいと彼のおちんぽに絡んでいく。上半身を使ってより大きく身体をグラインドさせると、ぶちゅん、ぬぶちゅっ、と谷間が泡立っていく。まるで私のおっぱいをスポンジにしておちんぽを洗っているようだ。

 

「くす……丁度いいですね、これ。貴方のおちんぽ、先走りまみれになっちゃってましたし。まあこれからまた汚れちゃいそうですけど」

 

 私の言葉通り、おちんぽはもう口をくぱくぱさせて盛んにカウパーをお漏らしさせている。無理もないだろう、彼にとっては実質、昼前の乳揉みの時から焦らされていたようなもの。むしろよく暴発させていないと感心するべきだ。

 でも、だからと言って手抜きはしない。焦らすべき時とそうでない時がある。今は間違いなく後者、私の奉仕で容赦なく彼を射精へ導くべき所だ。

 

「……え? 出ちゃうからちょっとストップ? もう、何言ってるんですか♥️ 沢山溜めて来たんでしょう? だったら我慢なんて必要ありません。射精欲にお任せして、早くおちんぽさんを楽にしてあげましょう♥️」

 

 彼の制止を一蹴して、むしろ責めを強くしていく。すっかり彼の身体からは無駄な力が抜けて、ひくつくおちんぽだけが元気だ。不意打ちで谷間から飛び出た亀頭にキスしてみるとびっくんびっくんとおちんぽが跳ね回った。下から上へ、下から上へと精液を引き上げるみたいにおっぱいで扱く。ぱいずりだから、私が快楽を得るコトはない。けれど奉仕で感じてくれてる彼を見上げるだけで、心の中に充足感を覚えてしまう。

 

 ぐっと睾丸が上るのを下乳で感じる。ぱいずりの速度を上げていく。おちんぽが一際大きく跳ねた。両手で乳房を抑えて更に圧力を上げ、苦しそうな肉棒に早く楽になっちゃえとトドメを刺す────

 

「────あ、は♥️ 出た出た、おっぱいの中で射精してます……♥️」

 

 びゅる、ぶぴゅるるる──とおちんぽが精液を吐き出した。みっちり包むおっぱいさえはね除けておちんぽがしゃくり上げる。昼前から熟成されていた精液は、濃く、大量だった。泡立つソープと絡み合い、黄ばんだ白濁汁が谷間で混合液を作る。

 

「まだ出てる……♥️ いいんですよ、全部お射精してください。お昼から我慢させちゃってたお詫びです♥️」

 

 はああ、と彼が悦楽のため息を漏らす。その間もおちんぽは精液を撃ち出しっぱなし。勢いよく吹き出す牡汁は、おっぱいで受け止めていなければ壁まで飛び散るだろう。熱くねばねばの精液が谷間に溜まっていく。

 

(凄い……いつもはこんなのが子宮めがけて飛び出てるんだ……♥️)

 

 下腹が切なくなる。さっきそこでおちんぽを擦っていたこともあるのだろう。彼のモノを、そこで感じたくなってしまっていた。

 射精の勢いが弱まり、やがて止まった。おちんぽを引き抜く。

 おっぱいは支えたまま。そこに溜まったたっぷりの精液に、圧倒されてしまっていた。

 

 彼がビキニを外してくれる。はらり、と床に落ちる布を気にすることなく、おっぱいを掴んで、左右に開く。ねばぁ~っ、と太い精液の橋が両乳房の間に掛かった。ソープも混ざっているそれは、泡立ち混ざり合って大量の粘液と化していた。谷間にへばりつきながらも重力に引かれて私のお腹を流れ落ちていく。精液の青臭い匂いとソープの爽やかな匂いが重なって、嗅覚をきつく刺激した。

 

「すうっ……はぁー……♥️ 何コレ、くらくらします♥️ 脳に直接刺さるみたい……♥️」

 

 深呼吸して彼の精臭を味わう。こんな強烈な匂い、今まで嗅いだコトもないし、これからもそうだろう。お酒よりも高純度に、私の脳を酔わせていく。

 射精から一息ついた彼が私の唇を奪った。ちゅ、ちゅっという軽いバードキスだ。その合間に、悪くなかった、とぶっきらぼうに言う。

 

「ふふ……♥️ そうですか、悪くなかったですか。それならやった甲斐がありましたね♥️」

 

 勿論それは照れ隠しだと判ってる。その証拠に、彼は私を強く抱き締めて──早くもまた勃ち上がったおちんぽを、私に押し付けているのだから。

 

