「あむちゅむ、あむ……」
お互いに激しいキスをする。舌をからめ合い、唾液が交じり合う。唇の隅から涎が零れ落ちるほどに交じり合って、もう何が何だか分からなくなる。
キスをしているだけなのに頭の中が興奮してきて真っ白になり。抱きしめている人が愛おしくて。満たされていることが嬉しくて。心の中は喜びで満ち溢れ、体は徐々に快楽に染まっていく。
吸血されて収まりかけていた性衝動が再び沸上がる。
「ぷはぁ……やぁ、んぐ、むぅ……」
思わず口を離して息継ぎをする。それでも、足りないとさくらはまた、激しいキスをしてきて。俺はそれを受け止めるのに精いっぱいだった。挿れていないのに、さくらは腰を押し付けるような動きをしてくるものだから、余計に興奮してしまう。
「ああぁ、あぁ……!!」
それから、さくらはキスの後に強く俺を抱きしめてきて、耳元で切なそうな声を漏らした。震えるような小さな高い声。抱きしめているさくらの身体が、がくがくと震える。それでも、さくらは収まらないらしい。
……まだ、発情期は迎えてない。それでも、彼女は普段よりも感じやすくなっているらしかった。一度でも欲情すると、身体が性的欲求を満たそうと反応してしまうのかもしれない。
「とまらない……とまらないの……!」
さくらは俺の手をゆっくりと、自身の秘部に導こうとする。だから、俺はさくらを振り向かせて背中から抱きしめなおす。そして、さくらの身体をゆっくりと愛撫し始めた。ソファに座った体勢のまま、さくらを膝の上に乗せて、後ろから彼女を慰めていく。
さくらのパジャマの中に右手を突っ込んで、優しくあそこに触れる。もうすでに下着のなかはドロドロで。愛液が溢れて、溢れて止まらないようだった。左手をパジャマのボタンの隙間に差し込んで、服を着せたまま、さくらの胸の膨らみに下着ごと触れていく。
胸の先端を、指先できゅうっと摘み、優しく揉みつぶす。胸のふくらみ全体を堪能するように、指で優しく包み込んでいく。動きは激しくせず、ゆっくりゆっくり焦らすように。痛くしないように、優しく優しく。
「やっ、ああぁ。あああっ。んんっ、そこ、は」
さくらは両腕で自分を抱きしめた。俺の腕に重ねるように強く抱きしめてきて、愛撫される気持ちよさに耐えているようだった。俺が指を動かすたびに、胸の先端とあそこから感じる快感が背筋を駆け巡っているようだ。何度も体をびくりと反応させている。
獣耳と尻尾も硬直して、わかりやすく反応していた。
俺はさくらを膝の上に乗せて、抱きしめるように密着しているから。服越しに感じる体温がとても熱い。着ているワイシャッツは汗で濡れていて肌に吸い付いている。だが、それ以上にさくらのパジャマの中は蒸れている。下のほうも、濡らしてしまったように愛液が染みになっている
「ああっ、ああぁ……!!」
背中から抱きしめて密着しているから、すぐ傍でさくらの喘ぎ声が聞こえてくる。高くて可愛らしい声。普段喋っている時とは違う声。いつもの彼女は物静かで、冷たい印象を与えてしまうのに。今の彼女は、恥ずかしさを堪えるような。どこか甘えるような声を漏らしている。
愛撫するたびに、さくらは反応していやいやと、ゆっくり首を振る。自分の身体を支配している快感が耐え難くて、どうすればいいのか分からないのか。それとも繋がっている時の安心感が無くて不安になっているのか。
ゆっくりと、さくらのあそこから手を引き抜いて焦らすのをやめる。俺の指先は愛液でしっとりと濡れていた。舐めるとさくらの味がする。
「ハァ、ハァ」
さくらもいったん自分を落ち着かせようと深呼吸をし始める。だけど、離れていく俺の手を名残惜しそうに見つめているようだった。
もちろん、これだけで終わらせるつもりはない。
既に俺のズボンの中の膨らみは限界まで高まっている。もう、俺の頭の中は、目の前の彼女のことでいっぱいだった。振り向いて俺を見つめるさくらが愛おしい。求めてしまいたい。
さくらを、ゆっくりとソファの上に押し倒す。
「あっ――」
