※この作品はR-18です。

ドラゴンテイル 辺境航路(エター   作:猫弾正

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手長04

 ヒースやコケモモが疎らに生い茂っている丘陵の起伏を、上着を破かれて上半身剥き出しになったエルフの娘が、荒い呼吸を繰り返しながら無我夢中に昇っていく。

棍棒に激しく打ちつけた腰骨が、体の何処かしらを動かすたびに酷く痛んだ。

打撲を庇いつつの歩調はどうしても遅くなりがちで、此れでは走って逃げ切るのは到底無理なようにも思える。

 時折、ふらついては蹴躓き、足を滑らせては滑り落ちながらも、どうにか丘陵の頂にまで登りつめると、翠髪の娘は苦しげに喘ぎつつ夕闇の迫った四方の景色を見渡した。

隠れるのに良さそうな場所はないかと忙しく首を動かして探すものの、皮肉にも日没直前の今になって空を覆い尽くしていた灰色の雨雲が急速に散りつつあった。

その癖、剥き出しの白い乳房を濡らす小雨は、降り止む気配を一向に見せない。

初冬の冷たい雨滴が形のいい双丘の間を流れ落ちて、容赦なく半エルフの体温を奪っていった。

少しでも体温の低下を防ごうと擦り切れそうに薄いマントを体に巻きつけるが、如何ほどの効果を期待出来るだろうか。

風が殆ど吹かず、雨の勢いも弱まってきているのだけが救いだった。

「縒りにも拠って……忌々しい」

呟きながら、鵜の目鷹の目で周囲を見回しつつ、今度は慎重に丘陵の傾斜を降りていく。

周囲の潅木や岩、窪みなども奇妙に明るい夕陽の茜色に照らされ、人一人隠れるのさえ難しく思えた。

呼吸をする度に鈍い痛みを訴えてくる腰を擦りつつ地衣類を踏みしめて探し歩くと、ようやくにねじくれた柳の近くに、手頃な岩と大きめの草叢が幾つか連なっている都合のよさそうな箇所を見つけた。

 

 幸いにして、翠髪の娘は半エルフ族としてはそれほど背の高い方ではない。

小柄な体は隠れるには有利に働くものだ。

岩も彼女が身を隠すに丁度よい大きさであり、また幾つかの草叢のいずれも充分に半妖精族の小柄な体躯を覆い隠してくれそうだった。

此処に隠れよう。そう思いついて、思わず顔を綻ばせながら駆け寄るが直ぐに思い直す。

盗賊だって馬鹿ではないだろう。私の隠れていそうな場所を探してまわるに違いなく、そうなれば此の場所も直ぐに見つかってしまう。

だが、他に良さそうな場所を探すだけの時間の猶予も、体力の余裕も、最早エルフ娘には残されてなさそうだった。

 尖った耳の持つ優れた聴力が、後ろから着実に迫り来る盗賊の卑しげな笑い声を確かに聞き取っていた。

此処は一か八か。賭けに出るしかないようだと思い定めて、痛みを堪えながらエルフ娘はゆっくり岩へと歩み寄っていった。

 

 

「お嬢さん、何処へ行ったのかな?

 へっへっへっ、俺様からは逃げられないぜ」

 小男は脅かすような言葉を周囲に大声で告げながら、エルフ娘が隠れているとおぼしき場所へと少しずつ近寄ってきた。

「なにしろ、このダーグ様は鼻が聞くんだ。特に女の匂いを嗅ぎ分けるのさ。

 くんくん。すぅーすぅーってな。今もお嬢さんのいい臭いがしてくるぜ」

 黒髪の女剣士であれば我慢できずに吹き出してしまったに違いない小男の滑稽な脅し文句は、

しかし、非力なエルフ娘にとっては心底恐ろしい言葉だった。

寒さに耐えようと思ったのか。恐怖に持ち堪えようとしたのか。

隠れた場所で己を抱きしめるように腕を交差させると、半エルフは目を瞑ってキュッと身を縮こませた。

 

「くっくっくっ、近くにいるのが分かるぜ」

 人が隠れる事の出来そうな大きな潅木へと忍び足で小男は近づいていく。

足音を忍ばせても声を出していては全く無意味なのだが、何故か気づいていないようだ。

「其処だ!」

さっと飛び出して潅木の後ろへと回り込むが、其処には誰もいない。

舌打ちすると誰に云うでなく失敗を取り繕う。

「へっへっへっ、お嬢さん。安心したかい。

 だが、残念ながらダーグ様は安心させて、じわじわと追い詰めるのがお好みなのさ」

 

 

 半妖精の小振りな胸は、不安と恐怖に張り裂けそうに高鳴っていた。

賊の場所を探ろうとして澄ませている尖った耳が時折、無意識のうちに痙攣していた。

近づいてくる足音を耳に捉えて、棍棒を強く握り締めながらエルフ娘は強く歯を噛み締めた。

使い慣れた樫製の棍棒は、眼帯の盗賊の所へと置き忘れてきてしまった。

今、手にしているのは近くで枝を折って作った即席の棍棒で、どうも棍棒としては軽すぎるような気がしないでもない。

人は誰でも手持ちの札で最良を尽くすしかないのだ。

そう自分に言い聞かせながら、不安を押し殺していた。

隠れるより、距離を稼いだ方が良かっただろうか?