「おちんぽ、まだ全然行けそうですね♥️ 次は……え、ま、またぱいずり? うーん、それもいいですけど、出来れば────」

 

 子宮の切なさを抱えた私が、違う場所への挿入をお願いしようとした時。

 ────がちゃり、とシャワールームの扉が開いた。

 反射的に私も彼も固まってしまう。中に入ってくる音が聞こえた。どうやら足音と会話から 数人のグループらしい。

 静かだと不審に思われるからか、彼がシャワーを弱めで流す。それに気付いているのかいないのか、グループは向かいのシャワールームで汗を流し始めた。どうやら3人いるらしい若い男性のグループが何やら不満を話し始める。すげえ美人だったのに、おまえがヘマしたからだ、一人でいるからナンパ待ちかと思ったんだよ────そんな会話。

 

(あ……この人たち、もしかして)

 

 彼と目を合わせると、こくんと頷かれた。

 やっぱり。これ、さっき私をナンパしてきた人たちだ。この様子だと収穫はなかったらしい。彼らは見付けた獲物の中でも最も惜しまれる私に未練があるらしかった。

 一人が、滅茶苦茶美人だったし胸はデカいし、あんな女と一度やってみたい──と言って、他の二人が同意する。……恥ずかしいというか、なんと言うか。まあ、そういう目で見ているのは判っていたけれど。

 まったく、早く出ていってくれないかな、と俯く。

 と、下げた視線の先。彼のおちんぽの異変に気付いた。触れてもいないそこは、明らかにさっきよりも膨張している。

 

(…………もしかして)

 

 また悪戯を閃いてしまって、彼の耳元で囁いた。

 

「ちょっと……おちんぽ勃っちゃってますけど。もしかして、興奮しちゃってます?」

 

 ぎくり、という彼の顔。それが面白くて、攻勢を強めていく。

 

「やっぱり。見られるかも、っていう興奮からですか? ……それとも」

 

 彼らはまだ、私への未練を口にしている。

 金を積んででも一発ヤリたいとか。

 あの胸を掴みながら、バックでハメてひいひい言わせてえとか。

 ああいう女と付き合えるなんてどれだけ幸運なんだよとか。

 欲望に満ちた、私との性交を夢想する言葉。

 だから、

 

「それとも……優越感覚えちゃってます? ああやって他の男性がエッチしたくて、でもぜったいできない人妻と、自分はやりたい放題なんだ、って♥️ 桜は俺のちんぽで堕としたんだぞーって、俺のモノは強いんだぞっていうオスの優越感……♥️」

 

 びきびき──と音が鳴ったような錯覚。

 私の言葉に釣られたのか。彼のおちんぽは、ますます硬度をあげていた。もはや直立しているような角度で上向き、穴に潜り込むのを待っている。

 ぱいずりで吐精したというのに、まだ足りないどころかよりエスカレートして女体を求めている彼の怒張。

 それを慰めてあげるのは、勿論。この場に一人しかいない。

 

「いいですよ♥️ おちんぽがそんなにイライラしてるのも私のせいですし。ほら、あの人たちにバレないように……ゆっくり挿れちゃいましょう♥️」

 

 立ち上がり、壁を背にしてもたれ掛かる。

 躊躇していた彼だけど、私が腕を引くとすぐに覆い被さってきた。壁と彼の身体の間で挟まれてしまう。ちゅぱちゅぱと唇を合わせる。勃起はもう最高潮だ。

 彼が腰を落とすのに合わせてつま先立ちになり、高さを合わせる。なんの抵抗もなく、にゅるりとおちんぽが膣に挿入された。

 

「ん、む……っ♥️ むちゅっ♥️ んふっ♥️」

 

 膣肉を味わうように差し込まれたおちんぽは、肉壁を掻き分けながら子宮へと近づいていく。

 さああ、とシャワーの水滴が肌を打つ中。亀頭が子宮口をノックした。

 

「あん♥️ また届いちゃった……♥️ なんだか、いつもよりおっきくないですか♥️」

 

 3人に聞こえないよう、声をひそめて言う。

 明らかに通常時の勃起より大きくなっているおちんぽに突かれ、快感が込み上げる。どうやら彼もいつにない締め付けを感じているらしい。おまえこそいつもより濡れてるぞ、とイヤらしいコトを言われてしまう。

 

 彼がゆっくり腰を引く。膣の襞をこすりながらおちんぽが抜かれていく。あまりの快感に身体が震えてしまう。またゆっくりと挿入されるのに合わせて私の方も腰を突き出して、気持ち良いところに当たるよう調節する。それだけじゃなく、私ばかり気持ち良くなるわけには行かないとおまんこを目一杯締めて彼のおちんぽをコキ上げる。彼らに気付かれないように、いつもならぱんぱんと肉を打ち合うところを極力静かにピストンし合う。