さくらは少しだけ驚いたようだった。でも、何かを考えてしまう前に、俺はさくらの唇を塞いで。もう一度激しいキスをする。
「あむっ……ちゅむっ、んんぅ……ふぁ……」
さくらも俺の求めに応えてきて、お互いの舌が口の中で絡み合う。落ち着き始めた心臓に再び火が灯り、激しく脈打ち始める。
どうしてキスだけで、こんなに気持ちいんだろうって思うくらいに気持ちよくて。頭の中はさくらのことでいっぱいで。胸の内は愛おしさに溢れている。
さくらも俺を受け入れるように、優しく抱きしめてくれる。激しいキスをしながら、お互いに求め合って離そうとしなかった。さくらの獣耳が動いて、尻尾が何度か嬉しそうに反応する。
「ぷはぁ――」
「はぁ、はぁはぁ……」
そうして、俺たちはキスをやめて、いったん顔を離す。彼女を見下ろす俺の前で、さくらは何度も息継ぎをする。パジャマ越しに見える胸の膨らみはゆっくりと大きく上下している。アイスブルーの瞳は、あの時のように潤んでいて。
彼女は、まだ満たされず、どこか切なそうな表情をしていた。
「お願い。もっと私を……」
「わたしを、あいして……」
そして、誘うようなさくらの、ささやく声。
言葉は少ないけれど、俺たちの間にそれ以上の言葉はいらなかった。
もう、我慢できそうになかった。さくらが愛おし過ぎて、あの日のように抱きしめてしまいたくなる。そして、求められてしまったら俺は、それを断ることができなかった。
命の源である血を分け与える時も。彼女が不安で夜に泣いて、温もりを求めてきたときも。こうしてお互いの肌を重ねている時も。
俺はきっと、この美しい月に溺れている。そして、それを手放したくないと思っている。
ゆっくりと、さくらの胸元に手を伸ばし、さくらの薄桃色のパジャマを脱がせていく。上から下までボタンをひとつ、ひとつ、ゆっくりと丁寧に。
そしてパジャマの裾を広げると、さくらの下着姿が露わになった。夜の黒さとは違う。どこか清楚さを思わせる白の下着。服の下に隠れていた綺麗な肌も、相変わらず見とれてしまうくらいの美しさだった。
俺は着ていたワイシャッツを脱ぎ捨てる。さくらも胸を隠していた下着を自分から外していく。
そして、ソファの上に押し倒したさくらに、そのままキスをする。優しく、優しく、唇から頬へ。それから首筋にキスをして、鎖骨のあたりに舌を這わせ、ゆっくりと胸のあたりまで舌と唇を使って愛撫していく。
「ん……っ」
さくらが気持ちよさそうな声を漏らす。
今度は右手でさくらの胸をゆっくりと優しく揉みしだきながら、反対側の胸を甘噛みする。
「やっ、あっ……ああっ……! んんっ……!」
すると、さくらは我慢できずに声を漏らした。背筋を仰け反らせて、何度も何度も反応する。その仕草が可愛くて、固くなった乳首をさらに口で堪能していく。
「はぁ……はぁ……」
「だめぇ……そこ、は……」
「ああっ、んっ!!」
最後にはキスマークを残してしまいそうなくらいに、彼女の胸を吸った。少しだけ顔をあげて、さくらの表情をみると。彼女は恥ずかしそうにしながら、涙目でもうって顔をしている。少しやりすぎたらしい。
「ん……ちゅっ」
だから、誤魔化すようにキスをすると、途端に安堵したような表情になってしまった。そのまま、キスを続けているとふぁぁと声を漏らし、アイスブルーの瞳が潤んでいく。胸を弄られるよりも、キスをされたほうが気持ち良いのかもしれない。
しばし、見詰め合う。
布が擦れるような音がした。
さくらはパジャマのズボンを穿いたまま、足をモジモジさせている。
「はやく……はやく……」
もう、我慢できそうにないらしかった。
さくらをソファに寝かせたまま、パジャマのズボンを脱がせる。両足を持ち上げてゆっくりとそれを脱ぎ捨てると。真っ白い雪のような肌が見えた。
服の下に隠れていた綺麗な足はすべすべで、柔らかくて。とても温かい。
「んんっ……それ、だめぇ……」
太腿から足先まで堪能するように指をすべらせると、さくらはくすぐったそうにした。
そして――
「はぁ、はぁ……あと、ひとつ……」
