ダークサイド・ポケモン物語(ストーリー) 闇に堕ちたとある転生者 作:ナハト・リコリス
それとですが、元ネタではブチキレたサトシによって殺されたヒカリですが、今作では死にはしませんが、死よりもある意味酷い状態です。
ヒカリを封印していた場所についた俺は、ヒカリを蹴り飛ばして起こした。
まぁ現実時間では半日近く経っているが、この空間ではヒカリはここに来て数秒位しか経っていない感じなのだ。
ちなみにだが、起こし方があれだったが、誰も文句は言わなかった。
序にであるが、この世界にいるのは俺達だけなので認識阻害は切っているが、同時に俺としても、一緒に旅をしたハルカとヒカリという、ポケモンコーディネイターでも二つ名を持つほどの実力を保持している二人が、セレナを虐めたのかを知りたいと思った。
何しろ二人も最初は周りから色々と言われたり、苦労した事も俺は知っている。その度に彼女達は自分のポケモン達と一緒に、さまざまな苦労や苦難を乗り越えていったのを、俺や一緒に旅をした仲間達も知っている。
だからこそ、旅をした仲間であると言うのを念頭に入れても、コーディネイターと似たような職業とも言えるパフォーマーをしていたセレナに対していた事を、俺自身信じる事ができないのだ。
蹴られて叩き起こされたヒカリは、俺の顔を見て驚いていたが、同時に俺の後ろにいたセレナの姿に驚いている様子だった。
「サ、サト『聞きたい事がある』な、何を」
「・・・セレナを虐めていた理由だ。どうしてだ?」
俺がそう言うと、ヒカリは俺の言った言葉に少し驚いた様子だったが、少し時間が経ってから俺の言った事を理解したのか、ヒカリは突然笑い出した。
流石の事態に俺達も驚いたが、ヒカリから言われた事は、一緒に旅をした俺ですら驚くものだったからだ。
「フフッ、決まってるじゃない。そこのセレナって子、カロス地方で有名なポケモンパフォーマーなんでしょ?私達ポケモンコーディネイターの技術を、パフォーマーなんていうものに使いたいだけの、ただの卑怯者じゃない」
その言葉を聞いてセレナは顔を下に向けていた。同時に、俺ですら何故こんな風になったのかと思ってしまった。
「・・・お前、本当にそう思ってるのか?俺自身お前と一緒に旅をして、お前がコーディネイターとして色々悔しい思いをした事も覚えている。確かにコーディネイターとパフォーマーじゃやり方とかもまったく違う。だけど同じようにトレーナーとポケモン達との絆を試され、その上での美しさを競い合うのは、どちらも同じはずだ」
俺自身ポケモンコンテストに参加した事もある。トライポカロンには女性しか参戦できないので仕方ないが、それを除いてもポケモンとトレーナーの絆が試されている部分は無数にある。
コーディネイターとパフォーマー、やることは違うかもしれないが、同じように自分のポケモン達の魅力を十二分に発揮させる為に、皆が切磋琢磨していたのを、ハルカやヒカリというコーディネイターと二人のライバル達、セレナやセレナのライバル達、そしてカロスクイーンであったエルさんも、同じように頑張っていた姿を知っているからなのだ。
「・・・えぇそうかも知れないわね。でも私、知ってるのよ?そこのセレナって子、サトシ、貴方と一緒にいたいだけで旅に付いて行った子なんでしょ?そんな子が、貴方と一緒に、いいえ、貴方の隣になんていて欲しくないからよ」
「・・・どう言う事だよ、それは?」
「・・・愛してるから。サトシ、貴方の事が私も、ハルカも好きだから。貴方の事をあ【もう、黙れ】えっ?」
俺の雰囲気が変わった事に、周りの人間が気付くほどだった。
ヒカリは、俺にまだ何かをいようとしたが、だがしかし、俺からすればもう容赦をする気が無かった。
同時に、ハルカもヒカリと同じだったかもしれないが、こいつ等との絆が元に戻る事はもう無い。
俺がジョクアに対してしたと言う事を信じ、今さらになって【愛していた】等と、ふざけた事を言ってくれる。
おまけにそんな【下らない理由】で、セレナを虐めたと知った以上、許すつもりなんて最初から存在しなくなった。
「ヒカリ、お前もハルカも、俺の事を愛していたとでも言うつもりか?だったら、何であの時、俺を信じなかった?」
「そ、それは・・・」
