ショッピングモールの自動ドアが開くと夕焼けを背景に小雨が降っていた。
「やーん」
アタシ十咎ももこと並んでたつ八雲みたまは力抜けするような声を漏らす。
珍しくアタシから誘ったショッピングのよりによって帰る寸前で雨が降るとは。今日の降水確率は30%ですと言っていたお天気お姉さんが恨めしい。
「あちやぁ~降っちやってるね」
「どうする?」
みたまのサファイア色の瞳がこちらを覗き込む。夕日にてらされて橙色が混じる瞳はいつにも増してきれいで、薄布のように透き通った肌と相まってより一層アタシの心を揺さぶる。情けないことに蛇に睨まれた蛙のように硬直してしまう。
「ちよっと~ももこ?」
「ん…あ、ああ。そうだな」
腕時計を見ると短針は6に差し掛かろうとしていた。雨が止むのを待っていてはいつになるか分からない。それに、今から帰り始めればひどくなる前に家に着く事が出来るかもしれない。
「ひどくなる前に帰っちまうか」
「そうね」
一応念のためと持ってきておいた折り畳み傘をバッグから取り出そうとする。しかし、その手をみたまの冷たい手が押さえる。白く細く長く綺麗な爪の手。
「どうした?」
「一緒にはいりましょ♪?」
そう言いながら、みたまは自らのバッグから取り出した黒い折り畳み傘を取り出す。
「なっなんでまた…」
「いいじゃない、せっかくのデートなんだから♪」
デート…。間違いなくこのショッピングはデートと呼ばれるものだし、勿論初めてでもない。だけど改めて口に出されると少し頬が熱くなる。
「はい」
みたまは黒い折り畳み傘をこちらに差し出してくる。
「やっぱ差すのはアタシなんだな」
お願いね。なんて言いながら笑いかけてくる。毎度毎度、こいつがおねだりするときに見せる笑顔は反則だと思う。それを。自覚しているのか、していないのか…。もし、しているとしたらとんでもない魔性の女だ。
アタシが傘を広げると、「待ってました」と言わんばかりにアタシの右腕に抱きつく。みたまの柔らかな肢体の感触と芳るみたまの香り。みたまの香りは人を、少なくともアタシを安心させる。だが、今のアタシには心を落ち着ける余裕なんてない。緩みそうな表情を保つので精一杯なのだから。
アタシはいまにも崩れそうな余裕と上辺の冷静を装って歩き始めた。
雨脚は少しずつ早まってきていた。みたまを濡らさないようにと傘を寄せていたからアタシの左肩はすっかりビチャビチャだった。それに気づいたみたまは傘を持つのを交代したいと言ってきたが断った。調製屋が風邪を引くとアタシを含め、困る人間がたくさんいるのだ。
それよりもアタシが気になって仕方がないのは右腕に押し付けられる豊満な胸。ついぞマシュマロなんか比較にもならないほど柔らかいそれが気になって仕方ない。
それにみたまが少しおかしい。つい先ほどショッピングをしている時まではいつも通りだったんだが、帰り路に着いてから喋らなくなった。いつもならペラペラ喋りかけて来るのだが、全くない。
二人の間に雨が地面を打つ音が吹き抜ける。
アタシはこの沈黙と何よりみたまの胸と匂いから気を逸らしたくて口を開くことにする。
「さ、最近な
「ももこは」
アタシの言葉を遮ってみたまが口を開く。
驚いてみたまの方を向く。そこには顔を赤らめた八雲みたまがいた。
決して夕日ではない。確かに、確かに顔を赤らめている。付き合って短くはない、だけどみたまのこんな顔は初めて見る。予想外の衝撃に頭がクラりとするが、必死に堪える。
「ん?どうしたんだ?」
平然としたフリをしてアタシがそう言うとアタシの腕を握るみたまの力が強まった。