熱い吐息を漏らして、瞳を潤ませながら、さくらが言う。彼女を覆い隠している布はあと一枚しかない。秘部を隠しているぱんつを脱がしてしまえば、何も包まれていないまっさらな姿の彼女が全部映るようになる。
さくらは何処か期待するような眼差しで俺を見つめていた。そんな彼女の期待に応えるように、俺はゆっくりと最後の一枚を脱がせに掛かった。下着が擦れる音が聞こえ、最後の一枚もソファの下に落ちていく。
さくらのあそこは濡れていた。舌で舐めるのも、指で愛撫するのも必要がないくらいに。とろりとした蜜があふれてくる。
もう、我慢できそうになかった。そして繰り返すように、はやく、はやくと呟いているさくらを我慢させる訳にもいかなかった。
着ていた服も下着も全部脱ぎ捨てて、お互いに生まれたままの姿になる。既に俺のモノは膨張して、さくらの
けれど、尻尾を撫でまわしながら、それをずらすと。さくらの濡れているあそこが再び見えるようになって。
俺は、自身のモノを手で掴みながら、ゆっくりとさくらの膣に挿入した。
「あっ、あああっ……!!」
さくらの矯声が叫び声となって部屋に響く。そして、凄まじい締め付けと快楽の波が俺を襲う。ぎゅう、ぎゅうと締め付けるさくらの中は、射精を促すかのように動くので凄まじく気持ちが良い。奥に進めば進むほど絡み付いてきて何度も締め付けを繰り返す。その度に俺の口から、うめき声が漏れてしまう。
さくらを後ろから強く抱きしめながら、気を紛らわすように胸の柔らかさを堪能する。強く抱きしめて、堪えないとすぐに絶頂してしまうそうだった。それくらいさくらの中は気持ち良い。
「やっ、んっ、あっ、ああっ――!!」
気付けば夢中で挿入を繰り返していた。さくらのお尻に手を添えながら、腰をゆっくりと動かしてモノを奥まで突き入れる。
「あっあっ……! んっ……!」
俺が動くたびに、さくらの口から声が漏れて気持ちよさそうな声をあげる。結合部からは、淫靡な音が鳴り響き、さくらから零れる声と相まって性的興奮を高めてくる。
「気持ち良い……気持ち良いです……!!」
「もっと、もっと……激しくして、良いから……!!」
さくらの声に従って、腰の動きを強くしていくと。下半身から背筋を伝わってくる性的興奮がさらに止まらなくなる。脳内を駆け巡る快楽が、頭を真っ白にして何も考えられなくする。あまりの興奮と快感に、俺はさくらの
「あっ、ああっ、ああああああっ―――」
そして、さくらの絶頂する叫び声を聞きながら、膣内に激しく射精した。深く挿入したモノは子宮口の奥まで勢いよく精を吐き出していく。絶頂したさくらの膣内も、射精に合わせるように強く締まる。それから、ぎゅうぎゅうと断続的に締まったり、緩んだりを繰り返す。
あまりの気持ちよさに頭の中が真っ白になる。襲いくる激しい快楽の波に意識が飛びそうになる。気を抜くとそのままぐったりしてしまいそうだ。
モノを引き抜くと、結合部からさくらの愛液と俺の精液が零れ落ちた。ゆっくりと滲み出すそれが、さくらの肌を伝って床に垂れていく。
「はぁはぁはぁ……」
「んっ……」
さくらがソファの上で脱力しながら、潤んだ瞳で俺を見上げてきて。それから求めるように無意識に手を伸ばしてきた。それに応えて握り返す。
「あむ……ちゅっ……」
それから唇が触れ合って、互いに求めるようなキスをして。息を吸われて、吸い返して。口の中が熱くなる。お互いの舌が何度も絡み合う。
「ちゅむ……んんっ……」
唇を貪り合って、お互いの唇が離れてを繰り返し。何度も唾液が交じり合いながら零れ落ちる。
「あむっ、ちゅむ……」
そして、何度もキスをして満足すると、ソファの上で二人で抱きしめ合った。
重ねあう肌が熱い。さくらの体温を間近で感じる。何もかも満たされて、満たしあっていくような感覚。お互いに見つめあう。それから、何となく可笑しくなって、お互いに微笑み合って。
俺はセックスの余韻に浸りながら、さくらを抱きしめた。
そんな俺をさくらは抱きしめ返してくれて。
「ん……えへへ」
二人で幸せな気分になりながら、俺はもう一度さくらにキスをするのだった。