「ジョクアが来る前まで、俺はアローラスクールで、アローラで出会った仲間達と一緒に、ウルトラビーストを元の世界に帰したり、色んな思い出を作ってきた。だけど、ジョクアが転校して来て、俺は犯罪者にされてアローラから追放された。そんなアローラから帰って来た俺を待っていたのは、一緒に旅をしてきた仲間達に裏切られ、ライバルと呼べた奴等からも裏切られ、おまけに俺の家族や育てたポケモン達、最高の相棒といえたピカチュウ、お前等全員が【マサラタウンのサトシ】と言う存在を否定し、罵倒し、絶望の淵にいたそんな俺を、セレナはそんな俺を信じてくれた。そんなセレナを、お前にも、ハルカにも否定する権利は無いし、俺を愛しているなんて、そんな理由で誰かを傷つけていいなんて理由にもならないんだ」
そう、絶望の淵に落ち、おまけに堕淫の書の発動したあの時、俺自身はこの世界を滅ぼそうとすら思っていた。
だが、そんな思いから立ち直らせてくれたのは、俺を信じてくれたセレナとヴァニラの二人と、そしてラティアスだった。
だからこそ、【マサラタウンのサトシ】ではなく、【カズマ】と名乗る自分が存在しているのだと言えるのだ。
俺の事を信じてくれる人がいる。たったそれだけの事で、俺と言う存在は【救われた】思いだったのだ。
涙を流しながら俺がヒカリとハルカが持っていた思いを否定すると、ヒカリは暴走し、俺以外にここにいるセレナ・ヴァニラ・ナツメの3人を殺すと言ってきた。俺はその言葉を聞いて涙を拭き、ヒカリを見据えた。
「ならやってみろ。今のお前が俺に勝てるかな?」
「何がよ!幾らサトシが新しいポケモンを持ったとしても、ポケモンマスターに強化してもらった私のポケモンが負ける訳無いわ」
「・・・そうか。ならやって見ろよ」
そう言ってヒカリとのポケモンバトルを開始したのだが、ヒカリのポケモンとのバトルは余りにもあっけなかった。
ポケモンバトルよりで育てた俺のポケモンと、コンテストバトル用に育てたヒカリのポケモンでは色々と違うと言えるが、俺の知っているヒカリのポケモンの質を知っているが、余りにも質が変わり過ぎたと言える。
ヒカリのポケモンであるマンムー・パチリス・エテボース・トゲキッス・バクフーン・ミミロップの6体が出てきたが、俺のリザードン・ゲッコウガ・マニューラ・ピカチュウの4体で簡単に撃退できた。
だがしかし、同時に何故ヒカリは相棒でもある【ポッチャマ】を出さないのかと不思議に思っていたのだが、次の瞬間にその答えが分かってしまった。
「くっ。こうなったら仕方ないわ。出てきなさい【エンペルト】!!」
そう言ってヒカリは7体目のポケモンを出したのだが、そのポケモンはシンオウ地方における初心者ポケモンのポッチャマの最終進化系である【エンペルト】だった。
現れたエンペルトは声を上げるような事も何もせず、ただそこに立っていると言うだけの存在だった。
同時に、現れたエンペルトには大小さまざまな無数の傷跡のようなものが存在していた。
同時にエンペルトが、俺の知っているヒカリの相棒であったポッチャマであると理解できてしまったが、同時に何故と思ってしまった。
何しろヒカリのポッチャマは進化をしたがらなかった。だからこそ、【変わらずの石】を使ってまでポッチャマの姿でいたし、ヒカリ自身それを了承していたはずだったからだ。
「ヒカリ、お前、どうしてだ!ポッチャマは進化したがらなかったはずだ。なのにどうしてエンペルトになってるんだ!!」
「あら、そんなの簡単よ。ナナカマド博士直々に、強制進化装置で進化させてあげたのよ。まぁ変わらずの石を念のために外して、進化させてやったんだけど、進化してからは鳴きはしないわ、技の質は落ちるはで、本来なら捨ててやってもいいんだけど、私のポケモン達のサンドバックにちょうど良いと思って残しておいたのよ。まぁそのおかげでサトシを倒せるかもしれないわね。何しろこいつ、強制進化と改造したおかげなのか、防御力の方面だけは滅茶苦茶高いんだから」
その言葉を聞いて、俺はセレナを虐めた理由を聞いた時以上に、ヒカリの変貌振りに何も言えなくなった。
同時に、俺の雰囲気が変わった事に俺のポケモン達やセレナ達も気づいたのか、セレナ達は俺から少し離れる気配を感じ、俺の思いを組んだのか、ピカチュウだけが声を上げ、リザードン・ゲッコウガ・マニューラの3体は少し離れていた。
ただ目の前にいるヒカリと、もう何も感じなくなってしまったエンペルトだけが、理解できないと言う感じで立っているだけだった。
だからもうエンペルトを、いや、ポッチャマを開放してやろうと思った。
余りにも変わり果ててしまった、大切なトレーナー(ヒカリ)の手から・・・
俺はピカチュウに声をかけ、そしてヒカリを見据えた。もう、俺達の関係が元に戻る事は無い。
「・・・ヒカリ、お前との旅は楽しかったよ。だけど、もう、これで終わりにする」
ヒカリは俺の言った言葉に唖然としていると、俺は気合を出し、ネオZリングに触れた。
