「やってくれたね」
「すいません、やっちゃいました」
和室で机を挟みながら話す男女。
女性の名前は沙耶宮 馨。
甘粕の上司に当たり、正史編纂委員会の次期総帥候補にして沙耶宮家の次期頭首。組織内でも中心に立ち、カンピオーネである涼とはそれなりに長く深いお付き合いをしている間柄。
そんな人物の懐刀の甘粕と馨が二人で苦い顔しながら話している内容は、本日、万里谷 祐理の霊視による鑑定をお願いしたところどうも狼に属するものだったらしく運悪くカンピオーネの一人、サーシャ・デヤンスタール・ヴォバンの有する狼の権能に反応して霊視が引っ張られてしまった。簡単に言うと祐理の霊視でヴォバン侯爵を覗き見してしまったわけだ。
勿論、それだけで終わればよかったのだが、祐理はヴォバン侯爵が数年前に起こした儀式の生贄、そして涼はヴォバン侯爵とは一度は刃を交えた仲。つまり、戦う口実を手に入れたヴォバン侯爵は獲物を見つけて肉食獣の如く笑みを浮かべて現在、飛行機で日本に向かっていることが調べで分かっている。
「流石に言わないとヤバイかな」
「言っても、言わなくてもヤバイですけど、どっちかと言えば言った方がまだましな方かと」
涼はヴォバン侯爵のように無暗矢鱈に権能を使うことはないが、それは何も無い場合のみだ。身内に手を出されたならば、涼は一切の躊躇なく戦いを選択する。
過去に『獣群師団』が結成して直ぐの頃に構成員目当てにある組織が手を出したことがあったが一日とたたずして歴史200年を超える組織はこの地球上から跡形もなく消滅した、というよりも滅ぼされたと言った方が正しい。文字通り王の怒りを買った結果だ。
それがヴォバン侯爵を招いた実質の原因である正史編纂委員会に振り下ろされれば日本から正史編纂委員会は消えて無くなる。
いま彼等に取れるのは正直に話すか、話さないかの二択したない。
「じゃあ、甘粕さん。説明頑張って」
「……え」
こうして甘粕は戦場どころか、処刑場へと向かうことになった。
@ @ @
「へぇ~それで、あのクソジジィを呼び寄せたってか」
絨毯の上で床に額を擦りつけて土下座する甘粕。目の前にいるのは胡坐をかき、片手で巫女の服を着た、祐理の腰に腕を回して抱き寄せる。
若干、照れて顔を赤くしているけど、祐理は抵抗することはなく俺の傍にいる。
「はい、すいません」
「まあ、いいや、どうせクソジジィことだ。アテナと戦う為とか、まつろわぬ神を招来する為とか言ってそのうち日本に来ただろ」
正直、いつか戦うとは思っていた。
カンピオーネになってすぐの一件でというかヴォバン侯爵とは一度戦っている結果は、ドニの乱入とかで引き分けのような形で片付いたが今回に関してはそんな決着は望めない。
「……どっちにしろ向かってるなら戦うしかないだろ。話し合いで収まるなんて玉じゃないし、そもそも目的は戦う相手が居なくて暇なんだろうさ」
カンピオーネは戦いを求める。それこそ三大欲求の様に命懸けの戦いを欲する。血が滾るような、命が燃え盛るように熱くなるような言葉にし難い感覚が戦いの中だけにある。多分、それはカンピオーネになった者だけが感じるものがある。それをあのクソジジィは求めているんだろう。
「すいません、私のせいでヴォバン侯爵と戦うことになってしまって」
甘粕さんが帰った後、祐理は暗い顔をしている。
どうせ霊視したことでも後悔してるんだろう。
「気にすんなよ。言ったろヴォバン侯爵は遅かれ早かれ日本に来るってさ、暇潰しの相手でもしてやれば満足して帰るさ」
まあ、その満足させるってのが難題なんだがな。
相手は当代で最古参のカンピオーネ。調べではおよそ三百歳。それだけ長い間戦い勝利を収めてきた証明であり、権能は磨かれている。それだけ権能一つ一つが厄介になってくる。
どうせ俺と戦った後にアテナと戦い、リリアナと祐理をまつろわぬ神を招来させる生贄として連れて行くだろう。そう考えると腹立つな。
一人どうやってヴォバン侯爵の一件を片付けようかと考えていると俺の顔を不安そうに覗き込んでくる祐理。
十秒ほど見つめ合ったのちに久しぶりいいかと思い、祐理を押し倒した。
「え!あ、あの!涼さんえっと…その…」
「いつヴォバン侯爵が日本に来るか分からないんだ、その前に呪力のストックをしておくに越したことはないだろ」
