ダークサイド・ポケモン物語(ストーリー) 闇に堕ちたとある転生者 作:ナハト・リコリス
ジョクアは久々にアローラ地方にやって来ていた。
前に来たのはあのサトシから全てのポケモン達を奪い、アローラスクールを卒業して以来になるからだ。
何しろ最近はテロリストのゼロが原因で、自分がポケモンマスターになる前に交流が途絶えたガラル地方等の一部の地方を除いて、カントーとアローラ地方以外の全ての地方が壊滅したのだが、自分の上でもあるテンザンからも好きにしろと言われ、久々に精神面で色々とリフレッシュしたいのもあり、アローラで仲間にした彼等からの話は少し良かったのだ。
まぁ最近はゼロも活動を起こしていないので、こちらとしても色々と安心できないのもあるが、今のうちに少しでも精神安定をはかりたいのも事実なので、ゼロの事は少し忘れようと思うことにしたのだ。
何しろゼロに関して現状分かっている事といえば、ゼロの仲間として【サトシ】がいると言うぐらいであろう。
だがしかし、サトシと似た顔の存在かも知れないのだが、そこまでは分からないし、刺客等は全て逆に返り討ちにあっているので、まともな情報が無いと言うのも面倒だと思うしかなかった。
だがしかし、自分がこのアローラ地方に行くのは向こうも掴んでいる可能性があるので、それなりに対策はしているのだ。
「ふふふっ。見てなさいよ、ゼロ。あんたがどれほど強くても、私の軍勢に勝てるはずは無いわ。しかも、アローラで来るなら、島キングや島クイーン、アローラチャンピオン達までいるあいつ等に勝てるはずなんて無いわ」
ジョクアは事前に準備をしたのもあり、そして向こうで再開する事になる面々も合わせれば、負けるはずは無いと思っていた。
実際問題だが、一個人に対してはある意味オーバーキルと言えるほどの戦力がいるアローラ地方に来るのは目に見えているが、自分と一緒に戦う数が多いこちらが勝てると思っているからだ。
だがしかし、このジョクアの考えは、ゼロとの戦いで完全に目論見が外れ、それ以上に自分の持つ【最大の秘密】まで暴露されるとは、この時はジョクアも思わなかったのだ・・・
ジョクアが今回の同窓会の会場であるマナーロスタジアムに到着すると、ククイ博士が出迎えてくれた。
「お久しぶりです、ククイ博士。スクールの卒業以来ですね」
「あぁ、そうだな。お前もポケモンマスターとして色々と大変なのは知っているが、俺としてはポケモンマスターを育てた教師として、本当に嬉しいよ」
ククイ博士も久々のジョクアとの再会を喜んでいたのだが、ジョクアからすれば内心はそんなのはどうでもいいので、
ウザイとしか言いようが無かった。
「(うざいわね~、ほんとに。まぁ別にいいけど。こんなおっさんも利用価値があるから仕方ないわね)」
ジョクアにとって、テンザンが協力してくれたとは言え、自分の思い通りの世界になりかけているのに、あのゼロと呼ばれる存在がいなければ、もっと良いのにとしか思わなかった。
無論、テンザンをどうにかしようと思っているが、テンザンからすれば表に出て色々としたいだけなので、表に出てもあの性格なのだ、どうせ1つや2つで足りないほどの馬鹿な所業をしてくれると思っている。
後はそれを使って消せばいいのだ。何もポケモンバトルだけでテンザンを如何こうできるとは思っていないのだ。
あの頭の悪い馬鹿も、自分のような人間に遊ばれるのを見てやるのも面白いと思っているのもあるのだ。
「(まぁ1年後にはあいつに渡すかも知れない座だけど、どうせあいつの性格からして5年内に私の元に舞い戻るわ。それまではあいつのご機嫌を色々ととっておかないとね)」
ポケモンバトルに関してはしたくないと思っている部分もあるが、それ以外の面でテンザンは幾らでも嵌める事ができるのだ。
それまでご機嫌とリをしておけば、あの馬鹿は余裕で楽なのだ。
ジョクアは同乗させていた二人を連れ、同窓会の会場に向けて歩みを進めて行った。