盗賊は思ったより、のろのろと近づいてくる。

普通に走ってれば、日没まで逃げ切れたかも知れない。

 

 そこで過ぎた事を考えているのに気づいて、フッと笑って首を振った。

私の悪い癖だ。考えすぎる。

後は対決するだけだ。

意識して腹を決めると、対決の瞬間まで無言で耐えることにする。

片目の賊や筋骨隆々の頭目には、殺伐とした雰囲気が漂っていた。

此方を竦ませるような、逃げ切れないと思わせるような、そんな執念深げな恐ろしい迫力が、しかし小男には感じられなかった。

あいつになら、勝てる。そう自分に言い聞かせながら、

あの娘は、無事だろうか。

最後に想いを馳せたのは、街道に残って戦っているだろう黒髪の剣士の事だった。

 

 

 エルフ娘は岩陰で蹲っているのだろうが、残念ながらマントの端が僅かに見えていた。

獲物の隠れているだろう場所を見つけて、小男はにやりとほくそ笑んだ。

「さて、何処かな。お嬢さん。へっへっへ。脅えているね?

 俺の鼻は、恐怖の臭いを嗅ぎつけるのさ。へっへっへ。恐怖の帝王なのさ。

 俺が恐怖を支配するんだ」

支離滅裂な下らないお喋りをぺちゃくちゃと口から垂れ流しながら近寄ってくる。

 奇妙な話だが賊のお喋りの声が迫ってくるにつれて、エルフ娘は随分と頭が冷静になり、また気持ちが落ち着きを取り戻した。

追跡される場合は、追っ手が無言の場合の方がよっぽど恐い。

相手の意図を察することが出来ず、敵に対する恐怖に未知への畏れが加わるからだ。

 

「へへ、お嬢さん。かくれんぼはそろそろお終いだぜ。今度は別のお楽しみさ」

鼻息を荒げながら、エルフ娘が隠れている岩へと足早へ近寄っていく。

もう少しで、女を捕まえてやる。そうしたらお楽しみだ。ジャールの野郎の前で抱いてやろう。あいつはさぞ悔しがるだろう。

「それで隠れてる心算かい?……其処だ!」

舌なめずりしつつ、ダーグは岩肌から端っこだけ出ていたマントを掴むと、思い切り引っ張った。

岩に結ばれたマントはびくともしなかった。

「……へ?」

 

 惚けたような間抜け面で立ち尽くす小男の背後。繁みのある窪地から泥中に隠れていたエルフ娘が、棍棒を手に無言のままに飛び出した。

上半身剥き出しで髪の毛から顔、胸、背中に至るまで泥まみれの半エルフは、突進した勢いをそのままに乗せた横殴りの一撃を小男の即頭部へと叩き込んだ。

 

 非力にして急所も知らず、技も持たず体格も華奢なエルフ娘の一撃など、少しでも修羅場を潜るか、幾らかでも強靭な相手には通じなかっただろう。

少しでも戦い慣れた相手なら遮二無二に距離を取って改めて反撃を試みたに違いないし、屈強な相手なら殆ど痛痒を覚えないか、苦痛など無視してすぐさま飛び掛ってきただろう。

幸いにして、小男はそのどちらでもなかった。

 

 小男の瞼の裏に火花が散った。

目が眩むような打撃に悲鳴を上げて、よろめき後退する小男を容赦なく追撃した。

ダーグも棍棒を振り回して必死に抵抗するが、首筋に再び強烈な一撃を喰らい、怪鳥の如き悲鳴を上げて仰け反った。

いまや狩る者と狩られる者の立場が完全に逆転した事を悟って、此処が先途とエルフ娘は死力を振り絞った。

 小男も必死に獲物を捕まえようともがくが、エルフの振り下ろした棍棒のうちの一発がその手首を捉えると、枯れ枝をへし折るような音を立てて変な方向に曲がってしまった。

「ぎゃああ!折れた!俺の手首が折れた!止めてくれ!もう戦えないよ!」

ダーグは、今の今まで何をしようとしていたのかを忘れたように悲鳴を上げて逃げ始めた。

 