「行くぞ、ピカチュウ!!エンペルトを救ってやるために、バーストを使うぞ!!!」
「ピィッカ~~~」
俺とピカチュウが叫ぶと、俺のもつネオZリングから赤と青の二つの螺旋を描いていくエネルギーがピカチュウに纏わり付き、ピカチュウは赤と青の螺旋状のエネルギーを身に纏った。
そう、これこそが俺達が別のポケモン達のいる世界で修行で得た、この世界のポケモンとトレーナーだけの特別な強化形態で、アルセウスすら【トレーナーとポケモンの絆】と証し、俺が名付け親になった【バーストモード】を発動し、ピカチュウはピカチュウ・バーストの姿になったのだ。
ピカチュウ・バーストの姿にヒカリは驚いていたが、ただのこけおどしだと思ってエンペルトに水技の最強である【ハイドロカノン】をピカチュウに向けて放った。
相当な威力を持っていると思えるハイドロカノンであったが、今のピカチュウにはこの程度ではダメージは無い。
俺は指示することなく、ピカチュウが放った電撃だけでハイドロカノンを消滅させた。流石の事態にヒカリは数歩後ろに下がるほどだった。
「う、うそよ。幾らなんでも十万『違うぞ』えっ?」
「今のはただの電気ショックだ。バーストしたポケモンのステータスはメガ進化した個体か、悪ければそれ以上の存在に変化する。序にだが、この状態でメガ進化する事も、Z技を使用する事も可能だ」
俺の言った事に唖然として、ヒカリはその場に座り込んでしまったが、何も感じなくなったエンペルトは、ハイドロカノンの反動もあるのだろうが、何もせずに、ただその場で立っているだけだった。
「・・・ヒカリ、これが本当の、バースト状態での、ピカチュウの十万ボルトだ!!!」
俺の叫びのような指示に、ピカチュウが叫ぶように応え、さっきよりも大きな、いや、まるで竜のような姿をして襲い掛かる強力な電撃がエンペルトを襲い、エンペルトは泣き声を一つもあげずに、竜のような強力な電撃にその身を焼かれた。
ピカチュウからの電撃が終わった後、エンペルトに残っただろう電撃が、本物の竜のように空に昇っていくと同時に、エンペルトは灰のようになってこの世から消えた。
ただ、ほんの一瞬だったが、エンペルトは、ポッチャマは笑ったような感じがした。
エンペルトが消えた様子を見たヒカリも、戦闘不能になっていただけのヒカリのポケモン達も、その姿に恐れをなしたが、恐怖でまったく動ける状態では無かった。
俺は動けなくなったヒカリとヒカリのポケモン達に、ジョクアが俺にした本当の真実を見せたら、ヒカリは真実を知って驚き、同時に自分がやってきた事を反省したのだが、もう遅いとしか言いようが無かった。
俺はヒカリと言う存在の心を壊し、ヒカリのポケモン達を全て殺した後、フーパに頼んで壊滅したイッシュで人が大勢いる場所に、俺とヒカリだけを移動させてもらった。ただし、ヒカリは衣装を一切身に纏っておらず、生まれたままの姿のヒカリをそんな場所に捨てたのだ。
俺は周りの誰にも見れないようにしてヒカリを捨てると、少し経ってヒカリの姿を見つけた男性達が、ヒカリの姿を見て驚いて介抱しようとしたのだが、心を壊して娼婦のような生き方をするようにしたヒカリは、介抱した男達を誘惑した。
後は簡単に男達のおもちゃに成り下がる感じになったのを確認し、俺はギンガトバリビルに戻った。
ヒカリとハルカは、簡単に殺しはしない。
俺を愛していると言う思いがあったと言うのであるならば、それに気付かなかったのは俺自身の罪だからだ。
だがしかし、ジョクアの思考を持ってしまったあいつ等二人には、心を壊し、自分の名前や家族も忘れさせ、娼婦のようにして生きてもらおう。
二人の命は奪わないが、永遠に誰とも知れない男達の性のはけ口となってもらおう。
救いも無ければ助けも無い、ただ男達の欲求を満たす為だけの存在として、惨めに生きてもらおう。
ヒカリが拾われたの確認して帰ってきた後、ピカチュウのバーストモードを使用して疲れたので、ジム戦を明日にし、俺達は部屋で休む事にした。
1人部屋で休んでいた俺は、もしもあの時、ハルカもヒカリも、セレナやヴァニラと同じように俺を助けに来ていたら、今日のような事態にはならなかったのかも知れないと思いつつ、絶対に復讐を完遂すると言う意思を更に強くしたのだった。
今作品でのオリジナルのヒカリへの制裁でしたが、どうでしょうか?
賛否あると思いますけど、個人的にこんな感じで終わらせてみました。
ハルカに関しては現在どんな感じでの制裁にするかは未定ですが、その内に考えようと思います。一応娼婦のような感じにはする予定ですけれど・・・