※この作品はR-18です。

ダークサイド・ポケモン物語(ストーリー) 闇に堕ちたとある転生者   作:ナハト・リコリス

48 / 58
今回はジョクアの一族の設定と、制裁内容になります。

まぁジョクアの制裁に関しては、聖闘士聖矢のネタを採用しました


第28話 悪女ジョクアの一族の悲願と、制裁

まぁ確かにジョクアが言う事も、そしてククイ博士達が言う事も最もな答えだろうが、彼等にはそれらは当てはまる事はない。

 

「まぁ確かにそうだろう。ならば、その理由を教えてやろう」

 

俺がそう言うと、伝説のポケモンの一体であるレシラムが声を上げて【真実】の力を使い、世界中にあったジョクアからの洗脳を解除したが、ククイ博士達からすれば、何故自分達が逮捕される事態になっているのか理解できない状態だった。

 

その瞬間、スタジアムの電光掲示板に映像が流れた。その映像には俺と、そしてジョクアが写っていた。

 

そう、あの俺への迫害事件の原因であるジョクアの自作自演の映像が流れ終わった後、ジョクアが迫害されている俺に対してなのか、笑みを浮かべているシーンまで放送されたのだ。

 

しかも音声付の映像が流れた事で、ジョクア以外の面々は唖然としていた。

 

「う、うそ・・・」

 

「あ、あれって・・・」

 

映像が終わった後、俺を迫害した元クラスメート達も唖然とし、ジョクアへと顔を向けた。

 

「違うわ。こんなのは合成映像と偽の音声よ!!本当に『嘘をつくな!!』なっ!?」

 

「貴様の嘘には呆れている。なら、これはどうだ?」

 

そう言うと、サブミナル効果で自分を庇うようにする為のコマ映像に、機材に細工をしているジョクアの姿、それだけではなく、過去にジョクアがアローラに来る前までのスクール時代に起きた事件等の資料が掲示され続けた。

 

 

それだけに飽き足らず、売春や薬物売買等の証拠や書類まで提示され続けたのだ。

 

「や、薬物って・・・」

 

「お、おい、ま、まさか・・・」

 

洗脳から解けてまともな思考に戻ったククイ博士も、このマナーロスタジアムの建設中に、何度もジョクアが声をかけてきた事を思い出したのだ。

 

「警部、ありましたよ。マナーロスタジアム内にある隠し扉や隠し部屋より、大量の違法薬物や武装火器等を押収しました。それだけでなく、エーテル財団の倉庫に、ククイ博士の研究所等にも、大量の覚醒剤等の危険薬物に、CCCやC4と言った危険物まで押収しました」

 

ククイ博士の最悪な想定を肯定するように、マナーロスタジアムを捜索していた別の警官から、スタジアム内にいた上司に対して、大量の違法薬物や危険物が発見された事を報告された。

 

それだけに飽き足らず、エーテル財団や自分の研究所にまで危険物や覚醒剤まで置かれている事実を知ってしまったのだ。

 

 

これだけの大量の物証が出ても、ジョクアは否定し続けたが、俺は呆れつつあった。近くにいたセレナ達や警官達も呆れるほどで、俺は最後の切り札を切った。

 

「・・・ジョクア、貴様らの腐ったとも言える一族の、長年の悲願もこれで終わりだ」

 

「・・・ジョクアの一族の悲願?」

 

俺がそう言うと、ジョクアは驚いたようにして俺の話の邪魔をしようとしたのだが、警官達に頭から地面に叩きつけられた。

 

流石にこの場にいるククイ博士達よりも先に洗脳状態から解放されている警官達なので、ジョクアがこれまでやって来た悪行とも有り、許す事は出来なかったのだ。

 

 

 

俺が話をしたのは、ジョクアの一族は、各地方がまだ王国や皇国と言った王政とも言える時代に、今のイッシュ地方の王家に使えていた一族だったのだ。

 

そしてある年に、イッシュの王には二人の男子が産まれたのが、後のイッシュ王国の歴史で一番大変といえる事態になったのだ。

 

 

先に産まれた兄は正妻の子供だったのだが、他人や他地方を見下し、更には『基本が出来ていない』等と言って、他人と、その他人が使うポケモンを馬鹿にしたり、時には強奪すると、自身の行為を反省するような事は一切せず、最低な行為ばかりをする存在で、人々からの信望などは一切無いと言ってもいいような存在だった。

 

 

逆に側室の子供であった弟は、他地方や他人を見下したりせず、逆に真摯に向き合い、間違っている所は直したり努力しと、人々からの信望は確固としてあった存在だったのだ。

 