「ぎゃっ!」

背中を丸めて逃げ回る小男を、エルフ娘は必死で兎に角、滅多打ちに打った。

「やめっ!いでっ!たっ、助けてくれ!お願いだ!」

泥濘を転がり、這いずって遠ざかろうとし、それが叶わないと見るや、ついに命乞いを訴え始める。

地べたに膝をついて、ひいひい喚きながら、

「助けてくれ。俺は 助けて 

 参ったよ。降参だ。助けてくれ。命だけは。おいらが悪かったから」

エルフ娘はさらに数発殴りつけた。

手首や腕、顔が赤く腫れ上がって、小男は遂に啜り泣き始める。

どうやら本当に抵抗する力はなくなったようだ。

殴打が止まった。息を乱しながら、見下ろしている。

それでもエルフは油断せずに棍棒を構えていた。

 

「ひっ、命は、命だけは ほら、折れてんだよ?俺。もう戦えない。ね?」

何がおかしいのか、小男はへらへらと笑顔を浮かべて命乞いをしてきた。

或いは、此れで媚びてる心算なのだろうか。

エルフは顔に棍棒を叩きつける。

「ひい!」

 悲鳴を上げて哀れっぽく啜り泣きを続けている賊を前に、翠髪の娘の荒々しい気持ちは薄れていた。

逃がしたらどうなるだろうか。

一度逃げて仲間を連れて戻ってくるとしても、その頃には自分は此の場所を離れている。

そして闇夜の下では、少人数の人間は逃げる半エルフを補足するのは難しい。

 盗賊は媚びた醜悪な笑顔を浮かべ、ずるそうな眼で翠髪の娘の顔を窺っていた。

剣士はどうなっただろう。ぼんやりと考えながら、急に何もかもが面倒になった。

「行けっ!行ってしまえ!」

小男が飛び跳ねるように立ち上がると、何処にそんな元気があったのか、

飛ぶように走り出した。

「ひひひっ」

媚びたような脅えたような表情を浮かべ、小男が駆け去っていく。

酷く疲れた表情で棍棒を投げ捨て、半エルフは虚ろに視線を彷徨わせた。

 

 

 まだそれほど遠くに行ってなかった小男が突然、叫んだ。

「おーい!ミューの姉貴!おいらだ!ダーグだ!」

近づいてくる人影を睨みつけ、其処に仲間の姿をを見つけた賊徒は、先ほどまでの屈辱を晴らしてもらおうと勢いよく大地を駆ける。

「ひっひひっ、お前はもうおしまいだぜ。ミューの姉貴はな。短剣使いよ。

 この前も生意気なドウォーフの戦士を決闘で仕留めた、凄腕なのよ」

半エルフを振り返って脅し文句を連ねると、エルフ娘は目を閉じて数瞬、苦い表情をした。

それから小男の走り去る方角をじっと見つめていたが、やがて一旦は投げ捨てた棍棒を拾うと据わった目付きでゆっくりと歩き始めた。

 

 

「嬲ってやる!嬲ってやるぜ!このダーグ様に楯突いたことを死ぬまで後悔させてやる!

 たっぷりと犯して、殺してくださいって懇願するまで痛めつけてやらぁ!

 この腕のお礼を……姉貴?ミューの姉貴?」

「……ジャールは?」

 赤毛の女賊は尋常の様子ではなかった。血の気の失せた顔色に切羽詰った表情。

服はズタズタに切り裂かれ、全身あらゆる所が刺し傷や切り傷で肉が切り裂かれていた。

始めは夕陽の照り返しかと思ったほどに、全身が出血で赤く濡れている。

掠れた声で搾り出すようにようように眼帯の賊の行方を尋ねてくる。

「へ?ジャールのや……兄貴なら、あの娘に目を潰されて。

 そ、それよりも、その有様はどうしたんで?」

 ミューの顔が強烈な絶望の翳りに覆われた。

顔が急激に蒼白になった。紫色の唇を動かして何か云おうとするが、声が出ない。

此処まで持たせてきた気力の糸が切れたのか。目から急速に光が消え失せていく。

聞く者の背筋を凍りつかせるような呻き声を喉から洩らすと、赤毛の女賊はそのまま大地へ崩れ落ちて、再び立ち上がることはなかった。

 