まぁリーリエに関しては忘れ物があったらしく、乗り遅れたらしいが、その程度はどうでもいい事だろう。
「それに、今の情勢を考えてスペシャルゲストも呼んでありますからね」
「あぁ。皆も久々に会えて楽しみだろうな。まぁあのクズとの縁も、ジョクアのおかげで切れたんだし、あの三人もいいだろう」
今回の同窓会に参加すると決めた時に、ゼロが襲って来るという事態も想定し、元ニビジムのジムリーダーで、現在はポケモンドクターであるタケシと、ハナダジムのジムリーダーであるカスミ、そしてリーリエの婚約者であり、サトシのライバルの一人であったシゲルの三人を呼んでおいたのだ。
とは言っても、念のためを考えて私よりも先に会場に向かわせたので、ある意味準備万端と言えるだろう。
三人とも、あのサトシの事も最早クズ扱いになっている上に、元サトシのポケモンも渡した上に、タケシに関しては私のポケモンの体調管理等もお願いしてある主治医的な存在なのだ。
カスミに関しては、自分にとって目ざわりと思っていた姉三人をこちら側に協力してくれている存在達に対しての娼婦として提供してもらい、ハナダジムの運営をジムバトル専門のジムにした存在なのだ。
カスミの三人の姉に関しては、カスミと違って肉体的にいいのだが、最近は色々と飽きたみたいな感じを最近周りから言われてきているので、女性陣のほうをどうしようかと思っているほどなのだ。
何度も出産や妊婦プレイ有り、ハードプレイ込みのAV出演までさせたので、肉体・精神的に壊れても仕方ないのかも知れない。
まぁしかし、それでもあの三人のおかげで儲けた部分もあるので、捨てるなら早いほうがいいだろう。
産まれた子供に関してはこちらでしっかりと育てているし、使えない身体なら、その命を使って色々と貢献してもらおう。
そのほうが私の利益になり、世界中の人々の為でもあるのだから。
シゲルに関してはオーキド博士と一緒に、私の為にポケモンの改造手術に精を出してくれていた。まぁ本来はシゲルは別に良かったのだが、リーリエに会いたいと言って来たので、おまけのような扱いで連れて来たのだが、私達よりも先にアローラに入港し、昨日一日サプライズも兼ねてリーリエと楽しい一日を過ごしたと聞いている。
ククイ博士の案内で会場に到着すると、皆が私の事を賞賛してくれた。
序にだが、現アローラチャンピオンであるグラジオと、ハウが戦うとも言っていたので、その時には私も参戦し、ポケモンマスターとしての戦う予定だが、何しろ元々洗脳している面々とのバトルなのだ。
何時ものように、相手のトレーナーとポケモンに【私を勝たせる】と言う暗示をかけてしまえば終わりだ。
馬鹿正直にマジメに戦うよりも、この手法のほうが一番簡単で、そして地位の安定が出来るのだ。
まぁ一部の反抗的なトレーナー達に関しては無理だったが、元々サトシのポケモンはステータス等が良かったのもあり、改造手術やタケシの治療等でサトシのポケモン時代よりも数段強くなっている。
例えゼロがこの場に来たとしても、数の暴力で倒せば言いだけの話である。そして、ゼロの周りにいた女達を使い、また色々と儲けさせてもらうだけである。
会場ではリーリエを除いた元クラスメイト達と島キングや島クイーン、現アローラチャンピオンであるグラジオに、島キングであるハラの孫であるハウ、エーテル財団のルザミーネ代表達に、元サトシの中まであったタケシとカスミと、ジョクアの手足になった者達が楽しんでいた。
まぁ今の世界の情勢が原因なので、酒等のアルコールが入った飲み物は一切無いものの、全員が楽しそうにやっていた。
ジョクアも、久々にリフレッシュできる状態だったので、周りと楽しそうにしながら会食を楽しんでいた。
【始めまして、アローラの諸君!そして、偽りのポケモンマスター、ジョクアよ!!我が名はゼロ!!】
仮面を付け、そして周りに7人の女性と思われる体系の存在を引き連れたテロリストのゼロが、私達の目の前に現れたのだ。