 

 汗が吹き出しているからか、シャワーを浴びながらだというのに彼の濃厚な匂いに包まれて頭がくらくらする。逞しい腕で壁に磔にされ、彼の肉槍で貫かれていく。声が漏れそうになって、彼の胸板に顔を押し付ける。一度の往復に数十秒を掛けた低速ピストン。いつもの射精と絶頂だけを求めた激しい交わりとは違う、相手の感触を存分に確かめ合う抽送。ゆるやかで気だるささえ覚えるセックスだった。

 

 だというのに、

 

(なんで、こんな……むしろいつもより気持ち良いくらい…………♥️♥️)

 

 私のおまんこは、それこそ今までで一番という程の快楽を味わっていた。彼もそうなのだろう、表情を見れば判る。初めて見る顔でうっとりと私の膣を堪能している。

 彼が壁に当てていた手を離して、私を抱き締める。こちらもとっさに抱き返した。私を屈服させるための、彼に屈服するためのエッチじゃない、ただ相手を求めるためのセックス。

 

(そっか……♥️これまでの身体だけのエッチと違って、これは……♥️)

 

 今日のこれまでのコトを思い出す──お互いのコトを知ろうとして、一緒に時間を過ごして。独占欲を出されたり、悪戯してみたり。そんな二人の時間からの、相手を想ったスローセックス。

 

 だから、いつもより気持ち良いのはその為。これまでの身体の相性だけにかまけたエッチとは違う。お昼に確認したコトだ。身体だけでなく、心の相性はどうなのか、と。結果は心も相性抜群だった。それを自覚してから、初めて相手と心を触れ合わせた後のエッチだから、心と身体が重なりあってしまった。

 身体だけでもあの気持ち良さだったのだ。心まで紐付けされれば尚の事だろう。この他人がいる状況で、いつものような私が一方的に潰されるセックスが出来なかったのが逆に効果覿面になってしまった。今の私たちを他人が見れば、仲睦まじいカップル以外の何にも見えないだろう。そしてそれは、あながち外れでもないのだった。

 

 ────桜、桜っ。

「あッ♥️ んんっ……♥️ きゃ、首筋舐められたらくすぐったいです……♥️ ちょっと、キスマークつけちゃ駄目♥️ 私だって跡つけちゃいますよ♥️」

 

 かぷ、と彼の肩口に噛みつく。腰を卑猥にくねらせて性器を擦り付け合う。胸をたぷたぷと揺らされ、肌が水滴を弾く。

 ふと、3人の会話が聞こえた。あのとき私の正面にいた人が言う。

 

 でもさ。あの女、なんとなく人妻っぽかったよな。雰囲気とか。

 ────あんな人妻が身近にいたら、寝取っちまいたいよなあ。

 

「あは♥️ あんなコト言ってますよ、まるで貴方みた……え、ちょっとっ、いきなりっっ……!?♥️♥️」

 

 びゅる、ぶぴゅるるる、どぷどぷっ──と。

 予告もなしに、私に挿入されたおちんぽが射精していた。子宮口に熱い液体がぶちまけられる。彼に痛いくらいにお尻を掴まれて、腰と腰を密着させられた。私も彼の肩の辺りに額をくっつけて身を震わせる。声を上げて快感を逃がすコトも出来ない。私も彼も芯に直撃する絶頂感をまともに受け止めて、お互いにすがりつくコトしか出来なかった。

 

「はっ、ふうっ、ふぅー…………♥️ いっ、今のアクメ、なんだか……♥️」

 

 なんだか心に響くような、心に染み渡るような、優しく甘いアクメだった。

 彼を見上げる。……それで、びっくりした。こんな蕩けた彼の目を、初めて見たから。

 外野が寝取りたいと言った人妻をまさに寝取りながらのいちゃらぶエッチで堪え切れなかったのだろう。射精も私のアクメも手のひらの上で掌握してしまう彼が、初めて性感に翻弄されていた。

 彼が腰を離そうとしたので、ぎゅっと抱き付いた。何故かまだ離れ難かった。

 

「なにおちんぽ抜こうとしてるんですか? まだガチガチじゃないですか♥️ いっぱい溜めて来たんだから、もう一度くらいは楽勝ですよね?」

 