 呆然と立ち尽くしている小男の耳に、楽しげに奏でているハミングの音色が聞こえてきた。

見上げると、仲間に包囲されていた筈の黒髪の女剣士が地面をしっかりと踏みしめながら、近寄ってくる姿が目に入る。

「……おめえ、何で此処に?」

湧き上がってきた恐怖に背筋を震わせて呆然と尋ねる小男に、女剣士が肩を竦めて答えた。

「足跡を追って。濡れた土だから助かった」

当たり前だろうと言いたげな呟きに、小男は全身を瘧のように震わせながら叫んだ。

「そんなことを聞いてるんじゃねええ!」

 質問の意味をわざと誤解して応えた女剣士は、くつくつと笑いながら思い出したついでのように賊に仲間の末路を教えてやった。

「ああ、お前の仲間なら皆死んだぞ」

「死んだ?みんな?」

ヴェルニア語で話された単語が理解できないとでも言いたげに鸚鵡返しに呟く小男を、女剣士は鋭い視線で射抜いた。

「私が殺した。バラバラに切り刻んでやった。手応えの無い者共であったよ。

 あれならゴブリンの雑兵の方が幾らかマシというものだ」

 無言で口をパクパクと動かしていた小男の顔芸は、顔色を真っ赤にしたり、真っ青になったりして中々の見物だった。

「……で、私の連れは何処だ?何があった?」

虫でも見るかのような冷たい瞳を向けて尋ねるが、賊は訳の分からない事を喚き続けている。

黒髪の女剣士は五月蝿そうに眉を顰めると、いきなり賊の太股を突き刺した。

「きゃ!」

さらに剣を振るう。小男の右耳が飛んだ。

「びあ!」

痛みに身を捩りながら、再び跪いて賊は無意味な命乞いをし始める。

「次は鼻を飛ばす。その次は目だ。さっさと質問に答えろ」

 

「あの女は無事だ……です。ジャールの兄貴もあいつにやられて。

 今頃は遠くへ行っちまったと」

「ふむ……お前たち二人を倒してか?」

「へっ、へえ」

何かに興醒めしたのか。黒髪の娘は奇妙に醒めた眼差しで丘陵の彼方を見つめていた。

散々に叩きのめされような小男の有様を見るに、どうやら事実を話しているのだろう。

「荒事は苦手……か。囮にされたのかな」

なぞるように呟いて、詰まらなそうに黄玉の瞳を細めた。

「……その……もう行っていいですかい?」

恐る恐る尋ねてみる。

 

 背中に目をやる。一瞬だけ切れ長の瞳を軽く瞠ると、直ぐに小男に視線を戻した。

「ん?……ああ。私はお前の命などに興味はない。

 が、彼女は如何かな?」

 

 背後に急速に足音が近づいてきた。直ぐに止まる。

小男の背筋を冷たい汗が流れた。

翠髪の娘は、氷のように冷たい蒼い瞳で賊を眺めると、おもむろに棍棒を振り下ろした。

 

 

 

 滅多打ちにされて頭蓋を割られた小男が、地面で痙攣しながら大小便を垂れ流していた。

半エルフは、しばし荒い呼吸で肩で息をしていたが、

脳漿と血液と排泄物の濃密な臭気に、突然、こみ上げてきたのか。

中ほどから折れた棍棒を投げ捨てて、胃の内容物を吐き出した。

先ほど食べた黒パンと兎肉の吐瀉物を情けない思いで見つめ、涙を流しながら胃が空っぽになるまで蹲り、最後には四つんばいで吐き続けた。

 

 身を守る為に戦った事は幾度かあって、相手が結果的に『死んだ』事もあったけれども、

明確な殺意を持って『殺した』のはエルフ娘にとって此れが初めてだった。

女剣士は、まるで死体が見慣れたものであるかのように濃密な臭気の中でも平然としていた。

口の端を吊り上げた冷笑から、一転、優しげな微笑に切り替えると

「よく頑張ったね」

女剣士はエルフの娘を優しく抱きしめた。

 

 エルフの娘は酷い有様だった。彼方此方すりむいて上半身は完全に裸で泥だらけ。

下半身も股の辺りに襤褸切れを纏っているだけで全裸に近い。乞食よりも酷い格好だった。

髪も泥に汚れて、肌には複数のすり傷や打撲。鼻血も出している。

内容物を全て吐いてからも、胃が痙攣し続けているで苦しげに喘いでいた。

勝ったというより、機知なり機転なりを働かせて辛うじて危地を切り抜けたに違いない。

心身ともに疲れ切った彼女に、毛皮と人肌の温度はとても心地よい。

「……う、ああ」

 女剣士の優しい暖かさに包まれて、泣き出しそうになった瞬間にエルフ娘は気づいた。

自分はぼろぼろだが、女剣士の方はまるで無傷だと

のそのそと離れると、なにやら疑わしげな目で人族の娘を見つめた。

「ん……どうした?」

「三人はなんとかなる。五人相手は厳しいと云ってたな」

エルフの視線に黒髪の娘は、何となく居心地悪そうに身動ぎした。

「……そうだったか?」

一瞬前まで自分も半エルフを疑っていただけに、女剣士はやや歯切れが悪くなる。

「……貴方は傷一つ無いように見えるのだけど」

「一つ誤まれば私がやられていても不思議では無かったよ?」

嘘か真か分からぬが、黒髪の娘は優しげな微笑を向けながらしれっとした表情で応えた。

 

 

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