胸が高鳴る。バクバクとした振動は耳に響き、過呼吸まで引き起こしそうだ。
「ももこは私のこと好き?」
心臓の鼓動が頂点に達する。
みたまが何と言ったのか必死に頭で処理をする。しかし間に合いそうに無い。
面と向かって聞かれるのは初めてで、勿論言ったこともなかった。アタシはゴチャゴチャになった頭の中から言葉を探す。
みたまの気持ちに答えないと。そうした思いが焦燥を煽り、頭の中を引っ掻き回し、また焦るといった悪循環を作り出していた。
あれから何分たったか分からないけど、ようやく頭の整理を付けたアタシは覚悟を決めた。
その時だった
「緊張しすぎよ」
みたまはそう笑いながらアタシのおでこを人差し指でつんっとつつく。
我に帰ったアタシが辺りを見渡すと、そこは調整屋があるビルの前だった。
「待ってるんだから…ね?」
後ろで両手を組んで、顔を傾げ笑いながらみたまは言った。
「じゃあね♪」
アタシが何かを発する時間も無いまま、みたまはビルの中へ入っていった。
アタシに残されたのは右手に握られた黒い傘と、酷く巨大なやるせない気持ちだった。
* * * * *
「不味ったな」
自分のベットの上で天井に向かって呟く。
昨日の雨が効いたらしく、朝起きると熱が出ていた。
37.8℃と微熱とも言いきれない熱だったが、幸い夏休みで時間はある。なので、クーラーをガンガンに付けてベットで寝込むことにした。
(今日は魔女退治を休むか…レナとかえでに連絡しておこう。)
グリーフシードの蓄えは充分だし、たまには休んでもバチは当たらないだろう。そう思いながらスマホに手を滑らせる。
しかし、そんなことをしている間にも昨日のことが頭に過ぎる。なんで情けないんだ、想いの1つにも答えてあげれないとは。瞬く間に広がる自己嫌悪の波に押しつぶされそうになりなる、そんな最中疑問が湧き上がる。なぜ、みたまは突然あんなことを聞いて来たのだろう。
ここ数日を思い返してもこれといってヒントは無い。
3日前はかもれチームで魔女狩りをした後調整屋でお茶をした。
2日前はお昼ご飯を食べてたら十七夜さんから電話が来て「調整屋が開いていない、調整の約束をしているのだが」とのこと。
急いで調整屋に駆けつけみたまを叩き起して、ついでに部屋を掃除した。その後の晩御飯でデートの話が出たんだったけな。
拭いきれないモヤモヤに押しつぶされながらため息を漏らす。
デートは数え切れないくらいはしたし、体を重ねたことも幾度か分からない。だから、尚のことモヤモヤが払拭できない。
うーん、うーんと唸るアタシの声に混じってピロリンとスマホの着信音が混じる。
サイドテーブルに手を伸ばし画面を見るとそこには〖みたま〗の文字。
『いまから行くわね〜』
なんで熱のことをみたまが知っているんだよ。と思ったが、レナかかえでが連絡したんだろうと結論がすぐにつく。
しかし、来て貰っては困る。それじゃあアタシが熱を出したのも無駄になってしまう。みたまには調整屋として魔法少女達を手助けする仕事があるんだから。
それに昨日のこともあっていま会うのは少し気まずい。
『来なくても大丈夫だぞー』
とスマホに打ち込み送信ボタンを押そうとした瞬間、部屋のドアが開く。
ギョットしてドアに目をやると案の定みたまの姿があった。
「やっほー」
とこちらに手をひらひら振る。
「ってはや!!!」
「ももこの家前でメッセージを送ったもの」
「いやいや連絡する意味がないじゃん!!!」