だがしかし、それを快く思わない正妻は、ジョクアの先祖は結託し、時の王を自分達の思い道理に動く駒のように変貌させ、王の周りにいた忠臣達をさまざまな手で職や命を奪っていき、そして最低とも言える兄を次の王とし、王を殺し、更には弟を殺そうとしたのだ。

 

 

兄はそれを知っていたのだが、兄はそれを良しとし、それだけに飽き足らず、当時自身に妻がいたにも拘らず、弟の妻まで薬等を使って寝取り、そして弟に気付かれる前に色々と難癖をつけて国外へに追放したのだ。

そして弟を国外で殺そうとし、弟はその毒牙にかけられてしまったのだ。

 

 

そして、この暴君とも言える兄の天下は十年近く続いた。だがしかし、その暴君の天下も終わりを告げる時が来た。

 

 

と言うのも、その年のイッシュ地方は数年連続で飢饉に異常気象、更には他の地方の事をずっと馬鹿にしていたのもあり、このような危機的な状態であっても、他地方の援助をうち切られた状態だったのだ。

 

 

だがしかし、暴君であるイッシュ王は民の事なんて一切考えず、贅沢三昧でいたのだ。

その結果、他の地方で運良く生きていた弟がこの事を知り、兄であるイッシュ王を討つ為に他の地方の王にまで頼み、そして兄を討ち取ろうとしたのだが、兄は奸臣とも言える臣下と一緒に、討たれる前に逃げていたのだ。

 

 

そして、弟は新たなるイッシュの王になり、そして国を改革し、正妻や奸臣達を一掃し、民を救えるほどの状態にしたのだ。

 

そしてその後、元イッシュ王に捕まり、新たなる王となった弟の目の前で斬首に処されたのだ。

最後の最後まで、民の事を思わず、自分勝手に生きた暴君の最後であったのだ。

 

「その暴君とも言えるイッシュ王と共に逃げた奸臣の一族こそ、この場にいるジョクアの一族である【ハルモニア】の一族。そして彼等はまたいつの日か、自分達がこの世界の全てを支配しようとしたのだ」

 

 

俺の話が終ると、ジョクアに対しての信用は一切なくなり、俺の元ポケモン達ですら、唖然としている顔でジョクアを見ていた。

 

「ちが、違うわ。全部、全部、このゼロが『ピカ、チュウ~~~!!』ギャァ~~」

 

大火傷でボロボロになったピカチュウが、ピカチュウがジョクアに対して電撃を放ったが、誰もそれを無視した。

ピカチュウも、そして残りの元俺のポケモン達も、俺に謝るように頭を下げたが、最早俺には関係なかった。

 

「・・・それで君達は自分達はジョクアと無関係だといいたいのか?悪いが、君達は本来のパートナーを裏切り、その悪女に付いたのだ。私に頭を下げても、本来のパートナーはもうこの世にいない。マサラタウンのサトシの死は、この私自身が看取ったからだ。そして君達全員に対し、彼は『あいつ等は友達でも何でも無い』と言って死んだのだ」

 

俺がそう言うと、ピカチュウ達も、ククイ博士達全員が唖然とし、同時に自分達がした愚かな行為を反省した感じだった。

 

「・・・アルセウスよ、目障りなジョクアのポケモン達の処置を頼む。何もしないでいたのなら、何も思わなかったが、これ以上自分の保身に走るようなクズポケモンの顔も見たくもない」

 

『・・・あぁ、分かっている。我等もこやつ等の顔を二度と見たいとも思わないのでな』

 

アルセウスがそう言うと、ピカチュウ達も思い切り声を上げたのだが、ミュウツー等のエスパー系のポケモンに動けなくされ、開かれたウルトラホールに強制的に叩き込まれた。

 

 

ジョクアも俺に対して睨んでいたが、俺からすればそんなものは何の意味もないのだ。

 

「無駄だ。この映像も、そしてお前達とのバトルも、私の力で全ての地方に生放送された。無論、貴様等がこれまでして来た全ての罪状も込みでな」

 

ジョクアだけでなく、ククイ博士達も全員唖然としたのだが、ククイ博士達は事実を知ってジョクアのせいにしたのだが、そんな物は最早遅い事実であった。

 

警官達はククイ博士達を全員連行し、スタジアムには伝説や幻のポケモン達と、俺やセレナ達、そしてジョクアだけが残った。

 

 

ジョクアはエスパー系のポケモンに地面から動けなくされていたが、顔だけは上に上げて俺を憎悪に満ちた顔で睨みつけていたが、ここまで来ると呆れてものが言えないほどであった。

 

「お前に関しては国際警察との話し合いで私が裁きを下せるようになっている。お前のような悪女には、行くべき場所も、生かすべき場所も存在していないからな」

 