俺は面と向かって、祐理に性行為をしようと言っているわけだ。それに祐理とは初めてじゃない。ヴォバン侯爵との一戦から数週間後に日本に帰国する途中に運悪く出くわしたのが”まつろわぬデメテル”だった。
搦め手が多く、正面戦闘が主だった敵ばかりと戦ってきた俺からすると随分と苦労したが、無事に倒して日本に帰ってきてから権能の効果を確かめる為という名目で俺の元に送られてきた祐理だ。
俺と日本の間に繋がりを作る為にと送られてきた祐理は愛人としてやってきたが、本人も儀式の一件で恩義がある俺の元に来ることを望んでいた。結局、彼女いない歴=年齢の俺が見事に祐理の性的な意味で頂いてしまった。
それからは組織『獣群師団』の地盤作りやらで忙しくて祐理を抱けていなかったからいい機会だ。
「嫌だって言うならしないけど」
押し倒されながらも抵抗する様子を見せない祐理にワザと質問すると。
「……私も…涼さんと、したいです」
顔をこれでもかと言うほど赤くする。
流石にリビングでするわけにはいかないのでお姫様抱っこで祐理を抱き、俺の部屋まで運び込みベッドの上に下ろした。
久々過ぎて緊張しているのか少し固い祐理。その緊張をほぐすためにいきなり本番には入らず、ゆっくりと進める。
「祐理、キスするぞ」
「は、はい!どうぞ」
ゆっくりと目を閉じた祐理と静かに唇を重ねる。
柔らかい。
熱い。
ゆっくりと唇を離す。
祐理はもう興奮しすぎたのか既に荒い呼吸をしながらも、次のキスを受け入れる準備が出来ている。
「悪い、祐理。俺さ我慢出来そうにないわ。久しぶりにお前とするのが嬉しいし、キスだけでそんな顔すんだもん、可愛すぎ。んちゅ、じゅる」
「えま、ちゅ、うちゅ…んぅ」
舌を伸ばし、祐理の唾液を堪能しながら舌を絡め合う。
甘い、味覚が感じ取る祐理の唾液の味。変態みたいだが感じるものはしかたない。それに祐理の反応は随分と初々しい。唾液を口の中に入れてやれば懸命にそれを飲み干そうとコクコクと喉を動かしていくる。
舌を絡めるディープキスをしたまま、祐理の着用している巫女服の中に手を侵入させていく。肌を優しくなぞるように進み、たわわに実った二つの果実に手を近づけると指に触れる布。指に触れていたのはブラの代わりに、祐理が巻いていたさらしだった
「巫女服の時の下着ってさらしってやっぱりエロいな」
「っな!巫女装束をそんな風に言うなんて…罰が当たりますよ」
「その服を着てセックスしようとしている祐理はどうなるんだ」
谷間に指を入れて引っ張る様にしてさらしを剥ぎ取ると一切隠すものが無くなった、祐理の胸。激しいディープキスで感じたのか、ピンク色の乳首が固く主張している。
両手を祐理に手に当てると、少し力を入れてだけで指が胸に沈んでいく。固くなった乳首を指で摘まむと祐理の口からひゃ!と反応が返ってくる。
右手を胸から下に進み、お腹をさすりながらヘソを少しイジってから赤いスカート状のもの
「やっぱり濡れてた」
ショーツの上から指でなぞり、ぷっくりと固くなっている乳首にしゃぶりついた。舌で転がすように乳首を舐めていく。吸い、時には甘噛みしながら、右手の指でショーツの上から祐理のおまんこを撫でる。布越しにも分かるクリトリスを親指で潰すと。
「ふっ…んんっ…ふぁっ…❤」
「気持ちいいか、声出てるもんな」
「や、やめ、声出ちゃいま…っ❤」
口ではそういうものの抵抗はせず、寧ろ太ももを擦り合わせて体をくねらせている姿は一層、手を激しくしたくなる。
乳首から口を離して、祐理の足元に移動する。
「少し激しくするから我慢しないと声、リリアナたちに聞こえちゃうかもな」
「…はぁ…え、ちょ、何、してるんですか」
「何って祐理のおまんこを口で気持ちよくするんだよ」
祐理に脚で手を置き、左右に広げさせると愛液の染みが出来たショーツに口を当てる。布越しで舐める始める。
慣れない感覚にひっ!と大きな声が祐理の口から零れ、続けて押し寄せてくる快楽に声が漏れないようと両手で自分の口を塞いだ。
手で塞いでも声が漏れ出るくらいに快感を与えてやるからな。
舌で舐め、クリトリスを吸うとんん❤と手の隙間から漏れて聞こえてくる。
「ん゛ぅ❤❤ん゛っん゛❤」
クリトリスを軽く噛むと、祐理は腰を上げてプシュ!プシュ!ショーツの下から潮を漏らした。
「――――っ❤❤」