みたまに突っ込みながらも心の中で安堵の息をあげた。怖かった。もしかしたら、いままでの関係が崩れてしまうかもしれないと考えると。だけど今アタシのベッドに腰掛けるみたまはいつものみたまみたいだ。陽気でおちゃらけていて、だけど肝心なところでは頼りになる。そんな彼女。
「悪いな」
「良いのよ」
ニコッと1つ笑うとみたまはバッグから小瓶を取り出す。中身は珍しく透明の様だ。いつもは紫や金色ましてや小瓶を振る度に色が変わる液体なんかを飲まされそうになっているもんだから、逆に違和感があった。
「それは?」
変わらずベッドに寝転んだ状態でたずねる。
「私が作った熱冷ましよ」
いつもなら嘘つけ!と突っ込んで終わるんだけど、いつになく真剣な目で見てくるもんだから疑うのはなんだか気が引ける。
「ん、ありがとう」
みたまがズイと差し出してきたそれを腰を起して受け取る。瓶はひんやりと冷たく、傾けると中身は水のようにさらさらとしている様だった。キュポンッと栓を抜いて匂いをかぐ。
「もぉ~心配性なんだから。ほら飲んで飲んで」
意を決して口をつける。味は無味に近い。良かったと思いグビグビと飲み進める。
おもむろにみたまは立ち上がりドアの鍵を閉める。
「ぷはっ…ごちそうさま」
「すぐに効いてくるはずよ」
ニヤリと笑うみたまに何やらいやな予感がする。
「ほ、ほんとに熱冷ましなんだよな?」
「そうだって」
みたまは再びアタシのベッドに腰掛ける。そして自らの膝をポンポンと叩いて物欲しそうな目でアタシを見つめる。なんだか意地悪したくなったから知らないふりをしてそっぽを向くと
「んんん」
と不満げにのどを鳴らす。
「分かったよ。はいはい」
熱のせいで火照る体を起こしみたまの膝に座る。相変わらず白くて柔らかいほどよく肉がついた太ももをアタシの尻で潰すのは少々気が引ける。しかし、体が若干ふらついていたので背中を預けるには丁度良かった。背中から伝わるみたまの熱に安心感を覚える。
すると突然、膝に座ったアタシの右手をみたまは撫で始めた。
みたまの右手はアタシの手に触れるか触れないかのギリギリを攻めながら、ゆっくりとゆっくりとアタシの手の甲に円を描く。アタシはくすぐったくて身をよじって抜け出そうとする。しかし、みたまの左腕がアタシのお腹に回ってきて封じられる。
「だーめ♡」
耳元でささやかれ思わず身震いする。
手が触れているだけなのにアタシの体は大事な所に触れられたかのように過敏に反応し体の奥が熱くなる。この感覚から抜け出したいが、それがかなわないことに悶々とする。
「ん…」
数分、いや十数分か絶えず撫でられ思わず喉から声が漏れる。熱のせいなのか鼓動がいつもより早い。
「可愛いわよ♡」
そう言うとみたまはアタシのうなじに顔を埋め匂いをかいでくる。みたまの手はアタシの甲を離れお腹へとまわりパジャマのしたに入り込む。そして同じようにゆっくり、ゆっくりと撫でる。へその周りを撫でたり、脇腹に手を這わせられたりと時折変化も加えられる。
背中に押し付けられる豊満な胸の感触もたまらない。
「はぁ…ん…はぁ…」
自分でも気づくくらい息づかいが激しくなる。そうなると、余計に背中から這ってくるみたまの香りを吸い込んでしまう。柑橘系の。そう桃のような。
撫でる手がアタシの恥部をかすめる度に甘い痺れが脳を犯す。体中が熱い、下腹部に渦巻く熱でどうにかなりそうで太ももをこすり快感を得ようとする、しかし、求めるモノには到底届かない。摺り合わせる度にクチクチと音が鳴る。
「み…たま…」