「ふざけるんじゃないわよ!!!私は世界が認めたポケモンマスターよ!!あんたみたいなテロリスト風情が、正義の味方ぶってんじゃないわよ!!!」

 

『・・・救いようが無いな。この娘への処罰は、あれでよいな』

 

余りの救いようの無いジョクアに、周りにいる伝説や幻のポケモン達すら呆れてしまうほどの性根に、元々アルセウスに頼んでいた最高位の処罰を実行する事にした。無論、俺もジョクアと元俺のポケモン達の最後を見届ける為に、アルセウスと一緒に同行する事にした。

 

 

俺・ジョクア・アルセウスの三人は、アルセウスの開いたウルトラホールを通り、無数の人々やポケモン達が、何かの穴に落ちていく不思議な空間にやって来た。

 

ジョクアは大きな声で叫び、俺を捕まえるように指示を出すが、誰もそれに耳を傾ける事は無かった。

 

流石のジョクアの行動にキレていたアルセウスは、落ちようとしている穴近くの場所に、ジョクアの身体を埋め込み、顔だけを出している状態だったのだが、ジョクアは人々やポケモン達に顔を踏まれたり、蹴られたされていったのだ。

 

 

俺はゼロの仮面を外すと、ジョクアは俺を睨みつけたのだが、顔だけしかない状態で、人々やポケモン達に顔を踏まれたり、蹴られたりしながら睨んでいた。

 

『ここは黄泉比良坂(よもつひらさか)。生者と死者の境の場所だ。貴様は永遠に死ぬ事もなく、ここで亡者達に踏まれ続けるが良い』

 

「ジョクア、お前は不死の存在として、そこで永遠にいるんだ。発狂する事も許されず、永遠に死者に虐げられろ」

 

そう言って俺達はジョクアを無視して、ジョクアのポケモンに成り下がった元俺のポケモン達のいる場所に移動するのだった。

 

 

だがしかし、それでもジョクアは反省する事無く、俺達に怨みの声を出していたが、誰も彼女を助けようとはしなかった。

 

 

 

何も無い不毛の大地だけが存在している世界で、俺とアルセウスがやって来て、そこにはさっきまで戦っていた元俺のポケモン達がいたが、俺の顔を見て驚き、大火傷が癒えていないピカチュウが、俺に擦り寄ろうとして来たのだが、俺はピカチュウを思い切り蹴飛ばした。

 

流石の俺の態度に、元俺のポケモン達は驚きを隠せない顔でいて、特にピカチュウが驚いていた。

 

「何驚いてやがる、クソネズミ。お前等が、その中でもお前が、一番の相棒とずっと思っていたお前が、あの時に俺を裏切らなかったら、こんな風にはならなかったんだ!!?」

 

俺の言葉に、ピカチュウも、そして残りの元俺のポケモン達は何も言えない状態になっていた。

 

俺はもっと色々とこいつ等に言いたかったが、これ以上こいつ等に対して恨み言を言う気持ちも無くなっていた。

何しろ、こいつ等は俺のポケモンではなく、ジョクアのポケモンなんだと、そう割り切る事にしたのだ。

 

 

だがそれでも、俺はこいつ等と過ごした時間を否定したくないと思っていた部分もあったのだ。

 

「・・・お前達への罰として、この世界をお前達だけで開墾しろ。それまで、水も食料も無くても生きていける不老不死にしてある。それが終れば、お前達は全員輪廻転生して、また俺のポケモンとして歩めるかも知れない」

 

俺はそう言って、ここにいる面々の火傷の痕を消し去った。

俺の言った事に、元俺のポケモン達も喜んでいたが、どうせそんなものはずっと続くはずは無いと思った。

 

 

俺は元俺のポケモン達と別れを告げ、セレナ達の元に帰ったのだ。

 

とは言っても、ジョクアと俺の元ポケモン達への制裁は終わったが、ククイ博士達が反省するのかどうか知りたいし、おまけにここまでの大きな捕り物になったのもあり、数日はアローラでいてほしいと国際警察からの連絡もあったので、俺達は数日間はアローラでいる事にするのだった。

 

  1. 目次
  2. 小説情報
  3. 縦書き
  4. しおりを挟む
  5. お気に入り登録
  6. 評価
  7. 感想
  8. ここすき
  9. 誤字
  10. 閲覧設定
▲ページの一番上に飛ぶ  X(Twitter)で読了報告
感想を書く ※感想一覧 ※ログインせずに感想を書き込みたい場合はこちら
内容
0文字 10~5000文字
感想を書き込む前に 感想を投稿する際のガイドライン に違反していないか確認して下さい。
※展開予想はネタ潰しになるだけですので、感想欄ではご遠慮ください。