 彼に言うと、応じるようにおまんこの中のモノがまた勃ち上がる。

 彼も本心ではまだ私に中出ししたいのだろう。おちんぽを抜こうとしたのは、セックスをコントロール出来ない自分に戸惑ったからだ。でも逃がしてあげない。彼のおちんぽは私を求めてるし、何より、私もまだ彼が欲しい。

 

 挿入したまま彼に持ち上げられられる。膝裏から腕を回され、私は彼の首に抱き付いた駅弁の体位。背中を壁に預け、ぬぷぬぷと突き上げられる。

 流石に音がしてしまい、大丈夫かと思ったけれどいつの間にかあの3人は出ていったようだ。どうでもいいので気付きもしなかった。とはいえ、やっぱりいつもの激しいエッチとは違う。子宮口をこじ開けようというピストンじゃなく、ねっとりほぐすように押し上げる。じんわりした快感が子宮を痺れさせた。

 

 ぱちゅ、ぷちゅ、と腰を揺する。股間はハメて、唇も重ね合う。また誰か来るかも、という心配は頭の中から飛んでしまっていた。彼との甘いエッチを味わうコトしか頭にない。子宮もいつも虐められるおちんぽが優しく抱いてくるから驚いているようだ。それにも段々慣れてきて、優しく口を開き始めてる。

 

「あ……またおちんぽ膨らんできましたよ。もしかして、また出ちゃいそうですか? さっき射精してからまだ3分も経ってないのに、ずいぶん早漏さんになっちゃいましたね……♥️♥️」

 

 ぐう、と彼が歯を食い縛る────でもおまんこにぴゅるぴゅる精液が漏れちゃってるのが丸わかりだ。これ幸いと子宮口が亀頭を吸い上げる。深く相手に挿入されるこの体位で、彼の方も追い込まれていたらしい。もう切っ掛けがあれば暴発してしまいそう。

 射精を堪えようとしている彼を見て、少し笑みが零れる。なんだか子供っぽささえ感じる様子に、早く楽になっちゃえとおまんこを締め上げる。追い討ちを掛けられたおちんぽが致命的に震えた。ピストンが止まって、彼が私を壁に押し付けて身体を強ばらせる。

 

「────いいですよっ♥️ 我慢しなくて大丈夫です、私のおまんこでおまんこで精液お漏らししちゃいましょうね♥️ 心配しないでください♥️ 全部子宮で受け止めますから……♥️♥️」

 

 来る、と察知して。彼の射精を促した。

 それと同時。

 

 どぴゅ、どぷどぷどぷっ♥️♥️ びゅるびゅるびゅる~~っ……♥️♥️♥️

 

 ……また、漏れ出てしまうような射精。吐き出される一回一回が長く、大量だ。あまりおちんぽの跳ね上がりは大きくない。それこそお漏らしのような垂れ流し射精で私の子宮が満たされていく。

 

(まだ出てるっ……♥️ これ、量も今までで一番多い……♥️)

 

 溜めたぶんを全部放出しかねない射精だ。あまりに多すぎて膣口から溢れてしまっている。

 彼の荒い息を耳元で聞く。勿論私もキモチいい、いいんだけど────今回ばかりは、どうやら彼の快感の方が勝っているみたい。苦しそうにさえしながら、私へ精を注いでいく。必死でおちんぽを押し付けてくる彼に、こちらからもおまんこをぐりぐりしてあげる。

 

 長い長い射精が終わり、今度こそおちんぽが引き抜かれた。床に足をつく私へ彼が、悪い、我慢出来なかった────とちょっと恥ずかしいような、拗ねたような風に言う。

 

(うわ。そんな顔初めて見た。

 …………なんだろ、この感じ。まるで)

 

 心の柔らかい所が引っ掛かれるこの感じは。

 

(まるで────先輩に感じるみたいな)

 

「…………あ、おちんぽ綺麗にしますね。そのままでいてください、舐め取りますから」

 

 彼の足元にうずくまり、おちんぽに舌を這わせる。

 ぺろぺろと優しく舐めると、彼が耳をくすぐってくる。彼とお揃いの、銀のイヤリング。

 

 今まで彼との快楽に溺れていても、それはただ単に身体の関係だと思っていた。それが感情を上回るコトもあるかも知れないけれど、彼の情婦に堕ちてしまったけれど、愛情自体はあくまで先輩のモノだと。……けれどどうやらそうでもないらしいと、意外と落ち着いた心で受け止める。

 

 

 私はようやく、身体だけじゃなく心まで彼に奪われかけているコトを自覚した。

 




次はこの続きか連載の方か。五分五分な感じ
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