助けを求めてみたまの名前を呼ぶ。すると、みたまはあたしの口に指を突っ込みアタシの舌を指で挟み口内をもてあそぶ。ちゅくちゅくと水音が鳴る。桃味が口内に広がり、目の焦点が合わなくなってくる。ジュンとアタシの密坪から淫らな液が溢れ出る。それは、とても下着に収まる量ではなくみたまの太ももに滴り落ちる。
(もっと、もっと)
白く靄がかかったアタシの頭は無意識にみたまの味を求め、みたまの指をチュパチュパと舐る。口から涎が垂れるのなんてもう…どうでも良かった。
「ももこ」
名前を呼ばれ振り向いた、瞬間アタシの口に舌がねじ込まれる。アタシの鼻からみたまの吐息が吹き抜ける。舌を吸われ、噛まれ、舐め回し何度も角度を変え貪り合い求め合う。
するとみたまの淫手はお腹を離れ太ももへと移動する。とっくのとうに意味をなしていないアタシの下着から漏れ出す蜜。それはとうにバレているのは承知でも、強がりたくて股を閉じる。
するとお互いのクチが離れ、そこには体液の橋が出来ていた。アタシは久しぶりのまともな呼吸に必死にしがみつく。しかし、みたまはなんとも余裕な様で自らの指についたアタシの蜜を舌を使って舐めとる。
「…もう…強がりなんだから」
いつもみたまと体を重ねるときはアタシがリードしてきた。私生活でもアタシがしっかりするんだと意気込んでみたまの世話をしてきた。だから最後の砦だけは守りたい。
そんな考えも一瞬で吹き飛んだ。
「っあ!」
みたまの指がアタシの乳首をキュッとつまんだ。神経が焼き切れたのではないかと錯覚するほどの快感が脳髄を突き抜ける。
「あっ…んん…!ぃやぁ…め、ンッ!?…や、やめっ、ぃゃあっ!?」
みたまの腕の中でビクビクと悶える。優しく撫でたと思えば強くつねる、その度に嬌声を上げまいと歯を食いしばるアタシをみたまはクスクスと笑う。
「やっ…めて…ンッ、もう…もぅッ、ッんあ“あ“あ”」
快楽の波に理性は押し流され大きく声を上げる。膣は強く締まり割れ目からは潮を噴き出す。頭の中は白く点滅し何も考えられない。弛緩した太ももはだらしなく股を開けみたまの淫手の侵入をあっけなく許す。
その手は割れ目を優しく撫でる。中指で割れ目を丁寧に丁寧になぞる。緩みきった体はもはや頭さえも支えきれずみたまの肩によりかかっている。再び押し寄せる快楽に抗うにも力が入らない。息継ぎの音に紛れ、断続的に小さく喘ぐ。指は割れ目を探り尽くした後、肉芽に届いた。人差し指と中指で無防備にされ、優しくつままれる。
「ぁあ“あ”ッ、ふっ…ふっ、だ、めぇ…」
たったそれだけで達しそうになったアタシは抵抗の声を絞り出す。腰を前後ろ前後ろと動かす。体を捻り快楽を求める。
「そう…分かったわ」
みたまはそう言うとアタシを開放した。
「えっ…? なん、で」
「やめてって言ったじゃない」
アタシに残されたのは頭が沸騰しそうなほどの熱とぐちゃぐちゃな欲求だけ。
「ふふ…可愛いわももこ…そんな顔で見てもダメよ」
垂れた目にだらしなくあいた口に舌を突き出し、ふぅふぅと息を立て快楽を乞うアタシは、立派な発情した一匹のメスだった。
「苦しいのね…ももこ」
耳元でささやかれる。そればかりか、アタシの耳たぶを甘噛みしてくる。くちゃぴちゃと耳たぶを舐る音が頭に響く。外から聞こえる蝉の声も、ゴウゴウとなっているはずのクーラーの音も、今のアタシの耳には届かない。届くのは魔性の女の揺さぶりだけ。
「どうすればいいか…教えてあげようか?」
コクコクと頷く。アタシの心には期待がつのる。
すると、みたまはアタシの手を取り、右手は胸に、左手は秘部へと誘う。
「こうすればいいのよ」