普段オナニーをしない祐理にとっては相当、強い快感だったんだろう。
口元についた潮を舐めとり、祐理の顔を見ると、イったことか、それともおまんこを舐めめられたことが恥ずかしかったのか顔を真っ赤にしている。
「派手にイったな」
「うぅぅ…すいません」
「ここからが本番だ、邪魔だから全部脱がすぞ」
祐理の着ているものを全て脱がし、俺も全て脱ぎ捨てると固く勃起して血管が浮かび上がるペニスから強烈な存在感を発揮する。
祐理は初めてだったこともあってしっかり目にしなかったモノに釘付けになっている。
「お、おっきい……それに太いです」
「それじゃ本番と行こうか」
ペニスを握り亀頭を、祐理の膣口にくっつける。
俺のペニスから流れる我慢汁と、祐理のおまんこから流れてくる愛液。
祐理も今からセックスをすると理解してなのか、口では何も言わないけれどふー♡ふー♡と聞いてるだけで興奮しているのが分かる荒い呼吸をしている。
腰を動かし膣口を越えて膣内を進んでいく。
きっつ!最後にやってから時間が空きすぎて締まりが元に戻ってる。
処女と変わらないくらいの締め付けが襲ってくるけど、すぐにイクのは流石に困る。
祐理を見ると、体を弓なりにして空気を求める魚のように口をパクパクさせている。俺がキツければそれだけ、祐理も、俺のモノで中をかき分けられる感覚を味わっていることになる。
それにしてもキツいな、締め付けがヤバイ。
「祐理の中めっちゃキツイよ」
「あ゛っ♡んぁ♡りょうさん」
突くたびに、大きな胸はぷるぷると美味しそうに目の前で揺れ、無性にしゃぶりつきたくなる。
その感情に逆らうことなく、目の前で揺れる胸の先端にかぶり付き。
甘い、母乳が出ているわけでもないのにそう感じる。祐理の肌を流れる汗を舌で舐め取り。胸など服を着れば見えないところにキスマークをつけていく。目に見える、俺のモノであるという証。
「祐理、お前は俺についてくるか。俺のモノになる気はあるか」
リリアナは、俺に肉体も精神も魂すらも捧げ、主従と服従を誓い結果、首に首輪型の淫紋が刻まれた。
祐理が俺の言葉に同意すれば、リリアナと同じように肉体も精神も魂も捧げることになり、取り消すことは出来ない。
祐理は優しく微笑むと、俺の頭を胸に抱え込む
「当たり前です。儀式の時に、涼さんに救われて以来、貴方に全てを捧げると決めております」
温かい。
肌を重ね合い、感じる温かさ。
祐理の胸から起き上がると、祐理の首にはリリアナの時と同じ首輪型の淫紋が浮かび上がっているつまり、祐理は俺に全てを捧げた。
「これでお前は俺のモノだ」
祐理の首を優しく撫で、首輪の効果を発動する。
子宮に重なる淫紋がストックした魔力量を視覚的に確認するためのものであるのに対して、首輪型の淫紋は主従と服従の目に見える証だけではなく、任意で発動する効果がいくつかある。その一つが発情。意識とは関係なく主である、俺の意思で強制的に発情させることができる。
「ぁ、あぁ…涼さん、からだ、体が熱いです…♡」
「試しに使ってみたけど結構良さそうだな!」
腰を動かして、祐理のおまんこを攻めると腰の動きに合わせて、祐理が軽く絶頂していく。
腰を引く時は膣内をカリで削り、前に出す時は子宮を強くノックすると膣内が痙攣して、絶頂したことが簡単に分かる。
「まっ…イクます♡…あっ、や♡」
発情の効果で簡単にイクようになった体は二度目のセックスで、俺専用になりつつある。
「祐理、そろそろ出すぞ」
腰ががっしりと掴み、子宮口にぴったりと鈴口をくっつける。
「はひ♡なかにたっぷりだひてください♡」
ビュルルッ!と子宮壁を強く叩くように、祐理の子宮へと俺の精液が発射される。
最後の一滴まで余すことなく射精して、ゆっくりとおまんこからペニスを抜くとべったりと愛液が絡みついている。
祐理は射精と同時に深い絶頂に至った。
「どうだ祐理、首輪型の淫紋の効果は」
「すご、かったですぅ♡……また、してくれますよね」
「ああ、今度はもっと長くな」
二人でのんびりとしながら、ふっ、と時計を確認すると既に五時半。いつもならリリアナが夕食の準備をしている時間帯。
二人で顔を青くしながらお風呂へと急いだ。
結局、夕食には間に合わず。俺はリリアナにお詫びとして夜のお付き合いをする約束をして何とか怒りを収めてもらった。