みたまに操られるアタシの手は、自らの秘部に触れる。
「ひゃあっ!」
「いい声よ~ももこ♡」
悪魔はささやき続ける。
「ほら、胸も」
アタシは震える手で自らの乳首を抓る。
「ンン“ン”…ふぅ…ふぅ…」
「あら…軽くイっちゃったのね」
みたまはアタシの手を開放し両腕でアタシを抱きしめる。二人の鼓動と体温が重なる。ガンガンに効かせているクーラーも無力に近く、シーツは二人の汗と二人の蜜によって大きく色を変えている。
「私のかわいいももこ…気持ち良くなりましょうよ」
アタシの密坪をクチッと鳴らす。
「ここには私しかいない、誰にもバレないわ」
首筋を舐める。
「気持ちいいわよ…すべてさらけ出して、疼くままにメチャクチャにかき回すの」
そんなこと出来るわけがない。みたまの前でオナニーをするなんて。それだけは、それだけは…。
クチュ…チャ、ジャプ、クチャクチャ
思考が停止した脳に届くのは淫らな音。
「本当に可愛いわ、そんなに必死になっちゃって」
アタシは両手で秘部を掻き回す。クリトリスをこねり、ジャプジャプと音を立て二本指を出し入れする。舌を出し、半分白目をむいてひたすら貪る。手前なんてどうでも良い。気持ちよければ良い。ヘコヘコと腰を振り花弁を弄ぶ。
もうグチャグチャでどうでも良くて。トロトロに溶けたココロとカラダ、それだけでいい。早く早くはやくはやくはやくはやく
「イっちゃえ♡」
手の動きが速くなる。ぴゆっぴゆつと潮を吹く。中で指を折り曲げ、もっともっと気持ちよく、くるくるくるくる
「ンンンん“ん”ん“ん”、い“っい”…!?」
絶頂は又もや途中で遮られる。みたまがアタシの両手を掴み秘部から話したのだ。体をひねり、腕を振って手を払おうとするが、いつの間にか魔法少女に変身したみたまには無力だった。
「ふんっ、んン…」
みたまの太ももに秘部をこすりつける。イきたいっイきたいっ
「ももこ…私のこと好き?」
「…ふんっ、アッ…すき、ンッ…ず、っと、好き……はむっ!?」
みたまの口とアタシの口が再び溶け合う。唾液を交換し合い喉を鳴らして飲み込む。
「んっ」
みたまの指がアタシの膣を犯す。指を曲げ膣の内側のザラザラを容赦なく攻め抜く。同時に肉芽を擦られアタシは絶頂に向かう。腰は無意識に前後に動き、手は自らの乳を揉みしだく。
「イって…ハァ、イってももこ!」
「ふぅん”、ア”ッ、い”…ぐ…ぁぁあ”あ”あ”あ”あ”っイグッッ♡」
頭は弾け、視界は真っ黒になった。
* * * * *
「こりゃ、どうしたもんかね…」
窓から夕日が差し込む時間になってようやくアタシらは目覚めた。しかし、大問題なのはジュースをこぼしたとか言うレベルを優に超えた、バケツをひっくり返したレベルのシミだった。シーツだけなら良かったのだが、マットレスまで沼地と化していた。
「ももこが激しいからよ~」
「う、うるさいっ!…というかアレ絶対熱冷ましじゃなかったろ!」
「え~熱冷ましよ~あっ、もしかしたら配合間違えてたかも☆」
みたまはわざとらしく、気付かなかったとおでこをコツン☆とする。
「絶対わざとだな!……全く」
アタシはみたまの両肩を掴み口づけをする。驚いたみたまが目を見開く。十数秒の静かなキスを終え唇を離す。
「なんであんな事を聞いたんだ?」
「不安だったの…いつも迷惑かけてばかりだから…ももこが離れて、しまいそうで」
「馬鹿なことを言うなよ」
みたまを引き寄せ抱きしめる。
「好きだ…ずっと…ずっと…」
「私もよ…」
お互いの真っ赤な顔を見合い笑い合う。
夕日は雲一つない空を、真っ直ぐ流れていた。